
本記事では、Androidエンジニアの仕事内容や将来性とともに、Androidエンジニアの数が少ないと言われる理由や、内定獲得のための効果的な就活対策についてご紹介します。
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1.Androidエンジニアとは?
Androidエンジニアは、スマホアプリ開発の中でもAndroid向けのアプリ開発に特化したエンジニアです。スマホアプリ開発の分野では、iOS向けとAndroid向けの2種類が存在しますが、Androidアプリ開発のための専門スキルを磨いたエンジニアのことをAndroidエンジニアと呼びます。
スマホアプリ開発の需要はIT業界全体でも増えており、Android向けのアプリも例外ではありません。そのためAndroidエンジニアの需要は年々高まっており、高収入・好待遇の求人も増加傾向にあります。
Androidエンジニアの仕事内容
Androidエンジニアが担当する仕事内容には、Android向けアプリの設計・開発・運用などが含まれます。「Android」はスマホやタブレットなどに搭載されているOS(オペレーションシステム)の一種で、Google社によって提供されていますが、スマホ・タブレットなどのハードウェアは世界中のメーカーから販売されています。
こうしたAndroid搭載のスマホで動くアプリを手掛けるのがAndroidエンジニアであり、JavaやKotlinと呼ばれる言語を用いて開発に取り組みます。新たなアプリの開発だけではなく、既存のアプリを修正・アップデートするのもAndroidエンジニアの仕事の一種です。
Androidエンジニアの平均年収
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によれば、「ソフトウェア開発(スマホアプリ)」という職種の平均年収は、557.6万円となっています。これはiOSエンジニアを含むスマホアプリエンジニア全体の平均年収ですが、業界でも高水準の年収を得ていることがわかります。
フリーランスのAndroidエンジニアの中には、一人で高単価の案件をいくつも手掛けることにより、月収100万円以上の収入を得ている方も存在します。年収1,000万円以上の収入を手にするのも難しくないため、収入面を重視して就職先を選びたい方にも適しています。
Androidエンジニアの将来性
Androidエンジニアの将来性は今後も明るく、高い需要が見込まれる分野です。というのも、Android向けのアプリ開発は法人利用のニーズが高く、個人向けのアプリ開発の人気が下火になったとしても、法人向けの大規模プロジェクトに携わる機会が豊富だからです。スマホアプリ開発を依頼したいと考える企業が多く、iOS・Androidを問わずスマホアプリ開発の現場で活躍できる人材は積極的に募集されているのが現状です。
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2.Androidエンジニアは数が少ないと言われる理由
AndroidエンジニアはiOSエンジニアと比べて、数が少ないと言われることがあります。国内ではiOSとAndroidのシェアはほぼ拮抗しており、Androidの方が圧倒的に少ないというわけではないにも関わらず、Androidエンジニアは数が少ないと指摘されることが多いです。その理由として考えられるのは、下記の3つです。
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・iOSエンジニアと比べて言語の習得難易度が高い
・Androidエンジニア向けの情報が少ない
・国内のAndroidユーザーが少ない
それぞれ詳しく解説しましょう。
iOSエンジニアと比べて言語の習得難易度が高い
Androidエンジニアの数が少ないと言われる背景として、iOSエンジニアと比較して言語を習得する難易度が高いことが挙げられます。一昔前まで使用されてきたJavaは、プログラミング初心者にとっては習得が難しい言語の一つであり、近年主流となっているKotlinは充実した学習サイトや教材がまだまだ揃っていない状況にあります。
こうした背景から、初心者からAndroidエンジニアになるハードルが高く、Androidエンジニアが増えていないという考え方です。しかしKotlinはプログラミング初心者であっても習得しやすい言語であり、Javaは実績豊富で汎用性の高い言語として、非常に充実した学習環境が揃っています。そのため言語を学ぶハードルだけで、Androidエンジニアの数が減っているとは考えにくいです。
Androidエンジニア向けの情報が少ない
Androidエンジニア向けの情報が少ないことも、Androidエンジニアが減っている要因に挙げられることがあります。iOSと比べてAndroidでは、公式の日本語ドキュメントやコミュニティが確立されておらず、学び始めるハードルが高いと感じることが多いからという理由です。しかしAndroidエンジニアとして活躍するための必要なスキルであれば問題なく入手できるため、Androidエンジニア向けの説明が少ないせいでAndroidエンジニアが減っているとは、やはり考えにくいです。
国内のAndroidユーザーが少ない
日本国内ではAndroidユーザーが少ないことが、Androidエンジニアの数が減っている一因として指摘されることもあります。しかし日本国内ではiOSとAndroidとのOSシェアはどちらも同等で、iOSだけが大きな人気を博しているわけではありません。しかしスマホアプリをよく使う若い世代の間では、Android よりもiOSが用いられる機会が多いため、Androidアプリの需要がやや少ないと感じることがあるのでしょう。
いずれの理由もAndroidエンジニアの数が減っていることを証明するものではありませんが、Androidエンジニアの数が本当に減っているのであれば、相対的に一人ひとりのAndroidエンジニアの需要が高まることを意味するので、今から内定を目指して就職を果たすことで高い将来性が期待できます。こうした考え方のもとで、就職先として人気が高いiOSエンジニアではなく、あえてAndroidエンジニアを目指すのもおすすめです。
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3.Androidエンジニアになるための必要スキル
ここからはAndroidエンジニアになるために必要とされるスキルについて、下記の3つを順番にご紹介します。
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・Androidアプリの基礎知識
・Java・Kotlinを扱うプログラミングスキル
・ライブラリ・フレームワークの知識
一つひとつ解説しますので、就活を見据えたスキルアップの参考にしてみてください。
Androidアプリの基礎知識
未経験からAndroidエンジニアを目指すのであれば、まずはAndroidアプリが動作する仕組みやプラットフォームなど、Androidアプリに関する基礎知識を学んでおくのがおすすめです。特にこれまでAndroidスマホを使ったことがない方の場合、Androidの基礎知識に欠けていることも多く、スマホアプリの基本から学んでおくことが就活対策に役立つことがあります。
スマホ上でアプリが動作するメカニズムや、多数のユーザーに対してアプリを配信する仕組みなどを理解しておくと、今後AndroidエンジニアやiOSエンジニアとして活躍する上でも役立ちます。動画サイトや学習サイトなら、わかりやすい説明で学べる初心者向けのコンテンツも充実しているので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。
Java・Kotlinを扱うプログラミングスキル
Androidエンジニアとして就職するために、Java・Kotlinを扱うプログラミングスキルを身に付けておくことも重要です。近年ではAndroidアプリの開発現場では、Kotlinが使われることが多いため、まずはKotlinを習得するところからスタートすると良いでしょう。プログラミング学習に興味があり、就活までに時間の余裕がある場合には、Androidアプリ開発以外にも活用される汎用性の高い言語、Javaの学習を進めるのもおすすめです。
プログラミング初心者からAndroidアプリ開発を学ぶのであれば、実際に手を動かしてソースコードを書きながら学習するのがおすすめです。インプット学習だけではなく、アウトプット学習にも取り組むことで、アプリ開発の現場で活かせる実践的なスキルを身に付けられるでしょう。
ライブラリ・フレームワークの知識
ライブラリ・フレームワークとは、Androidアプリ開発において、ソースコードを省略して業務効率化を図れるテンプレートのような存在です。ライブラリ・フレームワークを活用することにより、Androidエンジニアとしてプログラミング作業に取り組む時間や労力を減らし、上流工程のより重要度の高い業務に携わることができるメリットがあります。
アプリ開発の現場で用いるライブラリ・フレームワークは、各プログラミング言語ごとに用意されているため、Androidエンジニアを目指すならJava、Kotlinで使用されるライブラリ・フレームワークに触れておくと良いでしょう。
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4.Androidエンジニアに向いている人の特徴
Androidエンジニアは向き不向きが激しい職種であり、適性がないにもかかわらず入社してしまうと、働き始めた後にミスマッチを起こしてしまう可能性があります。ここからはAndroidエンジニアの資質がある人の特徴についてご紹介します。
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・希少価値の高いスキルを身に付けたい人
・Androidユーザーの人
・IT業界・IT技術に興味がある人
それぞれ順番にご説明します。
希少価値の高いスキルを身に付けたい人
Androidエンジニアに向いている人の特徴として、希少価値の高いスキルを身に付けたい人が挙げられます。Androidエンジニアは数が少ないと言われることもあり、相対的に一人ひとりのAndroidエンジニアの評価が高まりやすい状況にあります。加えて、iOSエンジニアとしても開発に取り組めるスキルや、ウェブアプリの開発に取り組むプログラミングスキルなどを習得しておくと、選考を有利に進めやすくなるでしょう。
Androidユーザーの人
普段からAndroidを使うユーザであることも、Androidエンジニアとしての支出は十分です。これまでAndroidに触れてきた経験が長い方は、その知識を活かしてAndroidエンジニアの仕事に取り組むことで、即戦力として評価される可能性も高まります。普段から使い慣れている端末を使ってプログラミング学習や開発業務に取り組むので、スムーズに作業を進められるのもメリットです。
IT業界・IT技術に興味がある人
Androidエンジニアを含めたスマホアプリ開発に携わる場合には、IT業界やIT技術に興味がある人が向いています。スマホアプリ開発の現場では、年々新しい技術が登場しているため、最新のトレンドを情報収集してキャッチアップできる人でないと、最前線で活躍するのが難しくなっているからです。IT業界やIT技術に対する好奇心があり、誰かに言われる前に自主的にITニュースなどをチェックできる人なら、Androidエンジニアとして活躍できる資質は十分です。
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5.新卒・未経験からAndroidエンジニアになるための就活対策
最後に、新卒・未経験からAndroidエンジニアになるために、実践したい就活対策についてもご紹介しましょう。
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・アプリ開発に必要な知識・スキルを習得する
・簡単なAndroidアプリを開発・配信してみる
・IT業界に特化した就活サイトを使う
これらのポイントを実践することでAndroidエンジニアとしての内定獲得につながるので、ぜひ試してみてください。
アプリ開発に必要な知識・スキルを習得する
新卒・未経験からAndroidエンジニアを目指すなら、まずはアプリ開発に必要な知識やスキルを習得するところからスタートしましょう。プログラミング初心者であればKotlinを扱うスキルから学び始めて、スマホアプリ開発で扱う技術について基礎的な理解を深めておくと良いでしょう。就活の時点ではプロのAndroidエンジニアと同じレベルのスキルが求められることはありませんが、即戦力として活躍できるほどのスキルをアピールすることで、企業からの内定を獲得しやすくなるメリットがあります。
簡単なAndroidアプリを開発・配信してみる
新卒・未経験からAndroidエンジニアを目指すにあたって、まずは簡単なAndroidアプリを開発して、自分自身でプラットフォームで配信してみるのもおすすめです。Androidアプリの企画・開発から、ユーザーの手に届けるまでの一連の流れを経験している方は、その後のアプリ開発業務にも活かせる実践的なスキルを習得できるからです。オリジナルのAndroidアプリを配信する際には、開発作業で大変だったことや、工夫したポイントなどを面接で深掘りされる可能性があるので、こうした質問への対策も準備しておきましょう。
IT業界に特化した就活サイトを使う
Androidエンジニアとしての内定を獲得するために、IT業界に特化した就活サイトを使うのも有効です。Androidエンジニアはアプリケーションエンジニアの一種であり、ややニッチな分野の職種ということもあって、総合型の就活サイトではAndroidエンジニアに絞った求人検索に対応していないことがあります。
しかしIT業界に強い就活サイトに登録すれば、Androidエンジニアなどの細かな職種の指定ができるほか、IT業界に特化したアドバイザーからのES添削や面接対策を受けられるメリットもあります。IT業界特化型の就活サイトをまだ利用したことがない方は、ぜひ活用してみてください。
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6.まとめ
Androidエンジニアはスマホアプリ開発の現場において、Android向けのアプリ開発に特化して携わる職種のことを指します。AndroidエンジニアはiOSエンジニアと比べると数が少ないと言われることがありますが、実際にどのくらい少ないのかははっきりしていません。もし本当にAndroidエンジニアになろうとする人の数が減っているなら、今がAndroidエンジニアを目指す大きなチャンスとも言えます。
これからAndroidエンジニアになるために習得しておきたいスキルとして、Androidアプリの基礎知識やプログラミングスキル、ライブラリとフレームワークを扱う知識などが挙げられます。これらの必要スキルを習得した上で、本記事で解説してきたAndroidエンジニアに向いている人の特徴や就活対策も参考にしながら、理想のキャリアを歩み出してみてください。
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