
おすすめ記事:システムエンジニアには文系出身でもなれる!強みや未経験で身に着けておくべきスキルを解説
1.文系SEにおすすめなIT企業の3つの条件
文系SE(システムエンジニア)が就職先に選びたいおすすめのIT企業の条件として、少なくとも下記の3つ項目が挙げられます。
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・未経験者向けの研修制度がある
・文系SEの先輩が活躍している
・下請けSIerやSES企業ではない
それぞれ詳しく解説しますので、企業選びの軸として参考にしてみてください。
未経験者向けの研修制度がある
文系からSEとしてIT企業に就職するのであれば、プログラミング未経験者向けの手厚い研修制度があることが必須条件となるでしょう。SEはIT系の専門職として、高度なスキルや知識を駆使しながら働く職種です。就活対策としてプログラミング学習に取り組む方は多いですが、どうしても実務レベルのスキルを身に付けるのは難しいのが現状です。そのため新入社員として迎えた後、企業側で充実した研修を用意してくれる会社が、文系からSEを目指すのに最適な環境となります。
具体的には、3ヶ月以上の研修期間が用意されている企業や、先輩SEがマンツーマンで指導してくれる企業、大手プログラミングスクールと提携して新人研修を実施している企業などがおすすめの選択肢です。また、具体的な研修制度が採用ホームページなどに記載されているだけではなく、実態として丁寧な研修が行われている事実についてSNSや口コミサイトなどで裏付けを取るのも大切です。
文系SEの先輩が活躍している
文系からSEとして就職するのであれば、すでに文系出身のSEの先輩が活躍しているIT企業を選ぶのがおすすめです。会社説明会では文系出身の先輩が登壇し、先輩社員インタビューでも文系から入社した先輩の話を公開しているなど、文系出身のSEがすでに活躍している実績がある企業であれば、安心してキャリアを歩めるでしょう。
文系出身のSEが活躍しているということは、それだけプログラミング未経験からエンジニアを育てる教育環境が充実していることを意味します。文献出身からIT業界に飛び込む大変さをよく理解している先輩が揃っているおかげで、大きなプレッシャーを感じることなく働きやすいのも魅力です。
下請けSIerやSES企業ではない
文系のSE志望者におすすめなのが、下請けSIerやSES企業ではない企業、つまり元請け・一次請けの案件が多いIT企業です。IT業界では今でも多重下請け構造が残っており、多くの仲介会社を挟んだ下請けの企業では、膨大な作業量を割安な報酬で受けざるを得ないケースも少なくありません。自社でクライアント企業を開拓する営業力に乏しく、大手IT企業からの下請け案件ばかりの職場環境では、SEとしてのキャリアアップも難しくなります。
元請け・一次請けのIT企業を見分けるためには、その企業の主な取引先として、同じIT業界の企業名が並んでいるか、それともメーカー業界や金融業界などの他業界の企業が記載されているかがチェックポイントとなります。IT業界以外の企業と多く取引を重ねているということは、それだけシステム開発の元請けプロジェクトに携わっていることを意味するので、文系出身のSEでもキャリアアップを叶えやすくなるでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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2.文系SEにおすすめなIT企業ランキングTOP7
次に、文系からSEを目指す方におすすめなIT企業を7社、順番にご紹介します。
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・株式会社NTTデータ
・SCSK株式会社
・Sky株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社ディー・エヌ・エー
・TIS株式会社
・伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
上記の企業について、事業内容やSEの新卒採用情報とともに解説しますので、企業研究の参考にしてみてください。
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、業界トップクラスの売上高を記録する大手SIerであり、世界50ヵ国、に約19万5,000名の従業員を抱える事業規模を誇ります。新卒採用はグループ共同で実施しており、SEのほかにも「コンサル」」「営業」「R&D」といった職種を募集しています。「人財教育」においては、自ら学ぼうとする意欲を原点としたOJT・OFFJTを組み合わせる制度を導入しているため、スキルアップやキャリアアップに積極的に取り組む姿勢が高く評価されるでしょう。
SCSK株式会社
SCSK株式会社は、住友商事グループ傘下の大手SIerで、システム導入のコンサルティングから導入後の保守までを一貫して手掛けるトータルソリューションを提供しています。「よくばれジブン。」をテーマとした新卒採用では、ワークライフバランスを重視する人材を積極的に迎え入れるメッセージを発信しているのが特徴です。技術系職種・営業系職種などのコースを指定して応募、もしくは入社後に配属を決めるオープンコースの2コースで応募が可能なので、SE志望の方は技術系職種を指定して選考に進むと良いでしょう。
Sky株式会社
Sky株式会社は、『青空のごとく大きな考えでシステムを創る』という企業理念のもとで、受託開発・SES・自社開発のいずれの分野でも事業を展開しているIT企業です。証券取引所には非上場でありながら、2024年3月期の売上高は1049.3億円を誇る事業基盤を持ちます。新卒採用では『好働力』をテーマとしており、開発職や評価/検証をはじめとする複数のポジションで人材募集を行っています。SNSを通じた採用活動に積極的な企業なので、企業研究の一環として各SNSの発信をチェックするのもおすすめです。
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株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告事業やソーシャルゲーム事業など、幅広い分野で事業展開しているIT企業です。固定観念を持たず柔軟に吸収できる未経験者を積極的に採用する組織文化があり、特にエンジニア向けには『ENERGY』と呼ばれる技術者向け支援制度が完備されているのが特徴です。新卒採用ではエンジニアコース・クリエイターコース・ビジネスコースのコース別採用となっており、特にエンジニアコースではメディア事業・ゲーム事業・AI関連事業といったさまざまな事業を経験できるのが魅力となっています。
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社ディー・エヌ・エーは、「エンターテインメント領域」「社会課題領域」の2つを事業の柱としているIT企業です。1999年の創業以来、「永久ベンチャー」の気概を持ってインターネットサービスを中心とした事業展開を実施してきた企業でもあります。新卒採用では『「面白がり」、求む。』というテーマのもとで、ベンチャーマインドを持った人材を求めていることがうかがえます。エンジニア職を目指す方向けには、1日で内定獲得が可能な1day選考というユニークな取り組みも行っているので、こまめに採用ページをチェックしておくと良いでしょう。
TIS株式会社
TIS株式会社は、国内のクレジットカード決済システムで約50%のシェアを誇るSIerです。決済領域に強みを持つITコンサルティング・システム開発を手掛けており、『Be a Mover』をテーマとした採用活動を実施しています。新卒採用での募集職種は「システムエンジニア」「営業」の2種類であり、文理を問わず応募できることが明記されています。ゆくゆくはコンサル・プロジェクトマネージャー・ITアーキテクトなど、高収入を目指せるキャリアパスが用意されています。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、国内外の300社以上のパートナーシップを活かし、総合的なITソリューションを提供する業界随一のSIerです。ITの力で便利・安心を広げることをテーマに、社会やクライアント企業のニーズに合わせた最適な提案を行えることを強みとしています。新卒採用では、「システムエンジニア」のほかに「科学工学系エンジニア」の募集も行っており、入社後は3年間にわたり先輩社員からの指導を受けられる「OJTトレーナー制度」が用意されています。
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3.文系SE向けのおすすめIT企業の内定を取るコツ
ここからは前述してきた文系SE向けのおすすめIT企業から内定を獲得するために実践したい5つのコツについてご紹介します。
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・SEに役立つIT資格で志望意欲を伝える
・SEの仕事内容への解像度を高めておく
・IT業界の種類・役割について業界研究に取り組む
・インターンを通じてSEの実務経験を積む
・IT業界に強い就活サイトを活用する
一つひとつ詳しく解説しますので、SE就活の参考として役立ててみてください。
SEに役立つIT資格で志望意欲を伝える
文系から大手IT企業やホワイトな優良企業のSEを目指す際には、SEの選考で評価されやすいIT資格を取得するのがおすすめです。ただしSEの新卒採用では、スキル・資格よりも人物面を重視するポテンシャル採用を行う企業が多いため、IT資格だけでライバルと差別化するのは困難です。そのためIT資格の取得は、IT業界やSEという職種への高い志望意欲を伝えるために活用するのがおすすめです。
難易度に関わらずIT資格を取得するためには、試験に合格するまでの明確なスケジュールを立て、学業と並行しながら多くの勉強時間を確保する必要があります。こうした資格対策に取り組む経験は、社会人としてSEの業務に取り組む姿勢にも通じるものです。資格試験に全力で取り組み、合格した成功体験がある方は、入社後も活躍できる高いポテンシャルを持った人材と評価されやすくなるでしょう。
SEの仕事内容への解像度を高めておく
文系からSE就職を目指す時には、SEという職種の仕事内容についての解像度を高めておくのも有効です。SEがシステム開発のプロジェクトにおいてどのような役割を果たすのか、具体的な仕事内容と必要とされるスキルは何なのかを理解しておくことで、選考を通じて深く職種研究ができている学生という印象を企業に与えることができます。
十分に職種研究できている学生は、入社後に初めてSEの仕事を経験した際にも「思っていたのと違う…」とミスマッチを起こす可能性が低く、早期退職を起こしにくいと判断されます。企業側からすると、せっかく新卒採用で確保した人材がすぐに辞められてしまうことは大きな損失です。だからこそ、SEという仕事に対して高い解像度で理解できている学生を優先的に採用するモチベーションが働くのです。
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IT業界の種類・役割について業界研究に取り組む
文系からSEとしてIT企業への入社を果たすために、IT業界の種類や役割についての研究も不可欠です。IT業界の中にも、Web業界や通信業界、ソフトウェア業界・ハードウェア業界などさまざまな種類が存在し、それぞれの業界に属する企業の中でも事業内容は異なります。たとえばSIerとSES企業、自社開発企業の違いを十分に理解しておくことで、IT業界全体の大きな流れを理解した上で就活に臨む学生という印象を与えられます。
また、SE就職を目指す就活生の立場としても、自分が志望する企業がIT業界においてどのような立ち位置なのかを理解しておくことは、自分にとっての理想の企業や働き方を手に入れるために役立ちます。SEとして本当に入社したい企業選びの軸を定めることにもつながるので、ぜひ実践してみてください。
インターンを通じてSEの実務経験を積む
文系からのSE就職では、インターンを通じてSEの実務経験を積むのもおすすめです。長期インターンで実際に社員が携わっている業務を経験できるプログラムに参加することで、SEという職種がどのような仕事内容・役割を担っているのかを肌で感じておくのがポイントです。就業体験だけで終わってしまう短期インターンと比べ、実務に触れられる長期インターンであれば、自分に足りないスキルを自覚してスキルアップに励み、SEという仕事への解像度を上げることにも役立つからです。
現役で働くSEの先輩から話を聞くことで、おすすめの就活対策についてのアドバイスをもらえるのもメリットです。中には採用直結型で選考フローの一部が免除されるプログラムも存在するので、志望企業のインターン情報はこまめにチェックしておきましょう。
IT業界に強い就活サイトを活用する
文系からIT企業のSEとして入社するために、IT業界に強い就活サイトを活用するのも有効です。さまざまな業界・職種の求人を掲載している総合型の就活サイトと比較して、IT業界に特化した就活サイトならエンジニア就活に詳しいアドバイザーからの就活支援を受けられるメリットがあります。IT業界ならではの就活ノウハウ・コラムも充実し、着実に内定を獲得するために役立つでしょう。
ES添削や個別の面接対策をサポートするサービスも利用できるほか、IT業界の業種・職種が詳しく分類されていて理想の就職先選びにもつながるので、これまで総合型の就活サイトしか使ってこなかった方は、ぜひIT業界に特化した就活サイトにも登録してみてください。
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4.まとめ
本記事では文系からSEを目指す方におすすめなIT企業を7社ご紹介してきました。文系から専門職であるSEを目指すのであれば、未経験者向けの充実した研修制度が用意されていることや、文系出身のSEの先輩が活躍していることを条件に、企業選びを進めると良いでしょう。下請けのSIerやSES企業ではなく、元請け・一次請けのプロジェクトに携わる企業も積極的に受けてみることをおすすめします。
文系から大手IT企業のSEになるためには、SEの業務に役立つIT資格を取得して志望意欲をアピールしたり、SEの仕事内容への解像度を高めておくのもポイントです。志望企業が長期インターンを実施している場合には、積極的に参加して企業研究に役立てると良いでしょう。
また、総合型の就活サイトだけではなく、IT業界に特化した就活サイトを活用することも文系からのSE就職に役立つので、ぜひ実践してみてください。
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