SEのやりがい10選!就職するなら知っておきたい苦労・大変さも解説

SEのやりがい10選!就職するなら知っておきたい苦労・大変さも解説
SE(システムエンジニア)はシステム開発に携わるIT業界の代表的な職種で、クライアント企業へのヒアリングからプログラミング作業、プロジェクトマネジメントなどさまざまな業務を担当する仕事でもあります。SEとしての仕事の中で多くの人と関わり、エンジニアとしてものづくりに参加したりすることから、多くのやりがいが得られる職種として高い人気を誇るのも特徴です。 プログラミング言語をはじめとする幅広い知識を必要とされ、残業や休日出勤が発生することも珍しくないSEですが、大きなやりがいがあるからこそSEの仕事を続けられているという方も多くいます。 そこで本記事では、SEとして働くやりがいを10個の観点からご紹介します。SEの苦労や大変さ、SEに向いている人の特徴とともに解説しているので、SEへの就職を考えている方はぜひ参考にしてください。 関連記事:エンジニアの就活はこれでバッチリ!スケジュールや準備事項をマルっと解説

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1.SEとして働くやりがい・魅力10選!

ITシステムやITインフラ、スマホアプリや業務アプリなどの幅広い業務に携わるSEは、IT業界の中でもやりがい豊富な職種として知られています。SEへの就職人気も高まっている背景として、次のようなやりがい・魅力が挙げられます。
 

  • ・ものづくりの楽しさが得られる

    ・高年収・好待遇を狙いやすい

    ・需要が高く将来性が明るい

    ・チームで協力してゴールに取り組める

    ・ユーザー・クライアントから感謝される機会が豊富

    ・IT業界の最先端の技術に触れられる

    ・経験を積むごとに成長を実感しやすい

    ・人々の生活を支えるITインフラに関われる

    ・実力主義・成果主義で評価される

    ・プロジェクトを完遂した時の達成感


これら10個のSEのやりがいについて、一つひとつ詳しくご紹介しましょう。

関連記事:SEとは?システムエンジニアの仕事内容・年収と就活のコツを解説

ものづくりの楽しさが得られる

SEとして働く上での最も大きなやりがいは、ものづくりの楽しさが得られる点にあります。SEの主な業務には、ITシステムの設計・開発が含まれており、ゼロから新たなサービスを生み出すことに大きな魅力を感じる方が多いです。大企業や官公庁が関わる大規模なプロジェクトほど、社会に与える影響が大きく、やりがいも大きなものとなります。

また、SEとして開発に携わるITシステムは、一つとして世の中に同じものは存在しません。各プロジェクトごとにITシステムの規模も内容も変わり、毎回新鮮な気持ちで開発に取り組めるので、SEの仕事に飽きたり退屈したりするエンジニアも少ないのです。

高年収・好待遇を狙いやすい

SEはほかの職種と比べて、高年収・好待遇を狙いやすいこともやりがいの一つとなっています。厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」では、「システムエンジニア(業務用システム)」の平均年収は557.6万円と報告されています。こちらは「令和5年賃金構造基本統計調査」のデータをもとにした金額であり、近年ではさらに平均年収が上昇していることも考えられます。

一方で、会社員全体の平均年収を見ると、国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」のデータで、458万円が平均給与とされています。単純に比較すると、全職種の平均を約100万円上回る計算であり、SEがいかに高年収を得ているかがわかります。

近年ではIT業界の人手不足やシステム開発ニーズの増加によって、さらにSEの需要が増加しています。専門性が高く高度なスキルを持ったSEであれば、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。

需要が高く将来性が明るい

SEが働くIT業界は、システム開発やアプリ開発、ITインフラ構築の需要が年々増加しており、SEの人手が不足する状況が続いています。そのため相対的に一人ひとりのSEの需要が高まり、将来性が明るい職種となっているのです。SEの仕事はAIに代替させることが難しく、今後も高い将来性が続くと見込まれています。

専門職であるSEは、未経験の人材を採用して教育しようと考えても、長い年月とコストがかかります。そのため現在の人手不足がすぐに解消されることは考えにくく、今後も優秀なSEの獲得競争が起こると考えられます。売り手市場が続くSEは、将来性を重視して職種を選びたい方にも最適なのです。

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チームで協力してゴールに取り組める

SEならではのやりがいとして、プロジェクト完遂というゴールに向けて、開発チーム全体で協力しながら業務に取り組めることが挙げられます。SEといえば個人プレーの職種というイメージがあるかもしれませんが、実際のシステム開発の現場では分業制で業務を進めているため、開発チームの連携がプロジェクトの開発効率を左右します。

チームで働くことの楽しさや魅力を実感しやすく、チームプレーが得意な方にとっては伸び伸びと活躍できる職種となっています。プロジェクトの数をこなすごとにSEとしての協調性が磨かれ、チームワークを重視しながら働くスキルが身につくのもメリットです。

ユーザー・クライアントから感謝される機会が豊富

SEはシステム開発プロジェクトの担当者としてクライアント企業とのやり取りを担当することが多く、取引先から直接感謝される機会が豊富な点もやりがいにつながっています。ユーザーとの距離が近い自社開発企業では、自社のITサービスを使うユーザーの声を直接受け取り、サービスの改善に活かせるのも魅力です。

クライアント企業と接することなくプログラミング作業を担当するプログラマーとは異なり、クライアント企業から直接感謝の言葉を受け取れるSEは、高いモチベーションを維持しながら開発業務に取り組める方も多いです。自分が手掛けるITサービスのユーザーやクライアント企業の顔が見える環境で働きたい方は、SEへの就職を目指してみてください。

IT業界の最先端の技術に触れられる

変化の激しいIT業界において、SEは最先端の技術に触れながら開発業務に取り組めるやりがいがあります。たとえば近年では、AIやIoT、自動運転技術、クラウドなどの領域に注目が集まっています。これらの領域について知識やスキルを身につけ、AIエンジニアやクラウドエンジニアとしてのキャリアを歩めることは、SEの大きな魅力です。

業界の最先端の技術に触れられること自体が楽しみになることに加えて、先端技術を扱えるSEは高年収で迎えられるため、待遇の良さがやりがいにつながる方も多いです。IT業界の最新トレンドを追いかけながら活躍したい方は、先端技術を扱っている企業のSEに応募してみましょう。

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験を積むごとに成長を実感しやすい

SEは身につけたスキルがそのまま評価にもつながる専門職であり、開発経験を積むほど成長を実感しやすい傾向にあります。最初はプログラミング言語の英単語を訳すのにも苦労していたところから、プログラミング言語を駆使してITサービスを作れるようになり、大きな成長を実感する方が多いです。

システム開発経験を積むごとにSEとしての視野・キャリアが広がり、年収が上がったり、社内での評価が高まったりすることで、どれだけSEとして成長できたのかが肌で感じられる職種です。社会人としての成長を実感し、モチベーションに変えながら働きたい方にとっては、天職になり得る職種となっています。

人々の生活を支えるITインフラに関われる

現代においては、スマホやインターネットだけではなく、スマホアプリやWebアプリなどは、人々の生活に欠かせないITインフラとなりつつあります。派手で目立つ職業ではないものの、社会の暮らしを縁の下の力持ちとして支えることに大きなやりがいを実感する方も多いです。

特にITインフラの設計・構築に携わるSEは、企業一社ごとのIT基盤を作るやりがいが得られるので、社会的意義の高い仕事に就きたい方におすすめです。金融システムや医療システム、自治体や官公庁が関わるプロジェクトに参加できる企業に入社すると、より大きなやりがいを実感できるでしょう。

実力主義・成果主義で評価される

SEとしての評価は、実力主義・成果主義によって行われるため、高いスキルを身につけて開発経験を積むことにより、若手であっても高年収を狙える魅力があります。独学でプログラミングスキルを磨いたり個人開発に取り組んだりして、社内でも一目置かれる存在になれば、自然と人事評価にも反映されます。転職市場においても好条件のオファーを受け取れる可能性が高まり、年齢を問わず年収アップを叶えられる職種なのです。

逆に言えば、どれだけ年齢を重ねたとしても、若手エンジニアと同じような仕事をしていては、SEとしての評価は上がりにくくなります。常にスキルアップに取り組む大変さはあるものの、がんばった分だけ評価されるのはSEならではのやりがいです。

プロジェクトを完遂した時の達成感

自分が携わってきた開発プロジェクトを完遂させた時の達成感も、SEにとっては大きなやりがいを得られる瞬間です。大型のプロジェクトになると、携わるSEの数が多く、開発期間も長期に及びます。数年単位でプロジェクトに関わることも多いので、そうしたプロジェクトを完遂してクライアント企業へ納品し、世の中で稼働しているところを目の当たりにすることで、ほかでは体験できないやりがいを実感できるのです。

SEが開発するITシステムは、1年〜2年使って終わりではなく、数年から十年単位で多くのユーザーに使われ、時には改修を繰り返しながら企業の業務や人々の生活を支えることになります。プロジェクトを完遂した後、自分が関わったシステムが長く稼働している様子を目にした時も、大きなやりがいを実感する瞬間です。

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2.SEになるなら知っておきたい苦労・大変さ

SEのやりがい・魅力について良い面にフォーカスしながらご紹介してきましたが、一方でSEとして働く上での苦労や大変さがあるのも事実です。ここではSEになるなら知っておきたいデメリットやネガティブな部分についてご紹介しましょう。
 

  • ・クライアントワークの苦労がある

    ・残業・休日出勤が発生することも

    ・客先常駐に不安を抱えることが多い

    ・対人コミュニケーションが欠かせない

    ・常に情報収集とスキルアップが求められる


SEのマイナス面も踏まえた上で、SEへの就職を目指すかどうかを判断してみてください。

クライアントワークの苦労がある

SIer勤務のSEなど、受託開発に関わるSEの場合、クライアントワークに伴う苦労が発生します。クライアント企業の依頼で携わっている開発プロジェクトについて、急な仕様変更やスケジュール変更が発生して、現場で働くSEに負担がかかることも珍しくありません。元請け・一次請けではなく、三次請け・四次請けのように間に仲介企業が入るプロジェクトほど、クライアント企業との意思疎通が難しくなり、薄給で激務を任される現場も多いです。

こうしたクライアントワークの大変さを避けるために、自社開発の企業を志望するSEもいます。自社開発企業であれば、原則として自社で提供するITシステムの開発に携わるので、無理な納期や仕様変更が発生しにくく、働きやすい環境で開発に取り組めるからです。クライアントワークのストレスを避けたい方は、自社開発企業への入社を目指すと良いでしょう。

残業・休日出勤が発生することも

SIerで受託開発に携わるSEは、クライアント企業へシステムを納品するための明確な納期が決まっており、人手不足などで納期までの完成が困難になると、開発チーム全体で残業・休日出勤が発生することがあります。複数のプロジェクトの納期が重なってしまうと、残業・休日出勤の連続となる可能性も出てきます。

残業・休日出勤が多い企業を避けるためには、開発チームの人手が十分に足りており、納期直前の追い込みが不要な現場に就職するのが大切です。少人数でプロジェクトを進めるITベンチャーやスタートアップ企業を選んでしまうと、一人ひとりのSEに大きな負担がかかりやすいことに注意しましょう。

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客先常駐に不安を抱えることが多い

IT業界における特徴的な働き方に「客先常駐」があります。客先常駐は、指揮命令権を持たないクライアント企業のオフィスに派遣されて、労働力を提供する代わりに報酬を受け取る働き方です。SES契約と呼ばれる契約をクライアント企業と結び、プロジェクトごとに異なる現場を渡り歩くのが特徴です。

現役のSEの中でも客先常駐の働き方に不安を感じる方は多く、プロジェクトごとに職場が変わる点や、現場ごとに異なるスキルが要求されることに苦労を感じることも少なくありません。客先常駐のSEを避けたい場合、SES企業を避けてSIerや自社開発企業を選んで就職するのが大切です。

対人コミュニケーションが欠かせない

SEは原則として、対人コミュニケーションが必ず発生する職種です。クライアント企業との打ち合わせや、開発チームとの連携など、コミュニケーションスキルが求められる場面も多いです。SEに対して、パソコンに向かって一人で黙々と作業するイメージを持っていた方は、入社後にギャップを感じてミスマッチを起こす可能性も高くなります。

もし対人コミュニケーションが少ない職種を選びたいのであれば、プログラマーの求人に応募してみると良いでしょう。SEとは異なり、プログラマーは現場での開発業務を専門としており、クライアント企業とのやり取りを担当することも少ないので、プログラミングスキルや技術力を追求できる職種となっています。

常に情報収集とスキルアップが求められる

SEは変化の激しいIT業界に身を置くため、常に情報収集やスキルアップに取り組む姿勢が求められます。時代のニーズにあったスキルを身につけられなければ、自分が持っているスキルがすぐに陳腐化してしまい、若手エンジニアに追い抜かれてしまう未来が待っています。

そのためIT業界の情報収集に興味を持てない方や、勉強が苦手な方にとっては、SEはやや不向きな職種かもしれません。ITニュースや技術ブログを興味を持ってチェックできる方であれば、未経験からでもSEとして高評価を得られるでしょう。

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3.SEのやりがいを感じやすい人・向いている人の特徴

最後に、SEの仕事にやりがいを感じやすい人、SEに向いている人の特徴についてご紹介します。
 

  • ・対人コミュニケーションが得意

    ・IT業界への興味・関心がある

    ・地味な作業にもコツコツ取り組める


上記の特徴に当てはまる方ほどSEの適性があり、IT業界で活躍できるポテンシャルがあるので、ぜひチェックしてみてください。

対人コミュニケーションが得意

SEの仕事にやりがいを感じやすいのは、対人コミュニケーションが得意な人です。さまざまな立場の相手と話すのが好きな方、相手の立場になって考えられる方は、SEとして活躍できる資質があります。プログラミングが未経験であっても問題なく、コミュニケーションスキルが高いだけでSEとして内定を獲得できるチャンスが高まります。

IT業界への興味・関心がある

IT業界に対して興味・関心があり、自主的に最新情報をチェックできる方も、SEに向いています。プライベートの時間でITニュースをチェックして、最新のトレンドを追いかけられる方であれば、SEとして活躍する高いポテンシャルを持っていると判断されます。IT業界への好奇心を活かして、着実にスキルアップできる人物と期待されるからです。SE自身にとっても、興味のある業界で働くことができてやりがいを実感できる可能性が高いので、積極的にSEの求人に応募してみましょう。

地味な作業にもコツコツ取り組める

SEが関わる日々の仕事は、プログラムのコードをコツコツと積み上げる地味な作業で占められています。新たなITサービスを世の中に送り出すのは一瞬の出来事に過ぎず、華やかな仕事よりも地味な仕事が大半です。そんなSEの業務にも高い集中力を持って取り組める人なら、SEへの適性は高いと判断できます。まずはプログラミング言語を独学してみて、プログラミングへの適性をチェックしてみるのも良いでしょう。

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4.まとめ

本記事では、SEとして働くやりがいについて、以下の10個の観点からご紹介してきました。
 

  • ・ものづくりの楽しさが得られる

    ・高年収・好待遇を狙いやすい

    ・需要が高く将来性が明るい

    ・チームで協力してゴールに取り組める

    ・ユーザー・クライアントから感謝される機会が豊富

    ・IT業界の最先端の技術に触れられる

    ・経験を積むごとに成長を実感しやすい

    ・人々の生活を支えるITインフラに関われる

    ・実力主義・成果主義で評価される

    ・プロジェクトを完遂した時の達成感


一方でSEとして働く苦労・大変さがあるのも事実で、クライアントワークの大変さや、残業・休日出勤が発生する苦労なども知っておく必要があります。客先常駐という働き方に不安を感じる方も多く、入社する企業のSEがどのように働いているのかを事前に研究しておくことが欠かせません。

また、対人コミュニケーションが得意な人やIT業界への興味・関心がある人は、SEへの適性が高く活躍しやすいポテンシャルを持っています。SEのやりがいに魅力を感じ、SEの資質を持っている方は、ぜひSEの求人に応募してみてください。

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