データベースエンジニアはやめとけと言われる7つの理由!働くメリットや就活のコツも解説

また、近年ではデータベースをクラウド化する傾向にあることから、クラウドサービスを扱うスキルを身につける必要があるなど、幅広い知識が求められることもデメリットとされています。
一方で、大規模なプロジェクトに携わり、将来性の高い先端技術に触れられるなど、データベースエンジニアとして働くメリット・魅力も豊富なので、本記事では「データベースエンジニアはやめとけ」と言われる7つの理由とともにご紹介します。
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- 1.データベースエンジニアとは?
- 2.データベースエンジニアはやめとけと言われる7つの理由
- 3.データベースエンジニアはやめとけと言われやすい人の特徴
- 4.データベースエンジニアとして働くメリット・魅力
- 5.未経験・新卒からデータベースエンジニアの内定を得る就活のコツ
- 6.まとめ
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1.データベースエンジニアとは?
そもそもデータベースエンジニアとは、その名称の通り、データベースの専門家として活躍する職種です。自社のITサービスを使うユーザーの個人情報や行動履歴といったデータは、そのままの状態では扱いが難しく、事業改善のためのデータとして活用しにくい側面があります。そこでデータベースエンジニアが「Microsoft SQL Server」「Oracle」といったデータベース管理システムを用いながら、社内でデータの利活用を促進するようなデータベースを構築するのが役目です。
データベースエンジニアの仕事内容には、データベースの設計・構築から、既存のデータベースの管理・運用業務などが含まれます。クライアント企業の要望に合わせたデータベースを構築して終わりではなく、その後のバックアップやメンテナンスを担当し、アクセス速度や検索効率の低下が見られる場合には、サーバーの最適化・チューニングを行うこともあります。
近年ではIT業界だけではなく、小売業界や飲食業界など、さまざまな業種でデータの利活用が進められています。ビッグデータやAI活用が社会全体のトレンドとなる中で、膨大なデータを扱うための土台を整えるデータベースエンジニアは、需要が高く将来性が明るい職種として注目を集めているのです。
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2.データベースエンジニアはやめとけと言われる7つの理由
では、なぜデータベースエンジニアはやめとけと言われることがあるのでしょうか。ここではデータベースエンジニアの大変な部分やデメリットについて、下記の7つの観点からご紹介します。
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・活躍できる現場が限られるため
・機密情報を扱うプレッシャーが重いため
・地味な作業が多く成果が見えづらいため
・多方面の相手とのコミュニケーションが求められるため
・クラウドエンジニアとしてのスキルも要求されるため
・一人で作業することが多く孤独になりやすいため
・クライアントワークによるストレスが大きいため
これらの内容を参考に、データベースエンジニアを含めた職種選びを進めてみてください。
活躍できる現場が限られるため
データベースエンジニアはやめとけと言われる背景として、活躍できる現場が限られる傾向にあることが挙げられます。データベースエンジニアは将来性の高い職種ではありますが、求人数はそれほど多くありません。というのも、データベースエンジニアとしての仕事は、企業のインフラエンジニアがそのまま対応するケースが多いからです。
データベースエンジニアは専門職ではあるものの、一つのプロジェクトで何人もの人手が求められるわけではないため、理想の職場が見つからない、あるいはライバルが多すぎて内定を取れない可能性も高くなります。高い専門性を身につけたにも関わらず、待遇の良い求人の内定を得ることができずに、「データベースエンジニアはやめとけ」という意見を持つ先輩エンジニアも多いのです。
機密情報を扱うプレッシャーが重いため
データベースエンジニアが扱うデータには、企業のITサービスを利用するユーザーの個人情報などが含まれます。銀行口座の情報やクレジットカード番号など、万が一情報が盗まれてしまった場合の影響が大きい機密情報のため、セキュリティ対策を含めた慎重な作業が求められるポジションです。
性格によっては、データベースエンジニアとして働く中で、常に機密情報を扱うプレッシャーを感じながら仕事に取り組むことになる方もいることでしょう。そうした環境にストレスを感じ、本来のパフォーマンスも発揮できなくなってしまうことから、「データベースエンジニアはやめとけ」とアドバイスされることがあるのです。
地味な作業が多く成果が見えづらいため
データベースエンジニアが担当する業務は、目に見える成果を作るWebエンジニアやアプリエンジニアと比べると、成果がわかりにくく地味な作業が多くなる傾向にあります。インフラエンジニアの一種として、ITサービスを裏方から支えるのが仕事であり、自分の仕事が世間から大きな注目を集めることも少ないです。インフラは安定稼働が当たり前であるというイメージがあるため、トラブルや不具合に対処する場面を除けば、仕事の評価が受けづらいのが事実です。
一方で、データベースの構築・メンテナンスでは、正確な数字や細かな作業が求められる地味な仕事を担当する職種でもあります。そのためエンジニアとして華やかに活躍したい方や、地味にコツコツと積み上げる仕事に向かない方に対しては、「データベースエンジニアはやめとけ」と言われることが多くなるでしょう。
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多方面の相手とのコミュニケーションが求められるため
データベースエンジニアが働く際には、周囲との調整・折衝が必要となるシーンも多々あります。クライアント企業に対するヒアリング・打ち合わせから始まり、他部署との連携・情報交換、データベースを使うエンジニアへの説明・対応など、さまざまな立場の相手とのコミュニケーションが多く発生する職種です。
その相手の多くがデータベースの専門家ではないため、それぞれの立場に応じたわかりやすい説明を心がけながら対応する必要があり、コミュニケーションが苦手な方にとっては気疲れしやすい職業でもあります。一人で黙々と作業したいタイプの方にとっては不向きと判断されて、「データベースエンジニアはやめとけ」と言われることがあるのです。
クラウドエンジニアとしてのスキルも要求されるため
データベースエンジニアが働く現場では、近年ではクラウドエンジニアとしてのスキルも要求される傾向にあります。物理的なデータベースサーバーで作業する企業だけではなく、AWSやAzureと呼ばれるクラウドサービス上でデータベースを管理する企業が増えているのです。そのため従来のデータベースの扱いに加えて、クラウドサービスを扱うスキルも問われるようになっています。
そのためデータベースエンジニアとして活躍するためには、仮想化のスキルやクラウド全般の知識が必要となり、ITインフラだけではない広範囲の知識を学習する必要が出てきたことから、常にスキルアップが欠かせない職種となっているのです。その結果、データベースやクラウドサービスの最新情報を追いかける興味・関心がない方に対しては、「データベースエンジニアはやめとけ」と言われることが多くなっています。
関連記事:クラウドエンジニアとはどんな職種?仕事内容・必要資格と新卒入社のコツを紹介
一人で作業することが多く孤独になりやすいため
データベースエンジニアは、さまざまな立場の相手とコミュニケーションを取る一方で、主な作業は一人で孤独に作業することになります。これは開発チームで複数のデータベースエンジニアが配属されるケースが少なく、一人でデータベースの管理を担当する現場が多いことが理由です。気軽に休暇を取るのが難しくなるほか、一人のエンジニアに負担がかかり、残業や休日出勤が発生しやすくなるのも事実です。
そして何より、仕事中に相談したり雑談したりできる相手が少ないせいで、孤独を感じることがストレスになることも多いです。チームで働くことを楽しいと感じ、一人での作業は苦手という場合には、「データベースエンジニアはやめとけ」とアドバイスされやすくなるでしょう。
クライアントワークによるストレスが大きいため
受注開発に携わるデータベースエンジニアは、クライアントワークによるストレスも大きくなる傾向にあります。クライアント企業の要望に合わせてデータベースを設計・構築する中で、クライアント都合による仕様変更や納期調整などが発生することは珍しいことではありません。計画的に作業を進めていたにも関わらず、急な変更によって残業・休日出勤が余儀なくされることもあるのです。
こうした仕様変更は、事前にクライアントとの打ち合わせの段階で深くヒアリングを行い、折り合いをつけた上で構築業務に進むことで防ぎやすくなりますが、クライアント企業の事情によってどうしても防げないケースも存在します。クライアントワークによって大きなストレスを抱えてしまった先輩エンジニアからは、「データベースエンジニアはやめとけ」と言われることが多くなるのです。
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3.データベースエンジニアはやめとけと言われやすい人の特徴
データベースエンジニアは、将来性が高く年収水準も高めな職種ではあるものの、本記事で紹介してきた通り、「やめとけ」と言われることも多い職種です。つまり人によって向き不向きが分かれる職業なので、事前にデータベースエンジニアへの適性があるのかどうかを見極めることが重要になります。
ここではデータベースエンジニアはやめとけと言われやすい人、すなわち向いていない人の特徴について、以下の3つの観点からご紹介します。
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・将来性や年収だけで目指そうとしている人
・華やかな職場で働きたい人
・大きな責任に伴うプレッシャーに弱い人
自分がデータベースエンジニアへ適性があるのかどうかを判断する参考にしてみてください。
将来性や年収だけで目指そうとしている人
データベースエンジニアの高い将来性・年収水準だけを志望動機として、データベースエンジニアを目指そうとしている場合には、やめとけと言われる可能性が高まります。データベースエンジニアには、将来性・年収水準が高いという魅力があるのは事実ですが、一方で学ぶべき知識が膨大でストレス・プレッシャーがかかる場面も多いので、入社して後悔するケースも少なくないからです。
データベースエンジニアとしてのやりがいや楽しさを見出し、ITインフラに対して興味・関心を持って取り組める方でなければ、やめとけと言われることが多くなるでしょう。将来性・年収水準に魅力を感じている方も、まずはデータベースエンジニアの仕事内容や働き方への理解を深め、企業へ熱意が伝わるような志望動機を考えてみましょう。
華やかな職場で働きたい人
Webエンジニアやアプリエンジニアのように、華やかな職場で働きたい方にも、データベースエンジニアは不向きです。データベースエンジニアの仕事は、地味でコツコツと取り組むタイプの業務が多く、目に見える成果を作ることも難しい職種です。自分が携わるITサービスやアプリをリリースするWebエンジニア・アプリエンジニアのような働き方とは大きく異なるため、Web系のエンジニアに興味・関心がある方は注意が必要です。
一方で、縁の下の力持ちとしての役割に徹し、地道な作業であっても社会的意義の大きな仕事にやりがいを得られるタイプの方は、データベースエンジニアに向いています。几帳面で慎重なタイプの方も、正確な作業が求められるデータベースエンジニアの業務では評価されやすくなるでしょう。
大きな責任に伴うプレッシャーに弱い人
データベースエンジニアは、社内の機密情報を扱う立場になることから、大きな責任やプレッシャーが伴います。自分のミスによって重大なトラブルを起こすかもしれないというプレッシャーで大きなストレスを感じてしまう方は、データベースエンジニアはやめとけと言われやすくなるでしょう。
ただし、まったくストレスを感じることなく、流れ作業のように日々の業務に向き合うのも避けなければなりません。常に慎重で丁寧な作業を心がけつつ、プライベートではしっかりと疲れをとってストレスを解消するなど、セルフマネジメント能力が高い人の方がデータベースエンジニアへの適性が高いと判断されます。
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4.データベースエンジニアとして働くメリット・魅力
データベースエンジニアには、「やめとけ」と言われるような一面やデメリットもありますが、一方でほかの職種では得られないメリットも存在します。ここではデータベースエンジニアの職種としての魅力についてご紹介しましょう。
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・大規模なプロジェクトを任されることが多い
・AI・クラウドなど先端技術の経験を積める
・専門性が高くどの現場でも頼られやすい
これらの3つのポイントについて、それぞれ順番に解説します。
大規模なプロジェクトを任されることが多い
データベースエンジニアの魅力として、大規模なプロジェクトを担当できる現場が多いことが挙げられます。たとえば、官公庁と連携して国や自治体の機密情報を保管するデータベース構築に携わったり、金融機関が用いる金融データベースの設計を担当したりと、自分の働きが社会に大きな影響を与える仕事を依頼されやすい傾向にあります。
自分の仕事や成果が世間に注目されて評価されることは少ないですが、官公庁や大企業と関わりながら働くことにより、豊富な経験・実績を積むことができるメリットがあります。大きなやりがいにも直結する働き方なので、やりがい重視で職種を選びたい方にもおすすめです。
AI・クラウドなど先端技術の経験を積める
データベースエンジニアは、近年注目を集めているクラウドサービスやビッグデータ、機械学習を通じたAI開発など、IT業界でも先端の領域で活躍できる職種です。特にAI開発事業においては、データベースの設計・構築が不可欠となるため、今後も高い需要が続くと見込まれています。
こうした先端技術の経験を生むことによって、長く安定して働けるデータベースエンジニアを目指すことが可能です。エンジニアとしての年収アップにもつながり、外資系企業などの好待遇の職場からオファーをもらえることも多くなるでしょう。
専門性が高くどの現場でも頼られやすい
データベースエンジニアが扱うデータベースの設計・構築業務は、インフラエンジニアが担当することが多いものの、高い専門性を必要とする現場では経験豊富なデータベースエンジニアの存在が不可欠です。そのため開発プロジェクトの主要メンバーとして、大きな裁量を持って働ける機会が多く、周囲からも頼られやすい立場となります。
大きな裁量で働ける現場では、仕事にやりがいや充実感を得やすくなり、高いモチベーションを維持しながら業務に取り組むことができます。指示された役割だけをこなすのではなく、自分の裁量でどんどん仕事に取り組みたいタイプの方におすすめな職種です。
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5.未経験・新卒からデータベースエンジニアの内定を得る就活のコツ
最後に、未経験・新卒からデータベースエンジニアの内定を獲得するために、押さえておきたい就活のコツをご紹介しましょう。
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・ITインフラについての知識を身につける
・まずはインフラエンジニアとして経験を積む
・IT業界に強い就活サイトを活用する
一つひとつ解説するので、データベースエンジニアとして入社したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ITインフラについての知識を身につける
データベースエンジニアとして働くためには、最初にITインフラについての基礎知識を身につけておく必要があります。たとえば、データの保管庫であるサーバー、データのやり取りを行う回線を整備するネットワーク、サイバー攻撃から自社を守るためのセキュリティなどの知識が挙げられます。
こうしたITインフラの基礎知識を踏まえた上で、データベースエンジニアとしてのスキル・知識を積むことが求められます。プログラミングスキルなどが必要とされる場面もあるものの、データベースエンジニアを目指すならまずはITインフラについての理解を深めておきましょう。
まずはインフラエンジニアとして経験を積む
データベースエンジニアを目指す際には、まずインフラエンジニアとして企業へ入社し、経験を積むこともおすすめです。データベースエンジニアは一つの現場で必要とされる人数が少なく、自社で採用する企業にとっては即戦力の人材を迎え入れたいという心理が働きます。そのため新卒のデータベースエンジニアの募集は数が少なく、入社難易度が高まる傾向にあるのです。
一方で、データベースエンジニアへのキャリアパスが用意されているインフラエンジニアは、未経験から採用している企業が多く、新卒からでもキャリアを積みやすいメリットがあります。まずはサーバーエンジニア・ネットワークエンジニアといったインフラエンジニアからキャリアをスタートさせ、経験・実績を積みながらデータベースエンジニアへとステップアップすると良いでしょう。
関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキルと就活のポイントを紹介
IT業界に強い就活サイトを活用する
データベースエンジニアもしくはインフラエンジニアとして、自分に合った企業から内定を獲得するためには、IT業界に強い就活サイトを活用するのもおすすめです。総合型の就活サイトでは、データベースエンジニアやインフラエンジニアなどの職種の区別が明確でないことも多く、理想の企業が見つかりにくくなる可能性があるからです。
IT業界に特化した就活サイトを使うことにより、細かな職種の分類の中からデータベースエンジニアの求人に絞って探したり、データエンジニア・データサイエンティストといった関連職種で企業を検索したりすることにも役立ちます。IT業界に絞って職種選びを考えている方は、ぜひIT業界に特化した就活サイトも活用してみてください。
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6.まとめ
データベースエンジニアはやめとけと言われる理由として、本記事では以下の7つの理由について解説してきました。
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・活躍できる現場が限られるため
・機密情報を扱うプレッシャーが重いため
・地味な作業が多く成果が見えづらいため
・多方面の相手とのコミュニケーションが求められるため
・クラウドエンジニアとしてのスキルも要求されるため
・一人で作業することが多く孤独になりやすいため
・クライアントワークによるストレスが大きいため
高い将来性や年収水準だけを理由としてデータベースエンジニアを目指そうとする方や、華やかな職場で働きたい方なども、データベースエンジニアはやめとけと言われやすくなるでしょう。一方で、大規模なプロジェクトに携わることが多く、AI・クラウドなどの先端技術の経験を積めるなど、働くメリットも大きな職種でもあります。
未経験・新卒からデータベースエンジニアとして入社したい方は、本記事で解説してきた内定獲得のコツも参考にしながら、後悔のない就活を目指してみてください。
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