AIエンジニアの年収は約535万円!年収アップに直結するスキル・企業の特徴

AIエンジニアの年収は約535万円!年収アップに直結するスキル・企業の特徴
生成AIや自動運転への注目度の高まりにより、大幅な売り手市場に傾きつつあるAIエンジニアは、令和4年のデータにおいても平均年収は534.6万円と、全職種の平均年収を大きく上回る水準となっています。近年ではさらにAIエンジニアの需要が上昇し、さらに平均年収が上がっていることも考えられます。 国内でも年収1,000万円プレイヤーのAIエンジニアの存在は珍しくなく、海外では年収2,000万円以上の待遇で迎えられるケースもあります。そのためAIエンジニアを目指そうと考える方も増えていますが、高年収を得るには着実に年収アップにつながるスキルを身につけなければなりません。 本記事では、AIエンジニアの平均年収と、年齢ごと・勤務形態ごとの平均年収についても解説します。高年収のAIエンジニアを目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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1.AIエンジニアの平均年収は534.6万円

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」では、「令和4年賃金構造基本統計調査」のデータをもとにしたAIエンジニアの平均年収は534.6万円とされています。

国税庁が発表する「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者全体の平均年収は458万円とされているので、平均年収を約80万円上回る数字です。

調査対象の令和4年(2022年)と比較すると、近年ではAIの進歩が目覚ましく、AIを活用した技術やサービスも数多く開発されています。そのため、直近ではAIエンジニアの年収がより上昇している可能性が高く、即戦力のAIエンジニアの募集であれば年収1,000万円を超える求人も増加しています。

関連記事:AIエンジニアの就職先は?仕事内容や必要なスキル

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2.AIエンジニアの年齢別平均年収

また、「求人ボックス」に掲載されているデータによると、AIエンジニアの年齢別の平均年収は下記のようになっています。
 

  • ・20歳~24歳:339万円

    ・25歳~29歳:445万円

    ・30歳~34歳:533万円

    ・35歳~39歳:573万円

    ・40歳~44歳:621万円

    ・45歳~49歳:651万円

    ・50歳~54歳:666万円

    ・55歳~59歳:652万円


20代で400万円台、30代で500万円台、40代で600万円台と着実に年収がアップしていく傾向にあり、スキルや経験次第ではこれらの平均年収を上回る給料を得ることもできるでしょう。60歳に近づくにつれて年収の上昇幅は小さくなりますが、定年間近までAIエンジニアとして働くケースは少なく、別の職種へのジョブチェンジ、もしくは独立して企業するなどの道を選ぶことが理由と考えられます。

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3.AIエンジニアの勤務形態ごとの平均年収

前述の「求人ボックス」では、正社員・派遣社員・アルバイトで働くAIエンジニアの平均年収・平均時給についてのデータもまとめられています。それぞれどのくらいの年収水準なのかを詳しくご紹介しましょう。

正社員AIエンジニアの場合

正社員で働くAIエンジニアの平均年収は、598万円となっています。ボリュームゾーンは450万円〜550万円ほどとなっており、AIエンジニアの大半が全職種の平均年収を上回る収入を得ていると考えられます。

ほかの職種と比べてもAIエンジニアの初任給は大きく変わることはなく、20万円〜30万円ほどが平均的です。しかし高いスキルを持った経験豊富なAIエンジニアになるにつれて、ほかのエンジニア職種との差が大きくなり、非常に好待遇で迎えられていることがわかります。

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派遣社員AIエンジニアの場合

派遣社員のAIエンジニアは、2,248円が平均時給となっています。1日8時間稼働であれば日給1万7,984円、20日稼働すると月給は35万9,680円になります。賞与を含めず12ヶ月分の年収を計算すると、431.6万円。正社員のAIエンジニアのボリュームゾーンとほぼ遜色ない給料を得ていることになります。

当然、全職種の派遣社員における平均年収も大きく上回っており、AIがさらに普及している現在はより高額な年収を得ていると予想できます。キャリアの第一歩として派遣社員のAIエンジニアとして雇われた場合にも、スキルと実績を身につけ、正社員のAIエンジニアへの転職を目指すことにより、年収の大幅アップが期待できるでしょう。

アルバイトAIエンジニアの場合

アルバイト・パートで働くAIエンジニアの平均時給は、1,300円となっています。アルバイト・パートでAIエンジニアの求人を出しているケースはあまり多くないですが、大学生向けのアルバイトや有給インターンの時給の目安として考えると良いでしょう。

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4.AIエンジニアの年収事情・国内外の傾向

次に、一般的なAIエンジニアの年収事情や国内外の傾向についてもご紹介しましょう。

将来性の高い職種として年収は上昇傾向

IT業界においてAIエンジニアの需要は、近年は特に上昇傾向にあり、急速にニーズが高まっている職種です。AI関連事業に携わる企業の多くが、優秀なスキルを持ったAIエンジニアを積極的に採用したいと考えており、長期を見据えて新卒からAIエンジニアを育成しようと考える企業も少なくありません。

過去には即戦力の新卒社員に対して年収1,000万円が提示されたケースもあるほどで、優秀なAIエンジニアを高額な年収を用意して獲得したいと考える企業が多いことがうかがえます。今後もAIエンジニアの需要が低下することは考えにくく、今後も年収の上昇傾向は続くと見込まれます。

年収1,000万円プレイヤーのAIエンジニアも多い

大手企業や研究機関に所属するAIエンジニアの場合、そのスキルの希少性から年収1,000万円以上の収入を得ている人も増加しています。それだけ企業にとっては、AI関連事業に将来性を見出していることを意味し、AIエンジニアのニーズが高まり続けていることがわかります。

かつてはIT系エンジニアにとって1,000万円以上の年収は、フリーランスとして独立して自分で案件を獲得することでしか、到達するのは難しいとされてきました。しかしAIエンジニアであれば、企業に勤めながら年収1,000万円を手にすることも可能で、フリーランスでは利用できない充実した福利厚生や社会保険などを利用できるメリットも手に入ります。

将来フリーランスとして独立するのは不安だが、できるだけ高年収を得たいと考えている方にとっても、AIエンジニアは最適な職種と言えるでしょう。

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フリーランスのAIエンジニアは実力次第で青天井の収入へ

AIエンジニアはフリーランスとしても活躍しやすい職種であり、営業力や技術力に優れた方であれば、実質的には青天井の年収を目指すことが可能です。AIエンジニアの一般的な平均月額単価は約90万円ほど。1つの案件ごとに100万円ほどの報酬を受け取りながら働くケースが多いです。

こうした案件を複数掛け持ちしたり、AIエンジニアのチームを組んでより大規模なプロジェクトに参加したりすることで、上限のない年収を得ることができるのです。前述した通り、会社員のAIエンジニアと比べて福利厚生や社会保険が揃っていないことや、案件を獲得できなければ収入がゼロになってしまうリスクはあるものの、自由度の高い働き方や高年収を追求したい方におすすめです。

海外では年収2,000万円以上を目指せることも

ITの本場である米国をはじめ、海外ではAIエンジニアに対して年収2,000万円以上のポストを用意するケースも珍しくありません。米国の大手テック企業である「マグニフィセント・セブン」が募集する求人であれば、日本円で数千万円以上に相当する年収が提示されることもあるほどです。

AI開発の現場は、やはり日本よりも米国などの海外が中心なので、AI業界の最前線で働くことができればそれだけ高収入を得やすくなります。日本ではまだまだAIの普及が進んでおらず、AIエンジニアに対する評価も海外ほど高くないため、より良い待遇や先端技術を求めて海を渡るAIエンジニアも少なくありません。

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5.AIエンジニアの年収アップに役立つ5つのスキル

AIエンジニアとして高年収を得るためには、市場価値の高い人材となるべくスキルアップし続けることが何よりも重要です。特にAIエンジニアが手掛ける領域では技術の進歩が目覚ましく、常に最新のスキルやトレンドを追いかけることが大幅な年収アップに直結します。ここではAIエンジニアとして年収アップを目指すために取得しておきたい5つのスキルをご紹介します。
 

  • ・英語スキル

    ・コミュニケーションスキル

    ・機械学習・ディープラーニングに関するスキル

    ・Pythonをはじめとするプログラミングスキル

    ・AIプラットフォームを扱うスキル


それぞれ順番に解説しましょう。

英語スキル

AIエンジニアが携わるAI関連事業の本場は英語圏であり、最新のAI研究についてのデータ・論文や海外企業の実績などは、英語で一次情報が発信されることが基本です。そうした一次情報にいち早くアクセスし、AIエンジニアとしての業務に取り入れるためには高い英語力が求められます。

英語スキルはAIエンジニアとして必要な専門スキルと比較すると習得がしやすく、就活の時点でライバルと大きく差をつけられるチャンスも生まれます。AIエンジニアとして大幅な年収アップを見込める海外企業への転職を考える場合にも、英会話をはじめとする英語スキルがあると有利になるので、積極的に学習することをおすすめします。

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コミュニケーションスキル

AIエンジニアの場合もほかのエンジニア系職種と同様に、周囲とチームワークを発揮しながら働くためのコミュニケーションスキルが必須とされます。開発の現場で一緒に働くチームメンバー、もしくは発注者であるクライアント企業などと円滑なコミュニケーションが取れなければ、どれだけ高いスキルを持っていたとしても開発効率が悪化してしまうからです。

クライアント企業との窓口を担当する場合にはニーズを細かく汲み取るヒアリングスキル、非エンジニアの方とのやり取りが発生する場合には専門知識をわかりやすく伝えるスキルが求められるでしょう。高いコミュニケーションスキルを持った人材は、AIエンジニア未経験の方や文系出身の方であっても、採用担当者からの評価が高まりやすいので、積極的にアピールしてみてください。

機械学習・ディープラーニングに関するスキル

AIエンジニアとして高年収を得るために身につけておきたいスキルとして、機械学習・ディープラーニングに関するスキルが挙げられます。AIエンジニアとして働くためには必須のスキルでもあるので、選考においてもこれらの領域に関する深い理解が評価される傾向にあります。

現役のAIエンジニアほどの高い理解度が求められるわけではありませんが、入社後の研修をスムーズに理解できるよう、機械学習・ディープラーニングについての基礎知識を事前に学習しておくと良いでしょう。統計学やデータ分析についての知識も業務に活かすことができるので、大学での研究内容に関連がある場合には積極的にアピールしましょう。

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Pythonをはじめとするプログラミングスキル

AIエンジニアの業務では、Pythonをはじめとするプログラミング言語が用いられることが多いため、Pythonを扱う基礎的なプログラミングスキルを身につけておくのも効果的です。基本的な構文や記述ルールのほか、AIの実装で用いられるライブラリ・フレームワークについての知識を学んでおくのもおすすめです。

Pythonは文法や構文がわかりやすく、初心者にもおすすめされることが多い言語です。これまでプログラミングを学んだことがない方にとっても学習しやすい言語の一つなので、就活と並行しながらPythonの学習に取り組んでみてください。

関連記事:Pythonで何ができるの?実用例&言語習得のために必要なことを解説

AIプラットフォームを扱うスキル

AIプラットフォームとは、AWSやGoogle Cloud、Microsoft Azureといったクラウドサービスで提供されているものを指します。これらのプラットフォームを扱った経験やスキルを持った人材は、AIエンジニアとして高く評価される傾向にあります。

それぞれのクラウドサービスによって特徴が異なるため、応募先の企業で使用しているAIプラットフォームをリサーチしておき、そのサービスについて学習に取り組むようにすると効率的です。

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6.高年収のAIエンジニアを目指せる企業の特徴

高年収のAIエンジニアを目指すためには、エンジニアとしてスキルアップに努めることも大切ですが、高待遇を用意できる企業を選んで入社することも重要です。ここでは高年収のAIエンジニアを目指せる企業の特徴について、下記の3つをご紹介します。
 

  • ・外資系またはグローバル展開を行う企業

    ・AI開発に大規模な投資を行う企業

    ・高年収の現役AIエンジニアが活躍する企業


それぞれ詳しく解説していきましょう。

外資系またはグローバル展開を行う企業

グローバルにAI関連事業を展開している大手テック企業の日本法人や、グローバル規模でAI関連事業を手掛けている国内の大手IT企業など、海外市場を視野に入れている企業であれば、AIエンジニアに対して高待遇を用意している可能性が高いです。グローバル規模で事業を手掛けるため売上規模も大きく、エンジニアに対して適正な報酬を支払う土台を構築していることが多いからです。

財務基盤が安定している企業であれば、未経験・新卒のAIエンジニアとして入社した際にも、手厚い体制で研修を受けやすいメリットがあります。福利厚生やスキルアップ支援も整い、AIエンジニアとして働きながらさらなるステップアップを叶えられるでしょう。

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AI開発に大規模な投資を行う企業

企業の事業内容やビジョンとして、AI開発に大規模な投資を行っている企業に入社することも、AIエンジニアとして高年収を得るチャンスが生まれます。AI開発に大きく投資するということは、優秀なAIエンジニアを迎え、エンジニアの業務を支援しながら事業に取り組むことを意味するからです。

たとえば、AI人材の育成のために社内スクールを設置したり、AIエンジニアに欠かせない資格の取得支援を手厚く実施したりと、特徴的な取り組みを行っている企業なども有力な選択肢となります。抽象的な目標やビジョンだけではなく、実際に成果につながった実績の選考を積極的に受けてみると良いでしょう。

高年収の現役AIエンジニアが活躍する企業

AIエンジニアとして高年収を得られる企業かどうかは、シンプルに現役のAIエンジニアで高年収を得ている社員がいるかどうかをチェックすることも有効です。社内に年収1,000万円以上を得ているAIエンジニアがいるのであれば、自分が入社後も年収1,000万円を手にできるチャンスがあると判断できます。

現役のAIエンジニアの年収を調べるためには、社員による口コミサイトや、その企業の現在・過去の求人内容などをチェックすると良いでしょう。新卒入社を目指す方であっても、その企業が中途採用でAIエンジニアを募集している求人の年収額は、将来の自分の年収水準の参考になります。上場企業の場合には有価証券報告書にて従業員の平均年収もチェックできるので、参考にしてみることをおすすめします。

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7.まとめ

AIエンジニアの平均年収として、534.6万円というデータがあります。年齢別の年収を見てみると、30代にはすでに全職種の平均年収を超え、40代には600万円以上の年収を手にできることがわかっています。近年急速にAIエンジニアの需要が高まっていることから、直近ではより高額な年収でAIエンジニアが募集されていることも考えられます。

国内の大手企業・研究機関に勤めるAIエンジニアでも、年収1,000万円を超えるAIエンジニアは珍しくありませんが、海外の大手テック企業になると、年収2,000万円以上を手にするエンジニアも多くいます。そのため高年収のAIエンジニアになるために、外資系企業やグローバル展開している企業へ応募するのも効果的なので、将来のキャリアプランを考える際にぜひ参考にしてみてください。

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