- 1.インフラエンジニア資格の種類10選【レベル別】
- 2.インフラエンジニアになるまでに勉強するべきこと
- 3.インフラエンジニア向けの資格の勉強法
- 4.資格をとるとインフラエンジニアとして何のメリットがある?
- 5.資格を持つ先輩インフラエンジニアの体験談3選
- 6.資格取得に向けた心構え・アドバイス
- 7.まとめ
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.インフラエンジニア資格の種類10選【レベル別】
インフラエンジニアを目指す方におすすめの「基本資格」「中級資格」「上級資格」の3つのレベルで紹介します。
基本レベルの資格
基本資格は、エンジニア職を目指す人以外でも多く持っている資格です。新卒採用であれば、ポテンシャルと意欲の証明にもなるでしょう。どちらの資格もCBT方式で年間を通して受検できるので、選考応募まであまり時間がない方にもおすすめです。
ITパスポート
ITパスポートは、情報技術のごく基本的な知識を有していることを証明する国家資格です。この資格はITの基礎を固めたい初心者や、非IT職種の方がITの基本を学ぶための入門資格と位置づけられています。まったく知識がない状態から勉強を始める際は、この資格から徐々にステップアップしていくと無理がないでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者試験は、IT技術者としての基礎知識及び応用能力を問う国家資格です。プログラミングやネットワークの基礎など幅広いIT知識が求められ、情報技術者としての第一歩を踏み出すのに適した資格です。
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中級レベルの資格
中級資格は、インフラエンジニアとしてのキャリアを本格的にスタートするための登竜門とも言えるものです。これらの資格を取得することで、インフラ技術について業務レベルの知識が身についていることを証明できます。
Cisco Certified Network Associate (CCNA)
ネットワークの基礎を習得したうえで、Ciscoの機器を使ったネットワーク設計、設定、トラブルシューティングのスキルをもっていることを証明する資格です。
CompTIA Network+
ネットワークの基本的な知識をカバーし、どのハードウェア・ソフトウェアのネットワークでも対応できる汎用性を持つ資格です。
LPIC(Linux Professional Institute Certification)レベル1
サーバーやネットワークの運用には、MacやWindowsではなく「Linux」というオペレーティングシステム(OS)が用いられていることが一般的です。LPICでは、このLinuxの基本操作、システム管理、基本的なネットワーク管理ができることを証明します。
応用情報技術者
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験よりも高度なIT知識と実践的な技術力を要求される国家資格です。プロジェクト管理やシステム設計など、実務で必要とされる応用的な知識がカバーされています。
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上級レベルの資格
エンジニアとしてのより専門的なスキルや、特定の技術に特化した知識が求められる資格です。これらの資格を持っていると、専門性が高いと評価され、キャリアアップにもつながります。
Cisco Certified Network Professional (CCNP)
中級レベルで紹介した「CCNA」の上位資格で、より高度なネットワーク設計や問題解決スキルが求められます。大規模なネットワーク環境での作業能力を証明する資格です。
LPIC(Linux Professional Institute Certification)レベル2
LPICレベル1よりも高度なLinuxの管理技術が求められる資格で、中~大規模のシステムでLinuxを運用する能力を証明します。
AWS Certified Solutions Architect
クラウドコンピューティングのスキルを証明する資格で、Amazon Web Services(AWS)を使ったシステムの設計や運用ができることを証明します。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークに関する高度な知識と技術を有する人材を認定する国家資格です。大規模なネットワーク設計やトラブルシューティングのスキルが求められ、インフラ技術にとどまらずネットワークに携わるエンジニアとしての専門性を証明するのに役立ちます。
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資格を取得するメリットは?
資格を取得することで、インフラエンジニアとして就業するうえで以下のようなメリットがあります。
スキルの証明になる
明確な形で自身の技術レベルを証明でき、職場や就職活動での信頼性が向上します。
学習の目標ができる
資格取得を目指すことで、学習に一定の目標ができ、効率的な学習が促進されます。
キャリアアップに活かせる
特定の技術に関する専門性を持つことで、昇進や転職時の選択肢が広がります。
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2.インフラエンジニアになるまでに勉強するべきこと
この章では、インフラエンジニアになるために必要なステップとして、資格取得におさまらない基本的な知識の習得から実際の技術の使用、さらには実務経験の積み重ねまでを説明します。
まずは基本スキルを学ぶ
インフラエンジニアになるためには、まずは基本的なコンピューターとネットワークの知識が必要です。コンピューターがどのように動作しているのか、インターネットはどのように構築されているのかを理解しましょう。
コンピューターの基礎
コンピューターの主要な部品とその役割を学びます。たとえば、CPU(中央処理装置)やメモリ、ハードディスクなどです。
ネットワークの基礎
ネットワークとは、コンピューター同士が情報をやり取りするための接続のことです。この接続の仕組みや、データがどのように流れるかを学びます。
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重要なプログラミング言語とツールを学ぶ
インフラエンジニアは、プログラミングスキルもある程度必要です。自動化や設定のために、簡単なスクリプト(指示書)を書くことがあります。
Java、PHP、Pythonなどの言語
JavaやPHP、Pythonなど、基本的なスクリプトが書けるようになると便利です。これらの言語で自動化スクリプトを書くことができます。
サーバー管理ツールの使用方法
サーバーを管理するためのツールや、ネットワークを設定・監視するためのソフトウェアについて学びます。たとえば、LinuxオペレーティングシステムやCiscoのネットワーク機器などがあります。
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課外で実践経験を積む
理論だけでなく、実際に手を動かして学ぶことが非常に重要です。学校の授業やオンラインのトレーニング、インターンシップなどを通じて実際の環境での経験を積みましょう。
インターンシップへの参加
IT企業でのインターンシップを経験することで、実際の業務を体験し、学んだスキルを実践できます。
有志プロジェクトへの参加
学校のプロジェクトや、オンラインで参加できるオープンソースプロジェクトに参加して、実際にシステムを構築してみるのも良いでしょう。
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3.インフラエンジニア向けの資格の勉強法
ここではどのIT資格にも共通する流れや勉強法を詳しく解説します。
各資格の取得プロセス
資格によって試験の内容や形式、申し込み方法が異なりますが、基本的な流れは似ています。
試験に申し込む
資格によっては公式サイトからオンラインで申し込みを行うことができます。試験日や会場、料金などを確認しましょう。
試験に向けて学習をする
資格に必要な知識やスキルを習得します。参考書やオンラインコース、実習が必要な場合もあります。
模擬試験を受ける
実際の試験に備えて、模擬試験を受けることが重要です。試験形式に慣れることができます。
試験本番
実際の試験を受けます。多くの場合、試験はコンピューターベースで行われ、結果はその場でわかることが多いです。
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効果的な勉強方法のすすめ
資格試験の成功は、効果的な勉強法に大きく依存します。以下に効果的な勉強方法をいくつか紹介します。
毎日すこしずつ勉強する
学習計画を立て、毎日一定の時間を勉強にあてるようにします。短期集中よりも、長期にわたってコンスタントに学ぶことが重要です。
評判のよい教材を選ぶ
各資格の公式教材や評価の高い参考書を選ぶのが無難です。また、資格予備校がYouTube等で公開している動画教材やオンラインコースも非常に役立ちます。
実際にシステムを触って実践する
紙上で学ぶだけでなく、実際にシステムを設定したりトラブルシューティングの練習をすることで、理解を深めます。
同じ資格を目指す人たちと交流する
SNSなどのオンラインフォーラムやオフラインの勉強会に参加して、他の受験者や専門家と情報交換することで新たな視点を得ることができます。
次の章では、資格取得がキャリアにどのような影響を与えるかを詳しく見ていきます。
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4.資格をとるとインフラエンジニアとして何のメリットがある?
資格を取得することは、インフラエンジニアとしてのキャリアを築く上で大きなステップとなります。この章では、資格がキャリアにどのような具体的なメリットをもたらすのかを解説します。
資格が就職に与える影響
新卒者が就職活動を行う際、インフラエンジニアとしての資格は強力な武器となります。特にIT業界では、具体的なスキルと知識を証明する資格が求められることが多いです。
競争力の向上
資格を持っていることで、他の候補者と比べて自己の専門性をアピールできます。
信頼性の確保
資格は、一定の学習と試験をクリアした証であり、技術的な能力が保証されるため、採用側の信頼を得やすくなります。
初期配置の選択肢
資格によっては、特定の技術やプロジェクトに直接配属される可能性が高まります。
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資格を活かしたキャリアパス例
資格取得後のキャリアパスは多岐にわたります。資格がキャリア開発にどのように貢献するか、具体的な例を挙げてみましょう。
技術的リーダーへの道
特定の技術分野での資格を多く持つことで、その分野のリーダーやスペシャリストとしての地位を確立できるでしょう。
コンサルタントとしての独立
高度な資格を持つことで、フリーランスとして独立し、様々な企業に技術的なアドバイスを提供する道が開かれます。
海外での就業
国際的に認知されている資格を持っていると、海外で働く際にもそのスキルが認められやすくなります。
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長期的な視点での資格の価値
技術の進化は速く、常に最新の知識を学び続ける必要があります。資格はその学習を促進する一助となり、長期的には以下のような価値があります。
継続的な学習の機会
資格の更新や上位資格の取得を通じて、常に最新の技術に触れる機会を持てます。
専門性の向上
継続的な学習と資格の取得は、専門性を深め、より複雑な問題に対処する能力を高めます。
次の章では、資格取得に向けた具体的なアドバイスを提供し、試験に向けてどのように準備すれば良いかを詳しく見ていきます。
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5.資格を持つ先輩インフラエンジニアの体験談3選
この章では、資格を取得してキャリアを築いているインフラエンジニアのモデルケースを、「先輩からの体験談」の形式で掲載します。各ケースからは、資格がキャリアに与えた具体的な影響や、資格取得の動機、その過程での苦労や成功のポイントが見えてくるでしょう。
体験談1:基本資格からキャリアをスタート
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・氏名: 高橋さん(仮名)
・資格: CompTIA Network+、CCNA
・現在の役職: ネットワークエンジニア
高橋さんは大学卒業後、特に専門的なスキルもなくIT企業に入社しましたが、入社後に資格の重要性を認識し、CompTIA Network+から学び始めました。資格を取得したことで、基本的なネットワークスキルを身につけ、プロジェクトにおいて即戦力として活躍することができるようになったと言います。「資格があったからこそ、早期に重要なプロジェクトにアサインされ、実践的なスキルを磨くことができました。」
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体験談2:専門資格でキャリアアップ
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・氏名: 佐藤さん(仮名)
・資格: AWS Certified Solutions Architect
・現在の役職: クラウドソリューションアーキテクト
佐藤さんは、クラウド技術に興味を持ち、AWSの資格を目指しました。クラウド技術の専門家として認められるためには、AWS Certified Solutions Architectの資格が非常に有効であると考え、独学で試験に挑みました。「この資格を取得したことで、私の提案がクライアントに受け入れられやすくなり、プロジェクトリーダーとしてのポジションを任されるようになりました。」
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体験談3:資格を活かして独立
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・氏名: 伊藤(仮名)
・資格: CCNP、LPIC レベル2
・現在の役職: フリーランスのインフラコンサルタント
伊藤さんは、複数の資格を活かして独立を決意しました。資格があることで信頼性が増し、多様なクライアントからのオファーが増えたと言います。「特にLPIC レベル2の資格は、Linuxの深い知識が求められるプロジェクトで非常に役立っています。資格があることで、クライアントに安心してもらえ、仕事の幅が広がりました。」
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6.資格取得に向けた心構え・アドバイス
試験前の準備、試験中の対策、試験後の継続的な学習方法などを解説します。
試験前の準備
試験の準備は、ただ知識を詰め込むだけではなく、効果的な学習戦略を立てることが大切です。
学習計画の立案
学習時間を確保し、具体的なスケジュールを作成します。毎日または週単位で何を学ぶか計画し、それに従って進めましょう。
学習グループの形成
同じ資格を目指す仲間と学習グループを作ると、モチベーションの維持や知識の共有に役立ちます。
模擬試験の活用
試験に類似した問題を解くことで、試験の形式や問題に慣れることができます。時間を計って実際の試験と同じ環境を作って練習しましょう。
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試験中の心構えと対策
試験当日は、準備の成果を発揮する重要な時です。試験中の対策も事前に考えておくことが重要です。
時間管理
各問題にかける時間をあらかじめ決めておき、時間内に解答を終えられるようにします。時間が足りなくなることがないように注意しましょう。
冷静さを保つ
試験問題が解けない時は焦らず、一旦別の問題に移るなどして冷静さを保ちましょう。最後にもう一度未解答の問題に戻る時間を残しておくと良いです。
指示の徹底理解
問題の指示をよく読み、求められている回答を確実に理解することが重要です。
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試験後の継続的なスキルアップ
資格を取得した後も、技術は常に進化しているため、継続的な学習が必要です。
最新のトレンドに注意を払う
IT業界の動向を追いかけ、新しい技術やツールについて学ぶことが重要です。
追加資格の検討
一つの資格を取得したら、次のステップとして上位資格や関連資格の取得を考えましょう。これにより、専門性をさらに深めることができます。
実務経験の積極的な取得
実際の職場での経験を積むことで、学んだ知識を実践的なスキルに変えることができます。
資格取得は一時的なゴールではなく、専門技術者としての成長を促す手段です。このアドバイスが、資格試験の成功とキャリア形成に役立つことを願っています。
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7.まとめ
新卒未経験からインフラエンジニアを目指すことは十分可能です。新卒採用では現在の能力よりもポテンシャルが最も評価されるため、未経験でもエンジニアとして抜擢される可能性は十分にあります。
インフラエンジニアをはじめとしたITエンジニア職への就職を成功させるには、まずは自分の適性を見極めることが重要となります。インフラエンジニアの場合は、セキュリティやネットワーク、クラウド技術に関する勉強を行い、就活を有利に運べるように準備しましょう。
インフラエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングをお申し込みください。
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