「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われる9つの理由!それでも成功する人の条件とは?

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1.そもそもネットワークエンジニアとは?
ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークの設計、構築、管理、保守を行う専門職です。ネットワークエンジニアは、データが社内外でスムーズかつ高セキュリティな状態で流れるようにシステムを配置することが基本です。また日常的には、そのシステムの障害対応や効率改善業務を行っています。ネットワークエンジニアの仕事は技術的な知識だけでなく、高い問題推定・解決能力も要求されるのが特徴です。
インターネット、イントラネット、企業内部のネットワークなど、ネットワークエンジニアはネットワークのあるあらゆる環境で必要な仕事です。
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2.「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われる9つの理由
ネットワークエンジニアに就くことは、一部では「やめとけ」との意見も出ます。ここではその理由を詳しく解説します。
勤務時間が不規則。夜勤もある
企業のネットワークは24時間稼働しているものです。そのため、障害が発生すれば夜間や休日でも対応が必要となるでしょう。これが私生活に影響を及ぼすこともあります。
業務の性質上、サーバーやネットワーク機器が設置されている現場にいる必要が高く、リモートでの作業が難しい職種であるともいえます。多くの職場では、複数のエンジニアがシフト制でネットワークの運用や保守を担当しているのが普通です。これにより、普段からとくに夜間や休日に勤務する必要があるため、定期的な生活リズムを確保するのが困難な場合もあります。
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トラブルが多く、かつ素早い解決を求められる
ネットワークシステムは多くのユーザーに利用されるため、突発的なトラブルが発生しやすいです。そのため、しばしば勤務時間外の対応が必要とされます。トラブルが解決した後も、ネットワークエンジニアは同様の問題を防ぐための対策を行う必要があり、これがさらなるストレスにつながります。
また、ネットワークのトラブルは全社に大きな影響を与えるため、障害発生時にネットワークエンジニアは迅速な対応を求められ、これには高いストレスが伴うでしょう。
知識やスキルが古くなりやすい
ネットワーク技術に限らず、ITは日々急速に進化しています。そのため、知識やスキルを習得したあとも学習やスキルアップを継続しないと、あっという間に陳腐化してしまいます。これがキャリアに対する不安を生じさせる原因となることがあります。
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キャリアパスが限定的である
ネットワークエンジニアは専門性が高い職種である反面、プログラミングをするエンジニア等に比べて他のIT分野へのキャリアチェンジが難しい傾向があります。これが原因で将来性に不安を感じる人もいます。
収入アップが難しい
ネットワークエンジニアは、キャリアアップだけでなく、収入の増加も難しいです。報酬アップの要件となる専門資格の取得には高度な知識を必要とするものが多く、合格するのは大変です。また、ネットワークに関する専門性が高まるにつれて、実務では保守のような社内でのインパクトをアピールしづらい仕事が多くなりがちで、それに伴い給料が上がりにくい傾向にあります。
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ルーチンワークが多めで変化に乏しい
多くのネットワークエンジニアの日常業務はルーチンワークで占められています。運用や保守の仕事は、定型的な作業になりがちで、クリエイティブな要素が少ないです。経験の浅いエンジニアにとっては仕事が覚えやすい環境とも言えますが、ある程度業務に慣れてからは「もっと高度で創造的な仕事をしたい」と思う場面も出てくるかもしれません。
客先常駐になる可能性がある
ネットワークエンジニアは、クライアントのオフィスに派遣されて業務を行う客先常駐の働き方をしている人も多く居ます。顧客のオフィスに常駐する場合、さまざまな職位や雇用形態の人々と協力やお願いのやりとりをしなければなりません。この人間関係の複雑さがストレスの原因となることもあります。
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外注や自動化でポストが減りやすい職種である
多くの企業がコスト削減のためにネットワーク管理をアウトソーシングすることが増えており、ネットワークエンジニアとして就労し続けても報酬を上げづらい事態に直面する可能性があります。また、ネットワークの自動化が進むことでネットワークエンジニア人口そのものが減少する懸念もあります。
クラウドへの置き換えによるポストの減少が進行中
クラウドサービスの普及により、ネットワークエンジニアの必要性が減少していると感じる人もいます。とくに、クラウドサーバーの普及により、企業が各々のオフィスに自前のネットワークをもたないケースもじわじわと増加中です。これにより、将来的にネットワークエンジニアの需要が大きく減る可能性があります。
このようにネットワークエンジニアは、勤務時間や業務内容が不安定なことによるストレスや、組織においてコストと捉えられがちな業務内容、より安価な技術や手段への置き換わりが進んでいる背景などから、「なるのはやめとけ」といわれることが多い職種とされているようです。
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3.それでもネットワークエンジニアが人気の理由とは?
不安や懸念の声もありますが、それでもネットワークエンジニアリングは、多くの魅力を持つ職業です。ネットワークエンジニアを志望する人は、例えば以下のような理由で進路を決めています。
組織のデジタル革新へ貢献できる
ネットワークエンジニアは最新の技術に触れる機会が豊富にあります。新しい技術やソリューションを実際に企業に導入し、参画先のビジネスやユーザーの日常生活に革命をもたらす実感ができるでしょう。
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需要そのものは無くならない
ネットワークをはじめとしたITインフラが企業活動の根幹である現代において、ネットワークエンジニアの需要そのものは社会から無くなることはないでしょう。そのため、ネットワークエンジニアを「ひとつの分野に長期的に腰を据えて働ける職業」と考える人もいます。
働く業界や地域の選択肢が広い
安定したネットワークが必要なことは、業界や規模に関わらずどんな職場でも変わりません。そのため、ネットワークエンジニアになれれば多様な業界や環境での就業が可能です。その気があれば世界中どこでもキャリアを築くことができます。
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問題解決能力を向上させられる
ネットワークエンジニアは、問題の原因を推定・特定して、効率的な解決策を見つけ出すことが仕事です。そのため、仕事を通して日々を優れた問題解決スキルを培う機会とすることができます。
絶えず学ぶ文化がある職業である
ネットワーク技術の進化に伴い、学び続けることが必要となる職業です。ネットワークエンジニアとして働いた期間は、専門知識を常に更新し続けてきた期間ということもできます。仕事を通して自分を成長させたい想いが強い人にはピッタリです。
以上のようにネットワークエンジニアとしてのキャリアは、チャレンジと成長の機会に満ちています。ITが好きで、常に進化していく環境でスキルアップしながら働きたいと考える人には理想的な職業と言えるでしょう。
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4.ネットワークエンジニアになるために必要な知識
ネットワークエンジニアは将来への不安もありますが、同時に魅力にもあふれる職業であるとわかりました。ではこの職業に就くためには、どのような知識や技術をもっている必要があるのでしょうか?ネットワークエンジニアになるために必要とされる知識には、主に以下のような事柄があります。
コンピュータネットワークについての基礎知識
ネットワークの基本構造、機能、そしてインターネットがどのように機能するかについての知識があるのが前提です。例えば「IPアドレス」「MACアドレス」「サブネットマスク」などの基本的な用語はおさえておきましょう。
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主要なネットワーク機器の知識
「ルーター」「スイッチ」「ハブ」「ファイアウォール」など、ネットワークを構成する重要な機器の役割と機能を理解している必要があります。
ネットワークプロトコルの知識
データの伝送を可能にするために必要なプロトコル、とくに「TCP/IP」モデルの理解が必要です。他にも「HTTP」「FTP」「SMTP」などの一般的なプロトコルについても学ぶ必要があるでしょう。
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ネットワークセキュリティの基礎
ネットワークの安全性を保つための基本的なセキュリティ原則と、脅威から保護するための対策についてもよく知っておく必要があります。
トラブルシューティングの技術
「トラブルシューティング」とは、何らかの問題が起こったときにその原因を探して取り除く作業を意味する言葉です。ネットワーク障害が発生した際には、その原因を特定し、素早く効果的に解決するために必須の技術となります。
これらの知識を身につければ、ネットワークエンジニアとしての第一歩を踏み出す準備が整うでしょう。また、これらの知識は資格試験の準備にも役立つので、専門性をさらに深めるための基盤となります。
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5.ネットワークエンジニアの年収は低い?
記事前半では、ネットワークエンジニアの収入の上げづらさについて少し触れました。ここでは、実際にネットワークエンジニアが平均していくらぐらいの年収を得ているのかや、その将来性について解説したいと思います。
ネットワークエンジニアの年収は450万円以上
国内の大手転職情報サイトの情報をいくつか見てみると、ネットワークエンジニアの平均年収はおおよそ約450万円~500万円とされています。これは国税庁が公表する日本の全職業の平均年収436万円と比較して、わずかに高い数値です。
ネットワークの設計や構築に関わる業務は、その専門性と要求されるスキルの高さから、平均以上の収入が期待できる領域です。これらの業務に関わるエンジニアは、経験とともにスキルを磨き、さらなるキャリアアップを目指すことで収入の向上が期待できます。
ネットワークエンジニアの将来性は?
残念ながら、ネットワークエンジニアの職種の将来性にはいくつかの懸念が存在します。とりわけ、クラウドサービスの普及は、従来型のネットワークエンジニアの役割を脅かしています。多くの企業がクラウド技術を採用することで、社内に専用のネットワークシステムを設置・管理する必要が減少しています。これにより、ネットワークエンジニアに求められるスキルセットも変化してくるでしょう。長く働きつづけるためには、新たな技術やトレンドに適応する能力が今後ますます重要になってきそうです。
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6.ネットワークエンジニアのやりがいは?
ここまでネットワークエンジニアとしてのキャリアの難しさについて多く語りましたが、この仕事が持つ「やりがい」についても見ていきましょう。
組織の基盤を構築する経験や達成感
ネットワークエンジニアの大きなやりがいの一つは、企業の重要なインフラであるネットワークの基盤を築くことに貢献できる点です。とくに、ネットワークの設計や構築に関わる場合、複雑なシステムを一から作り上げる過程は、多くの創造性と技術的知識を要求されます。プロジェクトが大規模になるほど、様々なネットワーク機器との組み合わせや調整が必要となり、これが成功した時の達成感は計り知れません。
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多様なIT機器を扱う知識や経験
ネットワークの構築や運用を行う中で、さまざまな最新の技術機器に触れることができます。多くのエンジニアにとって、実際の物理的機器に直接触れることは、デスクワークの日々に新鮮さを与え、技術への理解を深める貴重な機会となります。
給与アップのチャンス
ネットワークエンジニアには、報酬面のやりがいももちろんあります。日々の業務を通して努力と成功が認められれば、ある程度の給与アップは期待できるでしょう。また、高度な技術や資格を習得できれば、それに応じた収入増加と達成感を得られるはずです。
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7.ネットワークエンジニアとして成功するために重要な2つの努力
ここまで解説してきたように、ネットワークエンジニアとして働き続けるには多くのチャレンジが必要です。これからネットワークエンジニアとして成功したいと考えている方に、とくに重要な努力のポイントを2つお伝えします。
クラウド技術を習得する
クラウドコンピューティングの普及により、ネットワークエンジニアはその役割が変化している最中と言えます。そのためクラウド関連の技術を習得していれば、エンジニアとして今後市場価値を上げていけるでしょう。また、クラウドスキルを持つことでネットワークエンジニアとしての競争力を高めるだけでなく、クラウドエンジニアへ転向する道も広げることができます。
CCNAなどの資格取得
専門的なネットワーク技術を証明する資格、とくに「CCNA」や「LPIC」を取得することをおすすめします。この2つはエンジニア求人市場では評価が高い資格です。資格を持つことで、就職活動はもちろんのこと、同じ職場の中でキャリアを進展させる役にも立ちます。
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8.ネットワークエンジニアの一日の過ごし方
ネットワークエンジニアとしての一日は、多岐にわたる業務で構成されています。以下では、一般的な日常業務の流れをモデルとして紹介します。
朝一番の確認
一日の始まりには、ネットワークの状態を確認し、夜間に発生した問題がないかをチェックします。必要な場合は、速やかにトラブルシューティングを行います。
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ルーティン的なメンテナンス作業
定期的なメンテナンスやアップデートをスケジュール通りに実行。これにはファームウェアの更新やハードウェアの交換が含まれることがあります。
新たな設計や改善の作業
新しいネットワークの設計や既存ネットワークの拡張など、長期的なプロジェクトに取り組みます。これには多くの計画、協調、テストが伴います。
突発的な障害対応
日中も障害が発生することがあり、その都度、迅速に対応を行います。トラブルシューティングスキルが問われる瞬間です。
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記録や報告の作成
作業の記録を残すため、詳細なドキュメントを作成します。また、上司やクライアントへのレポート作成も行います。
勉強・自己研鑽
新技術について学び、知識を更新するための時間を確保します。業界は常に進化しているため、継続的な学習は欠かせません。
以上のように、ネットワークエンジニアとしての一日は、ルーティン的な作業や、予期せぬ問題への対応、時間を見つけて行う改善作業、知識のアップデートまで多岐にわたります。定型業務はありながらも日々新しい挑戦もあり、自分のスキルを高め続けることが求められます。
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9.ネットワークエンジニアに向いているのはどんな人?
ネットワークエンジニアの置かれる環境や求められる能力等についてさまざまに解説してきましたが、つまるところどのような人ならこの職業に向いていると言えるのでしょうか?
ネットワークエンジニアには、「常に新しい技術を学ぶ意欲や好奇心」が必要であり、「忍耐力と責任感」も非常に重要です。地道な作業が多く、時には目立たない仕事も着実にこなす必要があります。また、チームでの協働も多いため、メンバーと上手に付き合える「コミュニケーション能力」も必須です。これらの特性を持つ人は、ネットワークエンジニアとして成功しやすいでしょう。
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10.まとめ
ネットワークエンジニアとして働くことは、勤務時間やタスクの不規則さや、自前の大きなネットワークを必要としないクラウド化へのシフトなど、多くのチャレンジを伴うものでした。一方で、デジタル革新の恩恵を組織やそのメンバーにもたらすことにやりがいを感じる人にとって、この職業は非常に魅力的です。ポジションは減少傾向とはいえ、需要そのものはこの先も確実に残り続ける仕事でもあります。
将来性に関するリスクをなるべく減らして長く活躍できるネットワークエンジニアを目指すのならば、クラウドコンピューティングや市場価値の高い専門資格の取得など、技術を柔軟に学んでいく姿勢が重要です。最終的に、このキャリアが自身の技術的興味や生活スタイルに合っているかどうかを検討し、そのうえで情熱を持って取り組むことが成功の鍵となるでしょう。
ネットワークエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。ネットワークエンジニアをはじめ、多数のIT職種のキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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