IT系資格を取る順番のおすすめ解説!ITパスポートの次に目指したい就活向け資格

IT系資格を取る順番のおすすめ解説!ITパスポートの次に目指したい就活向け資格
IT業界を目指すにあたっては、選考で評価されやすいIT系資格を取得するのが効果的です。しかし、いきなり実務レベルの難関資格を目指してもハードルが高すぎてしまい、モチベーションが続かずに挫折してしまう可能性も高まります。就活で活かせる資格を効率的に取得するためには、IT系資格を取る順番に気をつけながら勉強するのがポイントです。 では、IT系資格を取る順番はどのように決めれば良いのでしょうか。 本記事では、IT系資格を取る時のおすすめの順番と、初心者向け・中級者向けをはじめとする難易度別のおすすめ資格についてご紹介します。IT系資格の入門とされる「ITパスポート試験」の次に取得すべき資格はどれなのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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1.IT系資格を取る時のおすすめの順番

就活を有利に進めるためのIT系資格を取る順番として、まずはエンジニアとしての将来のキャリアプランを定め、そのプランを実現するために必要な資格を選びながら、難易度が低いものから挑戦していくのがおすすめです。

たとえば、将来はITインフラに強いクラウドエンジニアを目指したいと考えているのであれば、ゆくゆくは「情報処理安全確保支援士」や「AWS認定資格」を取得することをゴールとしつつ、まずは「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」からスタートするのがおすすめです。

将来のキャリアプランを作成せず、難易度の低いものから無計画に資格取得の勉強に取り組んでしまうと、履歴書の保有資格に一貫性がなく、明確なキャリアプランを思い描けていない学生と判断される危険性があります。資格取得のための勉強も非効率になりがちなので、まずはゴールを設定してから目指す資格と取る順番を考えるのがおすすめです。

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2.最初に取得したい初心者向けIT系資格

続いて、IT系資格を取る順番として最初に持ってきたい初心者向け資格について、次の3つをご紹介します。
 

  • ・ITパスポート試験

    ・基本情報技術者試験

    ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)


すでに取得済みの方も多いかもしれませんが、改めてここで確認しておきましょう。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、IT業界を目指すための登竜門とされる資格で、ITに関する基礎的な知識を問う国家資格です。業界の先端技術や開発手法のほか、企業経営全般なども出題範囲に含まれており、取得しておくことでIT業界で活躍する資質がある学生と判断されます。

企業によっては、内定者向けに入社前の取得を奨励されたり、資格手当が支給されたりすることも多く、IT業界を目指すのであれば取得しておいて損はありません。コンピュータを使ったCBT方式による試験で、年間を通じて受験が可能なので、忙しい就活の合間に受けることも可能です。

ITに関する基礎知識を持つ方であれば1ヶ月程度で取得できる難易度なので、IT系資格を取る時には最初に目指すことをおすすめします。

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基本情報技術者試験

ITパスポートの上位に位置付けられる国家資格が、基本情報技術者試験です。IT業界で活躍するエンジニアとしての基礎的なスキルを問う資格で、プログラミングスキルやマネジメント、経営戦略などさまざまな分野から出題されます。ITパスポートよりも難易度が高い分、取得しておくと選考でも有利に働く資格の一つです。

IT系エンジニアであれば、どの職種を目指す方にとっても役立つ基本的な知識が出題範囲となっているため、キャリアプランを問わず余裕があれば取得しておきたい資格です。従来は年2回の試験日程でしたが、令和5年からは通年で受験申し込みが可能になったため、時期を問わず試験を受けることができます。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、Microsoft社のOffice製品を扱うスキルを問うベンダー資格(民間資格)で、世界的に実施されている国際資格でもあります。Word、Excel、PowerPointなどのソフトを扱う実技試験によって評価され、難易度やOffice製品のバージョン別に「一般レベル」「上級レベル(エキスパート)」の科目が用意されています。

受験方法は、全国一斉試験と随時試験の2種類があり、随時試験であれば全国の試験会場で毎日受験することが可能です。ITエンジニアとしての業務に直接役立つわけではありませんが、日々の業務では欠かせないWord、Excel、PowerPointの操作を効率化することができるので、IT企業では評価されやすい資格の一つです。

難易度はITパスポート試験と同等とされており、取得するハードルは低めで十分に対策すれば一発合格も可能なので、就活と並行して学習してみると良いでしょう。

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3.スキルアップのために取得したい中級者向けIT系資格

次に、プログラミング経験がありITに関する知識も豊富な方が、企業に対して即戦力の人材であることをアピールするのに役立つ資格をご紹介します。
 

  • ・応用情報技術者試験

    ・情報処理安全確保支援士

    ・ネットワークスペシャリスト


エンジニア未経験の文系学生にとっては難易度が高い資格が並びますが、学生時代にエンジニアとしてアルバイト・インターンで働いたことがある方や、個人開発の経験がある方は目指してみると良いでしょう。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位に位置付けられる国家資格で、より専門的な知識・スキルが求められる試験です。エンジニアとしてのレベルアップを図りたい方に人気のある資格で、就職はもちろん、転職や社内評価でもプラスに働きます。出題範囲の広さと一つひとつの設問の難しさから、未経験の学生向けの資格とは言えませんが、余力がある方は目指してみても良いでしょう。

応用情報技術者試験に関してもITに関する幅広い知識を問う資格なので、職種や業種に制限はありません。Web系、組み込み系、インフラ系など、どの職種を目指す場合にも役立つ中級者向け資格なので、将来のキャリアプランに組み込んで長期的なスパンで取得を目指してみましょう。

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情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士(旧:情報セキュリティスペシャリスト)は、情報セキュリティの専門家として、システム・ITインフラをサイバー攻撃・ウイルス感染などから守るための知識・スキルを問う資格です。通称「登録セキスペ」とも呼ばれ、2017年に誕生した比較的新しい資格です。

主にセキュリティエンジニア向けの資格ではありますが、社会全体で情報セキュリティへの意識が高まりつつある事情を反映し、セキュリティエンジニア以外の職種からも高い支持を集めています。システム開発やITインフラの構築では、セキュリティに関する専門知識を持ったエンジニアは非常に重宝されるため、セキュリティについて強い関心がある方は積極的に目指してみると良いでしょう。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、ITインフラの中でもネットワークに関する設計・構築・運用に高い専門スキルを持つことの証明となる資格です。ネットワークエンジニアとして高いレベルを目指したい方向けの資格となっており、セキュリティ対策やトラフィック解析なども出題範囲に含まれます。

インフラエンジニアの中でもネットワークに特化してスキルアップしたい方に適しており、将来は一流のネットワークエンジニアとして活躍したい方におすすめです。試験日程は年1回、午前・午後に分かれた記述式の回答が求められるため、十分に試験対策を行いましょう。

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4.マネジメント職に役立つマネージャー向けIT系資格

現場での開発業務に専念するよりも、将来はプロジェクトやチームをマネジメントする道へ進みたいと考えている方は、以下のようなマネージャー向けIT系資格の取得を検討すると良いでしょう。
 

  • ・システムアーキテクト

    ・プロジェクトマネージャ

    ・ITストラテジスト


フリーランスのエンジニア、もしくはITコンサルタントとして独立したいと考えている方にも適した資格なので、長期的なスパンで取得を目指してみましょう。

システムアーキテクト

システムアーキテクトは、システム開発における上流工程に携わるために必要な知識・スキルを問う資格です。IT系の国家資格の中でも最上位に位置する資格で、難易度は非常に高いですが、その分業界では高い評価を得られます。

システム開発では、要件定義や基本設計・詳細設計などの業務を上流工程と呼び、クライアント企業へのヒアリングスキル・提案スキルを含めた高い専門性が必要な業務となっています。現場でのシステム開発や保守・運用といった下流工程と比べると、スキルを持った人材が少なく、待遇も良い傾向です。

そうした上流工程に携わるための知識・スキルを証明できる資格なので、エンジニアとして平均以上の高収入を得たい方にもおすすめです。

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プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャとは、システム開発プロジェクトの計画から実行・管理など、プロジェクトマネジメントのための高いスキルを有することを証明する資格です。プロジェクト全体の意思決定を下しつつ、納期と品質、コストに責任を持ってプロジェクトを遂行します。企業やプロジェクトごとに制約や前提条件がある中で、最適な進め方を考案する力が求められます。

プロジェクトマネージャも非常に難易度が高い資格として知られているため、取得できれば社内でも一目置かれる存在になることは間違いありません。将来はPM(プロジェクトマネージャー)などのマネジメント系職種を目指したい方にとっては必ず役に立つ資格なので、積極的に学習してみましょう。

ITストラテジスト

ITストラテジストは、システム開発やITインフラ構築よりも、企業の売上向上のための事業戦略の策定・提案などを推進する、ビジネス寄りのIT系資格です。ITに関する高い専門性を活かしながら、企業の経営層に対して説得力ある提案を行うためのスキルが問われます。

システム開発についての知識を持つことは前提であり、その上でマーケティング・セールスの知識や、コンサルタント的な知見が求められる試験でもあります。社内でマネジメント職を目指したい方はもちろん、ITコンサルタントとして独立して活躍したい方にも適しています。

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5.担当業務に合わせて取得したいITベンダー資格

本記事ではここまでIT系資格の中でも優先して取っておきたい国家資格について順番にご紹介してきましたが、IT系資格の中には「ベンダー資格」と呼ばれる民間資格も多く存在します。入社後に担当する業務に合わせてベンダー資格を取得しておくと、即戦力として期待された高い評価を受けられますので、学習しているプログラミング言語やインフラ知識に合わせて取得を検討してみましょう。
 

  • ・AWS認定資格

    ・Java Silver

    ・Ruby Silver


ここでは代表的なベンダー資格として、上記の3つを順番にご紹介します。

AWS認定資格

インフラエンジニア向けのベンダー資格の一つが、AWS認定資格です。Amazon社のクラウドサービスであるAWSを扱う専門知識・スキルを有することを証明できる資格で、難易度や分野に応じていくつかの種類が存在しており、難易度も資格ごとに異なります。代表的なのは「AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト」という難易度で、まずはこの資格を目指してみると良いでしょう。

AWS認定資格を取得することで、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといったインフラエンジニアの選考で有利になるほか、クラウドエンジニアとしてステップアップする際にも役立ちます。近年ではAWSをはじめとするクラウドサービスの活用に注目が集まっており、将来性の高い資格です。

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Java Silver

Java Silverは、人気プログラミング言語「Java」の知識・スキルを問うもので、Oracle社が運営する資格です。初級レベルの「Java Bronze」や上級レベルの「Java Gold」も存在しますが、プログラミング経験者であればJava Silverの合格を目指すと良いでしょう。

JavaはIT業界でも人気が高いプログラミング言語であり、Javaを扱えるエンジニアの求人も豊富です。Web開発や組み込みシステム開発など、幅広い領域で活躍できるプログラミング言語なので、どの言語を学習したら良いか迷っている方は、まずはJavaを学習しながらJava BronzeやJava Silverの資格取得を目指してみると良いでしょう。

Ruby Silver

Web開発で人気の日本生まれのプログラミング言語「Ruby」の知識・スキルを問う資格が、Ruby Silverです。Ruby技術者認定試験のうち、基本的な技術レベルが出題範囲となっており、Rubyの文法や標準ライブラリなどの知識が必要となります。

Rubyは日本で生まれたプログラミング言語ということもあり、日本語の教材が豊富でプログラミング初心者にもわかりやすい構文が使われているのが特徴です。IT業界での人気はJavaにやや劣りますが、最初に学習するプログラミング言語としてRubyを選び、Ruby Silverの取得を目指すのもおすすめです。

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6.IT系資格を取る順番を決める時の注意点

最後に、IT系資格を取る順番を決める時に押さえておきたい注意点について、次の3つをご紹介します。
 

  • ・難関資格をゴールとしてステップアップを目指す

    ・取得するまでの期間を見積もっておく

    ・入社後の業務に関連する資格を優先する


順番に解説しますので、資格取得のための学習スケジュールや就活のスケジュールを決める参考として役立ててみてください。

難関資格をゴールとしてステップアップを目指す

IT系資格を取る際には、難易度の低いものから順番に取得していくのではなく、あらかじめゴールとなる難関資格を決めておき、そのゴールに向けてステップアップするように資格を増やしていくのが効果的です。たとえば、情報処理安全確保支援士の資格を取ってセキュリティエンジニアとして活躍したいという目標を定めてから、ITパスポート試験や基本情報技術者試験、AWS認定試験などを取得していく流れがおすすめです。

最初にゴールを決めて資格取得の道のりを定めておくことにより、高いモチベーションを維持しやすくなるため、ぜひ実践してみてください。

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取得するまでの期間を見積もっておく

就活に取り組みながらIT系資格の取得を目指す場合には、それぞれの資格の取得までにかかる時間を計算しておき、無理のないスケジュールで就活や学習を進めるのが大切です。事前に資格取得にかかる時間を見積もっておかなければ、資格の勉強に時間を取られて就活対策に時間を割けなくなる可能性もあります。

資格取得にかかる時間の目安は、参考書や合格者体験談などを参考にリサーチしておき、自分の知識レベルに合わせて見積もってみると良いでしょう。

入社後の業務に関連する資格を優先する

IT系資格の取る順番を考える時には、入社後の業務で活かせるものを最優先にすることをおすすめします。入社したい企業や職種が明確で、入社後に担当する業務も判明している場合には、その仕事で活かせる資格が最も評価されやすいためです。たとえ難関資格を取得できたとしても、入社後すぐに使うわけではない資格であれば、選考で評価される可能性は低いでしょう。

業務にあまり関連しない資格をアピールしてしまうと、企業研究が不足している学生というイメージを持たれかねません。必ず応募する企業に合わせて学習する資格・アピールする資格を決めるようにしてください。

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7.まとめ

本記事では、IT系資格の取る順番を決める参考として、初心者向け・中級者向け・マネージャー向け、そしてITベンダー資格に分類しながらおすすめ資格をご紹介してきました。IT業界への登竜門とされる「ITパスポート試験」を取得できたら、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」の取得を目指し、その後は自分がなりたい職種やキャリアビジョンに合わせて学習する資格を選ぶと良いでしょう。

ただしIT系資格は、より多くの数を取得するよりも、入社後の業務に役立つ資格を優先して取得することが重要になります。将来のキャリアプランをもとに最終的に取得したい難関資格を決めてから、難易度の低いものから順番に学習していくのが理想的です。本記事で紹介してきた資格をチェックしながら、これからIT系資格を取る順番を決める参考として活用してみてください。

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