【例文あり】大手企業のESの書き方は?作成の流れと注意点を解説

【例文あり】大手企業のESの書き方は?作成の流れと注意点を解説
エントリーシートは選考の最初のステップ。エントリーシートが通過しなければ、面接に進むことはできません。 書類選考を通過して面接に進むためにはどのようなエントリーシートを書いたらいいのでしょうか。また、大手企業と中小・ベンチャー企業でエントリーシートの書き方に違いはあるのでしょうか。この記事ではエントリーシートを書く際に気をつけるポイントや作成時の流れ、よくある設問例と例文をご紹介します。

 

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1.まず、ESは選考の中のどこに位置しているのかを意識しよう

エントリーシートを書く前に意識すべきポイントは「エントリーシートがその企業の選考ステップのどこに位置しているのか」という点です。
多くの企業は以下のような流れで選考が進んでいくと思います。

  • ・エントリーシート

    ・WEBテスト

    ・複数回の面接

    ・内定


まずエントリーの時点で学歴でふるいにかけられる場合もありますが、学歴が問題ない場合はエントリーシートの記載内容が「面接に進めるか」の判断軸となります。
(もちろん、その後のWEBテストで落ちることのないようしっかりと対策はしておきましょう)
採用担当者はエントリーシートで、

  • ・自社の求める人物像にマッチした学生か

    ・その職種に必要な素質を兼ね備えているか/入社後成長が望めそうか

    ・面接で話してみたいと思える学生かどうか

などを見ています。
まずはこの点を念頭に置いた上でエントリーシートの準備に取り掛かりましょう。

大手企業でも中小企業でも、ESの位置付けは変わらない

みなさんが気になるのは「大手企業のエントリーシートではどんなことを書けば良いのか」という点だと思います。
基本的には、大手企業でも中小企業でもエントリーシートの位置付けは変わりません。
しかし、企業規模が大きい場合、特に人気の企業になればなるほど採用担当者が目を通さなければならないエントリーシートの枚数は多くなります。
そのような場合、よほどインパクトの強いガクチカではない限り、文章の構成や論理性・具体性など基本的なポイントが抑えられていないと、一瞬で落とされる対象となってしまいます。
この後の章で書き方のポイントについて詳しく説明していきますので、ぜひそちらをチェックしてください。

ちなみに、大手企業のES選考率って?

エントリーシートの通過率はその企業によって異なります。エントリーシートで間口を広げて面接で絞っていく企業もありますし、その逆もあります。
ただ、一般的にエントリーシートの通過率は50%程度と言われています。倍率の高い企業や大手企業になると通過率が30%程度になる場合もあるそうです。

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2.ESを書く際に気をつけるポイント

ここからは、エントリーシートを書く際に気をつけるポイントをご紹介していきます。

読みやすい文章になっているか

基本中の基本ですが、まず重要なのが読みやすい文章になっているか、という点です。
では、具体的にどんな文章が「読みやすい文章」なのでしょうか。

文章を書く際にはいくつかのポイントがあります。

①読みやすい「構成」になっているか

読みやすい文章を作るためには、文章の書き方のフレームワークを使うのが手っ取り早いです。
フレームワークにはいくつかの種類がありますが、エントリーシートにおすすめなのは「PREP法」と呼ばれるものです。


PREP法は

  • ・Point(結論)

    ・Reason(理由)

    ・Example(具体例)

    ・Point(結論)

のそれぞれの頭文字をとったもので、この順番に沿って文章を作成していきます。

例えば、「あなたの強みをアピールしてください」というエントリーシートの設問の場合は、以下のような構成で記載します。
①Point(結論)
まず、自分の強みは何であるかを簡潔に記載します。
②Reason(理由)
次に、なぜそれが自分の強みだと思うのかを記載します。
③Example(具体例)
その強みを生かすことができた具体的なエピソードを記載します。
④Point(結論)
最後に結論を記載し、自分の強みを印象付けます。

PREP法のポイントは、最初と最後に二度結論を述べることです。
最初に結論を述べることで、読み手は「この文章は何を説明しているのか」を最初に理解できます。その後、その結論に至った理由を記載し、その後に具体例を持ってくることで結論・理由の説得力が増します。そして最後に結論を再度述べることで、書き手が文章全体を通して書きたかったことが読み手に伝わる、という構成です。

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②文法や言い回し、誤字脱字に気をつける

とても基本的なことですが、ここができていないと「基本的な文章作成力がない」「誤字脱字にも注意が行き届いていない」とみなされ、落とされる確率が高くなります。
文章作成後に自身で声に出して読んでみる、家族や友人などに読んでもらい客観的な意見をもらうなど、必ず文章の推敲を行うようにしましょう。

設問にしっかりと解答できているか

エントリーシートで意外とやりがちなミスが、設問に沿った回答ができていないケースです。
エントリーシートの設問の中には、
・あなたの強みはなんですか。具体的なエピソードを例に出して説明してください。
・学生時代に力を入れたことなんですか。動機を軸に説明してください。
など、回答の仕方が指示されている場合があります。
このような設問なのに、具体的なエピソードが書かれていなかったり、動機ではなくガクチカの内容の説明だけをしてしまったりすると、その時点で落とされてしまう可能性も。

エントリーシートを書く際は、設問をしっかりと読んだ上で作成するようにしましょう。

企業が求める人材像に近い回答になっているか

企業の募集要項には、求める人材像や選考基準が記載されていると思います。
たとえば、以下のようなイメージです。

  • ・コミュニケーションがきちんと取れる人、好奇心が旺盛でさまざまな仕事に前向きに取り組める人を求めています。

    ・仕事でわからないことがあった時、正直に「わからない」と言える姿勢も大切です。

    ・失敗しても諦めずに物事へ取り組める人をお待ちしております。


このように、企業が求める人材像のヒントは就活サイトなどで手に入れることができます。
エントリーシートを書いた後は、自身の記載した内容が企業の求める人材像とマッチしているか確認しましょう。

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3.【例文あり】エントリーシートの書き方とよくある設問例を例文付きでご紹介

ESを書く時の流れ

エントリーシートの設問を見ても、いきなり執筆をしだすのは難しいものです。エントリーシートを書く際は、以下の流れに沿って思考するようにすると書きやすくなるのでおすすめです。

設問に対し、アピールしたい軸を決める

まずは設問を確認し、記載内容の軸を決めます。
例えば以下のようなイメージです。
設問:学生時代に力を入れたことを教えてください
アピールしたい軸:力を入れたことと、力を入れたことで得た経験や能力を何にするか決める

まずは先述した「企業の求める人材」にマッチするアピールポイントを決めていきます。
この時重要なのが、「力を入れたこと」だけを決めるのではなく「それにより得た経験や能力、自身のアピールポイントを何にするか決める」ということです。
企業が見ているのは実際に力を入れたことが何かという点ではなく、それによりその学生が何を得たのか、どのように成長したのか、どのような成果を出せる人材なのか」という点です。
そのため、後者のアピールポイントを考えておくことが非常に重要です。

アピールしたい軸に沿ったエピソードを考える

アピールしたい軸が決まったら、その軸を説得力を持って説明できるエピソードを決めましょう。
ガクチカエピソードはインパクトのある経験が通りやすいと思われがちですが、そんなことはありません。企業がエントリーシートを通じて知りたいことは、学生の強みや弱み、能力や考え方といった点です。また、その学生自身が何を考え、どのように行動を起こしたのかというプロセスも重要なポイントです。

例えば「部活の全国大会で優勝した」というエピソードは、一見インパクトのあるすばらしい経験のように見えます。
しかし、エントリーシートから「自分自身が主体的に行ったことは何か」「自分が周囲にどのような影響を及ぼし、優勝まで至ったのか」ということが読み取れなければ、学生自身の評価をすることはできません。
華々しいエピソードを語るだけではなく、企業側が求めているポイントを抑えたエントリーシートを書くことを意識しましょう。

ここからは、エントリーシートのよくある設問と記述内容を例文付きでご紹介します。

関連記事:ガクチカの書き方・探し方を徹底解説!ESで選考を有利に進める5つのステップ

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【設問例1】志望動機を教えてください(300字)

私が貴社を志望した理由は、「ITの力で社会課題を解決する」という企業理念に共感したためです。大学では社会学部を専攻しており、日本の社会福祉について課題感を持ちました。福祉のセーフティーネットからこぼれてしまう人にビジネスの力で協力したいと強く感じました。また、学生団体の役員として、メンバーとの円滑なコミュニケーションを図り、イベントの集客目標数を達成させる経験も積みました。これらの経験から、チーム内外との効果的なコミュニケーションを通じてプロジェクトを推進するとともに、ユーザーとの対話を通じてニーズを理解し、最適なソリューションを提供できるSEとして御社に貢献したいと考えています。
上記の例文は以下のような構成で作成されています。
①まずは志望動機を簡潔に述べる

この例文では、企業理念に共感したと述べていますが、他にも

  • ・事業内容

    ・具体的な商材・サービス・プロダクト

    ・働く環境や社風

    ・仕事内容

など、自分がその企業で働きたいと思った理由を述べましょう。

②志望動機の理由と具体例を述べる

次に志望動機を裏付ける思いや経験を述べます。
ここで、自身の長所やそれを裏付ける具体的なエピソードを述べられると尚良いです。

③自身のどんな強みや経験を生かして企業に貢献できるのか述べる

最後にまとめとして、強みや経験を活かしてその企業でどのように働きたいか、活躍したいかを述べましょう。

関連記事:IT業界の志望動機書き方・例文!新卒で内定獲得するためのコツも解説

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【設問例2】学生時代に力を入れたことを教えてください(500字以内)

学生時代に私が力を入れたことは、テニスサークルでの活動です。3年生では練習メニュー作成を担当しました。 私たちの学年全体の目標は、リーグ戦で3位以内に入るということでした。これまで練習メニューは明確には決まっておらず、個人の実力に差が出てしまっていました。その点に課題感を感じていた私は練習メニュー作成担当に立候補し、効果的なトレーニングプラン作成を目指しました。 練習メニューを決めたことで、アルバイトやゼミで忙しいメンバーからの反発がありました。部長と練習メニューやスケジュールの調整を行い、サークルメンバー全体で話し合いを重ね、最終的には全員が納得する練習メニューを完成させることができました。 その結果、リーグ戦では昨年までの10位から、3位になることができました。メンバーからも「練習メニューがあったおかげで実力がついていくのを実感できた」と言ってもらうことができました。 このテニスサークルでの経験を通して、課題解決力、目標達成への努力、コミュニケーション能力を磨くことができました。これらの経験を活かし、SEとしてもチームでの目標達成に貢献し、貴社の成長に寄与したいと考えています。

上記の例文は以下のような構成で作成されています。
①まずは学生時代に力を入れた活動と自分の役割を簡潔に述べる

サークルやゼミでの活動、アルバイト経験など、自分だけでは完結しない、仲間や同僚がいる環境での経験をガクチカとして書く方は多いと思います。
そのような時に大事なのが、自分がそのコミュニティに所属していたときの役割をしっかり述べることです。それにより、その後に述べるエピソードがより採用担当者に伝わりやすくなります。

②具体的なガクチカエピソードを述べる

ここでは、

  • ・その活動でどのような目標が設けられていたのか、自分がどのような目標を置いていたのか

    ・その目標と現状にどのようなギャップがあったのか

    ・そのギャップを埋めるために自分がどのような行動を起こしたのか

    ・その結果、どうなったのか

という流れでエピソードを述べましょう。

例文では目標達成ができた例を述べていますが、その過程で自身が成長できていたり、目標達成以外も得られたものがあったのであれば、目標達成できたエピソードでなくてもよいでしょう。

関連記事:「失敗から学んだこと」を面接・ESでアピールするには?失敗談で好印象を与える回答方法

③自身のどんな強みや経験を生かして企業に貢献できるのか述べる

先ほどの志望動機と同様、最後にまとめとして、強みや経験を活かしてその企業でどのように働きたいか、活躍したいかを述べましょう。

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4.まとめ

エントリーシートには書き方があります。その書き方をマスターすれば、エントリーシートがかなり書きやすくなるはずです。
企業の求める人材像を意識しながら、自分の経験に自信を持って、企業に熱意が伝わるようなエントリーシートを作成しましょう。

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