落ちるESの典型例を徹底分析!不合格の要因を見つけて通過率を上げるコツ

落ちるESの典型例を徹底分析!不合格の要因を見つけて通過率を上げるコツ
履歴書・ES(エントリーシート)を提出する書類選考で落ちてしまった場合、企業からは落ちた原因や理由については教えてもらえないため、自分のESのどこが悪かったのかがわからない方も多いでしょう。ESの段階で何度も落とされてしまう時には、一体どう対策すれば選考に通るのか迷うこともあるはずです。 そこで今回の記事では、就活で落ちるESの典型例について、不合格となる要因とともに解説していきます。ESで落ちる割合や企業がESを求める理由、「受かるES」を作るための書き方のポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.就活でESの提出が求められる理由

ESの段階で落とされてしまう原因を理解するためには、まず企業側の立場になり、「なぜESをチェックしているのか」「どのような目的でESで選考しているのか」を知ることが大切です。内定を出すかどうかを判断する採用担当者の立場になって考えることで、落ちるESの特徴や理由が見えてくるからです。
 

  • 人柄・価値観を知るため

    自社への志望度をチェックするため

    面接官への負担を減らすため


ここでは就活で企業がESを求める上記3つの理由について、詳しく解説します。

人柄・価値観を知るため

企業は学生が書いたESを通じて、人柄・価値観を知りたいと考えています。新卒採用を行う企業では、学生に高いスキルや専門性を求めることは少なく、学生のポテンシャル(将来性)を評価して合否を決めることが多いです。その判断材料となるのが、向上心や上昇志向を持った人物かどうか、課題を投げ出すことなく粘り強く取り組めるかといった人柄・価値観の部分です。

自己PRやガクチカなどのESの中身はもちろん、ESの第一印象や全体の書き方、ミスの少なさなどをチェックしながら、ESから現れてくる人物性を知ろうと考えているのです。学生時代に達成した成果や実績でインパクトを与えることも大切ではありますが、より重要なのはあなた自身の人柄・価値観を正しく伝えることであると覚えておきましょう。

自社への志望度をチェックするため

企業はESの書き方を通じて、自社への志望度をチェックすることも多いです。単に志望動機の回答を読むだけではなく、空白なく解答欄を埋めていること、提出期限よりも前の段階で提出していること、企業の事業内容や業務にリンクさせて書かれていることなど、ES全体で総合的に評価していることが多いです。

企業にとって志望度が低い学生を採用することは、入社後にミスマッチを起こして早期退職してしまうのではないかという不安につながり、内定を見送る原因になります。どれだけ高いスキルや専門性をアピールしていたとしても、その企業に入社したいという意欲が伝わらなければ落ちるESになってしまうため、注意しましょう。

面接官への負担を減らすため

学生からの人気が高い企業では、すべての学生に対して面接で話を聞くことが難しいため、応募者の人数を絞って面接官への負担を減らすべくESをチェックしていることが多いです。応募者が多くESの量も膨大になる場合には、一通あたりのESにかけられる時間も減ってしまいます。

そうした企業側の事情を考えれば、結論ファーストで要点を伝え、なるべく読みやすく、短期間で好印象を与えられるESが評価されやすいことがイメージしやすくなるでしょう。最後まで読まなければ強みが伝わらないESや、文書が読みにくいESは採用担当者の印象に残りにくくなるため注意が必要です。

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2.就活のESの通過率とは?落ちる割合について

一般的に就活のESの通過率は、50%程度とされています。学生からの人気が集まる大企業では落ちやすく、中小企業では受かりやすい傾向があります。2社に1社の割合でESで合格になるペースが平均的なので、5社や10社の選考で連続してESが落とされてしまう場合、落ちるESの典型例となっている可能性があります。

ESで落とされる原因について深掘りして対策することにより、ESの通過率を高めつつ、企業選びの軸を定めて理想の職場に出会えるチャンスも高まります。次から紹介する落ちるESの典型例も参考にしながら、ぜひESの改善方法を考えてみてください。

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3.落ちるESの7つの典型例と不合格要因

ここからは落ちるESの7つの典型例と不合格になる要因について解説していきます。自分が作成したESに当てはまる特徴がないかをチェックしながら確認してみてください。
 

  • 結論ファーストの書き方になっていない

    エピソードに具体性・客観性がない

    自己分析・企業研究が不足している

    企業の質問意図に合わせて回答していない

    日本語ルールが守れていない

    文章が読みにくい

    指定の文字数や書き方を守れていない


上から順番にご紹介しましょう。

結論ファーストの書き方になっていない

落ちるESに共通する典型例の一つが、結論ファーストの書き方になっていないパターンです。結論ファーストとは、「あなたの強みは何ですか?」と問われた時に、「私の強みは継続力です」など、質問への回答を直接伝えることを指します。こうした結論ファーストが守れていないと、「私は高校時代からバレー部に所属しており…」と、具体的なエピソードを時系列順に書いてしまうことがあります。

結論ファーストではないESや、最後まで読まなければ結論がわからないESは、ESをチェックする採用担当者に大きな負担をかけてしまいます。読み手の立場になって文章を書けない学生、論理的に伝える力が身についていない学生とみなされて、ESで落とされる可能性も高まるのです。

エピソードに具体性・客観性がない

落ちるESは、ESに書いているエピソードに具体性・客観性がないことも特徴です。自己PRやガクチカで、強みを活かして取り組んだアルバイトや部活動についてアピールすることは多いですが、そのエピソードに具体性がなく、創作で作ったような印象を受けてしまうと、ESの回答の説得力が弱く見えてしまうのです。

たとえばアルバイトで強みを発揮したエピソードについて語るのであれば、何年間続けたアルバイトなのか、強みを発揮してどのような変化があったのか、それを受けて周囲のメンバーや店長からどう評価されたのか、なるべく詳細に伝えることが重要です。オリジナリティあるエピソードが書かれたESは、それだけで採用担当者の印象に残るESとなるでしょう。

自己分析・企業研究が不足している

自己分析・企業研究が不足しているESも、選考で落とされる大きな原因の一つです。あなた自身の強みがあいまいだったり、企業の事業内容を間違って理解していたりすると、志望度の低い学生とみなされてしまうからです。たとえば志望動機について回答する際に、企業の待遇面やネームバリューだけをアピールした場合、企業の事業内容や理念ではなく、条件や知名度だけで企業選びをしている学生と判断されてしまうでしょう。

自己分析や企業研究は、自分が就きたい仕事を探すだけではなく、ESの説得力を高めるためにも欠かせない作業です。あなた自身の強みや、企業に応募する理由について、明確な根拠とともに答えるのが難しい場合には、もう一度自己分析・企業研究に取り組んでみることをおすすめします。

企業の質問意図に合わせて回答していない

ESで用意されている質問には、すべての企業の意図が存在します。「なぜ企業はESでガクチカについて聞くのか?」など、企業側の意図を踏まえて回答できていなければ、ESで好印象を得ることは難しくなってしまいます。たとえば自己PRの回答では、学生を採用するメリットについて知りたいと考えており、ガクチカの回答では学生の人柄・価値観を詳しく知ろうと考える企業が多いです。

ほかにもESで独自の質問を用意している企業は多いですが、一つひとつの質問の裏にある企業の意図を想像することができなければ、落ちるESのままになってしまうでしょう。

日本語ルールが守れていない

落ちるESの特徴として、日本語のルールが守れていないことも挙げられます。就活で使うESは、ビジネスシーンで使われるビジネス文書の一つです。そのため読みやすく正しい文章で書くことがマナーであり、日本語のルールに違反したESはネガティブな評価を受けてしまうのです。

たとえば、誤字脱字や誤変換、ですます調・だである調が一つのESで混在するパターンや、くだけすぎた話し言葉を多用しているパターンも挙げられます。入社後の上司とのやり取りや取引先とのメールでも、正しくビジネス文書が書けないのではないかと判断されると、選考で落ちる可能性も高くなるでしょう。

文章が読みにくい

手書きのESであれば文字が汚い、文字が小さすぎるケースなど、ESの文章が読みにくいことも悪印象を与える要因になります。パソコンで作成するESでも、「すごく」「非常に」などの装飾語を多用した余計な文章が多く、文字数の割に情報量が少ないESは評価が上がりにくくなります。句点「。」の数が少なく、一文が長すぎる文章も読み手に負担を与え、採用担当者の印象に残りにくいESとなってしまいます。

読みにくい文章は自分では気づけないことも多いため、家族や友人などの第三者に読んでもらって感想を求めながら改善するのが効果的です。大学のキャリアセンターなどでプロによるESの添削を受けると、読みやすいESを作ることに役立つでしょう。

指定の文字数や書き方を守れていない

落ちるESの典型例として、ESで指定されたルールを守れていないケースも挙げられます。たとえば証明写真の大きさや、ESの提出期限、各項目の文字数指定などのルールなどです。こうした基本的なルールを守れていない場合、企業に入社した後も職場のルールを破って周囲に迷惑をかける可能性が高いと判断され、ESで落とされる原因になるのです。

ESのルールを守らないまま提出してしまうのは、ESの提出期限ギリギリになって焦って作成するケースで起こりやすくなります。そのためESの提出期限は事前にしっかりと確認しておき、なるべく早めに書き進めるように心がけるのが大切です。

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4.落ちるESを作らないための書き方のポイント

ここまで解説してきた落ちるESの典型例をもとに、落ちるESではなく「受かるES」を作るための書き方のコツをご紹介していきましょう。
 

  • 企業の求める人物像に合わせて書く

    余裕のあるスケジュールで書き始める

    企業の働き方とリンクさせて作成する

    具体性のあるエピソードを盛り込む

    ライバルのESとの差別化を図る


上記の5つのポイントを詳しく解説しますので、ESを書く時の参考にしてみてください。

企業の求める人物像に合わせて書く

ESを作成する時には、企業の求める人物像に合わせて書くことを心がけましょう。求める人物像は、「この特徴を持った学生を採用します」という企業からのメッセージでもあるので、それに沿った回答を書くことで選考に通過するチャンスを高めることができます。仮に「チームワークを重視して働ける学生を歓迎」と書かれていた場合には、協調性や傾聴力、気配りができる力などをアピールするのが効果的です。

ただし、求める人物像に寄せすぎて、自分の強みが消えてしまっては意味がありません。あくまでも企業の人物像を参考にしつつも、自分ならではの強みをアピールすることを心がけてください。

余裕のあるスケジュールで書き始める

就活で使うESは、なるべく余裕のあるスケジュールで書き進めるようにしましょう。ESの提出期限ギリギリになってから焦って書こうとすると、誤字脱字などのミスが起こる原因になります。万が一提出期限を過ぎてしまえば、企業へのエントリーができなくなってしまい、内定を得るチャンスを逃してしまいます。

企業によってはESよりも面接を重視して選考を行うこともありますが、ESが重要な選考材料になっているのは間違いありません。「自己分析や企業研究は面接までにやるとして、ESだけ先に出してしまおう」と考えるのではなく、最初から余裕のあるスケジュールでESを作成するのがポイントです。

企業の働き方とリンクさせて作成する

落ちるESを避けて効果的なESを作るためには、企業の働き方とリンクさせながら作成するのも効果的です。企業の採用サイトで先輩社員インタビューや1日の過ごし方などを参考に、入社後に自分が働いているイメージを膨らませてみると良いでしょう。自分が採用された後の働き方を具体的に伝えることができれば、採用担当者も活躍している姿をイメージして内定を出しやすくなる効果があります。

入社後の働き方を正確に伝えるためには、企業の事業内容や先輩社員の働き方などをじっくりと企業研究することが欠かせません。ESを書き始める前に採用サイトを詳しくチェックしながら、自分が企業に入社した後にどのように働くのかを考えてみてください。

具体性のあるエピソードを盛り込む

採用担当者の印象に残るESを作るためには、具体性のあるエピソードを盛り込むことも大切です。5W1Hを取り入れたり、数字を盛り込んだりしながら、オリジナリティあるエピソードになるように工夫してみましょう。ESに書くエピソードは、インパクトや特殊性がある体験談である必要はなく、あなたが独自に経験したことを詳しく伝えるのがポイントです。

学業やアルバイトなどの学生生活の中で、どのような課題に直面してどう乗り越えたのか、読み手があなたの経験を追体験できるようなストーリー性あるエピソードを書くことができれば、ESの通過率も大幅に高まるでしょう。

ライバルのESとの差別化を図る

通過率が高まるESを作成するためには、ライバルのESとの差別化も意識してみましょう。採用担当者は1日に何通ものESに目を通しているため、ライバルとよく似た書き方になってしまうと、印象に残りづらいESになってしまいます。たとえば自己PRをアピールする時には、チームワークや協調性といったテーマは多くの学生が選ぶ傾向にあります。そのためチームワークを発揮して部活動やアルバイトに取り組んだエピソードだけを伝えても、大きな差別化にはつながらないでしょう。

その場合には、「私はまるでサッカー日本代表のようにチームワークを重視して課題に取り組めるのが強みです。」など、印象的なキャッチフレーズやタイトルをつけてみるのが効果的です。同じ強みをアピールするとしても、見せ方や切り口を変えて伝えることが、ライバルと差をつけるコツです。

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5.対策してもESの選考で落ちる場合の対処方法

最後に、どれだけ対策してもESで落とされてしまう場合の対処法についてもお伝えします。
 

  • 内定者のESを参考にしてみる

    別の角度から自己分析・企業研究を行う

    エントリーする企業・業界を再検討する


どうしてもESが通らず、選考に落ちてしまう場合には、これらの方法も実践しながら就活の戦略を練り直してみてください。

内定者のESを参考にしてみる

対策してもESで落ちてしまう場合には、一度内定者のESに目を通してみることをおすすめします。実際に企業からの内定を獲得した先輩のESを読むことにより、自分のESと何が違うのかが浮き彫りになることも多いです。特にこれまで自分の力だけでESを作成してきた場合には、自分では気づけないミスや勘違いがESに残っている可能性があります。

志望企業や関連企業からの内定を獲得したESは、就活における一つの正解例ですから、全体の構成やアピールの仕方を参考にするのは非常におすすめです。ただしESの回答を丸ごとコピペしたり、実際には経験していない嘘のエピソードを書いたりするのは逆効果なのでご注意ください。

別の角度から自己分析・企業研究を行う

対策したESでも選考に落ちてしまう時には、別の角度から自己分析・企業研究をやり直してみるのも良いでしょう。たとえば自己分析であれば、自分一人で強みや志望動機について考えるのではなく、他己分析によって他者の意見を聞いてみるのもおすすめです。自分がどんな人物なのか、家族や友人、アルバイト先の上司などに質問してみることで、自分では気づけなかった強みが見つかることもあります。

企業研究でも同様に、インターンシップへの参加を検討してみたり、Webで入手できる情報だけではなく『就職四季報』を読みながら企業研究したりするのが効果的です。これまで試してこなかった方法で自己分析・企業研究を行うことで、ESに書く回答の幅が広がり、選考を有利に進められるようになります。

エントリーする企業・業界を再検討する

同じ業界・職種に絞ってエントリーしているにも関わらず、ESで落とされてしまう場合には、一度別の業界や職種へのエントリーも検討してみるのも選択肢です。あなた自身の強みやスキルが、これまで応募してきた業界では相性が悪く、評価されにくかったというケースも考えられます。

ESで落とされてしまったからといって、ライバルの学生よりも劣っているというわけではありません。就活は企業と学生のマッチングの場であり、どれだけスキルがあっても企業との相性が悪くければ内定は見送られてしまいます。そのため大きく落ち込む必要はなく、気持ちを切り替えて次の企業へのエントリーに進みましょう。

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6.まとめ

就活で落ちるESの典型例には、結論ファーストの書き方になっていないESや、具体性・客観性がないES、日本語のルールが守れていないESなどが挙げられます。企業は学生のESを通じて人柄・価値観を調べたり、自社への志望度をチェックしたりしているので、落ちるESの特徴があると内定を獲得できるチャンスが減ってしまうのです。

落ちるESを避けて、採用担当者の印象に残るESを作るためには、企業の求める人物像に合わせて回答を作ったり、ライバルのESとの差別化を意識したりするのが効果的です。本記事で解説してきた書き方のポイントを参考にしながら、落ちるESではなく、受かるESを作成してエントリーに臨みましょう。

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