ガクチカのエピソードは何を選ぶ?おすすめテーマと書き方のコツを例文とともに解説

ガクチカのエピソードは何を選ぶ?おすすめテーマと書き方のコツを例文とともに解説
エントリーシートや面接での頻出質問でもある「ガクチカ」では、あなたの人柄・個性について、具体的なエピソードを通じてアピールすることが重要です。採用担当者が鮮明にイメージできるエピソードを書くことにより、好印象を持ってもらえるチャンスになるほか、ガクチカの説得力を高める効果も得られます。 しかし、ガクチカでは学業・アルバイト・部活動など、自由なテーマからエピソードを選ぶことができるせいで、どのエピソードを優先的に書いたら良いか迷ってしまう方も多いでしょう。 そこで今回の記事では、ガクチカに書くエピソードの選び方やおすすめテーマについて、企業の質問意図とともにご紹介します。ガクチカの評価を高めるエピソードを選んで就活を成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。

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1.ガクチカは就活の頻出質問!アルバイト・学業のエピソードが人気

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略語で、就活では企業からほぼ必ず質問される質問の一つです。志望動機・自己PRなどの質問と比べると、エピソードや強みを自由にアピールできるせいで、どのような回答を書けば良いか迷うことも少なくありません。

ガクチカのエピソードで使われることが多いのは、主に「アルバイト」「学業」の2つのテーマです。

アルバイトは社会経験としてアピールできることに加えて、仕事で取り組んだ課題やトラブルに対してどう対処したのかを伝えることで、企業から評価されやすいガクチカを作ることができます。学業についてのガクチカでも、成績やGPAを数字でアピールできるうえ、ゼミ・クラスのメンバーでチームワークを発揮して課題に取り組んだエピソードを書くことにより、入社後に求められる組織内での働き方を伝えられるのがメリットです。

ほかにも、部活動やサークル活動、留学、インターンシップなどのテーマでガクチカを提出することも多いです。中には「一人暮らし」「節約」「趣味」といったテーマでガクチカを書き、内定を勝ち取ったケースもあります。

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2.企業がガクチカで評価しているポイントとは?

就活で評価されるガクチカを書くためには、まず企業がどのような観点でガクチカをチェックしているのかを把握する必要があります。

具体的なエピソードで説得力があるか
自社にマッチする人柄・価値観の人物か
過去の経験をわかりやすく伝える力があるか

ここでは企業がガクチカを尋ねる時の質問意図・評価基準として、上記の3つをご紹介します。

具体的なエピソードで説得力があるか

ガクチカの回答では、書かれているエピソードの具体性が重視され、オリジナリティあふれた説得力が感じられる回答が評価されます。ほかの学生のガクチカにはない独自のエピソードを伝えることにより、テンプレートや例文通りではない、あなた自身の人柄・個性が反映された回答であると判断できるからです。

たとえば、「私は学生時代にアルバイトをがんばりました」と回答するだけでは、学生の「人となり」を理解するのは難しいでしょう。そうではなく、アルバイト中に体験した具体的なエピソードを詳細に伝えることで、あなた自身の人物性が伝わり、採用担当者から評価されやすくなります。

自社にマッチする人柄・価値観の人物か

企業はガクチカの回答を通じて、その学生の人柄・価値観を詳しく知りたいと考えています。ガクチカの回答で詳細なエピソードが書かれていれば、エピソードを通じて人物性が浮かび上がり、採用担当者によって高評価につながります。ガクチカに取り組むにあたって、直面した課題にどのように考え、工夫しながら行動したのかを伝えられると、より人物面が伝わりやすくなります。

ただし企業によって評価されやすいエピソードは異なり、チームワーク重視の企業であればチームで課題に取り組んだ経験が評価され、コミュニケーション力が重要な営業職では接客業の経験などが評価されやすくなります。そのため就活ではどの企業にも同じガクチカを使い回すのではなく、企業が求める人物像に合わせてエピソードを使い分けるのがコツです。

過去の経験をわかりやすく伝える力があるか

エントリーシートでのガクチカの文章、または面接でのガクチカのスピーチをもとに、過去の経験をわかりやすく伝える力が備わっているかどうかをチェックする企業もあります。自分の考えや自分の経験を端的に伝える力は、同僚・上司とのやりとりや、取引先との面談などで必要となるスキルです。ガクチカの文章・スピーチから、基礎的な表現力が身についていることを判断することで、入社後も円滑にコミュニケーションを取りながら働ける人材かどうかを見極めているのです。

文章力やスピーチ力は、一朝一夕で身につけられるものではないですが、就活に向けて文章を書くトレーニング・スピーチのトレーニングを重ねることで、選考を有利に進めることは可能です。ガクチカのエピソードを魅力的に表現するためにも、エントリーシート対策・面接対策にしっかりと取り組みましょう。

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3.ガクチカのエピソードにおすすめなテーマ一覧

ガクチカでアピールするエピソードでは、アルバイトや学業が人気のテーマですが、それ以外にもガクチカで好印象を得やすいテーマがあります。ここではガクチカのエピソードにおすすめなテーマについて、以下の9種類をご紹介します。

アルバイト
学業・ゼミ活動
部活動
サークル活動
留学
インターンシップ
資格取得
ボランティア
趣味・筋トレ

それぞれのエピソードをアピールする時のポイントについても解説しているので、エピソード選びの参考にしてみてください。

アルバイト

アルバイト経験についてのエピソードは、社会人経験をアピールして入社後の働き方を伝えられることに加え、仕事中に直面した課題への取り組み方をアピールしやすいメリットがあります。異なる世代のスタッフと協力しながら仕事に取り組むアルバイト経験を書くことで、入社後もスムーズに職場に馴染める学生と判断されます。

ただし、アルバイト経験をガクチカのエピソードに選ぶ学生は多いため、なるべくほかの学生とエピソードが重複しないように、オリジナリティある体験談を選ぶことが大切です。

学業・ゼミ活動

ゼミ活動や研究活動などの学業がテーマのガクチカも、就活生に人気のテーマの一つです。専門的なテーマを研究したエピソードを書くことで採用担当者の興味を引いたり、成績・GPAを伝えて強い印象を残したりすることもできます。応募企業で入社後にも活かせる知識・スキルを身につけてきたエピソードが理想ですが、学業における課題にどう取り組んできたかを詳しく書くだけでも差別化になります。

なお、学業についてのエピソードをガクチカに書く場合、なるべく個人で取り組んだ課題よりも、チームで取り組んだ課題を選ぶ方が、組織の中での立ち回りを伝えやすく選考でも有利となりやすいです。

部活動

部活動についてのエピソードは、ガクチカでチームワークや協調性、精神的なタフさをアピールできるテーマです。一つの組織に所属して、メンバーと協力しながら課題に取り組んできたエピソードを伝えることにより、採用担当者に入社後の活躍イメージを持ってもらうことができます。部長・副部長などの役職があると、リーダーシップやマネジメント力のアピールも可能です。

ただし、体育会系の部活動では「試合に勝つために努力した」というストーリーを選ぶ学生が非常に多く、ライバルとの重複が発生しやすいので、独自性のあるエピソードや大きな学びを得たエピソードを選ぶのがおすすめです。

サークル活動

部活動と同様に、サークル活動もガクチカでアピールしやすいテーマの一つです。部活動と比べて、大会で好成績を収めるなどの成果を重視するよりは、興味のあるものに楽しく打ち込むイメージがあるサークル活動では、あなたの興味・関心から「人となり」を伝えやすいメリットがあります。

ガクチカでサークル活動について書く場合には、「好きなことだから力を入れただけではないか?」という印象につながることも考えられるため、力を入れた理由や乗り越えた課題について、より詳しく表現するのがコツです。

留学

留学経験はライバルの学生の中でも経験している人が少なく、エピソード自体が一つの差別化になるテーマです。しかし留学経験だけを伝えたとしても企業からの評価は上がらず、「なぜ留学を選んだのか?」「留学中の困難にどう対処したか?」が重視されるのは変わりません。

留学経験は、英語力のアピールにつながるほか、環境が変わっても活躍できる環境適応力などのスキルをアピールするのに役立つので、海外で働く経験を積みたい方には最適なエピソードになるでしょう。

インターンシップ

インターンシップの中でも、企業から給料を受け取りながら社員と同じ業務に携わる「長期インターン」は、ガクチカで即戦力として活躍できる人物であることをアピールできます。たとえば、IT業界の他社で長期インターンを経験し、アプリ開発の経験を積んできたことをガクチカのエピソードとして伝えることにより、入社後すぐ現場で活躍できるのではないかと期待されます。

ただし、長期インターンで働いた企業とは別の企業に応募する場合、「なぜインターン先の企業にそのまま就職しないのか?」という疑問を持たれることがあるので注意しましょう。

資格取得

学生時代に資格を取得した経験は、試験合格というゴールに向けて日々努力し、挫折を乗り越えながら成果を得るというストーリーをアピールしやすいおすすめテーマです。長期間勉強して難関資格を取得したエピソードがあると、粘り強さや計画性、継続力をアピールすることにも役立ちます。

なお、ガクチカでは企業に入社後のチーム内での働き方がチェックされているので、個人で資格の勉強に取り組むガクチカは、評価が得られにくいことがある点に注意してください。

ボランティア

明確な目的・動機を持って取り組んだボランティアは、ガクチカのエピソードにも相性が良いテーマです。あなた自身の興味・関心や社会への問題意識、組織に貢献する姿勢が評価され、選考で好印象を持ってもらいやすいエピソードです。

ただし、ボランティアに取り組んだという事実だけではアピール材料にはならないため、そのボランティアに取り組もうと思った動機・理由や、ボランティアから得た学びなどを伝える必要があります。

趣味・筋トレ

趣味や筋トレといった、一見すると就活にふさわしくないのではないかと感じるエピソードも、ガクチカでは強力なアピール材料になることがあります。一つの物事に継続して取り組んできたエピソードにより、継続力や粘り強さ、計画性のアピールにつながるほか、興味・関心を通じて「人となり」を伝えられるからです。筋トレがテーマのガクチカでは、打たれ強い精神力もアピールできるでしょう。

単に趣味に取り組んだ事実だけを伝えてもガクチカで高評価は得られないため、趣味に取り組む中でどんな課題を乗り越えてきたのかを重点的に伝えるようにしてください。個人で関係する課題ではなく、組織との関わりがある課題をアピールできると、なお良いでしょう。

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4.ガクチカを書く時のエピソード選びのポイント

前述した通り、ガクチカではさまざまな種類のテーマからエピソードを選ぶことができます。その中でも採用担当者から高評価を得るためには、以下のような基準でエピソードを選んでみるのがおすすめです。

一番長い時間取り組んだエピソード
大きな失敗を乗り越えたエピソード
企業の求める人物像に合ったエピソード

長期間取り組んだエピソードであれば継続力・粘り強さをアピールしやすく、大きな失敗を乗り越えたエピソードなら挫折を乗り越えたストーリーで好印象を獲得できます。成果や実績だけをアピールする成功体験のガクチカよりも、失敗・ミスを次に活かす姿勢をアピールする失敗体験の方が企業から高く評価されることも多いので、ぜひ盛り込んでみましょう。

また、どのエピソードを使えば良いか迷う時には、企業の「求める人物像」を参考に、応募企業で求められている素質や人物性をアピールできるようにエピソードを決めるのがおすすめです。

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5.ガクチカのエピソードを魅力的に伝える書き方のコツ

ガクチカのエピソードでライバルと差をつけて、選考を有利に進めるためには、以下のコツを抑えながら回答を書く必要があります。

PREP法の構成で書く
定量的・客観的な評価を盛り込む
エピソードからの学びと活かし方を伝える

ガクチカのエピソードは決まったが、どのような構成で書けば効果的なのかわからない場合には、ぜひ参考にしてください。

PREP法の構成で書く

ガクチカを回答する時には、文章全体の構成として「PREP法」を活用するのがおすすめです。PREP法とは、以下の4つの要素を順番に伝えることを指します。

結論(Point)
理由・動機(Reason)
具体例(Example)
結論(Point)

「私が学生時代に力を入れたのは、アルバイトです」など、最初にガクチカの結論から入ることで今から何を伝えるのかをはっきりさせておき、アルバイトに力を入れた理由やあなたの人柄・価値観が伝わるエピソードを具体的に表現します。最後にガクチカから何を学び、入社後にどのように活かしたいかを伝える流れです。

PREP法はビジネスシーンでも好まれる論理的な文章を作るテクニックであり、ガクチカに取り組む動機や具体的なエピソードが重視されるガクチカとの相性が非常に良いです。逆に、具体的なエピソードから書き始めて最後にならないと結論がわからないガクチカは、企業にとって悪印象につながってしまうため注意しましょう。

定量的・客観的な評価を盛り込む

ガクチカのエピソードを魅力的に伝えるためには、定量的・客観的な評価を盛り込むことが重要です。つまり、数字を使ったエピソードや他者から言われたことを引用したエピソードが効果的ということです。たとえば、「アルバイト先の売上アップに貢献しました」と書くよりも、「アルバイト先の売上の10%アップに貢献しました」と書いたり、「店長からも『君に任せて良かった』と感謝の言葉をもらいました」と書いたりするのがおすすめです。

定量的・客観的な評価を書くことで、主観的なエピソードで終わらせず、説得力のあるエピソードが完成します。

エピソードからの学びと活かし方を伝える

ガクチカのエピソードをまとめる時には、必ずその経験から得た学びと、その学びをどう活かすかをセットで書くようにしてください。

「アルバイトを通じて、傾聴力を持ってお客様に接することが重要であると学んだ」
「ゼミ活動を通じて、個人で課題に取り組むよりも、チームで取り組む方が大きな成果が得られると学んだ」

といった書き方が効果的です。その学びを、入社後の営業職で活かそうとする姿勢、あるいはチームワークを発揮しながら働こうとする意志を伝えることにより、過去の経験から学びを得て成長できる学生であるとアピールできます。

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6.エピソードをもとに書くガクチカの参考例文

最後に、エピソードをもとにアピールするガクチカの見本となる、アルバイト・学業がテーマの例文をご紹介します。ガクチカの書き方や全体の構成、締め方などの参考として活用してみてください。

アルバイトのガクチカ例文

私は学生時代に接客業のアルバイトに力を入れ、チームが抱える課題への問題解決能力を磨いてきました。

アルバイト先のカフェでは、口コミでネガティブな意見が集まることが多く、お客様からの問い合わせや改善要望も多く寄せられていました。そうした意見を一つひとつまとめ、他店を参考にしながら改善案を店長や社員の方に提出したところ、2つのアイデアが採用されて接客品質が向上、お客様満足度を高めることに成功しました。

こうした経験を活かし、貴社に入社した際にもチーム全体を俯瞰する視点を持ち、チームが抱える課題があれば率先して改善方法を考えながら働いていきたいと考えています。

学業のガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたのは、ゼミ活動におけるリーダーとしての取り組みです。私が所属した経済学ゼミでは、研究テーマの選定から研究方法まで、自ら率先してメンバーの意見をまとめて研究を主導してきました。

しかしゼミ活動での研究テーマを決める時には、7人のメンバーの意見が3つに割れてしまい、テーマを一つに絞ることが困難となる出来事がありました。それぞれのメンバーの意見を聞いてみると、誰もが譲れないこだわりがあり、高いモチベーションで研究したいという意欲があることがわかりました。そこで3つのテーマをより抽象化し、一つの大テーマとしてまとめながら、3つのセクションで役割分担しながら研究することを提案、教授の許可を得て円滑に研究を進められるようになりました。

以上の経験から、チームで課題に取り組む時には、一人ひとりの意見を尊重しながら、最大限希望が叶えられるような解決案を見つけるスキルを養ってきました。貴社に幹部候補生として入社した際にも、持ち前のリーダーシップを活かして活躍したいと思っています。

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7.まとめ

就活のガクチカでは、回答の説得力を高め、あなた自身の人柄・価値観を効果的に伝えるためにも、具体的なエピソードを説明しながら書くことが重要です。ガクチカのエピソードは自由に選ぶことができますが、アルバイトや学業が特に人気で、ほかにも部活動・サークル活動、留学、インターンシップなどのテーマが候補となります。

ガクチカでエピソードを魅力的に伝えたい場合、PREP法の構成で回答をまとめたり、数字や他者の言葉の引用を盛り込んだりするのが効果的です。本記事で解説してきたエピソードの選び方や例文を参考にしながら、あなたの魅力が最大限伝わるガクチカを作成してみてください。

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