
- 1.就活のESで問われるキャリアプランとは?
- 2.企業がESでキャリアプランを質問する意図
- 3.ESに書くキャリアプランを今から考えるポイント
- 4.ESでキャリアプランを効果的にアピールする書き方のコツ
- 5.ESのキャリアプランの回答例文
- 6.ESでキャリアプランを書く時の注意点・NG例
- 7.まとめ
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1.就活のESで問われるキャリアプランとは?
ESで質問される「キャリアプラン」は、将来の働き方や目指したい職種について目標を立て、その目標を達成するための計画のことを意味します。あなた自身の社会人人生をどのようなものにするか、まるで設計図のように組み立てるのがポイントです。掲げた目標に対して、どのようなスキルや知識が必要になるのかを洗い出しながら、必要なキャリアを積むためのロードマップを作成します。
10年後、5年後などの期間を区切ってキャリアプランを立てるのも効果的で、明確な期限を意識しながらキャリアプランを作成することで、必要な行動が具体的に見えてくることも多いです。
また、キャリアプランは就活において役に立つのはもちろん、あなた自身の幸福な人生を送ることに役立ち、理想の仕事や転職を見つけるきっかけにもなります。就活対策の延長線上で、自分が今後どんな社会人人生を歩みたいのかを考えておくと、企業選びの軸も定まって就活が成功する確率もアップすることでしょう。
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2.企業がESでキャリアプランを質問する意図
次に、企業がESでキャリアプランを質問する意図について押さえておきましょう。企業がどのような目的で学生のキャリアプランを尋ねているのかを知っておくことで、採用担当者に評価されやすいESを作りやすくなります。
企業研究の深さを知るため
志望意欲・成長意欲の高さを知るため
自社のビジョンとのミスマッチを防ぐため
ここでは上記3つの質問意図を解説しますので、ESを書く時の参考にしてください。
企業研究の深さを知るため
ESでキャリアプランを質問する理由として、学生がどれだけ深く企業研究しているかを知ろうとする意図があります。ESでキャリアプランをアピールするためには、その企業でなければ実現できない理由を書く必要があります。たとえば、IT技術を使って世界を豊かにしたいと考えている学生が、IT企業ではなく、飲食業界を志望したとしたら採用担当者に違和感を持たれてしまうでしょう。
キャリアプランとして「スマホアプリ開発のエキスパートになりたい」と回答する学生が、官公庁向けのシステム開発企業に応募する場合なども、企業研究が不十分な学生という印象を与えます。企業の事業内容や理念をしっかりと理解し、自社で実現可能なキャリアプランを描く学生が、ESで高く評価されるのです。
志望意欲・成長意欲の高さを知るため
ESでキャリアプランを知ることにより、学生の志望意欲・成長意欲をチェックしている企業もあります。深い企業研究をもとに具体的なキャリアプランを描き、高い目標を見据えて行動しようとする学生は、どんな企業からも好印象に映ります。理想論だけの将来像ではなく、現実的な行動プランも書かれたキャリアプランであれば、現状ではスキル・経験が不足していても内定が得られる可能性は高まるでしょう。
一方で、どれだけ高いスキルや強いエピソードを持っていたとしても、企業の事業内容とピントがずれていたり、低すぎる目標を掲げていたりすれば、志望意欲・成長意欲がない学生と判断されてしまうので注意しましょう。
自社のビジョンとのミスマッチを防ぐため
学生のキャリアプランを通じて、自社のビジョンとのミスマッチを防ぎたいという意図も考えられます。新卒採用を行う企業にとって最も避けたいのは、採用した学生が数ヶ月で辞めてしまう事態です。企業の採用活動にも相応のコストがかかりますから、せっかく採用した学生がすぐに辞めてしまっては、大きな損失になってしまいます。
そうした入社後のミスマッチを防止するために、学生のキャリアプランを尋ね、自社のビジョンと一致しているかを確認したいと考えているのです。たとえば、現場でバリバリ活躍するエンジニアになりたいというキャリアプランを持った学生は、現場経験を積んだらすぐに管理職になって欲しいと考える企業との間で、ミスマッチを起こす可能性が高くなります。
こうしたミスマッチを減らすため、学生側もしっかりと応募企業のビジョンやキャリアパスを確認してからESを作成するのが大切です。
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3.ESに書くキャリアプランを今から考えるポイント
ESでキャリアプランについて質問されたが、いきなり言われても具体的なビジョンが描けないと感じる方も多いでしょう。理想論ではなく、しっかりと地に足がついたキャリアプランで採用担当者から好印象を持ってもらうためには、以下の方法で考えてみるのがおすすめです。
自己分析で将来像を具体的にイメージする
憧れの先輩やOB・OGをもとに考える
キャリアプランを叶えるための計画を考える
それぞれ詳しく解説しましょう。
自己分析で将来像を具体的にイメージする
キャリアプランを考えるための基本は、徹底した自己分析です。自分が将来どんな仕事に就き、どんな社会人になりたいのかを言語化することが、効果的なESを作成することに役立ちます。「お金を払ってでもやりがい仕事は何か?」「仕事をする上で絶対に譲れない条件は何か?」などと自問自答しながら、あなた自身の価値観や将来像を言語化していくのがコツです。
自分一人だけでキャリアプランを考えるのが難しい場合には、家族や友人に手伝ってもらい、会話する中で自己分析を深めるのも良いでしょう。お互いに「将来はどんな社会人になりたいか?」というテーマで議論しながら、自分にとっての大切な価値観や条件を浮き彫りにしていくと、ESを書くヒントが見つかるかもしれません。
憧れの先輩やOB・OGをもとに考える
理想のキャリアプランを考える時には、手本となる人物をイメージしながら考えるのもおすすめです。憧れの先輩や、OB・OG訪問で知り合った社員、アルバイト先の社会人の方や、両親・親戚なども参考になるでしょう。「将来はこの人みたいになりたい。そのためには何が必要で、どんな企業が適しているか?」と逆算しながら考えることが、魅力的なキャリアプランを考えるコツです。
すでに社会人として活躍している先輩を手本とすることで、その先輩がどのようなキャリアを歩み、どんなスキルを身につけてきたのかが具体的に把握できるメリットもあります。漠然としたキャリアプランしか思いつかない時には、社会人の先輩に相談してみましょう。
キャリアプランを叶えるための計画を考える
ESで効果的なキャリアプランを回答するためには、そのプランを実現するための現実的な計画を考えることも大切です。目標が低すぎるキャリアプランは評価されにくいのと同様に、理想論だけのキャリアプランも好印象を与えるのは難しいです。ESのキャリアプランで重要なのは、高い目標を現実的な計画とともにアピールすることです。
そのためには、掲げるキャリアプランに必要なスキル・資格や経験について、どのように身につけていくのかを明確に回答するのがコツです。入社後のキャリアパスやジョブローテーションについて、企業の採用サイトや社員インタビューを通じて把握しておくと、ESを書きやすくなるでしょう。
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4.ESでキャリアプランを効果的にアピールする書き方のコツ
次に、ESでキャリアプランを効果的にアピールするために、どのような書き方に気をつけて作成すれば良いのかをご紹介しましょう。下記のポイントを踏まえながらESの回答を書くことで、好印象を持たれる回答が完成します。
具体的・定量的な目標を書く
企業のビジョンや理念とリンクさせる
自分の強みの活かし方を盛り込む
キャリアプランを実現する過程を伝える
上から順番に解説していきます。
具体的・定量的な目標を書く
ESでキャリアプランについて書く時には、具体的・定量的な目標を書くことを心がけましょう。つまり、数字で評価できる目標を書くべきということです。たとえば、「5年後までにチームリーダーに昇格する」「入社5年目には営業部署で1位の成績を取る」など、数字で客観的に評価できるキャリアプランは、説得力が増して印象的なESになります。
数字を入れた目標を立てるのが難しい場合には、5年後、10年後などの期限を設けた目標を書くと良いでしょう。入社後に任される仕事や将来のキャリアパス・ジョブローテーションについても回答に含めると、深く企業研究している学生としてもアピールできます。
企業のビジョンや理念とリンクさせる
ESのキャリアプランを作成する時には、企業のビジョンや未来予測についても盛り込むのがポイントです。たとえば、企業が新規事業に積極的に取り組むビジョンを掲げている場合には、新しい分野に積極的にチャレンジするキャリアプランが向いています。新たな技術開発を実現する理念を掲げた企業では、新たな価値を生み出そうとするキャリアプランを回答するのがおすすめです。
もし企業のビジョンや未来予測について、自分のキャリアプランをリンクさせるのが難しく感じる場合、あなたのビジョンと企業のビジョンがマッチしていない可能性があります。そのままでは効果的なESを作成するのも難しく、入社後にミスマッチを感じる可能性もあるので、もう一度志望する業界・企業を見つめ直してみるのも一つの選択肢です。
自分の強みの活かし方を盛り込む
ESで魅力的なキャリアプランを伝えるためには、あなた自身の強みを活かしてアピールするのが効果的です。ESの長所・短所や自己PRなど、ほかの項目でアピールする自分の強みをキャリアプランでも発揮しようとする姿勢が伝われば、一貫性がある魅力的な人材と印象付けることができます。
たとえば、管理職となって部下や後輩のマネジメントに注力しようとするキャリアプランをアピールする時に、あなた自身の面倒見の良さやリーダーシップを交えて回答すると、非常に説得力のあるESが完成します。
キャリアプランを実現する過程を伝える
キャリアプランをESで回答する時には、必ずその目標を実現するプランについて説明するようにしてください。入社直後の働き方から、5年後、10年後のビジョンについても盛り込みながら、目標達成までの道のりをアピールできると、地に足のついたキャリアプランであると評価してもらえます。
キャリアプランの実現のため、以前から取り組んできた活動や、現在取り組んでいる努力についてアピールできると、なお良いでしょう。たとえば、キャリアプランを達成するために必要な資格を取得していたり、キャリアプランに関連したアルバイトを経験したりしたエピソードが挙げられます。
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5.ESのキャリアプランの回答例文
続いて、ESでキャリアプランを回答する時の参考となる、ES例文をご紹介します。ESの書き方や全体の構成、アピール方法のイメージを膨らませる時に役立ててみてください。
エンジニアのキャリアプランのES例文
私は将来、エンジニアとしてのキャリアを積みながら、開発チームのリーダーとしてのポジションに就きたいと考えています。
入社から5年目にはエンジニアとしての経験を積みながら、リーダーシップやプロジェクトマネジメントのスキルを磨き、チームから頼りにされるような社員になることが目標です。10年後には大規模なプロジェクトのマネジメントにも携わり、業界でも革新的な技術の開発や、貴社全体のビジネス戦略の立案に関わりながら、技術部門の中核的な役割を務めたいと考えています。
それと同時に、若手エンジニアの指導や技術コミュニティへの参加にも積極的に取り組みながら、一人の社会人として頼られるような存在になることが、私の描くキャリアプランです。
営業職のキャリアプランのES例文
私が考えるキャリアプランは、顧客との信頼関係を第一に考え、販路拡大に貢献する営業職になることです。入社10年目には、社内でもトップの営業成績を記録しながら、後輩や部下の指導にも携わり、貴社の中核を担うメンバーとして活躍したいと考えています。
そのために入社してから5年後には、社員インタビューに掲載されていた●●さんのように、顧客企業から直筆のメッセージをいただけるような、相手に信頼される営業職になっていたいと考えます。開発部署と連携を取りながら貴社の製品について理解を深めることはもちろん、顧客企業を一社一社研究しながら、担当者に刺さる営業活動を実現するのが目標です。
このキャリアプランを実現させるため、大学時代には居酒屋、カフェ、ビジネスホテルのフロント係などの接客業を中心にアルバイトを経験し、コミュニケーション力や傾聴力を磨いてきました。こうした強みも活かしながら、貴社の売上に貢献していきたいと思っています。
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6.ESでキャリアプランを書く時の注意点・NG例
最後に、ESでキャリアプランを書く時に気をつけたい注意点やNG例についてもご紹介します。
理想論だけで書き終えない
プライベートを重視しすぎない
その企業で実現できないキャリアプランはNG
これらのポイントに当てはまるものがないか、もう一度確認してから企業にESを提出しましょう。
理想論だけで書き終えない
ESでアピールするキャリアプランは、理想論だけの地に足がついていない回答にならないように注意しましょう。高い目標を掲げるのは立派なことですが、その目標を達成するための道のりが伝わらないESは、夢見がちな学生という印象を持たれてしまいます。一方で低すぎる目標を掲げるのも、意欲が低い学生と思われかねません。
重要なのは、高い目標を掲げつつ、その目標を達成するための道のりを具体的にアピールすることです。就活対策のキャリアプランではなく、今後の社会人人生を見据えたプランであることを伝えるためにも、計画性のある回答を心がけましょう。
プライベートを重視しすぎない
ESのキャリアプランでは、プライベートで実現したい目標ばかりを書くのもNGです。たとえば、「転勤せずに地元で働きたい」「家族ができたら家庭を大事にしたい」など、自分のプライベートなライフプランは、採用担当者からは評価されにくくなるためです。
「ワークライフバランスを実現したい」といった目標にも注意が必要で、就活という場での回答では、あくまでも企業に貢献する意識を持っていることをアピールする必要があります。ワークライフバランスを大事にしたい姿勢を伝えること自体は問題ありませんが、企業に貢献できるキャリアプランを中心に回答を作成しましょう。
その企業で実現できないキャリアプランはNG
ESでキャリアプランについてまとめる時には、その企業で実現不可能なプランになっていないかを十分チェックしておきましょう。Webデザイン制作を中心に手掛けている企業に対して、スマホアプリ開発のプロフェッショナルになりたいというキャリアプランを伝えても、好印象を抱いてもらうのは難しいでしょう。ただし、今後スマホアプリ開発にも着手する予定がある企業であれば、効果的なアピールになるかもしれません。
大切なのは、応募する企業を深く理解し、企業に貢献しながら自分の目標を達成しようとする姿勢です。企業へ貢献する意識が抜け落ちてしまい、自分の都合だけのキャリアプランを作成してしまわないように注意してください。
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7.まとめ
ESでキャリアプランについて問われる時には、企業は学生の企業研究の深さを調べ、志望意欲や成長意欲の高さをチェックしたいと考えています。企業のビジョンとのマッチ度を調べ、入社後のミスマッチを減らしたいという狙いも考えられます。ESで効果的にキャリアプランについてアピールするためには、こうした質問意図も踏まえながら、具体的・定量的な目標や、自分の強みを活かしたキャリアプランを回答するのがコツです。
ただし、高い目標を掲げるものの達成するまでの道のりが伝えられていなかったり、プライベートを重視して企業に貢献する意識が抜け落ちた回答になったりしないように注意しましょう。本記事で解説してきたES例文も参考に、あなたの魅力が伝わるキャリアプランをアピールしてください。
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