
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.ESで趣味・特技を質問する企業の意図とは?
ESで趣味・特技について質問された場合、企業は次のような意図を持って回答をチェックしていることが考えられます。
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学生の人柄・個性を知るため
入社後の業務への適性を判断するため
面接での雰囲気を柔らかくするため
これらの質問意図を踏まえつつ趣味・特技について回答することにより、採用担当者を驚かせるような特技を持っていなかったとしても、書類選考を有利に進めることが可能です。一つひとつ確認していきましょう。
学生の人柄・個性を知るため
ESの趣味・特技は、学生の人柄や個性を知るために質問する企業が多いです。自己PRや志望動機、ガクチカといった就活ならではの質問とは異なり、趣味・特技では自然体の学生の考え方・価値観などが反映されやすいと考えます。そのため採用する学生の人物面を重視する企業では、スキルや強みよりも、趣味・特技に現れる人間性を詳しく知りたいと考えるのです。
こうした企業が重視するのは、趣味・特技からうかがえる人物面についてなので、特技そのものに強い関心があるわけではありません。採用担当者の興味を引くような珍しい特技であれば印象には残りやすいかもしれませんが、特技の自慢ばかりで人間性が伝わってこなければ、選考で有利にはなりにくいでしょう。
入社後の業務への適性を判断するため
趣味・特技を質問することを通じ、企業は入社後の業務への適性を判断しようとする意図もあります。趣味・特技を身につける中で、どのようなことを心掛け、工夫しながら取り組んできたのかというプロセスを知ることにより、入社後も自社で活躍できる人材かどうかを見極めています。
たとえば「英会話」の特技を身につけるため、これまで留学やTOEICの受験などに取り組んできたプロセスを伝えることにより、成長意欲や上昇志向が高く、粘り強くチャレンジできる人間性をアピールできるでしょう。野球やサッカーなどのチームスポーツを特技としてアピールする中で、チームワークや協調性を重視して活動できることをアピールすれば、会社という組織でも周りと協力しながら活躍できると判断されやすくなります。
面接での雰囲気を柔らかくするため
ESの趣味・特技欄の回答は、面接の始めに雑談する材料として使う企業も少なくありません。面接では緊張やプレッシャーから、学生の本来の強みや魅力をアピールできず、消化不良で終わってしまうことも多いです。また、面接官側も学生の合否を決める責任ある立場として、プレッシャーを感じることがあります。
そうしたお互いの緊張をほぐし、リラックスしながら面接に臨むためにも、趣味・特技について面接の最初で尋ねるパターンがあるのです。このケースの場合、趣味・特技の回答内容は選考に大きく影響しないこともありますが、面接官との距離を縮めるためにも書き方を工夫しながら伝えるのがおすすめです。
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2.ESで特技を効果的にアピールする5つのポイント
続いて、ESで特技を効果的にアピールするために押さえておきたい、5つのポイントを解説しましょう。
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特技を始めた動機・理由を伝える
数字で実績をアピールする
入社後の業務への活かし方を伝える
特技の内容だけを伝えるだけで終えない
「特になし」または空欄で提出することは避ける
ESの趣味・特技の欄は100文字前後と指定されていることが多いため、すべてのポイントを盛り込もうとする必要はありません。自分のESで取り入れられるものを押さえつつ、効果的に特技をアピールしましょう。
特技を始めた動機・理由を伝える
効果的に特技をアピールするためのコツとして、特技を始めるきっかけとなった動機や理由について、エピソードとともに伝えるのがおすすめです。特技を始めた理由や努力している動機について伝えることにより、あなた自身が人生でどのような価値観を大切にしているのかをアピールすれば、企業の質問意図にマッチした回答を作ることができます。
特技を磨くきっかけ自体は、「おもしろそうと感じたから」「友人に誘われたから」といった理由でも問題ありません。大切なのは、当時のあなたの考え方や価値観を正しく伝えることなので、見栄えを良くするために嘘をついたり創作話を書いたりしないようにしましょう。
数字で実績をアピールする
特技を通じて獲得した実績を数字でアピールできる場合には、積極的に数字を盛り込むと印象的な回答が完成します。たとえば英語が特技ならTOEICのスコアを記載する、書道が特技なら段数を記載する、動画制作が特技ならこれまでの制作本数を記載するなど。
数字以外にも大会で優勝・入賞したエピソードや、資格を取得できたエピソードなど、客観的に評価しやすい実績があると、自分がどれだけ熱心に特技に取り組んでいるかをアピールしやすくなります。嘘や創作ではないオリジナリティあふれる回答を作ることにも役立つので、客観的に評価できる実績がないか探してみましょう。
入社後の業務への活かし方を伝える
特技で回答する内容は、入社後の業務でも活用できるものをアピールできると非常に効果的です。たとえば英語を活かして働く企業のESで、英会話が特技であることをアピールする。IT企業に応募するESで、プログラミングの特技をプログラミングコンテストの実績とともにアピールするのも有効です。ESの特技の回答が自己PRも兼ねることになるので、選考を有利に進められるチャンスが高まります。
ただし、入社後に直接活かせるような特技を、今から無理に学んだり創作したりする必要はありません。特技を直接的に業務に活かしていくのが難しい場合の方が多いですので、その時には粘り強さ・継続力・チャレンジ精神といった抽象的なスキルをアピールすると効果的です。
特技の内容だけを伝えるだけで終えない
ESで特技を回答する時には、あくまでも特技に取り組む姿勢や動機が評価されていることを踏まえて、特技の内容だけを書いて終えてしまわないように注意しましょう。サッカーが特技であるという回答で、どれだけの実績・成果を残したのかをアピールする自慢話のような回答では、採用担当者に好印象を残すことが難しくなります。それよりも、なぜサッカーを始めたのか、サッカーに取り組む中でどんなことを学んだのかをアピールする方が、実績が少なかったとしても好印象のESになります。
特技自体のインパクトも興味を引くためには重要ですが、あなたの人柄が何も伝わらない回答では採用担当者も評価しにくくなります。あくまでも趣味・特技の欄は、自分自身の人柄や価値観について伝える場であることを押さえておきましょう。
「特になし」または空欄で提出することは避ける
ESで特技を効果的にアピールするためには、「特になし」で提出したり、空欄のまま提出したりするのはNGです。ESではすべての項目を8割以上のボリュームで埋めることが原則であり、空欄が目立つESはそれだけでライバルと比べて第一印象で不利になってしまいます。
「趣味・特技」が質問されている項目で文字数の制限がある場合には、趣味だけ、特技だけを書いて提出しても問題ありません。もし特技が思いつかない場合には、趣味としてアピールできるものがないか、探してみることをおすすめします。
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3.ESの趣味・特技で書くことがない時の対処法
ESの趣味・特技で採用担当者から高評価を獲得したい気持ちはあるが、アピールできる特技が思い浮かばないことも多いでしょう。ここではESの趣味・特技欄で書くことがない場合の対処法として、次の3つを解説します。
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これまで長く取り組んできた活動を振り返る
人から褒められた経験を振り返る
「どんな人物と評価されたいか?」から逆算する
これらの視点から、ESでアピールする特技を洗い出してみましょう。
これまで長く取り組んできた活動を振り返る
ESでアピールする特技が思いつかない時には、まずこれまでの人生で長い期間取り組んできた活動を振り返ってみるのがおすすめです。趣味・特技では、採用担当者を驚かせるようなインパクトがある回答を書かなければいけないというルールはなく、自分の人柄をアピールできる回答が高く評価されます。
これまでの人生で長く取り組んできた活動には、あなた自身の価値観が反映されている可能性も高いので、一見すると地味な特技であってもESでは高評価につながると考えられます。面接での深掘り質問でも話を広げられるチャンスになるので、これまでどんな活動に長く取り組んできたかを振り返ってみましょう。
人から褒められた経験を振り返る
ESで好印象を残せる特技をアピールするためには、過去に人から褒められた経験をもとにエピソードを書くのも効果的です。自分では誰でもできて当たり前だと思っていた活動が、周りの人から見ると印象的な特技として見られていることも少なくありません。他者から客観的に評価された特技であれば、ESでも採用担当者の興味を引く可能性が高いです。
また、「自分の特技には何があると思うか?」と、友人や家族などにインタビューしてみるのもおすすめです。他者に自分のことを分析してもらう「他己分析」を活用することにより、自分では気づけなかった思わぬ特技が見つかることもあります。他己分析は特技を見つける時以外にも、自己PRやガクチカのエピソードを探す時に有効なので、ぜひ実践してみてください。
「どんな人物と評価されたいか?」から逆算する
過去に一つの物事に長く取り組んだ経験や、周りから評価される特技がない場合には、自分が企業からどのような人物と評価されたいのかをもとに、逆算して考えてみることをおすすめします。企業が求める人物像に寄せながら、自分が企業で活躍できる人材とマッチしていることをアピールできるのが理想です。
たとえば論理的思考力を持った人材を求める企業であれば、パズルや将棋・囲碁といった特技がアピールできないか考えてみると良いでしょう。チームワークを重視する企業なら、チームスポーツや漫才・お笑いなど、他者との関わりが多い特技が候補となります。
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4.ESに書くことで好印象が得られる特技一覧
続いて、ESに書くことで高評価を得やすい特技について、一覧でご紹介していきましょう。なお、ESに書く特技は、インパクトがあり興味を引くものが理想はありますが、あくまで企業がチェックしているのは特技に取り組む姿勢や始めたきっかけの部分であることを押さえつつ、特技だけを自慢するESにならないように注意しながら作成してください。
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野球
テニス
サッカー
バスケットボール
卓球
ラグビー
柔道
剣道
ゴルフ
水泳
書道
楽器の演奏
囲碁
将棋
チェス
動画編集
ホームページ制作
イラスト・似顔絵
DIY
英会話
手話
上記の例のように、チームスポーツで協調性をアピールできる特技や、集中力・論理的思考力をアピールできる特技、これまでの努力をアピールできる特技などがESの回答に適しています。面接の場で簡単に披露できる特技であれば、面接の雰囲気を和らげて面接官の印象に残るアピールも可能になるでしょう。
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5.ESでは避けるべきマイナス印象につながる特技一覧
ESに書く特技には特に制限はなく、自由な発想で回答して構いませんが、中には採用担当者にネガティブな印象を与える特技もあります。たとえば、以下のような特技はESの回答では避けた方が無難です。
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パチンコ・競馬・FXなどのギャンブル性が強いもの
アニメ・ゲーム・マンガなど子どもっぽい印象を与えるもの
占い・引き寄せの法則などスピリチュアル・宗教に関連するもの
ギャンブル関係の特技は、金銭感覚がルーズな人物という印象を与える危険性があるほか、大学時代に遊んでばかりいたという印象を持たれかねません。アニメ・ゲームなどの趣味は、一般的な印象からすれば子どもっぽい性格、インドアで消極的な性格という印象につながることがあるため、アピールする企業は慎重に考える必要があります。
また、個人の思想や宗教を連想させる特技も、ESという場では避けた方が良いでしょう。御朱印集めや神社巡りといった思想と関係のない趣味であればアピールしても問題ありませんが、特定の信仰を強調するような回答は避けるようにしてください。
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6.ESで高評価が得られる特技の書き方例文
最後に、ESで高評価を得られる特技の回答として、ESの書き方例文をご紹介します。特技の回答でのインパクトの強さや文章の流れ、締め方などの参考として活用してみてください。
スポーツが特技の例文
私の特技は野球です。小学生の頃からずっと部活動で野球を続けており、高校時代には地区大会で2位の成績を残しました。主なポジションは外野手で、毎日5kmの走り込みと100回の素振り、キャッチボールを欠かすことなく取り組んできました。自分で決めた日課を欠かさず取り組むことで、自分との約束を守ることに自信が生まれ、試験勉強や資格の勉強、アルバイトなどで決めた目標を達成することも得意になりました。
英語が特技の例文
私は英語を話すことが得意です。父が海外赴任が多い仕事だったため、海外での仕事に憧れを持っており、高校時代からはTOEICや英検をはじめ英語力を磨くことに力を入れてきました。大学時代には交換留学でカナダを訪れ、異文化に触れながらますます英語という言葉の魅力、そして海外で働く仕事の魅力に気づくことができました。
プログラミングが特技の例文
私の特技はプログラミングです。中学生になってから買ってもらったスマホで豊富なアプリを使えることに感動し、アプリの仕組みに興味を持ったことからプログラミングを始めました。高校時代にはプログラミングコンテストで入賞し、アプリ開発の楽しさと自分のスキルに自信を持つことができました。主に使用している言語は、JavaとKotlinです。
書道が特技の例文
私の特技は書道です。大学時代に書道2段を取得することに成功し、美しく文字を書くこと、それを周りに褒められることが何よりの楽しみだと感じています。書道に取り組む中で精神的な成長も実感し、学業やアルバイトにも冷静な態度で取り組めるようになりました。社会人になってからも、書道は趣味として続けつつ働きたいと考えています。
動画制作が特技の例文
私はSNSに投稿する動画制作が特技です。スマホアプリだけではなくパソコンの編集ソフトを駆使して、著名な動画配信者の動画制作を請け負ったこともありました。動画制作は細かく地味な作業が多いですが、昔から手先が器用だと言われてきた自分の性格にもマッチしており、強みが活かせる特技として入社後も活かしていきたいと思っています。
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7.まとめ
本記事では、ESの趣味・特技欄で回答する、特技の書き方やアピール方法についてご紹介してきました。ESで特技を尋ねる意図として、企業は学生の人柄・個性を見極めるため、または入社後の業務への適性を判断するためといった背景が考えられます。
そうした企業の質問意図を踏まえて効果的に特技をアピールするためには、特技を始めるきっかけとなった動機・理由について詳しく説明したり、数字で実績をアピールしたりするのが効果的です。ただし、特技の内容だけを書いて終わりにすると、ただの自慢話という印象につながることもあるため注意しましょう。
本記事で解説してきた特技の一覧や書き方例文も参考にしながら、あなたの人柄が最大限伝わるESを作成しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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