ITコンサルは激務ってほんと?残業時間はどれくらい?【IT就活一問一答】

ITコンサルは激務ってほんと?残業時間はどれくらい?【IT就活一問一答】
「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?

今回は、ITコンサルタントに魅力を感じつつも、働き方の実態に不安を抱えている就活生に向けて、元ITコンサルティング企業の新卒採用担当者が、実際の働き方の様子を一部お伝えします。
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Q. ITコンサルタントは激務というイメージがあります。実際、どれくらい残業や休日出勤があるのでしょうか?待遇に見合う働き方なのか気になります。

サマーインターンを機にIT業界を見始め、年収の高さやスキルが身につきそうな点からITコンサルタントという職種に興味を持ちました。


しかし、ネットやSNSでは「深夜まで残業」「激務で大変」といった声も多く、実際の労働環境がどうなっているのか不安です。


ITコンサル企業に就職してITコンサルタントに挑戦する場合、どれくらいの稼働量を覚悟しておくべきでしょうか?

A. 業界全体の労務管理の厳格化により、働き方は大きく変化しています。ただし、プロジェクトのフェーズによって稼働時間にメリハリがあるのは事実です。

結論からお伝えすると、「ITコンサル=常に激務」というのは一昔前のイメージです。近年は大手企業を中心に労務管理が徹底されており、労働環境は急速に健全化しています。


ただし、時間ではなく「成果物のクオリティ」で価値を提供する職種であるため、プロジェクトの重要局面では、一時的に稼働時間が増えるといったメリハリのある働き方が一般的です。

ITコンサルタントの働き方の変化

近年のITコンサルティング業界では、法令遵守の強化や人材定着の観点から、全社的な労働環境の整備が急速に進んでいます。具体的にどのような仕組みや価値観の変化が起きているのか、押さえておきたい2つの側面を解説します。

労務管理と働き方改革の推進

大手コンサルティングファームやSIerを中心に、PCの自動シャットダウンシステムや36協定に基づく残業時間のアラート制度が厳格に運用されています。会社側としても社員の健康管理や離職防止を重視しており、過剰な長時間労働は厳しく抑制される傾向にあります。

勤務時間の長さではなく「成果」で評価される風土

コンサルタントの仕事は「時間をかけた分だけ評価される」のではなく、「クライアントの課題に対してどんな価値(成果物)を出せたか」が評価基準となります。


そのため、要件定義の詰めや資料作成が集中する繁忙期には一定の残業が発生しますが、落ち着いている時期は定時退社や有給消化をスムーズに行えるといったオン・オフの切り替えが可能な環境です 。

一時的に集中したコミットが求められる具体的な局面

コンサルティング業務が「クライアントの課題解決に向けた成果物」にコミットする仕事である以上、状況に応じたスピーディな対応が求められます。


では、具体的にどのようなタイミングで集中したコミットが必要になるのか、新卒でIT業界へ飛び込むにあたって押さえておくべき構造と背景を解説します。

入社初期に求められる「知識・スキルの集中インプット」

新卒からITコンサルタントを目指す場合、ITの基礎知識や業務知識、ロジカルシンキングや資料作成スキルなどを短期間で吸収していく必要があります。業務時間内の実践はもちろん、配属初期や新しいプロジェクトへの参画時には、キャッチアップのための自主的な学習時間を意識的に確保する姿勢が大切になります。

プロジェクトの重要局面

システムの方向性を決める最上流フェーズである「要件定義」や、システムが実際に動き出す「リリース直前」などは、クライアントの事業に直結する非常に重要な期間です。こうしたタイミングでは、チーム全体で成果物の品質を高めるために集中して業務に向き合うケースがあります。

ITコンサルだからこそ得られる2つのメリット

プロジェクトの繁忙期や学習期に一定のコミットが求められる背景には、単に労働時間が長いという話ではなく、クライアントへ提供する価値の高さと市場価値の向上が直結しているという構造があります。


他の職種ではなかなか得られない、ITコンサルタントならではの2つのリターンの側面もしっかり押さえておきましょう。

若手から目指せる「高い給与水準」

成果やプロフェッショナルとしての品質向上を求められる分、新卒や若手の段階から他業界と比較して非常に高い給与水準が設定されています。自身の努力や成果が直接的に報酬へ反映されやすい点は大きな魅力です。

圧倒的なスピードでの「スキル・知識の習得」

難易度の高い課題解決に若手から関わるため、論理的思考力、プロジェクト推進力、ITドメインの知識が短期間で飛躍的に身につきます。ここでの経験は、将来どのようなキャリアを歩む上でも強力な市場価値となります。

自分に合った企業を見極めるためのチェックポイント

入社後に「想像以上に激務だった」「求める働き方とギャップがあった」と後悔しないためには、募集要項や企業の採用サイトに書かれた内容だけで判断しないことが大切です。 特に仕事量の波が大きいITコンサル業界だからこそ、企業研究や選考の段階で実態を見極めるための具体的なチェックポイントを押さえておきましょう。

若手社員向けの労働制度と勤怠管理の仕組みを確認する

新卒・若手社員に対する勤務管理体制(固定残業時間と超過分の支給ルール、みなし残業や裁量労働制の有無など)がどのように用意されているか、募集要項や説明会で確認しましょう。

面接やOBOG訪問で「繁忙期の具体的なスケジュール」を聞く

単に「平均残業時間」という数字を見るだけでは、実態がつかみにくいことがあります。OBOG訪問や面接の逆質問などで、「これまでで最も忙しかった時期のスケジュールや平均的な退勤時間」を具体的に質問することで、具体的な働き方やそのリズムを把握できます。

以下の記事では、OBOG訪問で残業やリアルな働き方を上手に聞き出すコツを解説しています。失礼にならず、かつ現場社員から本音の回答を引き出す具体的な質問例やアプローチ方法については、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてみましょう。

関連記事:【SIer・ITコンサル志望者向け】OBOG訪問で差がつく「本音を引き出すとっておきの質問集」

求める成長と働き方のバランスから、企業を見極めよう

近年のITコンサル業界は、しっかりとした労務管理のもと「メリハリを持ってプロフェッショナルとして働く環境」へとさらに進化しつづけています。


もちろん、プロジェクトの重要局面や初期のインプット期には、一時的に高い集中力とコミットが求められます。しかし、そうした大変さの裏には、圧倒的な成長スピードや高水準の待遇があるのも事実です。


「自分がキャリアを通じてどんな成長を遂げたいのか」「どんな働き方や待遇を求めるのか」という軸を整理し、各企業の実際の働き方を見極めながら、納得のいく企業選びを進めていきましょう!

この質問の回答者

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