ESで課外活動を効果的にアピールするコツ!エピソードの選び方や企業の意図を解説

ESで課外活動を効果的にアピールするコツ!エピソードの選び方や企業の意図を解説
ES(エントリーシート)において、課外活動に関する項目は頻出質問の一つであり、学生にとっては学業以外で取り組んできたことを効果的にアピールできるチャンスです。課外活動には、アルバイト・サークル・インターンなどさまざまな活動が含まれるので、実質的には自由に自己PRできる質問でもあります。 しかし就活生の中には、学生時代に力を入れてきた経験がないからと「特になし」と書いて提出、または空欄で提出してしまう方も少なくありません。せっかくのアピールチャンスを失い、採用担当者にも悪印象を持たれてしまうリスクを避けるためにも、課外活動についての回答はESの中でも特に力を入れて書くべき項目です。 そこで今回の記事では、ESで課外活動を効果的にアピールするコツやエピソードの選び方についてもご紹介します。

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1.ESに書ける大学での課外活動とは?

ESで質問される「課外活動」とは、学内・学外を問わず学業以外のすべての活動のことを指します。授業やゼミ・研究室を除いて、学生生活におけるほぼすべての活動が含まれると考えて問題ありません。学内であればサークル・部活動・委員会・留学が挙げられますし、学外ではアルバイト・インターン・資格取得・ボランティアなどが当てはまります。

工夫次第では、趣味や家事などの日常生活をアピールすることも可能なので、非常に自由度の高い項目となっています。逆に言えば、何でも自由に書ける分、何を書けば良いのか迷ってしまいやすい質問でもあります。

学外活動と課外活動の違い

課外活動とよく似たものとして「学外活動」という言葉が使われることがあります。学外活動は、大学の外で行うすべての活動のことを指しており、先ほど挙げた中ではアルバイト・インターン・資格取得・ボランティアなどが含まれます。サークルや部活動など、大学の中で行う活動は学内活動です。言葉が指す範囲は課外活動の方が大きく、課外活動の中に学外活動が含まれるイメージです。ESではそれぞれの言葉を間違った意味で使わないよう、注意しながら書くようにしましょう。

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2.ESで企業が課外活動について質問する意図

企業に評価されるESを書くためには、課外活動についての質問で企業がどんなことを知りたいのかを把握しておくことが大切です。ここではESで課外活動について尋ねる意図について、以下の3つを解説します。
 
  • ・どんな活動に興味・関心があるのかを知るため

    ・課外活動で得たスキルを知るため

    ・仕事に対する価値観を知るため


それぞれの意図を踏まえて、企業に評価されやすいESを目指しましょう。

どんな活動に興味・関心があるのかを知るため

ESで課外活動について質問することで、学生がどんな活動に興味・関心があるのかを知りたいという意図があります。義務的に学ばなければならない授業やゼミなどとは異なり、課外活動は自分の趣味嗜好に応じて主体的に取り組むものです。学生の本音や内面が伝わりやすい項目であることから、自社との相性を知りたいと考える企業にとって特に重視される質問なのです。

入社後の配属を決める際にも、あなた自身の興味・関心を把握しておくことで、適性に合わせた部署に配置しやすくなることも企業側のメリットです。そのためESを書く時には、見栄を張ることなく率直に課外活動についてアピールすることで、入社後の配属でも希望が通りやすくなるでしょう。

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課外活動で得たスキルを知るため

課外活動を通じて得たスキルを知り、学生がどんな能力を持った人材なのかを見極めたいという意図も考えられます。プログラミングスキルやWebデザインのスキルといった専門的なもの以外にも、コミュニケーション能力やPCスキルなど、どんな仕事に就いたとしても必要となるスキルは選考でも有利となります。

学業を通じた成果や取得した資格については、自己PRや資格欄でもアピールすることは可能です。課外活動の項目はアピールする自由度が高いというメリットがあるので、自己PRや資格では書きにくい強みを選んで書いてみると効果的です。

仕事に対する価値観を知るため

課外活動の経験から、学生が仕事に対してどのような価値観で取り組むのかを判断しようとする狙いもあります。課外活動は、誰かに指示されるわけではなく、自主的に決めて活動するものです。社会人として仕事に就いた後も、自ら主体的に動くことが求められるシーンは少なくありません。そのため採用担当者の立場からすると、さまざまな課外活動に取り組んできた学生の方が、入社後に活躍しやすいと評価することが多くなるのです。

ただし、就活でアピールするために参加した課外活動は、ESでのプラス評価にはつながりにくい点に注意してください。就活の話題作りのためにボランティアに参加するよりも、あなた自身が本当に興味がある活動に対して、主体的に取り組んだ経験の方がESでは高く評価されます。

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3.ESの課外活動で企業に評価されやすいエピソードの選び方

課外活動の項目は、学業以外のすべての活動の中からアピールするテーマを選ぶことができます。非常に自由度が高くて書きやすい一方で、どのエピソードを選んだら良いのか迷うことも出てくるでしょう。ここでは企業に評価されやすい課外活動のエピソードの特徴について、以下の4つのポイントをご紹介します。
 
  • ・行動力・業務遂行力の高さが伝わること

    ・チャレンジ精神が伝わること

    ・リーダーシップが伝わること

    ・インパクトのある活動であること


何をアピールしたら良いかわからなくなった時には、これらの特徴が当てはまるエピソードを選んでみましょう。

行動力・業務遂行力の高さが伝わること

ESで課外活動についてアピールする時には、あなた自身の行動力・業務遂行力の高さが伝わるエピソードを選ぶのがおすすめです。やりたいと思った時にすぐに行動に移した経験や、直面した課題に対してさまざまな工夫を施して乗り越えた経験であれば、入社後も即戦力として活躍できる人材として高く評価されることがあります。

たとえば、アルバイト先で直面した売上不振という課題に対して、店長と相談しながら改善策を考え、売上アップを達成できたというエピソードは、ESでも定番のアピール方法の一つです。こうした経験を書くことで、社会人として必要な主体性や課題解決力が身についていると判断され、ESでも好印象につながるでしょう。

チャレンジ精神が伝わること

ESに書く課外活動は、高いチャレンジ精神が伝わるものを優先的に選んでみましょう。未知の分野に飛び込んだ経験や、苦手を克服するために挑戦した経験は、ESでも高く評価されます。

ただし、人生を一変させるような大きなチャレンジである必要はなく、サークルで新たなトレーニングメニューを提案して取り入れた経験や、難易度の高い国家資格の取得を目指した経験でも十分魅力的なESとなります。自分をより良く見せようと事実を誇張する必要はありませんので、あなた自身にとって大きな挑戦だったと思えるエピソードを書いてみましょう。

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リーダーシップが伝わること

チームで取り組んだ課外活動をアピールする場合には、リーダーシップを発揮して活動してきたことを伝えるのが効果的です。リーダーシップが備わっていることは、周りに指示されるのを待つことなく、自ら考えて行動できることを意味するので、多くの企業で高く評価されやすいアピールポイントです。

なかでも、数人〜十数人のチームではなく、数十人以上の規模のチームを率いた経験があると、ESでも強く興味を引き付けることができます。大規模なチームで役職に就いた経験がある場合には、課外活動として積極的にアピールしてみましょう。ただし、役職に就いた経験がないのであれば、嘘をついたり話を持ったりしないように注意してください。

インパクトのある活動であること

取り組んだ課外活動そのものが珍しく、読み手である採用担当者の興味を引く内容であればあるほど、選考でも有利に働きます。たとえば、国名があまり知られていない発展途上国に留学した経験や、珍しいアルバイトに従事した経験などは、「面接でもっと詳しく話を聞きたい」と思わせるアピールポイントになります。

もし学生時代の経験の中で、周りの学生があまり経験していない課外活動に取り組んだ経験がある場合には、積極的に取り上げてみましょう。繰り返しになりますが、インパクトに自信がないからといって架空のエピソードを作り上げたり、嘘を混ぜたりしてESを書くことは逆効果になるため、避けるようにしてください。

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4.ESで課外活動を効果的にアピールする書き方のコツ

ESで課外活動に就いてアピールする時には、取り組んだ活動について淡々と述べるのではなく、下記の5つの流れに沿って書く方が説得力が高まります。
 
  • ・課外活動の内容について端的に伝える

    ・課外活動に取り組んだ理由・きっかけを述べる

    ・課外活動で直面した課題と乗り越え方を書く

    ・課外活動で得た学びをまとめる

    ・課外活動での学びを入社後にどう活かすかを伝える


それぞれのステップでどのようなポイントを押さえながら書けば良いのか、順番にご紹介しましょう。

課外活動の内容について端的に伝える

最初に、アピールしたい課外活動の内容について、端的に要点を伝えましょう。いわゆる「結論ファースト」の書き方で、質問に対する回答を最初に持ってくることがポイントです。結論を冒頭で述べることなく、エピソードや経験談から書き始めて結論を最後まで引っ張ってしまうと、ESを読んだ採用担当者には何が言いたいのかが伝わりにくくなってしまいます。

ESで評価されるのは、意外性のあるストーリーや読み手を引き込むような文章の技巧ではなく、ビジネス文書として読みやすい書類が書けているかという点です。忙しい採用担当者が軽く目を通しただけでも言いたいことが伝わるような、読み手に配慮したわかりやすいESを心がけましょう。

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課外活動に取り組んだ理由・きっかけを述べる

続けて、その課外活動に取り組んだ理由やきっかけについて書きましょう。なぜその課外活動を選んだのかという部分は、企業側も気になっている点でもあります。何か行動を起こしたきっかけの根底にある、あなた自身の価値観を知りたいと考えているからです。

たとえばアルバイトについて書こうと思ったのであれば、サークルや部活動、インターン、資格の取得などを差し置いて、なぜアルバイト経験について取り上げたのかが伝わる書き方が理想です。課外活動をはじめた理由やきっかけに一貫性が感じられれば、ESの説得力も高まるでしょう。

課外活動で直面した課題と乗り越え方を書く

課外活動に取り組む中で課題や困難に直面したエピソードや、それを乗り越えるためのプロセスについても述べることにより、あなた自身の課題解決力をアピールすることができます。企業側もESを読む中で、学生が達成した成果だけを見ているのではなく、その成果を得るまでのプロセスを重視しています。課題や困難への取り組む姿勢は、そのまま社会人になってからの業務への取り組み方と共通するからです。

たとえば「サークル活動を通じてPCスキルを身につけた」とだけ書くよりも、「サークルのSNSアカウントの運用を任され、これまでPCの操作は不慣れであったが、独学で勉強したり先輩に相談したりしながら、SNS運用のノウハウを身につけた」と書いた方が、未知の課題への向き合い方が伝わりやすくなるでしょう。

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課外活動で得た学びをまとめる

続いて、課題活動を通じて得られた学びについてを端的にまとめましょう。ここでアピールするのは、履歴書に書けるような資格・スキルである必要はなく、新たな考え方や価値観を身につけたことを伝えるのも効果的です。

たとえば、サークル主催のイベントをチームで取り組んで成功させた経験から、「チームワークを重視して働くことの楽しさを実感した」というエピソードや、「個々で努力するのではなく、チームで課題に取り組む方が大きな成果につながることを学んだ」という表現でも良いでしょう。

また、応募企業ではチームワークを重視する社風があるなど、課外活動で得た学びが企業での働き方にマッチしていると、選考を有利に進めることができます。

課外活動での学びを入社後にどう活かすかを伝える

回答の最後に、課外活動を通じて得た学びを入社後にどう活かすかのビジョンを書いて、文章を締めましょう。あなた自身が得た学びやスキルを入社後にも活かせることをアピールすることは、企業に対して自分を採用するメリットを訴えることを意味します。課外活動で得た学びを活かして、入社後に活躍してくれるイメージを抱くことができれば、採用担当者にとって高く評価されるESとなります。

そのため課外活動について書く時には、企業の求める人物像や社員インタビューなどを通じて、入社後の働き方のイメージをまとめておくと良いでしょう。入社後の活かし方を具体的に伝えることができれば、深く企業研究していることもアピールできます。

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5.ESで課外活動について書く時の注意点

ESで課外活動について質問された時には、回答するにあたって以下の3つの注意点を押さえておく必要があります。
 
  • ・「特になし」と書くことは避ける

    ・結果よりもプロセスを重視して書く

    ・読み手に合わせて専門用語を使う


ESを書き終えた後、これらの注意点が守れているかをチェックしてから提出するようにしてください。

「特になし」と書くことは避ける

たとえ課外活動に書くことが思い浮かばなかったとしても、「特になし」とだけ書いて提出したり、空欄のまま提出したりすることがないように注意してください。企業が指定するESで課外活動についての質問を設けている場合、企業側は課外活動での学びについて深く知ろうとしていることを意味します。企業から評価されやすい項目をほぼ空欄のまま提出することは、選考で非常に不利な立場に置かれてしまいます。

前述した通り、課外活動には学業以外のすべての活動が含まれるため、あなた自身の興味・関心に合わせて自由に書いて問題ありません。特別な活動やインパクトのある活動しか書いてはならないというルールもありませんので、ありのままのあなた自身の経験を書いてみましょう。

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結果よりもプロセスを重視して書く

企業が学生のESで重視しているのは、結果よりもプロセスです。学生時代に豊富なスキルや資格、華やかな実績を持っていることは確かに選考で有利となりますが、必ず内定をもらえるというわけではありません。新卒採用を行う企業側は、即戦力の人材を求めているわけではなく、性格や価値観が自社とマッチした人材のポテンシャルを見込んで内定を出すためです。

そしてあなた自身の性格や価値観が最も現れやすいのが、課題や困難に取り組むまでのプロセスなのです。もちろん優れた成果を達成できたことについて書くのは間違いではありませんが、結果よりもプロセスを重視したESとなるように注意しましょう。

読み手に合わせて専門用語を使う

ESを読む採用担当者にとって意味が伝わりにくい専門用語は、できるだけ使用せずにわかりやすい表現に書き直した方が親切です。しかし専門用語をすべて省くべきというわけでもなく、たとえばIT企業に応募する際に「Rubyという日本人が開発したプログラミング言語について学び…」と書くのは、文字数が無駄になるだけではなく、読み手をイメージできていない文章と捉えられてしまいます。

応募先がWeb開発に強いIT企業で、専門用語を使った方がすっきりと伝えられる場合には、「Rubyを独学で学び…」と端的な表現に直しておく。プログラミングについて詳しくない非IT企業に応募する際には前述した表現を用いるなど、読み手に合わせた専門用語を使うことが重要です。何がなんでも専門用語を省けば評価されるというわけではないので、勘違いしないように気をつけましょう。

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まとめ

ESで課外活動について質問される場合、学業以外のすべての活動の中から、自分の強みや魅力を最も引き出せるエピソードを自由に選んで回答することができます。そのため説得力のある回答を用意できれば選考を有利に進めることができますが、「特になし」とだけ提出してしまうと大きなマイナスポイントになるため注意が必要です。

取り上げる課外活動を選ぶ際には、行動力や業務遂行力が伝わるテーマや、チャレンジ精神が伝わるテーマ、つい詳しく聞きたくなるようなインパクトのあるテーマなどを選ぶのがおすすめです。本記事で解説してきたESを書く時の流れや注意点も踏まえながら、課外活動について効果的にアピールしましょう。

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