エントリーシートへのゼミ活動の書き方解説!効果的にアピールするコツと注意点

エントリーシートへのゼミ活動の書き方解説!効果的にアピールするコツと注意点
就活で提出するエントリーシートでは、ゼミで取り組んだ内容やゼミ活動について質問されることが少なくありません。企業側はゼミ活動についての質問を通じて、自主性や課題解決力、身につけたスキルなどについて確認したいという背景があります。そのためゼミ活動をエントリーシートで効果的にアピールできると、選考で有利となり内定を勝ち取れる確率もアップします。 しかしゼミ活動をESにどのように落とし込めば良いのか、どうアピールするのが効果的なのか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで今回の記事では、エントリーシートへのゼミ活動の書き方と効果的なアピールのコツ、注意点や回答例文についても解説していきます。ゼミに参加しなかった場合のアピール方法についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

1.企業がエントリーシートでゼミ活動を聞く理由

企業がエントリーシートでゼミ活動について尋ねるのは、主に以下のような理由があるからです。

  • ・自主性や課題解決力を知りたい

    ・入社後に活かせるスキルがあるかを知りたい

    ・どのようなことに興味があるのかを知りたい

具体的な企業のチェックポイントについて、それぞれ解説していきます。

自主性や課題解決力を知りたい

エントリーシートのゼミ活動に関する質問で、企業はあなた自身の自主性や課題解決力を知りたいと考えています。社会人になると仕事で必要とされる能力として、上司から言われる前に自主的に行動する力、そして壁にぶつかった時に粘り強く考え、乗り越える力が挙げられます。これらの力はゼミ活動で養われることが多く、企業側もゼミ活動の内容を重視する傾向があるのです。

たとえば、担当教授から課題を提示され、自分たちで課題へのアプローチ方法を考えて挑戦する。課題図書として指定された本を読み、わかりやすくまとめてプレゼンを行うなど、社会人になってからのビジネスシーンとよく似たシチュエーションが、ゼミ活動では多くみられます。ゼミ活動への取り組み方は、そのまま社会に出てからの仕事への向き合い方と共通することが多く、企業側もエントリーシートや面接で詳しく知りたいと考えています。

入社後に活かせるスキルがあるかを知りたい

ゼミ活動の経験がそのまま入社後の仕事にも活かせる場合には、企業はゼミ活動で身に付けたスキル・知識を重視してエントリーシートを読むことがあります。たとえば、研究発表のために一般の方にアンケートを実施した経験や、研究内容をPowerPointを使用してわかりやすくまとめた経験などは、営業職や企画職の業務に直結します。

たとえゼミの研究テーマが応募企業の事業内容とは関係なかったとしても、ゼミ活動を通じて得られたスキルや経験が、選考で有利に働くポイントになることがあるのです。そのためエントリーシートでゼミ活動をアピールする時には、研究テーマや研究内容だけではなく、どのようなアプローチでゼミ活動に取り組んだのかを伝えると良いでしょう。

どのようなことに興味があるのかを知りたい

大学生にとってのゼミは、研究テーマを自由に選んで参加できることから、学生がもともとどんな分野に興味を持っていたのかを見極めたいという理由も挙げられます。たとえば、経営やマーケティングを研究するゼミに参加していた方が、企業経営・マーケティングに関連した職種や業界に応募していたとすれば、一貫性が感じられ志望理由にも納得感が生まれます。

参加したゼミの研究テーマと就職活動における企業選びが一貫していることが望ましいですが、関連がない分野であっても論理的にゼミ活動を伝えられれば問題ありません。「楽そうだから選んだ」「友達と一緒のゼミにした」といった書き方はマイナス評価につながるため、避けるようにしてください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

2.ゼミ活動を効果的にアピールするための書き方の流れ

エントリーシートでゼミ活動について質問された時には、全体の流れや構成を事前に組み立ててから書き進めることが大切です。ここではゼミ活動を効果的にアピールする書き方の流れについて、以下の4つのステップで解説します。
  • ・そのゼミに参加した理由

    ・ゼミで取り組んだテーマ・内容

    ・ゼミを通じて得られた学び

    ・ゼミでの学びを入社後に活かすビジョン

上から順番に内容を考え、構成を組み立てましょう。

そのゼミに参加した理由

ゼミ活動についてエントリーシートでアピールする時には、まずはそのゼミに参加した理由を書くようにしてください。前述した通り、企業はあなたがゼミを選んだ理由について尋ね、興味・関心について深く知りたいと考えています。そのゼミを選んだきっかけや、別のゼミを選ばなかった理由などについてアピールしつつ、納得感のあるエントリーシートに仕上げると良いでしょう。

ゼミを選んだ理由がはっきりしない場合や、「友達と同じゼミを選んだ」などマイナス評価につながりかねない理由の場合には、参加理由は無理に書かなくても問題ありません。嘘や創作で埋めるのではなく、取り組んだ内容や得られた学びについてを重点的に伝えると良いでしょう。

ゼミで取り組んだテーマ・内容

次に、ゼミで取り組んだ具体的な活動内容について伝えると良いでしょう。研究テーマや研究手法、身につけた専門知識などをアピールできると効果的です。企業はゼミ活動についての質問を通じて、課題に対してどのような姿勢で向き合う人物なのかを知りたいと考えています。

そのため研究結果について深掘りするよりも、課題へのアプローチや研究手法について焦点を当てながら書くと良いでしょう。マーケティング系のゼミ出身の方がマーケティング企業に応募する場合など、ゼミで学んだ知識が応募企業でも活かせる場合には、どのような知識を深めていったのかを具体的にアピールするのもおすすめです。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

ゼミを通じて得られた学び

続いてゼミ活動を通じて得られた学びについて、より抽象的にまとめながらアピールします。「困難と思える課題に対しても、粘り強く取り組むことで解決策が見つかることを実感した」「一人では難しい課題も、チームで取り組めばスムーズに解決できることを学んだ」など、他の分野でも応用できる学びを書くと良いでしょう。

課題の解決方法を学んだことをアピールしたり、周囲と協力して課題に取り組む姿勢をアピールしたりすることで、採用担当者にとっても入社後の働き方をイメージしやすくなる効果があります。社会人になってからの仕事への向き合い方にも共通するような、ビジネスシーンに役立つ学びを強調することをおすすめします。

ゼミでの学びを入社後に活かすビジョン

最後に、ゼミでの学びを入社後にどう活かすかというビジョンを、企業研究・業界研究をもとにアピールしましょう。応募したい職種の業務内容が判明しているのであれば、その業務内容への活かし方を具体的に伝えられると、採用担当者にとって好印象になります。

たとえば、「貴社のエンジニア職として入社した際には、ゼミ活動で得られた周囲と協力しながら課題に向き合う姿勢をもとに、チームワークを重視して業務に取り組みたいと考えています。」のようなアピール方法が考えられます。ゼミ活動と入社後の働き方をリンクさせるためにも、エントリーシートを書く前の企業研究・業界研究は怠らないようにしてください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

3.エントリーシートでゼミ活動をアピールするコツ

ゼミ活動は専門的な研究テーマを深掘りすることが多いため、そのまま伝えようとすると採用担当者にとってわかりにくいエントリーシートになってしまうことがあります。また、企業が求める人物像からかけ離れたゼミ活動をアピールするのも避けるべきです。ここではエントリーシートでゼミ活動をアピールする時の、書き方のコツを3つご紹介します。

  • ・企業に合わせて専門用語を使う

    ・企業の求める人物像に沿って伝える

    ・伝えたいことを絞って簡潔に書く

それぞれ順番に解説していきます。

企業に合わせて専門用語を使う

ゼミ活動の研究テーマや内容について専門用語が登場する場合には、応募する企業に合わせて言葉を選ぶことが大切です。たとえば、「古代の言語学」という研究テーマについて専門用語を交えてエントリーシートを書いたとしたら、大半の企業にとっては難解でわかりにくい文章となってしまうでしょう。この場合には専門用語を避け、難しい言葉を簡単に言い換えながら文章を書くことが求められます。

一方で、AI関連の事業を展開している企業に応募する場合に、ゼミでAIについて研究したことを伝えるのであれば、専門用語を積極的に使っても問題ありません。専門知識を持っている相手に対して、専門用語を単純な言葉に言い換えて書くことは、読み手のことを考えられていない文章としてマイナス評価になることもあります。

専門用語は絶対に使ってはいけないと考えるのではなく、あくまでも読み手となる企業の立場になって、専門用語を使うべき相手と使うべきでない相手を見極めることが大切です。

企業の求める人物像に沿って伝える

ゼミ活動をエントリーシートでアピールする時には、企業がHPや求人サイトで公開している「求める人物像」を確認してから書き始めることが大切です。ゼミ活動で得られたスキルや学びを、企業の求める人物像に沿ってアピールすることにより、マッチ度の高い人材と判断されて選考で有利になるためです。

たとえば、企業の求める人物像として「協調性がある人」というキーワードが書かれていたのであれば、ゼミ活動においても他の学生と協力しながら課題に取り組んだ経験をアピールすると良いでしょう。求める人物像を無視して自分がアピールしたいことだけを書いてしまうと、企業にとって魅力が感じられないエントリーシートに映ることがあるので注意しましょう。

伝えたいことを絞って簡潔に書く

エントリーシートにゼミ活動について書く時には、基本的に一つのスキルや学びに絞って書くことが大切です。AI関連の企業に対してAIについて研究したことをアピールするのであれば、研究テーマや研究内容について深掘りする形で書きましょう。ゼミ活動を通じて課題解決力が身についたことをアピールしたいのであれば、研究テーマや協調性をアピールすることなく、課題解決力のみに絞ってエントリーシートを書くと良いでしょう。

研究テーマ、課題解決力、自主性、協調力、コミュニケーション能力など、ゼミ活動でさまざまなことをアピールしようとすると、まとまりがなく一貫性のないエントリーシートになってしまいます。企業の求める人物像や、自分の強みや長所に関連するアピールポイントだけに絞り、簡潔に書くことが選考の通過率を高めるコツです。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

4.エントリーシートでゼミ活動について書く時の注意点

エントリーシートでゼミ活動についてアピールする時に、気をつけておきたい注意点が存在します。ここではゼミ活動を書く時に注意すべきポイントについて、以下の3つを解説します。

  • ・数値やエピソードは盛りすぎない

    ・当たり前のことをアピール材料にしない

    ・長所・短所や自己PRとの矛盾に気を付ける

それぞれの注意点を踏まえながら、エントリーシートを書き始めるようにしてください。

数値やエピソードは盛りすぎない

エントリーシートでゼミ活動を書く場合、研究内容や経験について具体的に描写しながら書くのが効果的ですが、あまりにも数値やエピソードを盛りすぎるのは避けるようにしましょう。自分自身をよく見せたいからと、ゼミ代表ではなかったにも関わらずゼミ代表であったかのようにエピソードを書くなど、嘘が混じったエントリーシートはマイナス評価を受ける原因になります。

提出したエントリーシートは書類選考だけではなく、面接の質問でも使われることがあります。数値やエピソードを盛りすぎたエントリーシートで面接に臨んだ場合、スムーズな受け答えができずに「エントリーシートに嘘があるのでは?」という疑念を持たれてしまうかもしれません。嘘が混じったアピールで選考を通過しようとするのではなく、等身大の自分を評価してもらえるように心がけましょう。

当たり前のことをアピール材料にしない

ゼミ活動を通じた学びについてエントリーシートでアピールする際に、「一つのテーマを決めて集中的に学ぶことの大切さを知りました。」など、当たり前すぎることを強調しないように注意しましょう。ゼミ活動の性質上、一つの物事を深掘りして学ぶことは、どの学生も同じように行っています。そのため他の学生のエントリーシートとの差別化ポイントにならず、採用担当者の印象にも残りにくくなってしまいます。

同様に、「周囲の人と協力する大切さを学びました。」「課題に向き合う力が養われました。」などのアピール方法も効果的とは言えないため、参加したゼミならではの学びやスキルを、具体的に伝えるようにしましょう。

長所・短所や自己PRとの矛盾に気を付ける

エントリーシートではゼミ活動以外にも、長所・短所、自己PRなどで自分をアピールできる項目があります。これらの項目でも、学業やアルバイト、サークル活動などのエピソードを紹介するのが効果的ですが、ゼミ活動についてのアピールと矛盾が発生しないように注意する必要があります。

たとえば、ゼミ活動を通じて「粘り強く課題に取り組める」ことをアピールしたにもかかわらず、短所の項目で「飽き性で一つの物事が長続きしない」ことを伝えた場合、どちらが本来のあなたの姿なのかがわかりにくくなってしまうでしょう。また、ゼミ活動での同じエピソードを複数の項目で使い回すのも避けるようにしてください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

5.エントリーシートでゼミ活動を書く時の参考例文

ここではエントリーシートでゼミ活動をアピールする時には、ゼミを通じて得られた学びやスキルを書き、その学びを入社後どのように活かすかを伝えることが重要です。具体的な書き方の参考として、ゼミで取り組んだ内容についての回答例文をご紹介します。

「私は会計学のゼミで『天候デリバティブ商品』をテーマとして研究に取り組んできました。異常気象や天候不順による天候リスクを軽減する天候デリバティブ商品は、これからの地球環境に欠かせない金融商品になるのではないかと興味を持ち、このテーマを選択しました。
どのような顧客からのニーズが高いのかを金融機関に取材しながら調査を行うなかで、世の中の変化に合わせてさまざまな金融商品を取り扱う、金融業界に強く興味を抱くようになりました。業界を代表する大手金融機関である貴社に入社した際には、ゼミで研究してきたデリバティブ商品についての知識を活かしながら、商品企画・開発の業務に携わりたいと考えています。」

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

6.ゼミに入っていない時のエントリーシートのアピール方法

ここまで本記事では、ゼミ活動をアピールポイントとしてエントリーシートに書く方法について解説してきましたが、学生時代にゼミに参加しなかった方もいることでしょう。ゼミへの参加経験がないにもかかわらず、指定のエントリーシートでゼミ活動についての質問があった場合には、どう答えたら良いのでしょうか。

ゼミに参加しなかった理由を伝える

ゼミに不参加だった方が、エントリーシートでゼミ活動について質問された時には、正直にゼミに参加していないことを伝えつつ、不参加の理由を添えるのがおすすめです。空欄にしたり嘘や創作を書いたりするのではなく、「ゼミよりも優先して取り組みたいことがあった」「本当に興味があるゼミが見つからなかったため、独自に●●について研究した」など、説得力のある理由を伝えられると、選考でも有利に働きやすくなります。

ゼミ以外で力を入れたことをアピールする

将来のキャリアを踏まえて力を入れていたアルバイトや、海外の企業での長期インターンなど、ゼミと同等もしくはそれ以上のアピールポイントとなる経験をエントリーシートで伝えられれば、不参加であっても不利になることはないでしょう。就活に直接結びつく経験でなくても問題はなく、バックパッカーとして世界一周を目指した経験や、学生起業家として事業を立ち上げた経験など、ゼミ以外の力を入れたことを積極的にアピールしましょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

7.まとめ

エントリーシートでゼミ活動について質問された場合、企業はあなたの自主性・課題解決力をチェックしたいと考えていたり、入社後に活かせる専門的なスキルを持っているかどうかを知りたいという背景があります。ゼミ活動をアピールする際には、そのゼミで取り組んだ研究テーマや得られた学び、入社後の活かし方について順を追って伝えるのが効果的です。

ただしエントリーシートでゼミについて書く場合、「一つのテーマを決めて集中することの大切さを学んだ」など、当たり前すぎることを書かないように注意する必要があります。長所・短所や自己PRなど、エントリーシートの他の項目との矛盾にも気をつけましょう。

本記事で解説してきたゼミ活動の書き方のポイントや回答例文をもとに、採用担当者の印象に残るエントリーシートを作成しましょう。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる

レバテックカレッジ 就活まで支援するエンジニア志望学生のためのプログラミングスクール