
- 1.エントリーシートの「自己紹介」「自己PR」の違い
- 2.エントリーシートの自己紹介で記入する項目
- 3.エントリーシートの自己紹介で企業が見ている部分とは?
- 4.エントリーシートの自己紹介を書く時の5つのポイント
- 5.エントリーシートで自己紹介を書く時の注意点
- 6.エントリーシートの自己紹介例文
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1.エントリーシートの「自己紹介」「自己PR」の違い
エントリーシートでは自己紹介とよく似た項目として、「自己PR」の質問が設けられていることがあります。名前がよく似ているため混同されやすいですが、それぞれ役割が異なるためしっかりと書き分ける必要があります。
自己紹介とは、あなたの氏名・大学名・学部などの基本情報を簡潔に伝えるための項目です。自分の強みや魅力をアピールするというよりは、あなた自身の基本情報を紹介するのが目的です。そのため長文で採用担当者に積極的にアピールする必要はなく、できるだけ簡潔かつわかりやすく書くことが求められます。
一方の自己PRは、自分の強みや魅力をアピールできる重要な項目です。自分の長所や長所にまつわるエピソード、その長所を入社後にどう活かすかというビジョンまで、自分が採用する価値のある人材であることを積極的に伝えられるのが特徴です。自己紹介と比べて自己PRの方が就活生同士で差が生まれやすく、選考の通過率に大きく影響する項目でもあります。
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2.エントリーシートの自己紹介で記入する項目
続いて、エントリーシートの自己紹介に盛り込みたい要素として、以下の5つの書き方について解説します。
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・大学名・学部・学科
・氏名
・学生時代に力を入れたこと
・自己PR
・入社への意気込み
一つひとつ順番にご紹介しましょう。
大学名・学部・学科
まずはあなた自身の基本情報として、大学名・学部・学科を伝えましょう。それぞれ略称を使わず正式名称で書けば問題ありませんが、特殊な学部名・学科名の場合は専攻している内容について補足しておくと親切です。
氏名
続いてあなたの氏名についても記入しておくと良いでしょう。履歴書やエントリーシートの最上部にも記入箇所がありますが、「●●大学●●学部●●学科の、田中太郎です。」のように、自然な流れで伝えるのがおすすめです。
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学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカをここで触れておくのもおすすめです。エントリーシートの冒頭に書く自己紹介は、採用担当者がまず目を通す項目です。掴みの部分で強力な印象を残すことができれば、自己紹介以降の項目にも興味を持ってもらいやすくなり、選考で有利となります。もし人とは違った特殊なエピソードをアピールできる場合には、エントリーシートの最初の自己紹介の冒頭で、積極的に取り上げてみましょう。
自己PR
エントリーシートの自己紹介では、簡単な自己PRを書いても良いでしょう。エントリーシートの後半で自己PRや長所・短所の項目がある場合には、それらの項目を要約する形で触れるのもおすすめです。ここでは長文でアピールする必要はなく、あくまでも自分自身の基本情報を伝えることを目的としましょう。
入社への意気込み
自己紹介の最後に、入社への意気込みについて書いて締めることで、高い意欲をアピールしやすくなります。エントリーシートの志望動機や自己PRの項目との一貫性を持たせながら、「貴社の●●に魅力を感じ、エントリーしました。」などと書いて自己紹介を終えましょう。
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3.エントリーシートの自己紹介で企業が見ている部分とは?
エントリーシートにおける自己紹介は、学生の基本情報を書くためのスペースですが、企業側は書類選考の判断材料としてもチェックしています。自己紹介の部分で企業が見ている視点は、主に以下の3つです。
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・自社にマッチする人物かどうか
・論理的思考力が備わっているか
・一緒に働きたい人柄・性格が伝わってくるか
一つずつ順番に解説しましょう。
自社にマッチする人物かどうか
エントリーシートの自己紹介を読むことで、企業は自社とのマッチ度をおおまかに把握しています。企業の採用活動では、費用や時間、労力をかけて求人サイトへの掲載や面接、入社手続きなどを行います。そのためマッチ度の低い学生を採用して入社3ヶ月で退職してしまったり、期待したほどの働きが見られなかったりするリスクを嫌います。そこで企業側はまず自社の社風や求める人物像に合う学生かどうかを、自己紹介で端的に判断したいと考えるのです。
自己紹介を読み、自社の社風や求める人物像と大きくかけ離れていなければ、ガクチカや長所・短所などを深く読み進めてもらえます。企業とマッチした人材であることのアピールは、志望動機や自己PRの項目を活用するのが効果的ですが、エントリーシートでまず目に入る自己紹介の部分でも高いマッチ度を伝える意識を持ちましょう。
論理的思考力が備わっているか
エントリーシートの自己紹介では、企業は論理的思考力が身についているかを確認したいという事情があります。エントリーシートは一つの項目あたり400文字程度と分量が多く、社会人になってからも多用するビジネス文書を書く機会でもあります。エントリーシートの自己紹介で論理的な文章を書けていれば、社会人として基礎的なスキルが身についていると判断され、選考でも有利に働きます。
自己紹介の最初から最後まで矛盾がないこと、話の途中で話題が飛び飛びになっていないことなど、論理展開がスムーズで読みやすい自己紹介であるほど高く評価されます。自己紹介で書きたいことが多すぎると、矛盾や論理の破綻が起こりやすくなるため、事前に伝えたいメッセージを絞っておくと良いでしょう。
一緒に働きたい人柄・性格が伝わってくるか
エントリーシートの自己紹介では、あなたの人物面や性格面が評価されることもあります。企業にとってエントリーシートを通過した学生は、将来一緒に働く同僚となりえる人物です。スキルや経験が豊富で能力が高い学生を採用したいと考える企業は多いですが、一緒に働いて苦ではないこと、協調しながら働けることを重視する企業も少なくありません。
どのような人柄・性格が評価されやすいのかは、応募する企業の社風によって変化します。たとえば、上下関係の意識が薄く協調性を持って働く職場であれば、リーダーシップを持った学生よりも周囲に馴染める学生の方が評価が高くなるでしょう。一方で体育会系の企業風土であれば、リーダーシップがあり我が強い学生が好まれることが考えられます。
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4.エントリーシートの自己紹介を書く時の5つのポイント
次に、エントリーシートで魅力的な自己紹介を書くための5つのポイントについて解説します。自己紹介の項目だけではなく、志望動機や自己PR、ガクチカなど他の項目を書く時にも有効な書き方なので、ぜひ参考にしてください。
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・事前に自己分析・企業研究を済ませる
・要点を絞ってシンプルに書く
・副詞は省いて一文を短くする
・結論を最初に伝えてエピソードに繋げる
・具体的な数値や体験談を伝える
ここでは上記5つのポイントを順番に解説します。
事前に自己分析・企業研究を済ませる
企業が求める人物像にマッチした自己紹介を書くためには、エントリーシートを作成する前に自己分析・企業研究に取り組むことが重要です。自己分析がおそろかになっていると、自分の長所・強みをはっきりと答えることができず、採用担当者からすれば「なんとなくのイメージで応募先を選んでいるのでは」「知名度だけでエントリーしているのでは」という印象を持たれやすくなります。企業研究が十分にできていなければ、入社後のイメージを伝えても説得力が下がってしまいます。
自分の長所・強みをしっかり把握して、それを活かせる企業に応募したという流れで自己紹介を伝えることができれば、説得力のあるエントリーシートが完成します。エントリーシートに書く内容で迷ってしまう場合には、まず自己分析と企業研究に改めて取り組んでみましょう。
要点を絞ってシンプルに書く
エントリーシートでは、一つの項目でアピールする要素は一つだけに絞るのが効果的です。いわゆる「ワンセンテンス・ワンメッセージ」あるいは「一文一義」の意識で文章を書くことにより、伝えたいことがはっきりして説得力のあるエントリーシートを作成できます。たくさんの強みをアピールしようとすると、魅力的なエントリーシートになるよりむしろ、要点をまとめてわかりやすく伝える力が低いとみなされてしまいます。
自己紹介の項目では、前述したガクチカ・自己PR・入社への意気込みなどについて、それぞれ短く一文でまとめる意識を持つと良いでしょう。自己紹介では要点だけを書き、志望動機や自己PRの項目で詳細にアピールするのがおすすめです。
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副詞は省いて一文を短くする
エントリーシートの自己紹介の部分では、副詞の多用や一文が長い文章を避けて、簡潔かつ読みやすい文章を書くことが重要です。副詞とは、「とても」「かなり」「個人的に」「やっぱり」など、省いても伝わる言葉のことを指します。一文の長さは40〜60文字程度が適切で、それ以上の長さになると読み手に負担をかけてしまいます。
エントリーシートは小説のような文章の技巧が評価されるわけではなく、ビジネス文書として伝えたいことをわかりやすく書けているかが評価されます。そのため余分な表現や長すぎる文章は避け、採用担当者の立場になった読みやすい文章を心がけましょう。
結論を最初に伝えてエピソードに繋げる
エントリーシートのようなビジネス文書を書く時に効果的なのが、「結論・根拠・具体例・結論」の順番で文章を組み立てる、PREP法という書き方です。最初に質問の直接的な回答となる結論を伝えて、その結論の根拠や具体例を述べ、最後に結論を強調して締めるのがポイントです。自己紹介の場合には、「●●大学●●学部●●学科の、田中太郎です。」などと、自分自身について真っ先に伝えるのが基本です。
PREP法とは逆に、ビジネス文書で嫌われやすい書き方が「時系列順」に伝える方法です。「私は幼少期から●●で、大学受験の時には●●を重視し、大学に入学してからは●●に取り組んできた、田中太郎です。」のように、結論が最後になってしまう時系列順の書き方は、最後まで読まなければ言いたいことが伝わらないため、避けるようにしてください。
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具体的な数値や体験談を伝える
説得力のあるエントリーシートを書くためには、具体的なエピソードや体験談を数値とともに伝えるのが効果的です。「コミュニケーション能力に自信があります。」「私は協調性がある人間です。」などと抽象的な言葉だけで終わるのではなく、コミュニケーション能力が活かされた体験や、協調性がプラスに働いたエピソードなどを、オリジナリティある文章で伝えると良いでしょう。
その際には、日時・人数・金額などを数値で伝えながら書くことにより、より説得力あるエントリーシートが完成します。数値で表現できる経験や実績がある場合には、積極的にアピールしてみましょう。
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5.エントリーシートで自己紹介を書く時の注意点
エントリーシートは選考の判断材料となるビジネス文書であり、基本的なビジネスマナーが身についているかどうかもチェックされます。ビジネス文書のルールに違反して選考で不利になることを避けるためにも、以下の3つの注意点を踏まえながらエントリーシートを書き進めましょう。
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・話し言葉や記号を使わない
・読みやすい文字数を意識する
・誤字脱字・誤変換をチェックする
それぞれのポイントを詳しくご紹介します。
話し言葉や記号を使わない
エントリーシートの自己紹介を書く時には、日常会話や友人とのLINEのやり取りで使うような、話し言葉・記号を使わないように注意しましょう。「なので」「だから」「でも」など、会話でしか使わない言葉はビジネス文書にはふさわしくないとされ、場合によっては減点対象となることがあります。「?」「!」などの記号も、エントリーシートでは控えた方が無難です。
自己紹介に限らずエントリーシートや履歴書を書く時には、ビジネスシーンで失礼がないよう、ビジネス文書としての体裁を意識してみると良いでしょう。
読みやすい文字数を意識する
エントリーシートでは自己紹介や志望動機など、項目ごとの文字数にも配慮すると良いでしょう。企業が指定するフォーマットによっては、始めから文字数制限がある場合もありますが、文字数制限がない場合には400文字程度を目安にすることをおすすめします。一つの項目あたり400文字は、エントリーシートでもよく使われる基準であり、読みやすく簡潔にまとめるのに最適な文字数でもあります。
自己紹介の項目でも、文字数の指定や記入スペースの広さに合わせつつ、400文字を目安に下書きを作成してみましょう。
誤字脱字・誤変換をチェックする
エントリーシートの自己紹介を下書きする時には、誤字脱字や誤変換がないことを入念にチェックすることも重要です。特にパソコン・スマホを使って下書きを作る場合、誤変換が起こりやすいため注意して見直しをすると良いでしょう。
誤字脱字は完全に減らすことは難しいですが、採用担当者が目を通した時にすぐ気づくようなミスは、注意力散漫でビジネスマナーに欠けるとみなされ、減点対象になることがあります。誤字脱字を減らすためには、下書きを紙にプリントしたり音読したりするのが効果的です。
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6.エントリーシートの自己紹介例文
最後に、エントリーシートを作成する時の参考として、自己紹介の例文を掲載します。それぞれの書き方や全体の構成、始まりから終わりまでの流れを参考にしながら、エントリーシートを書き始めてみてください。
プログラミングの独学をアピールする例文
「●●大学●●学部●●学科の、田中太郎です。私は学生時代に独学でプログラミングを学習し、自分でサーバーを借りてWebサービスを開発することに力を入れてきました。初めてのプログラミング学習では、わからないことや悩む部分も多く壁にぶつかる時もありました。しかし英語で資料を検索しながら試行錯誤を続け、最後にはプログラミング部の友人からも高く評価されるサービスを形作ることができた経験が、大きな自信となりました。
貴社に入社した後も、プログラミングの知識やわからないことを自力で調べて課題解決する力を活かして、エンジニア職として活躍したいと思っています。」
リーダーシップを強みとするの例文
「●●大学●●学部●●学科の、田中太郎です。私は学生時代のテニスサークルで代表を務め、リーダーシップを発揮しながら40名のメンバーをまとめ上げてきました。代表を任された当初、サークルの中には練習に参加する意識が低く、休みがちのメンバーも少なくありませんでした。そこで一人ひとりに声をかけてモチベーションや目標設定についてマネジメントしながら、メンバー全員が心地よく練習に参加できる環境を整えてきました。
貴社に入社後は、これまで培ってきたリーダーシップを発揮しながら、入社初年度からチームを引っ張るような存在となるべく努力していきたいと考えています。」
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インターンシップをテーマにした例文
「●●大学●●学部●●学科の、田中太郎です。私はIT業界におけるスマホ向けゲーム開発の先端を走る貴社に魅力を感じ、エントリーしました。私はインターンシップでIT業界のさまざまな職種を経験する中で、ユーザーとの距離が近く社会に及ぼす影響も大きいスマホ向けゲーム開発に興味を持ちました。現在は個人でも開発経験を積むべく、Unityを使ったスマホ向けゲーム開発に取り組んでいます。
貴社に入社した後も、日々の業務だけではなく週末を使って趣味の開発を続け、ゲームエンジニアとしてのキャリアを歩み続けたいと思っています。」
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まとめ
エントリーシートの「自己紹介」は、自分の長所や強みをアピールすることよりも、自分の基本情報を簡潔に伝えることが重視される項目です。自分の魅力や実績を積極的にアピールする「自己PR」とは異なり、企業は論理的な文章を書けていることや、基礎的なビジネスマナーが身についていることをチェックしています。
そのため自己紹介を書く時には、事前に自己分析・企業分析にしっかりと取り組んだ上で、要点を絞りながら簡潔に書くことが重要になります。結論から入って根拠・具体例を伝える「PREP法」を取り入れることも有効なので、ぜひ試してみてください。本記事で解説してきた書き方のポイントと注意点、回答例文も参考にしながら、魅力的なエントリーシートを完成させましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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