
- 1. 内々定とは?
- 2. 内々定の出る時期はいつ?
- 3. 就活スケジュールの全体像
- 4. 内々定が出るのが早い企業
- 5. 内々定が出るのが遅い就職先
- 6. 内々定の注意点
- 7. 内定を早期に獲得するためのポイント
- 8. ITエンジニア志望学生必見! おすすめセミナー
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1. 内々定とは?
内々定とは、企業側に労働契約を結ぶ意思があることを学生に通達するものです。最終選考を通過した段階で、企業からメールや電話などで伝えられます。内々定は正式な契約にはあたらず、書面が発行されることも少ないため、口約束のようなものです。
内々定と内定の違い
内々定はメールや電話で通達される口約束です。一方、内定は署名や捺印によって、書面上で企業と学生が労働契約を結んだ状態のことで、法的拘束力を持ちます。
内定が成立すると、学生は民法627条1項に定められている労働契約の解消に従って、2週間前に申し出ることで解約できますが、企業からの解約は基本的にはできません。一方で、内々定に法的拘束力はなく、企業と学生共に取り消しが可能です。
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2. 内々定の出る時期はいつ?
内々定が出る時期は明確には定められていないため、企業や業種により違いが見られますが、一般的には6月が多いです。これは、経団連による就活ルールにて、採用選考活動の開始が6月以降と定められていたためです。2021年卒から就活ルールは廃止されていますが、スケジュールの枠組みが大幅に変更されていないことから、2023年卒も内々定が出る時期は6月が多いです。
なかには選考を前倒しする企業もあり、3〜5月に内々定が出るケースもあります。その場合、6月以降に形式上の面接が行われます。
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3. 就活スケジュールの全体像
就活を行うにあたって、採用スケジュールを把握しておくことは重要です。採用スケジュールを知らないと、選考のチャンスを失うことにつながります。就活を始める時期として大体の目安はありますが、できるだけ早い時期から始めることで、余裕を持って進めることができます。
採用のスケジュール
経団連による就活ルールは廃止されましたが、政府は新たに就活スケジュールを提示し、遵守するよう経済団体などへ呼びかけています。政府が発表した2024年卒の就活スケジュール(2024 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方)によると、3月1日以降に広報活動が開始し、6月1日以降に採用選考活動が開始します。正式な内定日は10月1日以降とされています。
このスケジュールに則って採用選考活動が行われた場合、就活生は6月1日以降に内々定がもらえることになります。一方で、スケジュールと異なる日程で選考活動を行う企業であれば、6月以前に内々定を出すことも想定されます。選考活動が早まることも考えられるため、早めの情報収集および準備が必要です。
就活を始める時期
政府が提示した就活スケジュールでは、大学3年生の3月に情報が解禁されるため、その時期に就活を開始することが一般的です。しかし、近年は企業側で優秀な学生を囲い込もうとする動きが強まっており、早期の採用が行われる傾向があります。そのため、早めの時期から準備しておく必要があります。具体的には、夏季インターンシップ前の4月と秋季インターンシップ前の9月が、就活を始める時期として適しているといえます。
インターンシップへ参加するには、採用選考のように説明会への出席や書類提出、面接などの過程を経る場合があるため、ある程度の準備が必要です。また、新型コロナウイルス感染症によって採用活動が前倒しされる傾向にあるため、出遅れないためにも、できるだけ早期に就活をスタートするのが望ましいです。
関連記事:理系学生の就活スケジュール・ポイントを徹底解説!
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4. 内々定が出るのが早い企業
内々定が早い時期に出るのは、経団連に加盟していない企業や、人材が不足している企業、応募者数が少なくなりがちな企業などです。こうした企業では、早期に人材を確保するために、選考スケジュールを前倒しで調整しています。内々定を早くもらいやすい一方で、気付かないうちに選考が終わっていたということもあり得るので、機会を逃さないように注意しましょう。
IT企業
IT企業は選考開始時期が早く、内々定も早い時期に出されます。早いところでは、3年生の秋に内定を出している企業もあります。IT業界には経団連に加盟していない企業が多く、早い時期に選考スケジュールを組み、優秀な人材を確保する動きがあります。
また、近年は売り手市場であり、人材不足に拍車がかかっていることも理由のひとつです。特にIT業界は技術者不足による深刻な人手不足に陥っているため、企業は一刻でも早く人材を確保しておきたいと考えています。これらのことから、IT企業は内々定を出すのが早いケースが多いとされています。
外資系企業
外資系企業は選考スケジュールが早く、内々定も早期に出す企業が多いです。選考が早い企業では、大学3年生の夏季インターンシップから始まり、年内に内定を出すところもあります。外資系企業は経団連に加盟していないところが多く、また、優秀な学生を早期に確保したいとの理由から選考スケジュールが早い傾向にあります。
外資系企業を志望するなら、夏季インターンシップの選考を見据えて、募集が始まる3年生の6月までに就活準備をある程度進めておくことが望ましいです。秋季インターンシップおよび採用選考が10~11月に行われるため、この時期に内々定や内定が出やすいほか、夏季インターンシップの段階で内々定を出す企業もあります。
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ベンチャー企業
ベンチャー企業は辞退者数が多い傾向にあるため、学生を多く確保するために早期から採用選考を行い、内々定を出しています。ベンチャー企業は革新的なサービスや商品の提供によって、これから拡大しようとしている企業であり、将来性が高いというメリットがあります。
一方で、他の企業に比べて安定性に欠けるというネガティブ要素も持ち合わせています。そのため、より安定性のある企業への内々定または内定を獲得した学生は、ベンチャー企業を辞退する傾向があります。辞退者数が多いので、通年にわたって募集を行っている企業も少なくありません。
応募者が少ない企業
応募者が少ない企業は、より多くの人材を獲保するために、早期から採用活動を始め、長期間選考を行う傾向があります。採用活動のスタートが早いため、内々定に関しても早く出やすいです。応募者が少ない原因は企業によってさまざまですが、認知度が低い、労働環境が劣悪である、なり手が少ないことが挙げられます。
優良企業であるにも関わらず、他の企業に埋もれて見つけられていない可能性もあります。応募者が少ないからといって、必ずしも悪い企業ということではありません。企業についてよく調べ、自分にあっているかどうか見極めることが大切です。
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5. 内々定が出るのが遅い就職先
内々定をもらえるのが遅い就職先の一つとして、公務員が挙げられます。公務員は試験の開催日が決まっているため、民間企業よりも内々定が出るのが遅くなります。民間企業と併願する際には準備が多く、大変です。
そのほかに、アパレル業界の企業は内々定が出るのが遅い傾向があります。ただし、選考期間が長いため、選考を受けられるチャンスが多いです。
公務員
公務員になるには試験に合格する必要があります。合否が発表されるのが大学4年生の6月以降となっており、民間業界と比べて遅いです。試験日程は公務員の種類によって異なり、遅いものでは合否発表が8月以降となる場合もあります。国家公務員や地方公務員の上級および中級は、他の公務員試験よりも合否発表が早い傾向にあり、6~7月が目安です。
志望する自治体や職種によって合否発表が異なるため、各自治体の実施要項を確認しておきましょう。内々定にあたる合否発表の出る時期が遅く、試験勉強と業界研究、面接対策などを同時に行う必要があることから、民間企業との併願は難易度が高いです。
アパレル
アパレル業界の選考開始時期は大学4年生の6月からと遅めで、内定は9~10月頃に出されることが多いです。アパレル業界の採用試験を受けてから他の業種を志望する場合には、選考が終わっている企業が多いため、選択肢が狭まることに注意しましょう。
反対に、アパレル業界は秋から二次採用を行う企業が多いため、他業種からの転換がしやすいというメリットもあります。また、二次採用でもアパレル業界を志望する場合は、選考期間が長くなるため、多くの企業を受けるチャンスがあります。
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6. 内々定の注意点
内々定をもらった後にも注意すべきことがあります。内々定の辞退や内定承諾の際には一定のマナーがあるため、確認しておきましょう。辞退する場合には、採用予定の企業に迷惑がかかることから、早めに連絡をしておかなければなりません。
内定承諾書の提出には期限があるため、遅れそうなときには必ず連絡を入れましょう。また、内々定は学生側に問題があった場合には取り消される可能性もあるため、選考が終わった後も気を抜くことなく過ごすことが大切です。
内々定辞退
内々定は正式な労働契約ではなく、法的拘束力もないことから辞退することが可能です。しかし、内々定を出した企業は、採用するつもりで準備を行っているため、辞退が確定したらすぐにその旨を連絡しましょう。
辞退の連絡は、基本的には電話で行います。電話であれば誠意が伝わりやすく、辞退する意思を確実に伝えることができるためです。一方、メールの場合だと誠意が伝わりにくく、確認のタイミングが遅くなったり、他のメールに埋もれてしまったりする場合があります。
電話は始業前後や昼休み、終業前後の時間帯を避けてかけることがマナーです。電話をかける際には、通話が途切れないように電波状況の良いところから行います。辞退することへの謝罪を伝え、理由を聞かれたときには正直に答えましょう。その際、具体的な企業名などを出す必要はありません。
関連記事:内定承諾書を提出したあとも就活を続けてOK? 内定辞退の方法やマナーも解説
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内定承諾の期間
内定をもらったら、企業から送られてくる内定承諾書を確認し、署名をして返送する必要があります。内定承諾書の提出期限は企業によって異なりますが、1週間程度と設定されていることが多いです。承諾するかどうか悩んでいる場合には、企業へ連絡することで、延長してもらえる可能性があります。無断で提出期限に遅れることのないように注意し、延長をお願いする場合にはできるだけ早めに連絡しましょう。
内々定取り消し
内々定は口約束のため、内定のような法的拘束力はありません。そのため、企業は内々定を破棄することも可能です。安易に破棄されることはないものの、内々定をもらったからといって必ず内定がもらえるわけではないことを頭の片隅においておきましょう。内々定がメールや文書で出された場合は、文面を保管しておくと、「内々定を出していない」という取り消され方を防ぐことができる可能性があります。
学生の留年や犯罪、経歴詐称、長期療養が必要で勤務が困難な病気や怪我などがあれば、企業は内々定だけでなく内定の取り消しが認められることもあるため、このようなことがないように注意しましょう。企業は卒業を前提として内々定および内定を出しているため、単位の不足などによって留年となった場合には、正当な取り消し理由になりやすいです。
企業によっては入社を半期遅らせて、秋採用として迎えてくれることもありますが、卒業できるように努めましょう。病気や怪我については重篤なもので、勤務できる目処が立たないような場合が対象であり、骨折などは該当しません。
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7. 内定を早期に獲得するためのポイント
内定を早期に獲得するには、準備を入念に行い、就活のスタートを早めに切ることが重要です。選考が進まない原因は準備不足であることが多いため、十分な準備を行うことで、選考を通過して採用につながる確率が高まります。インターンシップへの参加が内定につながる場合もあるため、積極的に参加しましょう。インターンシップの参加にも選考があることが多いため、早めの準備が必要です。
インターンシップに参加する
企業で業務を体験するインターンシップへ参加することで、その企業についての情報を得られるだけでなく、内定につながるといったメリットがあります。
インターンシップに参加することで、就活が本格的に始まる前に、業界や企業についての詳細な情報を得ることができます。
それに加えて、インターンシップが選考の一部になっていたり、参加者の中から内定を出す企業もあります。そのため、興味のある業界や応募を検討している企業のインターンシップには、できるだけ参加するようにしましょう。
インターシップに参加したあとに本選考に進む場合は、その体験に基づいた自分の適性ややりがい、業界の課題などをES(エントリーシート)に反映しましょう。内容に説得力が生まれ、企業の採用担当者に響く可能性が高まります。
関連記事:メリット多数! ITエンジニアを目指すならインターンを活用しよう
就活を早めに始める
就活では自己分析や業界研究などの準備を早めに始めることで、早期の内定獲得につなげることができます。自分自身と企業を深く理解することで、志望する業界や企業がある程度絞り込めるため、エントリー開始とともに行動できます。
内定を獲得するには、企業にとって役立つ人材だと感じてもらえるようなアピールが必要です。余裕を持って準備を進め、企業が求めている人材を分析したり、自分の強みを明確にしたりすることで、本格的に就活が始まったときに提出するエントリーシートや履歴書をスムーズに書くことができます。
選考準備を念入りにする
選考準備を念入りに行うことは、内定を獲得するために欠かせません。ある程度数をこなすことも重要ですが、準備不足の状態で受けても内定をもらうのは難しいです。採用担当者は多くの学生を見ており、しっかりと準備して望まなければ、準備不足であることを見抜かれてしまいます。
エントリーシートや履歴書の内容を使いまわして効率化を図るのはよいですが、受ける企業に合わせてアピールポイントを変えなければ、抽象的で説得力の欠けるものとなりやすいです。熱意を伝えるためにも、特に志望動機の項目には、企業ごとにその会社でなければいけない理由を考えて記入するようにしましょう。
また、選考準備として、Webテストや問題集などでの対策も重要です。問題の難易度は高くなくとも、形式に慣れていなかったり、時間が足りなくなったりすることで、不合格となる可能性があります。これらの選考対策を十分に行うことが、早期の内定獲得につながります。
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8. ITエンジニア志望学生必見! おすすめセミナー
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就活で内々定を早い時期にもらうには、早めに就活の準備を行い、選考開始時には万全の状態に整えておくことが必要です。内々定をもらえる時期が早い企業は特に選考情報を見逃さないよう、こまめにチェックしておきましょう。
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