
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.複数の企業から内定をもらった時の対応方法
はじめに、複数の内定をもらったときの対応の流れについてご紹介します。
①内定承諾する企業を1社に絞る
就活中、複数の企業から内定をもらう場合があります。そのような場合でも入社できるのは1社のみですから、必ずどこか1つの企業を選ばなければいけません。
第一志望の企業から内定をもらえるのが一番良いですが、そうでなかった場合、どの企業の内定を承諾すべきか迷う方も多いと思います。
次章でご紹介するポイントなども参考にして、内定承諾する企業を1社に絞りましょう。
②内定承諾書を提出する
入社したい企業を一社に絞ったら、その企業に内定承諾書を提出します。内定承諾書の他に卒業見込み証明書などの書面が必要な企業もあるので、抜け漏れなく提出するようにしましょう。
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③内定辞退する企業に連絡をする
入社したい企業を絞ったら、内定を辞退する企業に連絡します。
メールだと人事担当者に見逃されてしまう可能性もあるため、電話で連絡をするのがベストです。
内定辞退はいつまでに連絡すべき?
法律上は、入社の2週間前までは内定を辞退できます。
基本的に、雇用期間の定めのない労働条件を結ぶ正社員は、いつでも自由に労働契約の解除をすることができます。解除の申し入れ後、2週間経過すれば契約は解除されます。
ですが、本当に入社2週間前に内定を辞退した場合、企業側は非常に困った事態になります。
配属先などが決まっている場合は必要な人員が足りなくなってしまいますし、2週間で新しい人材を採用するのも至難の業です。
複数の内定を得て悩んでしまう気持ちもわかりますが、内定を承諾するか辞退するかの回答は、できるだけ早めに決めて企業へ返事をするようにしましょう。内定承諾の期間が決められていると思うので、その期限内に回答をするのがベストです。
もし回答を保留にしたい場合、企業に対して申し入れる期限としては一週間以内が妥当な範囲でしょう。それ以上回答を延ばす場合やそもそもの連絡に対する返事が遅い場合、内定取り消しになる可能性もあるので十分注意が必要です。
忘れてはならないのは、就活する学生が悩んでいる一方で、採用する企業も次の一手に悩んでいるという事実です。辞退者がいれば内定を別の学生に出さなければならず、規模の小さい企業であれば追加募集の対応を迫られることもあります。
就活で内定を辞退した企業が、いつか取引先になる可能性もあります。「二度と会わないから大丈夫」と考えるのではなく、誠実な対応を心がけましょう。
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2.複数の内定先から後悔のない就職先を選ぶ方法

複数の企業から内定を獲得した場合、後悔のない選択をするためにはどのようなポイントを意識すればよいのでしょうか。複数の視点から解説します。
まずは労働契約・条件を確認する
内定をもらったら、まずはじめに労働契約や条件の内容について確認しましょう。
確認すべき点の例をご紹介します。
就業場所と業務内容 | ・勤務地が希望に沿っているか ・総合職の場合、転勤の有無 ・異動の有無 ・リモートワークの有無 ・具体的な業務内容 |
就業時間 | ・始業時間と就業時間 ・休憩時間 ・時間外労働(残業)の有無 ・勤務形態(フレックス勤務や裁量労働制の有無) |
休日・休暇 | ・年間休日の日数 ・休日はいつなのか ・有給休暇の日数と付与時期 ・その他法定休暇(産前産後休業など)の有無 |
賃金 | ・基本給 ・諸手当の金額 ・固定残業(みなし残業)の有無 |
その他 | ・福利厚生の内容 ・副業の実施可否 など |
就活時は事業内容や業務内容などに目が行きがちですが、入社後の生活には休日の日数や給与、勤務形態などが大きく影響してきます。入社後の生活を想像しながら労働条件をチェックするのがおすすめです。
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「どんな点で迷っているのか」を明確にする
複数の内定をもらったときすぐに内定先を決められない人は、それぞれの企業で魅力的な点やデメリットがあり、迷ってしまっていることが多いのではないでしょうか。
そんな時は、それぞれの企業の労働条件や給与、業務内容などを比較してみましょう。そこで自分がいいと思う点、望み通りではない点を明確にしていくことで、迷っている点を明確にすることができます。

自分の仕事選びの軸と照らし合わせる
就活を進める中で、自分がどんな職種で働きたいのか、長い人生の中でどんなキャリアを形成したいのかといった部分について、少なからず見えてきているでしょう。そういった自分の軸を改めて振り返ってみて、自分の目指す姿がどの企業の先にあるのか、どの企業ならば自分の理想を実現できるのかをよく見極めて入社先を選定する必要があります。
自分の軸に沿った内定先を選ばないと、結果的に入社先でミスマッチが発生し、早期退職につながりかねません。それではせっかく就活で苦労して内定を獲得した意味がなくなってしまいます。
また職種や業界がいくら自分の希望通りだったとしても、残業時間が長かったり休暇を取れる環境が整っていなかったりすると、ワークライフバランスが実現できません。仕事は人生の重要な要素ですが、自分の生活や趣味とキャリアのバランスも考えておく必要があります。
就活を続けるうちに、内定を獲得することが最終目標になり、その後の働くイメージや大事にしたい価値観を見失ってしまうことがあります。入社先の選定時は必ず一度立ち止まって、自分の軸を改めて振り返るよう努めましょう。
関連記事:就活の軸一覧66選!見つけ方や面接で回答するポイント・5つの例文も解説
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身につけたいスキルや経験が得られる企業なのか考えてみる
実際の業務の内容や職種などから、自身が得たいスキルや経験を得られるのかどうかをしっかり考えておきましょう。
不明確な点があれば人事担当者に聞いてみてもいいですし、企業によっては社員との面談などの機会を設けてくれることもあるでしょう。
もし第一志望の企業から内定をもらえなかったとしても、一社目で十分なスキルや経験を積めば、中途採用で第一志望の企業に入社できる可能性もあります。
近年では、定年退職まで一社の企業に勤め上げることはまれです。5年、10年先のキャリアまで考えるのはなかなか難しいと思いますが、得たいスキルや経験についてはイメージしておくとよいでしょう。
企業の将来性・規模を考えてみる
企業規模が大きいほうが給与がよく、福利厚生も整っているなど待遇面はよい傾向にあります。
ベンチャー企業や新規事業を行う企業などはやりがいにあふれ魅力的なように見えますが、安定性でみるとやはり大企業に劣ります。
また、事業や企業の将来性がないと感じる企業は避けましょう。入社後早い段階で業績が悪化して経営が傾いてしまうと、せっかくの就活の苦労が水の泡になってしまいます。企業の将来性を調べる際は、中期経営計画や現在の財務諸表など公開されているデータを詳しく見てみることが重要です。
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3.複数の内定から、なかなか決められない時の対応
ここまでの比較ポイントを洗い出しても、複数の内定先から1社に決めきるのはなかなか難しいかもしれません。そのような場合は一人で悩む前に、まずは内定を出してくれた企業の採用担当者に速やかに連絡し、相談してみましょう。
前述の通り、内定連絡に対するアクションが遅いと企業側から「この学生は入社意志がないのだろう」と判断され、内定取り消しに至る可能性があります。反対に、速やかに連絡して相談することで、採用担当者も気にかけてくれて個別に話をする時間を設けてもらえるかもしれません。
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4.複数の内定をもらった時に避けるべき3つの行為
複数の内定をもらったら、短い期間にしっかり悩んで検討するのと同時に、自身の行為に気をつけなければなりません。内定をもらった後に避けるべき行為について解説します。
避けるべき行為1:複数の内定を承諾する
短期間で内定を承諾するか決める必要があるため、スケジュールの都合や、社会情勢の先行きの不透明さも相まって、内定を取り消されないようにひとまず承諾してしまう学生が一定数いるようです。しかし複数社の内定承諾は基本的におすすめできません。
企業は内定を承諾した人が全員入社する前提で採用活動を行っています。承諾した人が後になって突然辞退すれば、再度採用活動を開始することになるかもしれません。採用活動にかかるコストは非常に大きく、一度ストップした活動を再開するとなると採用担当者の余計な負担が増えてしまうでしょう。
また、自身が内定を早期に辞退しなかったことで、他の学生が内定を獲得するチャンスを潰すことにもつながります。企業にとっても他の学生にとっても望ましい行動ではないため、複数の内定を承諾することは避けましょう。
内定取り消しはありえる?
複数の内定先から一社に絞ることを躊躇している人の中には、内定取り消しを恐れている人も多いのではないでしょうか。
厚生労働省が2023年7月に発表した調査結果によると、2023年3月の新卒者のうち、内定取り消しや入社時期延期となったのは25事業所で42名でした。うち大学生が対象の内定取り消しは、10事業所で18名です。
参考:令和5年3月新卒者内定取消し等の状況を公表します
新型コロナウイルスが蔓延していた2021年に内定取り消しを受けた学生は136名でしたから、内定取り消しの人数としては減っています。内定承諾をした後に取り消しになる確率はかなり低いと言えるのではないでしょうか。
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避けるべき行為2:就活に疲れてよく考えずに承諾先を決める
就活が長引いてくると、体力的にも精神的にも非常に疲れが溜まってきます。周囲が徐々に就活を終えていくと、自分だけまだ終わっていないというプレッシャーが大きくのしかかってきます。
そういった状況下では「今内定をもらっている企業のうちのどこかでいいや」という妥協が頭をよぎってしまうでしょう。
しかし、ここで妥協するのは大きな後悔につながる可能性があるためおすすめしません。自分がやりたいことを実現できる企業、自分が納得できる企業から内定が出るまで続けることが、自身の未来のためには重要です。妥協して入社しても、ミスマッチで早期退職してしまえば意味がありません。就活期間が長くとも自分が輝ける環境を目指した方がよりよい未来につながります。
避けるべき行為3:他の人にどう見られるかで判断する
「知名度がある企業だから」「あの企業に入社すれば周囲からすごいと思われるから」といった、他人からの見られ方を理由に入社先を決めるのはやめましょう。就職先人気ランキングや口コミサイトなどの情報には、主観的な意見が多いので、全てを鵜呑みにするのは避けるべきです。
自分の働く環境ですから、他人の目ではなく自身の思いや価値観を最優先で決めましょう。
避けるべき行為4:条件面だけで判断する
給与や働き方などの条件面は働く上で非常に重要ですよね。
人により仕事に求めるポイントは異なりますが、やりがいや人間関係などを重視する人が条件面だけで就職先を選んでしまうと、入社後に後悔してしまう可能性が高くなります。
条件面ももちろん重要ですが、就活の軸を忘れないようにしましょう。
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5.複数ある内定を辞退する時の断り方
最後に、複数内定が出た場合に辞退する際の断り方について解説します。
誠意をもって電話できちんと謝罪する
内定辞退の連絡は必ず誠意をもって電話で行いましょう。
電話で行うべき理由として、一番早く内容を伝達できることや、自身の口から言葉を発することで相手に誠意が伝わりやすいことが挙げられます。
メールの場合、企業の担当者が業務で受け取る多数のメールの中に埋もれてしまう可能性があります。メールを送ったとしても相手が見逃してしまっていた場合、それは「伝えた」とは言いません。
また、電話をかける際は時間帯にも気を配るようにしてください。始業開始直後や終業間際、昼休み明けなどは業務が集中している場合が多いため、避けるよう注意しましょう。
内定を辞退する時の例文
参考に内定を辞退する場合の例文を紹介します。
内定を辞退する場合、これまで取り上げてきたように複数社を検討した上でこちらから電話をかけることがほとんどなので、その場面を想定しています。
【例文】
お世話になっております。●●大学の▲▲と申します。先日は内定のご連絡をありがとうございました。大変申し訳ないのですが、この度頂戴した内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。御社の業務や社員の皆さまの思いは私にとって非常に魅力的なもので大変悩んだのですが、他企業への内定を承諾することにいたしました。貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず辞退することになり、大変申し訳ございません。
注意するべきポイントは以下のとおりです。
-
・忘れずに名乗る
・最初に内定を辞退することを明確に伝える
・特に理由は述べなくてよいが、入社先と辞退先を比較したり、辞退先を下げたりする発言はしない
・採用担当者をはじめ、辞退先の方々に時間や労力をかけてもらったことを改めて感謝し、辞退する旨を謝罪する
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まとめ
内定をいくつもらおうと、最終的に入社できるのは1社だけです。複数の内定をもらった場合、自分の就活の軸に沿ってよく検討し、辞退先にも失礼のないよう迅速に行動することを心がけましょう。
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ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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