就活で業界を絞れないのはOK?絞り方とおすすめの業界を紹介

就活で業界を絞れないのはOK?絞り方とおすすめの業界を紹介
就活において業界を絞るべきなのか、気になる就活生も多いのではないでしょうか。就活をはじめるにしても、何から手を付けたらよいか分からない人もいるでしょう。この記事では、業界を絞る必要性から業界を絞るメリット・デメリット、絞り方および注意点、さらに将来性の高い業界の紹介もしています。ぜひ参考にしてください。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

1. 就活で業界は絞らなければいけない? 

業界をいくつかに絞ることで効率よく就活を進められます。絶対に業界を絞らなければならないわけではないものの、就活に使える時間は有限です。限られた時間の中で深い業界研究を行うには、業界の絞り込みが有効といえます。

業界は何個に絞ればいい? 

就活をする際、研究する業界は3~5つほどにしておくのがよいでしょう。複数の業界を深く研究しておくと、志望業界への志望度合いが高まったり、志望業界が見つかったりしやすくなります。特に、就活や各業界に関する知識がなにもない就活初期においては志望業界を決められていないことが多く、なるべく多くの業界を知ることが重要です。

業界を1つや2つに絞り込むと少ない情報で志望業界を決めなければならず、自分に適性のある業界を見逃してしまうこともあります。また、研究により得られた情報の中から志望業界を選ぶことになるので、研究する業界を多くすることでキャリアの可能性が広がるでしょう。

さらに、複数の業界を研究しておくことにより、別の業界同士を比較することができたり、各業界が世の中でどのような位置づけとなっているか理解できたりするでしょう。そのため、研究や対策を行っていた業界の選考に全て落ちてしまう全落ち対策にもなります。

ただし、選択肢はなるべく多い方がよいものの、数を増やしすぎると研究が追いつかず準備不足となってしまうこともあるでしょう。以上の理由から、深く研究する業界は3~5つほどに絞っておくのが現実的です。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

2. 業界を絞るメリット

業界を絞る主なメリットは次の2つです。

・就活にかかる負担を抑えられる
・志望動機が強まる

多くの業界を研究するには多大な労力がかかるので、業界を絞ることにより就活における負担を減らせます。また、業界を絞ることにより、ひとつの業界を研究するのに使える時間が増加するため、より説得力のある志望動機の作成が可能です。ここでは、これらのメリットについて詳しく説明していきます。

就活にかかる負担を抑えられる

業界を絞り込むことにより就活における負担を抑えることが可能です。選択肢となる業界を増やせば増やすほど研究から志望動機の作成、アピールポイントの洗い出しなど、選考の準備に多くの時間と労力が必要となります。ひとつの業界にかける労力は相当なものとなるので、ある程度の数に業界を絞り込まないと、選考に通過できる準備をするのは難しいでしょう。
反対に、業界の絞り込みを行った分だけ就活の負担が減り、時間にもゆとりが生まれます。

志望動機が明確になる

業界を絞り込むことで業界研究を深く行えるようになり、業界における企業の立ち位置やビジネスモデル、目指していることを理解しやすくなるでしょう。企業理解が深まることによって志望動機が明確になり、説得力があり熱意の伝わりやすい志望動機を書けるようになります。

就活では面接官に伝わる魅力的な志望動機を作ることが必須であることから、業界を絞り志望動機をしっかり考えることが重要です。業界を絞りきれず、企業に対する理解を十分に深められないまま志望動機を作成すると、動機が浅はかになり、面接官からの印象がマイナスとなる可能性もあります。

関連記事:IT業界志望の新卒生必見!志望動機のポイントと例文をご紹介

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

3. 業界を絞るデメリット

業界を絞ることには、メリットだけではなく、次のようなデメリットもあります。

・選択肢が減る
・他業界の知識が浅くなる

業界を絞ることで、自分に向いている業界を見落とす可能性があるため、業界の絞り込みは慎重に行いましょう。下手に絞ってしまうと自身の可能性を狭めてしまいます。業界を絞って深く研究できる業界がある一方で、他業界の知識は浅くなることを理解しておきましょう。
他業界と密接につながっている業界もあることから、キャリアカウンセラーなど信頼できる第三者に相談することもひとつの対策です。それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

選択肢が減る

同様に、業界を絞ることによって選べる業界の選択肢が減り、キャリアの可能性が狭まります。蓄えた情報を用いて魅力的な志望動機の作成を行い、企業へアプローチする必要があるので、業界研究を行っていない業界へのチャレンジは難しくなるでしょう。自信を持って受けられる企業の数が限られるため、絞った業界の選考で落ちてしまったときのリスクは大きいです。

業界を絞っていることからエントリーする絶対数が減り、内定が遅れることも考えられます。できるだけ深く志望している業界を研究することにより、自分の興味ある業界や適性のある業界を見つけられることもあるので、選択肢が減ることはデメリットといえるでしょう。

他業界の知識が浅くなる

絞り込んだ業界を重点的に研究するので、他業界の知識が浅くなります。他業界の知識が浅いと、志望する業界と取引しているなどの関係があったとしても気付きにくいでしょう。

また、他業界の知識を持っていないと業界同士の比較ができないことから、業界を選んだ理由の説得力が弱くなりがちです。志望する業界以外でも実現できることを志望動機としていると、業界研究がおろそかであると面接官に判断されてしまいます。

特に抽象的な志望動機の場合に起こりやすいので、できるだけ具体的な志望動機とすることを心がけるとともに、キャリアカウンセラーのような就活に詳しい第三者のフィードバックを受けるなどの工夫が必要です。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

4. 業界の絞り方

具体的な業界の絞り込みは次の4ステップで行うのがおすすめです。

①自己分析で就活の軸を見つける
②さまざまな業界の説明会に参加する
③就活の軸に合った業界を探す
④就活エージェントに相談する

自己分析で強みを中心とした就活の軸を定め、軸にマッチングする業界へ絞り込んでいく流れです。絞り込む際には各業界の情報が必要となるので、合同企業説明会を活用して広く浅く業界の情報を集めましょう。
就活のプロである就活エージェントに相談することで、就活の軸が考えやすくなったり、絞り込みが適切にできているかアドバイスをもらえたりします。

①自己分析で就活の軸を見つける

持っている情報が少ない中で、業界を絞る手掛かりとなるのが自己分析です。自己分析によって気付いた自身の強みや大切にしたいこと、性格の適性などが就活の軸となります。就活の軸は、就職したい業界だけでなく企業、職種を選ぶ上でも重要な基準となることから、自己分析をじっくりと行うことが大切です。

自己分析で把握した自分の強みや特性を活かして企業の役に立てるとアピールすることで、内定をもらう確率を高められます。つまり、自己分析は就活において基礎であり、最も重要なことだといえるでしょう。

自己分析の方法としては、過去に経験した出来事を振り返ったり、友人など第三者から見た客観的な印象を聞いたりすることが挙げられます。過去の出来事によって自分の気持ちが高まったり、落ち込んだりなど、感情の動きに注目することで、自身の特徴がつかめるでしょう。

第三者からのアドバイスをもらうことは、自分1人での自己分析で気付けなかったことに気付けるチャンスになります。特に親しい友人など一緒に過ごす時間の長い人なら、より的確な意見が得られるでしょう。このように、就活のはじめには自己分析で就活の軸を定めます。
就活を進めていく中で価値観が変化することも考えられるので、定期的に自身を見つめ直すとよいでしょう。

②さまざまな業界の説明会に参加する

就活の軸が定まったら、さまざまな業界の説明会に参加して幅広く情報を集めます。業界を絞り込むためには各業界の最低限の情報が必要です。何の情報も持たずに業界を絞り込むことは、業界への先入観で判断することになり、自身にとって魅力的な業界を見逃す原因となります。

各企業や就活サービスが開催している説明会に参加することで各業界の概要を把握できるので、効率よく情報を集められるでしょう。合同企業説明会のような多数の業界が集まるイベントなら、1日で多くの業界情報を仕入れることが可能です。
業界は大きく次の8つに分類されており、各業界について1度は説明会に参加することをおすすめします。

・メーカー
・小売
・商社
・サービス
・金融
・マスコミ
・IT、通信
・官公庁、団体

メーカーはものづくり、小売は商品の販売を行う業界です。商社は商品を売ってもらいたいメーカーと、商品を販売したい小売をつなげる役割を持ちます。メーカーや小売などとは違い、形のない価値を提供するのがサービス業です。

金融業というと銀行のイメージがありますが、他にも証券、信用金庫、保険といったさまざまな業態があります。マスコミは情報を必要な人へ届ける仕事をする業界です。IT・通信はインターネット技術を活用して、社会に貢献する業界で、公務員のような国や地方に関わる業界は官公庁にあたります。

これらの分類がベースとなり、食品、化粧品のように取り扱っている商品の種類や飲食、観光などのサービス内容によってさらに業界が細分化されていくのです。細分化された業界については数が多くなり、全ての説明会に参加するのは現実的ではないものの、できるだけ多く話を聞いておきましょう。

③就活の軸に合った業界を探す

就活の軸が定まり、業界の情報を収集したところで、集めた業界の情報から就活の軸に合致しそうな業界を抜き出します。就活の軸は強みを中心として考えると、自ずと適性のある業界に絞れるでしょう。

絞り込んだ業界の数が多ければ、その中から自身が大切にする考え方を実現できそうな業界はどこかを考えます。伸ばしていきたいスキルや、どのようにキャリアアップしていきたいかを考えるのもよいでしょう。

また、やりたいことや興味があることだけでなく、やりたくないことも含めて考えてみるとスムーズに絞れることがあります。このように、強みと大切にする考えなどを就活の軸として業界を絞ることにより、自身にマッチした業界の見逃しを防げるでしょう

関連記事:就活で企業選びの軸が重要な理由

④就活エージェントに相談する

ここまでのステップで業界をうまく絞れなかった際には、就活エージェントに相談してみましょう。就活エージェントとは、専属のキャリアカウンセラーが就活全般のサポートをしてくれるサービスのことで、無料で利用が可能です。

キャリアカウンセラーは就活のプロなので、就活を進めるにあたって心強い味方といえます。就活の軸を一緒に考えてくれたり、適性のある業界についてアドバイスがもらえたりできるのがメリットです。業界を絞れた場合でも、絞り方が適切であるかなどの相談をしておくと安心でしょう。
業界の絞り方以外に、エントリーシート(ES)の添削や面接対策なども行ってくれるので、早いうちに就活エージェントに相談しておくことをおすすめします。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

5. 業界を絞る際の注意点

業界を絞る際には次の3点に注意しましょう。

・早いうちから絞りすぎない
・好きだからという理由だけで選ばない
・選択肢を絞りすぎると全落ちの可能性がある

業界を絞るタイミング、絞り方および絞る数がポイントです。それぞれの注意点について詳しく説明します。

早いうちから絞りすぎない

業界を絞り込む4ステップを行わずに、早い段階で業界を絞り込んでいる就活生は注意しましょう。業界の絞り込みは、自身の強みが活かせるなど自分とマッチングする業界に集中して就活を進めるために行います。つまり、就活の軸が定まっていなかったり、各業界の情報が集められていなかったりする段階においては、業界を適切に絞れません。

むやみに業界を絞り込んでしまうと、自身の可能性を閉ざすことや望んでいないキャリアを歩むことにつながります。また、広く業界の知識があると、志望する業界との関係性が見えてくるなど、業界の理解が深まる場合もあるでしょう。
広く業界を調べているからこそと導ける志望動機は面接官へ効果的にアピールできる材料となり、結果的に就活の成功につながりやすいです。

好きだからという理由だけで選ばない

好きという感情は大切な要素であるものの、あくまでも就活の軸と各業界の情報を照らし合わせた絞り込みが必要です。各業界の情報が全くない状態で業界を判断すると、イメージと現実のギャップが生じてしまう原因となります。まずは合同企業説明会で業界の情報を幅広く集めましょう。

また、現場の声を聞くことでギャップを解消できるので、絞り込んだ業界についてはOB/OG訪問を行うことも視野に入れておくことをおすすめします。

関連記事:OB / OG訪問とは?メリット・デメリットや流れを紹介!

選択肢を絞りすぎると全落ちの可能性がある

選択肢の絞りすぎによって全落ちのリスクが高まります。絞り込んだ業界で全落ちとなると業界を再び選ぶことに時間が取られてしまい、選考の機会を逃してしまうでしょう。就活終盤で全落ちとなった場合、取り返しがつかなくなるおそれもあります。業界を絞り込む数は3~5つほどとするのが望ましいです。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

6. 将来有望なおすすめの業界3選

業界を絞るにあたって、業界の将来性も気になるところでしょう。将来性が期待できるおすすめの業界は次の3つです。

・IT業界
・インフラ業界
・金融業界

IT業界はこれから特に人材が求められる業界であり、成長の余地が大きく将来性は高いといえます。一定の需要があるインフラ業界は、安定した収益構造が魅力的です。人気の金融業界においては、銀行のように大きく業態が変わる企業もあり、これからどんな人材が求められるのかを考える必要があるでしょう。ここでは、これら将来性の高い業界について詳しく説明します。

IT業界

IT人材の確保が国の課題となるほど将来的な人材不足が予想されていることから、IT業界はこれからますます求められる業界といえます。IT業界はインターネットを活用してサービスを生み出し、世の中を便利にしていこうとする業界です。

IT人材の中でも、プログラミングを用いた開発ができたり、AIを使いこなせたりする人材が特に求められています。エンジニア志望の就活生はもちろん、論理的思考が求められることから理系就活生にもチャンスがある業界です。労働時間が長く、「ブラック」というイメージを持つ方も多いIT企業ですが、社会的な重要度が増すにつれてそうした待遇も改善されつつあります。

関連記事:IT業界研究のポイントを徹底解説|就活生必見

インフラ業界

電気やガス、水道を供給し、交通を整備するインフラ業界は、いつの時代でも必要とされる業界です。一定の需要が見込まれることから企業の収益も安定しやすいといえます。大きく収益が伸びるわけではないものの、収支の安定している企業が多いため、経営状態がよい、いわゆるホワイト企業が多い印象です。また、得た利益を福利厚生などに充てるなど、社員への還元に力を入れている企業もあり、待遇面を重視したい就活生にも人気の業界といえるでしょう。

金融業界

銀行や信用金庫、証券、保険などの金融業界は、給与が高いことから就活生に人気の業界です。充実した福利厚生も魅力であり、特に女性の出産や育児に配慮している企業が多い傾向にあります。

近年では金融とIT技術の融合であるフィンテックへの取り組みが注目されており、金融業界であってもIT人材が求められるようになりました。そのため、文系以外にも理系人材やエンジニアの活躍する場が広がっています。

AIによる自動化が進んだことによって人員削減が行われている企業もあり、これまでの金融業界とは求められる能力が異なってくるでしょう。とはいうものの、金融業界は顧客の大切な財産を扱う業界であることから、誠実さが基本であることに変わりはありません。

金融業界は人気のある業界のひとつであり、かつ採用人数が縮小していることで競争が激化しています。就活アドバイザーを活用するなど、念入りに準備をして臨みましょう。金融業界を志望する場合は、特に全落ちのリスクが高いといえるので、複数の業界候補を持っておくことが重要です。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

7. 業界を目指すならレバテックルーキー

ITエンジニア専門の就活エージェントである「レバテックルーキー」は、レバテックとして15年間積み重ねてきた実績によって就活をサポートしてくれます。アドバイザーはITエンジニアのサポート経験が豊富なので、就活生の個性に合った企業の提案が受けられます。

1対1でのサポート体制となっており、エントリーシート(ES)対策から面接対策はもちろん、ポートフォリオ作成サポートまで受けることが可能です。プログラミング経験がない方に向けては、実践的なプログラミング知識を身につけられるプログラミングスクール「レバテックカレッジ」もあります。

レバテックルーキーでは、自分の力だけではなかなか巡り合えない企業ともマッチングできる可能性があるので、興味がある方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる

レバテックカレッジ 就活まで支援するエンジニア志望学生のためのプログラミングスクール