- 1.就活の業界が絞れない人の特徴
- 2.就活の業界は最終的に3つくらいに絞るのがおすすめ
- 3.【時期別】就活の業界の絞り方の目安
- 4.就活の業界の絞り方
- 5.業界を絞る際の注意点
- 6.将来有望なおすすめの業界3選
- 7.業界以外で絞るという手もある
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1.就活の業界が絞れない人の特徴
就活で志望業界を絞れない人の特徴を紹介します。時期によってはまだ絞る必要がない可能性もありますが、絞るべき時期になっても絞れない人には以下のような特徴があります。
業界に関する知識不足
自己理解が不足している
やりたいことやキャリアイメージができていない
周りのアドバイスを聴きすぎている
就職活動で業界を絞る際は、自分の足で話を聞きつつ、同時に自己理解や自己分析もすることで少しずつ良い業界や自分に向いていなさそうな業界を絞っていくことになります。何も考えずに闇雲に情報収集をしたり色々な人から話を聞いてばかりいると、いつまで経っても志望業界を絞ることができません。
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2.就活の業界は最終的に3つくらいに絞るのがおすすめ
就活で業界を絞る際は、最終的に3つくらいの業界に絞って就活を進めていくことがおすすめです。3つくらいに絞っておけると効率的に情報収集ができますし、業界全体が経済状況によって低迷した際に切り替えやすいというリスク分散の視点からも良いです。
複数社受けるなら3つを中心にすると効率的
就職活動は通常、大学3年生の後半から大学4年生の間にかけて行われます。1年ちょっとの間に就職活動をするとなると、多種多様な業界を見てしまうとどれだけ時間があっても様々な企業の話を聞ききれません。少しずつ各業界の話だけ聞いて知った気になり、業界理解も進まず選考も突破できないという事態に陥る可能性もあります。そのため、3つくらいの業界に絞っておくことで時間を有意義に使えますし、その業界内で様々な企業の話を聞くことで、企業ごとの違いから業界の構造や特性を学ぶことができ、業界理解も進みやすくなります。
業界全体のリスクを分散できる
では、業界を1つに絞ったらいいのでは?と聞かれることもありますが、リスク分散の観点からあまりおすすめできません。というのも、経済動向やそれに伴う市場動向によって、業界全体の市場が小さくなったり、不況に陥ってしまうこともあります。そうなった際、不況業界に就職したい、という方はそれほど多くはないのではないでしょうか。3つくらいに絞っておけると、業界全体が不況に陥った際でも別の業界に切り替えて就職活動を進めることができます。
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3.【時期別】就活の業界の絞り方の目安
ここでは、就活の時期別に業界をどのくらいに絞っておくべきなのか、絞り方の目安を紹介していきます。就活終了までまだ時間がある場合は無理して業界の数を絞る必要はありませんし、逆にある程度就活が進んだ段階で業界が絞れていないと、就活の軸が定まりきらない可能性もあります。
就活開始1〜2年前
就活開始1〜2年前で、まだ大学1年〜3年生前半の方はまだまだ無理して就活の業界を絞る必要はありません。社会に対する感度を上げつつ様々なニュースや情報を見たりしつつ、余裕があればインターンシップなどに参加すると良いでしょう。業界ごとに魅力や面白さは異なりますので、幅広く情報を収集しながら自分に合った業界があるかどうかを探していきましょう。
就活開始半年前
就活開始半年前でも、まだ業界を絞れておく必要はありません。絞れている方はその業界でどんな会社があるか、どういった会社だと面白そうかを調べておくと良いですが、絞れていない方はまだまだ幅広く情報収集をするタイミングです。なんとなく漠然と、「この業界は自分には合っていなさそう」「この業界はいやだ」といった業界が見つかるかもしれませんので、少しずつ就活の情報収集を始めていきましょう。
なおこのタイミングだと、まだまだ就活の説明会などは開催されていないことが多いですので、ご自身の自己分析に時間をかけておくことがおすすめです。自己分析を通じてわかることも多くありますので、ぜひ時間をかけて自分の理解を深めてみてください。
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就活開始タイミング
就活開始タイミングでは、少しずつ業界を絞れておくと良いでしょう。いきなり業界位を絞ることは難しいと思いますので、就活開始後すぐに合同説明会などに参加してさまざまな業界の話を聞きつつ、ワクワクする業界や面白そうな業界に目星をつけておくようにしましょう。おおよそ5〜10個くらいの業界に目星をつけつつその業界の話を聞き、情報収集をしてまた話を聞きにいき、というプロセスを繰り返して、志望業界を絞っていきましょう。
就活開始から内定まで
内定までのタイミングでは、いよいよ就活の業界を絞っておくようにしましょう。上でも紹介した通り、就活の業界は3つくらいに絞っておけるとスムーズに就活を進めやすくなります。先輩から話を聞いたり企業の説明会に参加して話を聞いたりなど、興味のある業界を少しずつ見つけた上で絞れるようにしましょう。
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4.業界の絞り方
具体的な業界の絞り込みは次の4ステップで行うのがおすすめです。
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①自己分析で就活の軸を見つける
②さまざまな業界の説明会に参加する
③就活の軸に合った業界を探す
④就活エージェントに相談する
自己分析で強みを中心とした就活の軸を定め、軸にマッチングする業界へ絞り込んでいく流れです。絞り込む際には各業界の情報が必要となるので、合同企業説明会を活用して広く浅く業界の情報を集めましょう。
就活のプロである就活エージェントに相談することで、就活の軸が考えやすくなったり、絞り込みが適切にできているかアドバイスをもらえたりします。
①自己分析で就活の軸を見つける
持っている情報が少ない中で、業界を絞る手掛かりとなるのが自己分析です。自己分析によって気付いた自身の強みや大切にしたいこと、性格の適性などが就活の軸となります。就活の軸は、就職したい業界だけでなく企業、職種を選ぶ上でも重要な基準となることから、自己分析をじっくりと行うことが大切です。
自己分析で把握した自分の強みや特性を活かして企業の役に立てるとアピールすることで、内定をもらう確率を高められます。つまり、自己分析は就活において基礎であり、最も重要なことだといえるでしょう。
自己分析の方法としては、過去に経験した出来事を振り返ったり、友人など第三者から見た客観的な印象を聞いたりすることが挙げられます。過去の出来事によって自分の気持ちが高まったり、落ち込んだりなど、感情の動きに注目することで、自身の特徴がつかめるでしょう。
第三者からのアドバイスをもらうことは、自分1人での自己分析で気付けなかったことに気付けるチャンスになります。特に親しい友人など一緒に過ごす時間の長い人なら、より的確な意見が得られるでしょう。このように、就活のはじめには自己分析で就活の軸を定めます。
就活を進めていく中で価値観が変化することも考えられるので、定期的に自身を見つめ直すとよいでしょう。
②さまざまな業界の説明会に参加する
就活の軸が定まったら、さまざまな業界の説明会に参加して幅広く情報を集めます。業界を絞り込むためには各業界の最低限の情報が必要です。何の情報も持たずに業界を絞り込むことは、業界への先入観で判断することになり、自身にとって魅力的な業界を見逃す原因となります。
各企業や就活サービスが開催している説明会に参加することで各業界の概要を把握できるので、効率よく情報を集められるでしょう。合同企業説明会のような多数の業界が集まるイベントなら、1日で多くの業界情報を仕入れることが可能です。
業界は大きく次の8つに分類されており、各業界について1度は説明会に参加することをおすすめします。
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・メーカー
・小売
・商社
・サービス
・金融
・マスコミ
・IT、通信
・官公庁、団体
メーカーはものづくり、小売は商品の販売を行う業界です。商社は商品を売ってもらいたいメーカーと、商品を販売したい小売をつなげる役割を持ちます。メーカーや小売などとは違い、形のない価値を提供するのがサービス業です。
金融業というと銀行のイメージがありますが、他にも証券、信用金庫、保険といったさまざまな業態があります。マスコミは情報を必要な人へ届ける仕事をする業界です。IT・通信はインターネット技術を活用して、社会に貢献する業界で、公務員のような国や地方に関わる業界は官公庁にあたります。
これらの分類がベースとなり、食品、化粧品のように取り扱っている商品の種類や飲食、観光などのサービス内容によってさらに業界が細分化されていくのです。細分化された業界については数が多くなり、全ての説明会に参加するのは現実的ではないものの、できるだけ多く話を聞いておきましょう。
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③就活の軸に合った業界を探す
就活の軸が定まり、業界の情報を収集したところで、集めた業界の情報から就活の軸に合致しそうな業界を抜き出します。就活の軸は強みを中心として考えると、自ずと適性のある業界に絞れるでしょう。
絞り込んだ業界の数が多ければ、その中から自身が大切にする考え方を実現できそうな業界はどこかを考えます。伸ばしていきたいスキルや、どのようにキャリアアップしていきたいかを考えるのもよいでしょう。
また、やりたいことや興味があることだけでなく、やりたくないことも含めて考えてみるとスムーズに絞れることがあります。このように、強みと大切にする考えなどを就活の軸として業界を絞ることにより、自身にマッチした業界の見逃しを防げるでしょう。
関連記事:就活で企業選びの軸が重要な理由
④就活エージェントに相談する
ここまでのステップで業界をうまく絞れなかった際には、就活エージェントに相談してみましょう。就活エージェントとは、専属のキャリアカウンセラーが就活全般のサポートをしてくれるサービスのことで、無料で利用が可能です。
キャリアカウンセラーは就活のプロなので、就活を進めるにあたって心強い味方といえます。就活の軸を一緒に考えてくれたり、適性のある業界についてアドバイスがもらえたりできるのがメリットです。業界を絞れた場合でも、絞り方が適切であるかなどの相談をしておくと安心でしょう。
業界の絞り方以外に、エントリーシート(ES)の添削や面接対策なども行ってくれるので、早いうちに就活エージェントに相談しておくことをおすすめします。
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5.就活で業界を絞る際の注意点
業界を絞る際には次の3点に注意しましょう。
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・早いうちから絞りすぎない
・好きだからという理由だけで選ばない
・選択肢を絞りすぎると全落ちの可能性がある
業界を絞るタイミング、絞り方および絞る数がポイントです。それぞれの注意点について詳しく説明します。
早いうちから絞りすぎない
業界を絞り込む4ステップを行わずに、早い段階で業界を絞り込んでいる就活生は注意しましょう。業界の絞り込みは、自身の強みが活かせるなど自分とマッチングする業界に集中して就活を進めるために行います。つまり、就活の軸が定まっていなかったり、各業界の情報が集められていなかったりする段階においては、業界を適切に絞れません。
むやみに業界を絞り込んでしまうと、自身の可能性を閉ざすことや望んでいないキャリアを歩むことにつながります。また、広く業界の知識があると、志望する業界との関係性が見えてくるなど、業界の理解が深まる場合もあるでしょう。
広く業界を調べているからこそと導ける志望動機は面接官へ効果的にアピールできる材料となり、結果的に就活の成功につながりやすいです。
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好きだからという理由だけで選ばない
好きという感情は大切な要素であるものの、あくまでも就活の軸と各業界の情報を照らし合わせた絞り込みが必要です。各業界の情報が全くない状態で業界を判断すると、イメージと現実のギャップが生じてしまう原因となります。まずは合同企業説明会で業界の情報を幅広く集めましょう。
また、現場の声を聞くことでギャップを解消できるので、絞り込んだ業界についてはOB/OG訪問を行うことも視野に入れておくことをおすすめします。
関連記事:OB / OG訪問とは?メリット・デメリットや流れを紹介!
選択肢を絞りすぎると全落ちの可能性がある
選択肢の絞りすぎによって全落ちのリスクが高まります。絞り込んだ業界で全落ちとなると業界を再び選ぶことに時間が取られてしまい、選考の機会を逃してしまうでしょう。就活終盤で全落ちとなった場合、取り返しがつかなくなるおそれもあります。業界を絞り込む数は3~5つほどとするのが望ましいです。
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6.将来有望なおすすめの業界3選
業界を絞るにあたって、業界の将来性も気になるところでしょう。将来性が期待できるおすすめの業界は次の3つです。
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・IT業界
・インフラ業界
・金融業界
IT業界はこれから特に人材が求められる業界であり、成長の余地が大きく将来性は高いといえます。一定の需要があるインフラ業界は、安定した収益構造が魅力的です。人気の金融業界においては、銀行のように大きく業態が変わる企業もあり、これからどんな人材が求められるのかを考える必要があるでしょう。ここでは、これら将来性の高い業界について詳しく説明します。
IT業界
IT人材の確保が国の課題となるほど将来的な人材不足が予想されていることから、IT業界はこれからますます求められる業界といえます。IT業界はインターネットを活用してサービスを生み出し、世の中を便利にしていこうとする業界です。
IT人材の中でも、プログラミングを用いた開発ができたり、AIを使いこなせたりする人材が特に求められています。エンジニア志望の就活生はもちろん、論理的思考が求められることから理系就活生にもチャンスがある業界です。労働時間が長く、「ブラック」というイメージを持つ方も多いIT企業ですが、社会的な重要度が増すにつれてそうした待遇も改善されつつあります。
関連記事:IT業界研究のポイントを徹底解説|就活生必見
インフラ業界
電気やガス、水道を供給し、交通を整備するインフラ業界は、いつの時代でも必要とされる業界です。一定の需要が見込まれることから企業の収益も安定しやすいといえます。大きく収益が伸びるわけではないものの、収支の安定している企業が多いため、経営状態がよい、いわゆるホワイト企業が多い印象です。また、得た利益を福利厚生などに充てるなど、社員への還元に力を入れている企業もあり、待遇面を重視したい就活生にも人気の業界といえるでしょう。
金融業界
銀行や信用金庫、証券、保険などの金融業界は、給与が高いことから就活生に人気の業界です。充実した福利厚生も魅力であり、特に女性の出産や育児に配慮している企業が多い傾向にあります。
近年では金融とIT技術の融合であるフィンテックへの取り組みが注目されており、金融業界であってもIT人材が求められるようになりました。そのため、文系以外にも理系人材やエンジニアの活躍する場が広がっています。
AIによる自動化が進んだことによって人員削減が行われている企業もあり、これまでの金融業界とは求められる能力が異なってくるでしょう。とはいうものの、金融業界は顧客の大切な財産を扱う業界であることから、誠実さが基本であることに変わりはありません。
金融業界は人気のある業界のひとつであり、かつ採用人数が縮小していることで競争が激化しています。就活アドバイザーを活用するなど、念入りに準備をして臨みましょう。金融業界を志望する場合は、特に全落ちのリスクが高いといえるので、複数の業界候補を持っておくことが重要です。
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7.就活は業界以外で絞るという手もある
就活をする際に業界で絞る学生が多くいらっしゃいますが、必ずしも業界だけで絞る必要はありません。他の軸で就活を進めている方でも、数多くの方が内定を獲得しています。ここでは、業界以外の軸にはどんなものがあるのかを解説しますので、業界で絞れない方はここで紹介する軸で絞るという手もあります。
職種
職種で絞るというパターンです。エンジニアやマーケティング、営業などやりたいことが決まっている場合は職種で絞るという方法もあります。職種ごとに求められる素養やスキルが異なりますので、職種に合わせた就活準備を進めていきましょう。ただ、就活を進めていく上で職種だけを軸にするのは避けておきましょう。どの企業でもいいのでその職種がいいという就職活動の進め方になってしまい、企業からの印象が上がりづらくなってしまいます。あくまで1つの軸として職種を挙げつつ、他にも業界や文化、福利厚生などの軸を持った上で就職活動に挑むようにしましょう。
会社の文化や風土
会社の文化や風土に惹かれて入社するという方は多くいらっしゃいます。そのため、文化や風土を軸に就職活動を進めるというパターンもあります。「アットホームな雰囲気がいい」「成長思考の強い会社がいい」「スキル向上に意欲的な会社がいい」など、求める文化や風土を明確にした上で、その文化や風土を持った企業を探すというのも一つの方法です。
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企業規模(大手/ベンチャー)
企業規模を一つの軸として就職活動をする方法もあります。近年だと成長したい学生はベンチャー企業を志望したり、大きなチャンスを手に入れたい方は大手企業を志望したりなど、企業規模によって得られる経験やスキルは異なります。
ただし、企業規模はあくまでも一つの指標です。これだけを軸にして就職活動をしてしまうと確実に就活がうまくいきませんので、もう少し自己理解や業界理解を深めた上で、企業を絞りつつ就活を進めるようにしましょう。
待遇・福利厚生
待遇や福利厚生を軸として就活をするのも立派な動機です。企業ごとに多種多様な福利厚生制度や人事制度が用意されており、就活時に気になる制度の一つでしょう。
他の軸と合わせて待遇や福利厚生についてもチェックしておき、ご自身の希望に合った条件の会社から選ぶという方法もあります。
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