大学生・大学院生必見|プログラミングで挫折する原因と対策とは?

大学生・大学院生必見|プログラミングで挫折する原因と対策とは?
IT業界は、技術進歩のスピードが早く、ますます成長することが予想されます。IT業界では中小企業・大企業・ベンチャー問わず、早期から採用を始める企業が多いため、自分の目標を明確にして、早めにプログラミングの学習を始めておくのがベストです。しかし、独学でプログラミングを始める大学生・大学院生は、学ぶ過程で「何のために学習しているか」「学習方法は正しいのか」「エラーが解消できない」といった悩みに直面し、挫折してしまうことも多いでしょう。そこで本記事では、新卒で就活をする大学生や大学院生に向けて、プログラミング学習で挫折してしまう理由や、挫折しないための方法などを解説します。

1.  多くの人がプログラミング学習時に挫折する

プログラミング学習の挫折率は約90%と言われます。つまり、5人に4人は挫折している計算になります。そう考えると、プログラミング学習において挫折するのは珍しいことではありません。「プログラミング学習は挫折がつきもの」と言われるのも納得できます。

参考:約6割が「プログラミング学習を始めて3カ月以内に挫折を経験」 initがプログラミング学習に関して調査(2021年12月07日公開)

2.  なぜプログラミング学習に挫折するのか?

プログラミング学習の継続は、自分自身のスキル向上につながりますが、挫折してしまうのはなぜでしょうか?学習する過程で「なぜ挫折したのか」を理解することは大切です。以下では、プログラミング学習で挫折する原因を4つ紹介します。

具体的な目標がない

プログラミング学習の具体的な目標がないまま始めた人は挫折しやすいです。たとえば「営業が苦手だからエンジニアを目指す」といった抽象的な理由で、IT業界への就職を希望する人は要注意です。このような場合、色々な言語に目移りするだけではなく、分からないことがあると嫌気がして学習を辞めてしまう可能性が高いためです。

適切な学習手順が分からない

適切な学習手順が分からないことも挫折する理由の1つです。プログラミング学習においては、言語の理解だけでなく、ライブラリやフレームワークのような非言語の部分でも理解すべき内容が多くあります。そのため、何から勉強したらよいかわからなくなり、行き詰まってしまうというケースもあるようです。

エラーが解消できず行き詰まる

プログラミング学習では、エラーと直面する度に、原因を特定して解消する工程を繰り返すことになります。もしエラーが解消できなければ、1つのシステムを作り上げることができません。

JavaやPythonのような言語は、インターネットで検索すれば原因や解消方法が分かることもありますが、調べた内容とまったく同じエラーがあるとは限りません。書かれている内容をもとに、自分が直面したエラーの原因を特定する必要があります。

また、言語によっては日本語の参考サイトがなく、英語のサイトを確認しながら自分で解決しなければなりません。「エラーが出るのは当然」と割り切って、学習に取り組んだ方が良いです。

不明点を質問・相談できる人がいない

プログラミングは多様性の高いスキルであり、エンジニアによって実装方法は異なります。書籍や動画で学習を進めても、多くの不明点に直面するでしょう。しかし、独学だと不明点を質問・相談できる環境がなかったり、書籍頼みで全体像を理解するところまで至らなかったりします。その点から、プログラミング学習で挫折してしまう人が多いです。

関連記事:プログラミングは難しい?苦手意識の解消法と学生におすすめの勉強法を解説

3. プログラミング学習を挫折することなく行う方法

ここでは、プログラミング学習を挫折せずに円滑に進める方法や考え方を4つ紹介します。

具体的な目標を設定する

プログラミングの学習は、目的ではなく手段です。「なぜ習得したいのか」「習得して何がしたいのか」を明確にすると、目的が定まるため挫折せずに取り組めます。たとえば「エンジニアとして様々なシステムに携わりたい」「作りたいサービスがある」といった目的を掲げるのも良いです。

しかし、学習を続けていくうちに、最初は目的があったにも関わらず、プログラミング学習を継続こと自体が目的になってしまうことがあります。プログラミング学習で挫折しないためには、目標を見失わずに学び続けることが大切です。

また、エンジニアといっても、職種によって学ぶべき言語やスキルが異なります。なんとなく「エンジニアになりたい」と思っている場合は、エンジニアの種類や必要な言語・業務内容・平均年収などを幅広く調べるのがおすすめです。

プログラミングスクールでは、最初に面談を行うところも多いです。「何を学び、どんな職種に就きたいのか」について、自分なりの目標を設定した上で相談すると、より具体的な目標が定められます。目的に沿った言語を選択し、目移りせず1つのスキル習得に専念することが大切です。

適切な学習手順を身につける

プログラミング学習の方法は多種多様であり、レベル感も人によって異なります。とくに独学の場合は、どのように学習を進めていけばよいか迷うかもしれません。自分に合う学習方法が早い段階で分かれば、その後の成長速度の向上につながります。

全体像を把握する

「どんなことをどのタイミングで学んでいくのか」「今どの部分を学んでいるのか」など、プログラミング学習の全体像を把握すると、継続しやすくなります。本を読み始める前に、目次を確認する作業と似ているかもしれません。

動画教材を活用する

プログラミング学習をする場合、動画教材を活用すると効率的に学べます。ProgateドットインストールUdemyなどは有名な動画教材です。また、最近ではYouTubeにもプログラミング学習に役立つ動画が投稿されています。

とくにライブコーディングの動画は、実際にエンジニアがプログラミングしているため、作業イメージが湧きやすく勉強になります。無料の教材も多くあり、手軽に活用できることからもおすすめです。

何かを作ってアウトプットする

プログラミング学習は、知識をインプットするだけではスキルが定着しません。学んだ知識のアウトプットを繰り返すことで、スキルが定着します。自分で作りたいサイトやサービスがあれば、調べながら作ってみるとよいでしょう。

また、インターネットで検索をすると動画教材や、多くのサンプルが出てきます。もし具体的に作りたいものがなければ、それらの中から自分の好みに合うものを選び、実際に作ってみてください。さらに、自分で考えた機能を肉付けすることで、スキルが向上します。インプットに偏らないように意識して、学習を進めるのが大切です。

自分で調べながら学ぶ姿勢を持つ

優秀な人ほど、自分で調べながら学んでいます。プログラミングを通して、論理的にコンピュータへ指示できなければ、プログラムは想定通りには動きません。最初から簡単に理解できるほうが珍しく、多くの人がつまずきを経験します。不明点が出てきたとき、まずは自分で調べることで理解が深まり、基礎が定着します。しかし、調べても分からないことが出てくるかもしれません。そんな時は、誰かに質問・相談できる環境を整えることがおすすめです。

質問・相談できる環境を活用する

おすすめなのは、SNSやオンラインコミュニティ・プログラミングスクールの活用です。プログラミング学習は、とくに独学ではモチベーションを保つのが難しいです。また、質問・相談ができない環境だと挫折してしまうリスクが高まります。その点で、独学には限界があるといえます。

TwitterのようなSNSや、オンラインコミュニティは、同じように学習する仲間と出会えるため、モチベーションを維持しやすい点がメリットです。また、プログラミングスクールであれば、プロのエンジニアに質問・相談でき、確実にスキルを身につけられます。なお、環境整備をしても、自分から質問するように行動していく積極的な姿勢が大切です。

関連記事:プログラミングの勉強法とは?学習時間の目安やおすすめのサイトを紹介

4. プログラミングスクールは就職への近道

プログラミングスクールでは、プロのエンジニアから指導を受けられるため、効率的に短期間で学習できます。つまずいている原因や学習の方向性も明確になるため、成長速度は独学に比べると圧倒的に早いです。また、自分が抱えている悩みを気軽に相談でき、プロの視点から答えてもらえる点も魅力的です。

関連記事:大学生のうちにプログラミングを学習しよう!メリットとおすすめの学習方法

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