【初心者向け】就活の企業選びをステップで紹介|選び方の例も紹介

【初心者向け】就活の企業選びをステップで紹介|選び方の例も紹介
これから就職活動を始める大学生の中には、どの企業を選べばいいのか、どうやって自分に合った企業を選べばいいのか、就活の企業選びのやり方がわからない方も多いのではないでしょうか。これまでずっと勉強やサークル、アルバイトをしてきた中でいきなり就活と言われても、どうやって企業を選べばいいのかわからない、という悩みはみなさんもつ悩みです。この記事では、一から就活をする方に向けて、面接で伝わりやすい就活の企業選びの方法について解説していくので、参考にしてみてください。

1.【面接で伝わりやすい】就活の企業選びの3ステップ

これから初めて就活をしようと考えている方に向けて、まずは就活の企業選びの3ステップを紹介します。面接でも伝わりやすい、面接官に刺さりやすい企業選びのステップを紹介しますので、参考にしてみてください。
 

  • 1.自己分析をする

    2.企業選びの軸・基準を決める

    3.企業リサーチと情報収集

自己分析をする

就活で受ける企業を選ぶときには、まず自己分析をしておきましょう。

自己分析では、過去の自分の経験や頑張ったこと、努力したことなどを振り返り、自分の価値観や最適な選択や行動を導き出します。
過去の経歴や得意・不得意なこと、趣味特技や興味関心などについて整理することがポイントです。整理した上で、大切にしてきた価値観や考え方などを言語化していきます。

企業選びに失敗する就活生の特徴として、時間を作り自己分析をしてこなかったという人も多いです。せっかく内定を獲得して入社した企業でも「やりたい事ではなかった」「自分に合っていない」となってしまうことは非常にもったいないことになります。

関連記事:就活の自己分析のやり方は?9つの方法と役立て方・行う際の注意点を解説
 

企業選びの軸・基準を決める

自己分析で大切にしたい価値観を洗い出したら、次に就活の軸を決めます。

軸とは、企業選びの際に「何に重きを置いているか」「譲れない条件は何か」といった判断の基になるものです。例えば、「成長」「やりがい」、「社風」「社会貢献性」などが挙げられるでしょう。

企業選びの軸を決めるときには、洗い出した価値観とセットで考えていきます。

例えば、幼少期からの趣味がお絵描きやプラモデル、自作PCであった場合、「モノづくり」が一つの軸となりそうです。そのため、業界で言えばメーカー系、職種で言えばプログラミングなどのIT系技術職などが適しているかもしれません。

自己分析の段階で行きたい業界や就きたい職種が思い浮かんだ場合は、「そう思った理由」についてさらに深堀っていきましょう。

企業リサーチと情報収集

軸と基準が決まったら、それらを基に企業をリサーチしましょう。

まずは、業界や業種ごとに情報が一覧できるサイトや本を参考にするのがおすすめです。業務内容や経営理念、福利厚生などは軸や基準に直接関わってくる要素となります。少しでも気になった企業があれば、応募先候補としてメモしておきましょう。

洗い出した軸や基準をすべて満たす企業は少ないため、企業は絞らずに幅広く見ていくことが大切です。調べていくうちに志望度が高まることもあります。

応募したい企業が複数見つかったら、その企業の具体的な情報収集を行いましょう。興味のある企業のホームページや口コミサイト、企業理念などを確認した上で、自分の就活の軸や価値観とマッチするかを確認することがおすすめです。

なおこの際、会社説明会やインターンへの参加、OB訪問などをして実際の声を聞いてみるのもおすすめです。実際に聞かないとわからない本音やギャップなども聞いた上で、その企業の志望度を高めていくようにしましょう。

関連記事:就活における情報収集の方法とは? 情報の海に溺れないためのポイント

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2.面接で何が聞かれる?企業選びの軸の伝え方

面接ではほぼ100%の確率で志望動機を聞かれます。その際、あなたがその企業を本当に志望している理由を思いとセットで伝える必要があります。ここでは、面接で企業の志望動機を聞かれた際の回答内容や伝え方について解説していきます。

志望動機と根拠をセットで伝える

志望動機を聞かれた際は、まずその企業を志望した理由をストレートに伝えましょう。そこから、順にどういう背景でその理由を持つに至ったのかを伝えていきます。流れとしては、
 

  • ・志望理由:その企業を志望した理由

    ・根拠:その志望理由を持つに至った背景

    ・就活の軸や基準:自分の就活の軸

    ・その軸を持つに至った根拠:具体的なエピソードとセットで就活軸を持つ根拠を伝える
     

の順番で伝えることが大切です。就活の軸を持つに至った背景と、その軸の中でその企業を選んだ理由を伝えるようにしましょう。他の企業ではなく、その企業を選んだ理由まで伝えられるとベストです。

具体的なエピソードとセットで伝える

志望動機を伝える際は、具体的なエピソードとセットで伝えるようにしましょう。その志望動機を持つに至ったきっかけや背景を具体的に伝える必要があります。
例えば、人と関わり合って仕事をしたいという志望動機を持った場合は、学生時代のアルバイトやインターンシップの経験から、人と関わり合って仕事をした楽しさや面白さを具体的に伝えることが大切です。
そのエピソードを通じて、どういう点に楽しさを感じたのか、なぜ楽しかったのかを言語化した上でセットで伝えるようにしましょう。

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3.企業選びの肝、自己分析のやり方

続いて企業選びのファーストステップ、自己分析のやり方を紹介します。ここでは3つの方法を紹介していますので、自分に合ったものを選んでください。

自分史をつくる

自分史とは、幼少期からこれまでの人生の出来事をまとめていく自己分析の方法です。

出来事については「楽しかった・悲しかったこと」や「辛かったことなど」、「思い出深かったこと」などを中心に書き出していきます。それぞれのエピソードのなかでさらに深堀していき「なぜその時そう思ったのか」を言語化していくことがポイントです。

感情について言語化していくことで、大切にしてきた価値観が見えてきます。その価値観をもとに、企業選びの軸や基準を決めていくという流れです。

感情が動いた出来事などがあれば、どんどん書き出していきましょう。複数の出来事を通して。一貫した感情や価値観が出てくるはずです。特に、幼少期の趣味や特技が今でも続いている場合、その理由を深堀りしていくと良いでしょう。今後のキャリア選択にも大きな影響を与えてくる思いや価値観を見つけることができるかもしれません。

ライフラインチャートをつくる

ライフラインチャートとは、これまでの人生での出来事から、そのときの感情をグラフにして表していく自己分析の方法です。モチベーショングラフとも言われています。

エピソードごとに感情の様子を可視化できるため、場面ごとで自分の状態を把握しやすいです。どんなことで気分が上がるのか、悪くなるのかをまとめやすくなるでしょう。自分史と併用するのもおすすめです。

自己分析は自分の感情にフォーカスする作業となります。そのため、思い出すことも辛いエピソードや、恥ずかしかったことについても考えることが大切です。感情の動きが大きかったときほど価値観を洗い出すキーとなることが多いので、なるべく向き合うようにしましょう。

やりたいこと・得意なこと・求められていることを書き出す

自分の興味関心やこれまでの経歴、社会的需要の3つに分け、自己分析を進める方法です。

キャリア選択の際には「やりたいこと」「得意なこと」「求められていること」の3条件を満たす企業、仕事に就くと失敗が少ないと言われています。仕事としては「得意なこと」「求められていること」のみで成立しますが「やりたいこと」の要素が無いと仕事がつまらないと感じる可能性が高いです。いわゆる、"will" の要素は、自己分析でも不可欠な要素といえるでしょう。

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4.企業選びの軸はどうやって決めればいい?

続いて、企業選びの軸について解説していきます。企業選びの軸は、ご自身が効率よく自分に合った会社を選ぶ上で大切になります。
もちろん、待遇も良くて人間関係も良くて働きがいもあって、とすべて良い会社に出会えるに越したことはありませんが、会社はどこかに強みがあり、どこかに弱みがあるものです。そのため、自分が絶対に大事にしたい価値観だけ決めておき、その価値観を就活の軸として就職活動を行うことで、より自分に合った企業を選びやすくなるのです。

就活で挙げられることの多い企業選びの基準には、下記の4つがあります。
 

  • ・会社の人や文化に関する基準

    ・事業内容や仕事内容に関する基準

    ・企業理念・ビジョンに関する基準

    ・働き方・待遇に関する基準


それぞれの基準について詳しくご紹介します。

会社の人や文化に関連する基準

企業に就職し、1社員として勤めていくとなると、社内の人と一緒にチームで仕事をしたり、日々コミュニケーションを取りながら仕事をしていくことになります。そこで重要なのが「どんな人達と働くか」という、会社の人や社風、文化に関する企業選びの軸です。

人や雰囲気に関する企業選びの軸
  • ・職場の雰囲気

    ・若い人が多い

    ・年齢幅が広い

    ・年功序列でなく実力主義である

    ・フランクな人が多い・真面目な人が多い
     

といった軸は、職場の人間関係や雰囲気に関する企業選びの軸になります。これまでの経験で、良いチームで働いた経験や何かを成し遂げた経験をもとに、こういった人や雰囲気軸で就職活動をされる方は多くいらっしゃいます。自分が尊敬できる人や、自分らしくいられそうな環境を想像して考えてみると良いでしょう。

文化や社風に関する軸

また、どんな風に働いていくかは企業の文化にも現れます。企業文化には良し悪しはなく、どんな風に働いていきたいか・成長していきたいかにつながります。
 

  • ・研修が手厚い教育体制・OJTメインの実践学び体制があること

    ・成果や結果を主に評価している・過程や知識量も含めて総合評価している

    ・個人で進める業務・チームで進める業務

    ・在宅・出社に対する考え方
     

などは文化や社風に関する企業選びの軸になります。

事業内容や仕事内容に関する基準

具体的に自分がどんな仕事・業務がしたいかで企業を選ぶこともできます。

例えば「メディアが好きだから広告会社に行きたい」「プログラミングが得意だからシステムエンジニアが優秀な会社に行きたい」など、好きや楽しいをモチベーションに仕事を選んだり、得意を活かしてステップアップすることをモチベーションに仕事を選んだりできます。
 
事業内容や仕事内容を軸に就職活動をする方は、仕事を通してどんなスキルや経験を得ていくのか想像することが大切です。世の中に何を提供したいのか、誰のために働きたいのかなどを大切にしたい方は、事業内容や仕事内容を企業選びの軸として持っておくことをおすすめします。

企業理念・ビジョンに関する軸基準

企業理念やビジョンには様々なものがあります。

例えば、
 

  • ・世界にサービスを発信していく

    ・今まで世の中になかった革新的なものを生む

    ・昔ながらの良さを残すために発展していく

    ・人々の生活に密着した地域貢献をしていく


などといった、誰のために・どんな風に貢献していくかが企業ごとにそれぞれ異なります。

企業理念やビジョンは「大学で介護を学んだからこそ、地域に根差した貢献がしたい」「語学力があるからこそ、世界へチャレンジしていく方向が良い」など、自分の経験やスキルから得た価値観により選ばれることが多い就活の基準です。
価値観が合うことは、入社した際に働くやりがいにもつながるため、企業理念やビジョンをみて共感できるポイントがあるか意識して考えてみましょう。

働き方・待遇に関する基準

多くの就活生が本音ベースでみんなが気になるのが、職場環境や待遇、福利厚生です。

例えば、
 

  • ・勤務地・転勤の有無

    ・オフィスメインなのか在宅メインなのか

    ・給与や年収

    ・残業時間や年間休日などのライフワークバランス

    ・育児休暇などの休暇制度や福利厚生


などが多くの学生で気になる点だと思います。

今の家で家族と一緒に暮らしたいのに勤務地が遠ければ、長くは働けないように、職場環境や待遇・福利厚生は入社後、できるだけ長く仕事を続けるために大切な要素です。

この働き方や待遇を企業を採用担当に選んだ理由として伝えてしまうと、当然のごとく「給与や立地ばかり気にしている」と思われてしまいます。本音と建前という表現があるように、ESや面接など選考に関わる場面では1番の軸として押し出さないようにしましょう。

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5.企業の決め方とリサーチ方法

企業選びの軸が決まったら、その軸に合わせた企業を選んでいきます。業界や業種で選べると絞りやすいですが、そこで絞れない場合でも問題ありません。ご自身の企業選びの軸に合わせて興味のある企業を選び、それぞれ複数ピックアップしていきましょう。

数十個以上、ある程度リサーチして企業を選んでいくと、少しずつその企業内で志望度の違いが出てくるはずです。そのため、ノートやエクセルなどで企業をまとめながら、志望度合いを5段階で評価していきつつピックアップしていきましょう。

そのうえで一程度の評価以上の企業をより詳しくリサーチし、企業の特徴や強み、弱みなどを深掘りして研究していくと最も効率的です。

関連記事:就活の企業選びを5ステップで詳しく解説!|いつまでに終わらせるべき?

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6.企業選びはいつまでに終わらせるべき?

就活において、企業選びは時間がかかるものです。そのため、具体的にいつから始めるべきか、いつまでに終わらせていればよいのか不安に思っている方も多いかと思います。

そこで、ここでは企業選びを終わらせておくべきタイミングについて詳しくご紹介します。

遅くとも大学4年の6月まで
就活における企業選びは、遅くとも大学4年の6月までに終わらせておく必要があります。

経団連に加盟している企業は、現行ルールで3月1日から情報解禁、6月1日から選考開始というスケジュールを取っているためです。そのため、企業選びも選考が始まる6月までには終わらせておく必要があるでしょう。

関連記事:就活はいつまで続く?スケジュールや終わらせる目安時期、長期化しないコツを伝授

ただし、採用方針は各企業によって異なる部分が多いため、応募先がどのような採用スケジュールで動いているのか調べておくことが大切です。近年は3年生のうちに内定が出るような採用を行っている企業も多くあります。

志望企業や職種によっては大学3年に入るまでに終わらせる
外資系企業やスタートアップ、IT系技術職など一部の企業、職種は採用スピードが早い傾向にあります。

これらの企業は、早い場合で大学2年次、通常は3年次に内定を出していることが多いです。そのため、インターンシップや選考対策の時間などを考えると、企業選びは大学3年に入る前に終わらせておくことをおすすめします。

関連記事:早期選考は受かりやすい?合格率や企業・業界別の選考時期について解説

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7.企業選びに迷ったらレバテックルーキーへご相談

どんなに自分で企業選びの軸を考えてみても、なかなか定まらないことも多いかもしれません。そんなときは、第三者の意見やアドバイスを取り入れるのが効果的です。特にITエンジニアに興味があれば、「レバテックルーキー」に相談してみてはいかがでしょうか。

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レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。業界に詳しいプロによる就活相談や、有名企業から厳選されたベンチャー企業まで幅広く紹介するなど、一貫した就活支援を無料で行っています。

レバテックルーキーでできること

レバテックルーキーでは、エンジニア就活のプロが1対1で相談に乗ります。年間500名を超えるITエンジニアの支援から裏打ちされた経験を基に、単に「内定」を取るのではなく、将来を考慮し、長期的なキャリアを見据えたカウンセリングを実施します。

具体的には、ES添削や面接対策、ポートフォリオ作成サポートなどを行います。さらに、業界に特化した知見から、大手とベンチャーで異なる就職開始時期、対策方法などをアドバイスします。
また、有名ベンチャー人事とのパイプを生かして、他所では知ることのできない深く詳細な企業情報から、就活生のスキルと希望に合った企業を紹介します。さらに、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。

レバテックルーキーを利用するメリット

レバテックルーキーを利用する大きなメリットは、「業界プロのアドバイスと紹介を受けられる」という点です。就活相談では、技術に精通したアドバイザーが、キャリアビジョンの明確化などのお手伝いをします。アドバイザーに相談することで、自身の方向性を明確にできます。

また、アドバイザーが就活生のキャリアビジョンをしっかりと把握したうえで、志向に合う企業を紹介するため、ミスマッチを防げます。

これらのメリットから、レバテックルーキーを利用することで、より志向に合った就職のスムーズな実現が可能です。紹介した企業選びの軸や面接でのポイントもアドバイザーが親身にアドバイスします。レバテックルーキーと一緒に就活を乗り越えて、希望にかなった就職を目指しましょう。

就職活動を成功させるためには企業選びの軸を設定し、自分に合った企業を選ぶことが大事です。就職の方向性や自身の適性を知るには就活エージェントを利用するのも手です。具体的なキャリア相談や面談アドバイスを受けることで、より就活の方向性が明確になり、希望に合う就職先が見つけやすくなるでしょう。

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