- 1. アウトソーシング業界とはどんな業界?
- 2. アウトソーシング業界の種類
- 3. アウトソーシング業界の現状
- 4. アウトソーシング業界の今後
- 5. SIer業界の魅力
- 6. SIer業界を目指すなら
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1. アウトソーシング業界とはどんな業界?
アウトソーシング業は、外部からの仕事を受ける事業です。外注業とも呼ばれ、請け負う業務内容は多岐に渡ります。アウトソーシングの導入率が高いのは、IT、データ入力、翻訳、事務、コールセンターやヘルプデスクなどの分野です。
ほかにも、商品の梱包や発送、店舗の運営、給与計算などの経理、社宅や寮の管理をアウトソーシングする例もあります。人手不足解消やコスト削減、より質の高い仕事の実現を目的として、アウトソーシングを導入する企業や行政機関が増えています。
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2. アウトソーシング業界の種類
限られた業務のみを委託したり、専門性の高い仕事を任せたりと、アウトソーシングにもさまざまな種類があります。自分に合った仕事を見つけるためにも、主なタイプの特徴を押さえておきましょう。
BPO(Business Process Outsourcing)
1つの仕事内容に関するすべての作業を外注するのがBPO(Business Process Outsourcing)です。アウトソーシングでは基本的に、自社がメイン業務を担当し、付随作業を外部に委託します。
従来は、データ入力など比較的単純な作業だけをアウトソーシングするのが一般的でした。これがBPOでは「アウトソーシング企業の業務範囲がさらに広くなり、1つの部署をまるごと外注企業に託すようになった」というイメージで理解して差し支えありません。業務計画を立てる、改善案や対策を考えて実施する、トラブルにも対応するなど、請け負った業務に関わるほぼすべてをアウトソーシング企業が担います。
ITO(Information Technology Outsourcing)
ITO(Information Technology Outsourcing)は、IT分野に特化したアウトソーシングです。Webサイトや自社システムの設計や運営、ユーザーサポートなど、情報システムに関する仕事を外部企業に委託します。インターネット広告の運用、データ更新、自社のサイトの保守管理などを任せることが可能です。AIやRPAの導入をサポートしてもらうこともできます。
KPO(Knowledge Process Outsourcing)
膨大なデータを効果的に活用するための仕事を委託するのが、KPO(Knowledge Process Outsourcing)です。多くの人がインターネットを使用し、大量かつ多様なデータが発生する昨今、情報を有効活用するために必要性が高まっています。
BIシステムを利用してデータ分析を行う企業は増えていますが、データサイエンティストがいなければ、自社の業務改善に生かすことは容易ではありません。アウトソーシング企業はデータの収集、分析や研究、それに基づく提案などを担当します。
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、インターネットを通じて不特定多数の人に働きかけ、業務を委託する人材を確保する形態です。比較的歴史は浅く、フリーランスで働く人や副業をする人が多くなり、人々の働き方が変化してきたことに呼応して、昨今利用する企業が増えてきました。
必要なときに、必要な専門知識やスキルを有した人材を素早く確保しやすいというメリットがあり、福利厚生や人材育成にかかる費用の削減も期待できます。一方で、自社の人材が育ちにくい、依頼する相手によって能力の差が大きい、といったデメリットがあります。
SIer(エスアイアー)
SIer(エスアイアー)は、情報システムの開発や運営にまつわるサービスを提供する企業のことです。システムの企画・構築・運営を意味するシステムインテグレーションの略語SIに、「~する人」を意味するerをつけた形と考えるとイメージしやすいでしょう。顧客の依頼に応じて、システムの設計、必要なハードウェアやソフトウェアの開発や選定、コンサルティングなどを請け負います。
企業によっては「システム開発を行えるエンジニアがいない」という状況も少なくありません。そこで、代わりにその業務を補うのがSIerと言えます。顧客企業やSIer企業の規模、顧客が仕事を任せたい範囲、双方の関係に応じて、業務内容や働き方が異なるのも特徴です。複数のSIer企業が1つの仕事を分担したり、エンジニアを顧客企業に常駐させたりするなど、さまざまなケースがあります。
ちなみにSIerは和製英語のため、日本国内のみで通用する言い方です。英語圏では「system integrator(システムインテグレーター)」や、「information technology services company(ITサービス会社)」などと表現します。
関連記事:5種類のSIerを徹底解説!就活時に知っておくべきSIerの知識
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3. アウトソーシング業界の現状
アウトソーシング業界は、企業の多角的な経営による業務量増加と、労働人口の減少により注目を集めています。企業にとっては、収益源を確保しつつ、膨大かつ多様な業務をこなす一方で、品質は落とさないことが重要です。
結果として不採算部門を整理し、特定の業務は外注して、優先度の高い業務に自社の人材を割く戦略が主流となってきました。こうして今日、人手不足を補って効率的に業務を行い、コストを削減するために、アウトソーシングの利用は有効な手段と考えられているのです。
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4. アウトソーシング業界の今後
アウトソーシング事業は今後、顧客企業の経営戦略として、より重要な役割を担うようになると見られています。従来、アウトソーシングする業務は重要性の低いものが主流でしたが、専門的な分野を任せるケースも増えてきました。アウトソーシングの導入目的が、単純な業務効率化に留まらなくなってきたと言えます。人材不足をカバーしつつコストを削減し、利益率アップや品質向上も期待できるとして、アウトソーシングの需要は今後も高まると考えられています。
しかし、アウトソーシングが普及するにしたがって、問題点も目立つようになりました。例えば、業務を外注するために社内の人材が育ちにくいこと、そしてノウハウを蓄積できないことなどです。ほかにも、情報漏えいのリスクが高まる・業務の管理が煩雑で難しくなるといったデメリットもあります。これらのへの対策実施が、アウトソーシングを利用する企業の、ひいてはアウトソーシング業界の、今後の課題となってくるでしょう。
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5. SIer業界の魅力
SIerの魅力として、アウトソーシング業界のなかでも需要が高いことが挙げられます。業務におけるIT導入や活用が進む一方で、現状では人材が不足しているため、他職種に比べて就職しやすい傾向にあります。年収が比較的高いのも注目すべきポイントです。
さらに、エンジニアとしての能力を磨くだけでなく、ビジネスで必要なスキルを身につけやすいというメリットもあります。SIer業界ではシステム開発にまつわる技術に限らず、高い水準の品質を保持するための管理方法を学べるため、将来的な強みとなるでしょう。
ほかにも、コミュニケーションスキルの向上も見込めます。顧客の要望に応えてさまざまな業務に対応するほか、自社のチームだけでなくほかのSIer企業との連携が必要なケースもあるからです。
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6. SIer業界を目指すなら
SIer業界を目指すなら、ITエンジニア専門の就活エージェント・レバテックルーキーを利用するのがおすすめです。例文を挙げて志望動機の書き方をレクチャーするなどのES添削に加え、面接対策も行い、就職活動を徹底的にサポートします。SIer業界の就活に欠かせない、ポートフォリオ作成のアドバイスが受けられるのも魅力です。非公開求人も保有しており、希望やスキルに合わせ、厳選された情報を提供しています。
アウトソーシング業界は業務内容が多種多様で、働き方の選択肢も広いのが特徴です。やりたい仕事、望む働き方を明確にしたうえで、自分に合った企業を探しましょう。また、専門的な仕事ができる人材の需要が高いため、今後に活かせるスキルを身につけておくのもおすすめです。
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