IT業界を目指す新卒学生必見!システム開発の種類とは?

IT業界を目指す新卒学生必見!システム開発の種類とは?
情報システムは、その用途や技術によって、いくつかの種類に分類されます。汎用系・オープン系・Web系といった分類が代表的で、その特徴に応じて用いられるプログラミング言語や手掛けるシステムの種類が異なります。そのため、新卒学生が就職先を検討する際には、どの分野でキャリアを築きたいのかをしっかりと考えておきましょう。本記事では、異なる種類のシステム開発について、特徴や用途・使われるプログラミング言語などを解説していきます。また、新卒就職で考慮するべき事項についてもご紹介しますので、IT業界への就職を検討している学生の方はぜひチェックしてみてください。

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1. システム開発の種類

SE(システムエンジニア)やプログラマーとして就職すると、特定のプログラミング言語や開発環境でスキルを磨くことになります。システム開発の種類に応じて、その開発環境や求められる技術は異なります。

システム開発の歴史を振り返ると、汎用系、オープン系、そしてWeb系という順に移り変わってきました。ハードウェアやソフトウェアの進化に伴い、大規模で堅牢な大型コンピューターから、柔軟で汎用性の高い構成へ変わったとも言い換えられます。

汎用系では確立された技術が長い期間使いこなされているのに対し、オープン系やWeb系では、最新の技術が取り込まれる傾向にあります。就職を考える上では、どのような業界で、何の技術が用いられているのかを理解しておくのが望ましいでしょう。

関連記事:システム開発って何?具体例や工程について詳しく解説

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2. 汎用系・オープン系・Web系の特徴

システム開発の中でも、汎用系・オープン系・Web系は代表的なシステムです。本章では、それぞれの特徴を解説します。

関連記事:5つのシステム開発の種類を解説!オープン系・web系の違いや事例も合わせて紹介!

基幹システムに用いられる汎用系

それまではコンピューターが用途ごとに開発されていたのに対し、あらゆる事務処理へ汎用的に対応できるよう汎用系のコンピューターが用いられるようになりました。金融機関や政府系機関など、高いセキュリティと、常に稼働できるよう堅牢性・可用性が必要となる場面で利用されるシステムです。

汎用系の大型コンピューターは、IBMや富士通といったベンダーが開発します。そのベンダーの仕様に従ってソフトウェア開発が行われます。COBOLやFORTRANといったプログラミング言語を用いるのが特徴です。

業務システムで広まったオープン系

特定のベンダーが開発したハードウェアやソフトウェアに依存する汎用系に対し、異なるOSや機器を組み合わせて開発できるのがオープン系の利点です。UNIXやWindowsサーバー上で稼働するシステムなので、汎用系よりも安価に構築することができます。

オープン系のシステムは、在庫管理、顧客管理など、企業内外で稼働するシステムで幅広く採用されてきました。Java、C#、PHPといったプログラミング言語が利用可能で、その用途に応じて選択肢も豊富にあります。

消費者向けサービスに多いWeb系

インターネットを介してWebブラウザからシステムを利用する場面が増え、Web系の分野が成長してきました。Google、Facebook、Amazonといった企業に代表されるように、ECサイトやソーシャルメディア、各種Webサービスが開発されています。

多くのユーザーを獲得できるよう、ユーザーの使い勝手を高めるフロントエンドの開発と、それを支える計算処理を担当するサーバーサイドの開発に分かれます。PHP、Ruby、Python、JavaScriptといった言語が使用されます。

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3. 組み込み系・スマホアプリ系の特徴

前章のようなサーバーを中心に開発するシステムに対し、ハードウェアに搭載するシステム開発も存在します。スマート家電やモバイル機器の発展と共に、組み込み系システムや、スマートフォンに導入するアプリの注目も高まっています。

IoTで注目される組み込み系

テレビや電子レンジのような家電製品、あるいはデジタルカメラ等のIT機器にはソフトウェアが搭載されています。この分野では、ハードウェアとソフトウェアの知識を組み合わせてシステム開発を行う技術が求められます。

特に、ロボットやIoT(Internet of Things)の利用が増えており、組み込み系に対する期待が高まっています。C言語やアセンブラといったプログラミング言語が用いられます。

モバイル体験に特化したスマホアプリ系

モバイル機器でのユーザー体験を中心に考える「モバイルファースト」の時代と言われるように、スマートフォンの重要性がますます高まっています。ソーシャルメディアやゲームにおいても、位置情報やカメラ機能を活用し、モバイル機器に特化したユニークな体験が提供されるようになりました。

技術的には、ユーザーの目に触れるフロントエンドと、その計算処理を担当するサーバーサイドに分かれる点から、Web系に似た仕組みと言えます。スマホアプリはGoogleやAppleのプラットフォームで公開されるので、その仕様に従う必要があります。KotlinやSwiftといったプログラミング言語で開発されます。

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4. 新卒学生がIT系企業に就職する上で考慮するべきこと

上述したように、システムの種類によって用いる分野や技術が異なります。多くの企業は、特定のシステムを得意としているため、就職先によって手掛けるシステムも違ってくるでしょう。新卒学生が就職を検討する上では、自身の興味や適性に応じてキャリアを選択する必要があります。

市場が拡大するWeb系、スマホ系

Eコマースに代表されるように、インターネットを介してサービスを提供する場面が普及してきました。今後も新しいWebサービスやスマホアプリがどんどん登場すると考えられ、市場の拡大が見込まれています。

Webサービス開発会社やベンチャー企業を中心に新卒採用を行う企業も見受けられます。プログラミング経験のある学生は、Web系・スマホ系からの需要が高いと言えるでしょう。

堅調なオープン系、組み込み系

オープン系の業務システムは、企業において幅広く用いられており、デジタル化の促進と共に、今後も利用は拡大していくと考えられます。また、ハードウェアを扱う組み込み系も、社会に欠かせない存在です。

この分野では、SIer(システムインテグレーター)やシステム開発会社が新卒採用を募ってきました。SEやプログラマーに加え、キャリアを重ねた技術者が就くプロジェクトマネージャー等は、人材不足が続くと予想されている職種です。

保守が中心となる汎用系

金融機関や政府系機関で構築され、長年稼働してきた大規模システムは、新しい仕組みに置き換えるのが難しいため、今後も保守作業は継続していきます。しかし、システム開発の案件で見ると、オープン系を採用する傾向が進んでいるので、汎用系の新規開発は多くないことが予想されます。汎用機を開発するベンダーやその関連会社では、保守作業の人員を必要としています。

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