エントリーシートはいつから書くべき?提出期限から逆算した準備日程

エントリーシートはいつから書くべき?提出期限から逆算した準備日程
本記事では、エントリーシートはいつから手をつけるべきなのかについて、インターンや早期選考、本選考といった選考プロセスごとに具体的なスケジュールを解説します。また、早めに準備を始めることのメリットや、効率的に準備を進めるためのポイント、提出期限がわからない場合の対処法まで紹介しているので、これからエントリーシートの作成に進む方は、ぜひ参考にしてください。
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1. エントリーシートはいつから書き始めるべき?

エントリーシートをいつから準備すべきかは、多くの学生が悩むポイントです。結論から言うと、一人ひとりのキャリアプランや目指す企業の選考スケジュールによって最適な時期は異なります。ここでは就活生の選考のタイミング別に、エントリーシートの作成を始めるべき時期の目安を3つに分けて解説します。
 

  • ・インターンの選考に臨むなら大学3年生春から

  • ・早期選考を視野に入れるなら大学3年生秋から

  • ・遅くとも本選考の大学4年生春までに作成を


それぞれの時期で求められること、準備しておくべきことを含めて紹介しますので、自分に合ったスタート時期を見極めましょう。

インターンの選考に臨むなら大学3年生春から

これからの就活を見据え、長期インターンシップへの参加を考えているなら、大学3年生の春からエントリーシートの準備を始めることをおすすめします。特に夏に開催されるサマーインターンの選考は、大学3年生の4月から6月にかけて行われることが多く、それよりも早い段階からエントリーシートの準備を始めなければなりません。人気のインターンでは、応募者の選考で本選考と同様のエントリーシートの提出を求めることがあるからです。

インターンシップは業界や企業への理解を深める絶好の機会であると同時に、優秀な学生を早期に確保したい企業にとっては、実質的な選考の場でもあります。そのためインターン選考のエントリーシートも、本選考と同じくらいの熱意と完成度で作成する必要があります。この時期から自己分析やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の棚卸しを始め、伝えたいことを明確にしておくことで、説得力のあるエントリーシートを作成しやすくなるでしょう。

早期選考を視野に入れるなら大学3年生秋から

近年、外資系企業やベンチャー企業を中心に、大学3年生の秋から冬にかけて早期選考を行うケースが増えています。こうした早期選考のチャンスを逃さないためには、大学3年生の秋ごろにはエントリーシートの準備を本格化させることが重要です。この時期はサマーインターンに参加した学生が、その経験を踏まえて自己PRや志望動機をブラッシュアップしてくるタイミングでもあります。まだエントリーシートの準備を始めていない場合は、少し焦りを感じるかもしれませんが、決して遅すぎることはありません。

まずは、秋から冬にかけて募集が行われるインターンや就活イベントの情報を収集し、興味のある企業の選考スケジュールを把握しましょう。そのうえで自己分析や企業研究を急ピッチで進め、年内にはエントリーシートを完成させることを目標にすると良いでしょう。

遅くとも本選考の大学4年生春までに作成を

一般的な企業の採用広報活動が解禁、いわゆる「就活解禁」の時期は、大学3年生の3月です。そして多くの企業でエントリーシートの提出が本格的に始まる「選考解禁」の時期が、大学4年生の春、4月から5月にかけてです。どのようなスケジュールで就活を進めるにしても、この時期までにはエントリーシートを高いレベルで完成させておく必要があります。

まだ準備ができていない場合は、ここが最終的なデッドラインだと考え、集中的にエントリー作成に取り組みましょう。大学4年生の春以降は、企業説明会への参加やOB・OG訪問、筆記試験の対策など、やるべきことが山積みになります。エントリーシートの作成に時間を取られすぎると、他の就活対策がおろそかになりかねません。そうした事態を避けるためにも、大学3年生のうちから少しずつでも準備を進め、この時期には最終的なブラッシュアップに集中できる状態が理想的です。

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2. エントリーシートは早めに書き始めた方が良い理由

どの業界・職種に応募するかにかかわらず、エントリーシートの準備を早めに始めることには多くのメリットがあります。単に「締切に間に合わせる」というだけでなく、内容そのものの質を高め、選考を有利に進めるための重要な土台作りとなるのです。
 

  • ・自己PRや志望動機を練り上げる時間ができるから

  • ・ES作成の回数をこなすことでアピール上手になるから

  • ・提出期限ギリギリに焦らなくなるから


ここでは、なぜエントリーシートを早めに書き始めるべきなのか、その具体的な理由を上記3つの観点から詳しく解説していきます。エントリーシート作成へのモチベーションを高めるエネルギー源としても活用してみてください。

自己PRや志望動機を練り上げる時間ができるから

一般的にエントリーシートの核となるのは、「自己PR」や「志望動機」です。自分という人間を企業に理解してもらい、なぜその企業でなければならないのかを説得力をもって伝えるためには、深い自己分析と企業研究が欠かせません。しかし、これらの作業には想像以上に時間がかかります。そこでエントリーシートの準備を早めに始めれば、自分自身の経験や価値観をじっくりと振り返り、強みや個性を言語化する時間を十分に確保できるようになるのです。

また、企業のホームページや採用情報だけでなく、OB・OG訪問やインターンシップを通じて得られる「生きた情報」を志望動機に反映させやすくなるメリットもあります。何度も推敲を重ね、友人や大学のキャリアセンターの職員や就活アドバイザーなどの第三者からの客観的なフィードバックをもらう時間も生まれるため、より完成度の高いエントリーシートに仕上げることができるでしょう。

ES作成の回数をこなすことでアピール上手になるから

エントリーシートの作成は、スポーツや楽器の練習と同じで、回数を重ねるごとに上達していくものです。最初から完璧なエントリーシートを書ける人はいません。複数の企業のエントリーシートを書く経験を通じて、自分なりの「勝ちパターン」や効果的なアピールの方法が見えてきます。たとえば、ある企業で評価された自己PRの切り口を、別の企業向けに少し角度を変えて応用するといった工夫も考えられます。

また、さまざまな企業の独自のエントリーシート設問に答える中で、自分自身の新たな強みやキャリアの方向性に気づくこともあります。早めに着手し、多くのエントリーシートに触れることで、文章力や構成力が磨かれ、どんな設問に対しても魅力的に自分を表現するスキルが身につきます。こうした経験は、その後の面接対策にも必ず活きてくるはずです。

提出期限ギリギリに焦らなくなるから

就活が本格化すると、エントリーシートの作成以外にも、説明会への参加、筆記試験対策、面接準備など、やるべきことが山積みになります。複数の企業の選考が同時進行する中で、エントリーシートの提出期限が迫ってくると、精神的なプレッシャーは想像以上に大きくなるものです。締切間際に慌てて作成したエントリーシートは、誤字脱字が多かったり、内容が薄くなったりと、クオリティが低下しがちです。

しかし早めにエントリーシートの準備を始めておけば、心に余裕が生まれ、急な体調不良やPCの故障といったトラブルにも冷静に対処できるでしょう。また、一度完成させたエントリーシートを提出直前に改めて見直すことで、より良い表現やアピールポイントに気づくこともあります。精神的な余裕を確保しておくことは、書類選考や面接をはじめとして、就活全体のパフォーマンスを向上させる重要な要素なのです。

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3. エントリーシートを早めに書き始めるためのポイント

「早めに始めた方が良いのは分かっているけど、具体的に何から手をつければいいの?」と感じる人もいるでしょう。エントリーシートの準備を効率的に、かつ効果的に進めるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
 

  • ・エントリーシートの質問項目を把握しておく

  • ・締切から逆算してスケジュールを立てる

  • ・自己分析、企業研究でネタを集める


ここではエントリーシートの準備を早めに、そしてスマートに進めるための上記3つのポイントをご紹介します。

エントリーシートの質問項目を把握しておく

エントリーシートを書き始める時には、まず設問を知ることから始めましょう。エントリーシートで問われる質問には、ある程度の共通したパターンがあります。たとえば、「自己PRをしてください」「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?(ガクチカ)」「当社の志望動機を教えてください」といった定番の質問は、多くの企業で出題されます。まずは志望する業界や企業の過去のエントリーシートの質問項目を調べてみましょう。

その際には、大学のキャリアセンターに保存されている過去の資料や、就活サイトの体験談などが参考になります。これらの情報をもとに、頻出する質問に対する自分なりの回答の骨子をあらかじめ準備するのがポイントです。そうすることで各企業のエントリーシート作成に取り掛かる際に、ゼロから考え始める必要がなくなり、スムーズに作業を進めることができるでしょう。

締切から逆算してスケジュールを立てる

エントリーシートの準備を計画的に進めるためには、スケジュール管理が不可欠です。まずは興味のある企業のインターン・本選考の、エントリーシート提出締切日をリストアップしましょう。その締切日から逆算して、いつまでに何をすべきかを具体的に計画に落とし込んでいきます。

たとえば、「締切日の1ヶ月前までには自己分析と企業研究を終える」「3週間前までにはESの草案を作成する」「2週間前までにはキャリアセンターの添削を受ける」「1週間前には最終稿を完成させる」といった具合です。

このように小さな目標(マイルストーン)を設定することで、スケジュールを把握しやすくなり、計画的に準備を進めることができます。手帳やカレンダーアプリなどを活用し、常にスケジュールを意識しながら行動することが、エントリーシート作成をスムーズに進める鍵となります。

自己分析・企業研究でネタを集める

エントリーシートに書く内容、つまり「ネタ」がなければ、魅力的なアピール文章を作成することはできません。自己PRやガクチカ、志望動機といった各項目で説得力のあるアピールをするためには、質の高いネタ集めが重要になります。具体的には、自己分析を通じてこれまでの経験を振り返り、自分の強み・弱み、価値観などを深く掘り下げましょう。「なぜそう感じたのか」「その経験から何を学んだのか」を繰り返し自問自答することで、表面的な事実だけでなく、あなただけの人柄や思考の深さを伝えることができます。

また、企業研究では、その企業の事業内容や理念、求める人物像などを徹底的にリサーチして、自分の強みや経験とどう結びつけられるかを考えてみてください。こうした地道なネタ集めの作業に時間をかけることが、結果的にエントリーシート全体の質を大きく向上させてくれます。

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4. エントリーシートの提出期限がわからない場合の対策

エントリーシートをいつから書き始めるかを考えている時、企業の採用サイトや募集要項を見ても、エントリーシートの具体的な提出期限が明記されていないケースに遭遇することがあります。「随時受付」と記載されている場合や、そもそも締切に関する情報が見当たらない場合など、どう対応すれば良いか戸惑ってしまうことでしょう。しかし、期限がわからないからといって、着手・作成を後回しにしてしまうのは得策ではありません。

ここではエントリーシートの提出期限が不明な場合に、おすすめの2つの対策について解説します。

具体的な締切日を企業に問い合わせる

エントリーシートの提出期限を知るための最も確実な方法は、採用担当者に直接問い合わせることです。少し不安になるかもしれませんが、丁寧な言葉遣いを心がければ、失礼にあたることはありません。むしろ採用担当者からは「入社意欲が高い学生だ」とポジティブな印象を持ってもらえる可能性もあります。

問い合わせる際は、メールや電話で自分の大学名と氏名を名乗ったうえで、「エントリーシートの提出期限の目安を教えていただけますでしょうか」と謙虚な姿勢で質問しましょう。ただし企業のホームページや募集要項に記載されている内容をよく確認せず問い合わせるのは避けるべきです。「実は別の就活サイトでエントリーシートの締切が掲載されていた…」という事実が分かった場合、採用担当者に手間をかける結果になるからです。

まずは自分で調べ尽くす姿勢を心掛けながら、企業への問い合わせを検討しましょう。

エントリーシート受付開始からすぐに提出する

もし企業への直接の問い合わせが難しい場合や、「随時受付」となっている場合は、エントリーシートの受付が開始されたら、すぐに提出するのもおすすめです。というのも、企業によっては実務の都合上、エントリーシートが届いた順に選考を進めている可能性があるからです。特に採用人数が少ないポジションや、専門性の高い職種ではその傾向が強いとされています。

具体的な締切が設定されていないからといって油断していると、気づいたときには採用枠が埋まってしまっていた…という事態にもなりかねません。受付開始後すぐに提出するためには、やはり事前に準備を万全にしておくことが求められます。早め早めから自己分析や企業研究を済ませ、質の高いエントリーシートをいつでも提出できる状態にしておくことが、チャンスを逃さないための鍵です。

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5. エントリーシートを書く時に気をつけたい注意点

エントリーシートの準備を早めに進めることは非常に重要ですが、ただ早く書けば良いというわけではありません。就活のルールや企業側の事情を理解したうえで、戦略的に就活対策に取り組む必要があります。
 

  • ・エントリーシートの締切が早い業界に要注意

  • ・先着順で選考が進む場合は遅くなると不利になる

  • ・インターン選考のエントリーシートも本番想定で作成する


ここでは、エントリーシートを作成する際に、特に気をつけておきたい上記3つの注意点について解説します。

エントリーシートの締切が早い業界に要注意

実は就活のスケジュールは、すべての企業で完全に統一されているわけではなく、業界や企業によって大きく異なります。特に外資系のコンサルティングファームや投資銀行、一部の大手IT企業などは、他の業界に比べてエントリーシートの提出締切が早めに設定される傾向にあります。大学3年生の夏や秋には、すでに選考が始まっていることも珍しくありません。これらの業界を志望している場合は、一般的な就活のスケジュール感で準備を進めていると、いつの間にか締切を過ぎていたということになりかねません。

IT業界の場合、特にWebサービス系の企業やベンチャー企業は、独自の採用スケジュールを組んでいることが多いです。常にアンテナを高く張り、志望する業界や企業の採用情報をこまめにチェックして、早期の締切に乗り遅れないように計画的に準備を進めましょう。

先着順で選考が進む場合は遅くなると不利になる

すべての企業がそうではありませんが、エントリーシートが提出された順に目を通し、面接の案内を送るなど、実質的に先着順で選考を進めている企業も存在します。この場合、締切ギリギリに提出すると、すでに多くのライバルが選考の次のステップに進んでおり、不利な状況に立たされてしまう可能性があります。

特に人気企業や募集人数の少ない職種では、採用担当者が目を通すことができるエントリーシートの数にも限りがあります。提出が遅くなることで、あなたのエントリーシートがじっくりと読んでもらえない、あるいはそもそも読んでもらえないというリスクも考えられます。だからこそ締切日だけでなく、受付開始日も意識して、「提出可能な状態になったらすぐに出す」という心構えでいることがチャンスを掴む第一歩です。

インターン選考のエントリーシートも本番想定で作成する

近年では多くの企業が、インターンシップを実質的な採用選考の場として位置づけています。そのため「インターンの選考だから、少し手を抜いても大丈夫だろう」と考えてしまうのは避けるべきです。インターンシップでのパフォーマンスが、その後の早期選考や本選考に直結することも少なくありません。

そのためインターン選考で提出するエントリーシートも、本選考と同じ、あるいはそれ以上の熱量とクオリティで作成する必要があります。ここで高い評価を得ることができれば、その後の選考を有利に進めやすくなるでしょう。インターン選考や早期選考・本選考の区別なく、すべての選考機会を本番と捉え、一つひとつに全力で取り組む姿勢を保ちましょう。

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6. まとめ

エントリーシートはいつから書き始めるべきかの目安としては、インターンを目指すなら大学3年生の春、早期選考を見据えるなら大学3年生の秋、そして遅くとも本選考が始まる大学4年生の春がデッドラインとなります。早めに準備を始めることで、自己PRや志望動機を練り上げる時間を確保しやすくなり、経験を積むことでアピール上手にもなって、何よりも心に余裕を持って就活に臨むことができます。

効率的にエントリーシートの準備を進めるためには、頻出の質問項目を把握し、締切から逆算したスケジュールを立て、自己分析と企業研究で質の高いネタを集めることが不可欠です。本記事で紹介した書き方のポイントや注意点も参考に、ぜひ今日からエントリーシートの準備を始めてみてください。

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