規模と裁量の大きさが共存するレバレジーズ株式会社。エンジニアの枠にとらわれない成長と活躍

大学時代は4年間のインターンに参加し、そこで初めてWeb開発に触れたという田中さん。昔から好きだったモノづくりへの楽しさを見出し、エンジニアへの道を歩み始めた。
新卒で入社したレバレジーズ株式会社では、若手のうちからPMOとしてマネジメントを経験するだけでなく、2年目の途中からは新規事業の開発タスクを立ち上げから担当。社内ではその実績を評価されて、チームと個人の両方で賞を受賞するなど、会社の最前線で活躍している田中さんに、これまでの業務を通じて経験したことや今後の展望について伺った。

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■企業紹介
社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、IT、医療・ヘルスケア、M&A、SaaS、海外、若年層などの領域で、約50個もの事業を展開している企業。10を超える新規事業を創出するなど、多様な分野に取り組んでいる。
主なサービスとして、ITエンジニア・クリエイター専門のエージェントサービス『レバテック』、看護師を専門としたキャリア支援『レバウェル看護』、若年層向けの人材紹介サービス『ハタラクティブ』など、さまざまな自社メディアを運営。
■お話を伺った方
職種 エンジニア
名前 田中 紘夢(たなか ひろむ)さん
経歴 早稲田大学政治経済学部を卒業後、2021年にレバレジーズ株式会社へ新卒入社。現在はオンライン診療のプラットフォームサービスである『レバクリ』の開発を手掛けるほか、メンバーの育成やマネジメントも担当。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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企業規模と裁量の大きさが共存するレバレジーズ。興味が湧いて入社を決意
――まずは学生時代の取り組みについてお聞かせください。
田中 大学の4年間は、インターンに力を注いでいました。インターン先は教育系の企業の広報部で、webマーケティングを担当していました。主にWebサイトのデザインや広告、バナー制作のほか、集客のための戦略立案などを行っていましたね。
インターンでは学生同士でチームを組んで一緒に作業をするのですが、途中からはリーダーとしてチームのマネジメントのようなこともしていました。その他にも、Web制作について自分でいろいろ勉強したことを、毎年新しくチームに入ってくる後輩学生に教えてあげたりしていましたね。
――大学では政治経済学部に進学されていますが、そこからエンジニアを目指したのもインターンでの活動がきっかけでしょうか?
田中 そうですね、エンジニアを目指したきっかけは大きく2つあるのですが、インターンの経験はエンジニアを目指したきっかけの一つです。インターンの業務で初めてWebサイト制作に携わったのですが、自分でゼロから作ってみたら思いのほか面白くて、自ら積極的にWeb制作を勉強するようになっていました。インターンでは主にHTMLとCSSを使って開発をしていたのですが、自分の興味関心から自主的にVue.jsを使用するなど、アレンジして楽しむこともありました。
私は昔からモノづくりが好きで、大学に入る前から「自分が作ったもので人を喜ばせたい」という想いがありました。インターンを頑張っていたのも、そうした気持ちが原動力になっていたと思いますね。特にWebの分野であれば、スマホやPCがあれば場所を問わず誰にでもサービスを届けられますし、国や言語の境界も超えられると思ったので、Web業界で新しいプロダクトやサービスを開発し、人の役に立つものを作りたいと考えるようになりました。
エンジニアを目指したもう一つのきっかけは海外留学です。大学2年生の後半から1年間、高校生の頃から興味があった社会福祉の勉強をするためにスウェーデンへ留学していたのですが、現地ではFacebookのイベント機能を使った交流が盛んだったんです。それによって留学生同士だけでなく現地の学生とも仲良くなれた自身の経験からも、「Webの技術を使えば国や言語を超えても人は繋がれる」ということを実感し、帰国するタイミングには、エンジニアを目指そうと心に決めていました。
――就活はいつ頃から始め、どのような軸で活動していましたか?
田中 就活は留学から帰国後、大学3年の8月から始めました。職種はエンジニアに絞っていましたが業界は特に絞らず、むしろ色々な業界のサービスを展開しているような会社を志望していました。
会社の雰囲気としては、伝統的な体質の会社ではなく、フラットな会社で働きたいと考えていたので、ベンチャー系の会社に応募していましたね。
――続いて、レバレジーズ株式会社に入社を決めた理由をお聞かせください。
田中 レバレジーズ株式会社を選んだ1番の理由は、企業規模と裁量の大きさが共存している点に惹かれたためです。少数精鋭の会社で社員一人ひとりに大きな裁量を与えられることは良くある話だと思うのですが、レバレジーズは2,000人以上もの社員を抱えていながら、社員一人ひとりに大きな裁量権が与えられていると感じたんです。面談で社員の方々とお話した際も、すごく自由に仕事できている雰囲気を感じたので、「会社の中は一体どうなっているんだろう?」と強い興味を抱きました。
また、面談でも話しやすい方が多く、人柄の良さに惹かれたことも決め手の一つですね。就活中は4~5名のエンジニアと面談させていただいたのですが、若手のうちから色々なことに挑戦している話を聞かせてもらい、「年次に縛られず働きたい」と考えている自分のイメージとすごくマッチしているなと感じました。
その他にも、会社の企業理念の背景に込められている「世の中全体の発展に貢献する」といった社会貢献への想いにも強く共感できました。これら3つの決め手があったので、内定をいただいた時は迷わずすぐに入社を決めましたね。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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入社2年目で新規事業の立ち上げに参画。サービスの存在意義から構想
――入社後の研修や業務についてお聞かせください。
田中 最初は、『ハタラクティブ』という若年層向けの就職・転職支援サービスのメディア開発チームに配属されました。ちょうどフレームワークの移行をしている最中での配属だったので、まずはその移行作業に携わりました。社内の他事業部のチームにヒアリングしながら新しいフレームワークの導入を進めていましたね。また、フレームワークを移行しながら、営業のメンバーが使う業務用システムとの連携も併せて行う必要があったので、データを繋ぎ込むための設計も行っていました。
――インターンでご経験されたWeb開発の内容と比較すると、一気に難易度が変わったように思えますね。
田中 そうですね。最初は何をしたら良いか本当に見当がつかなかったです。業務の難易度の高さもありますし、エンジニアで入社した他の同期がみんな開発経験があったのも焦りにつながっていましたね。インターンでの経験はありましたが、実質エンジニアとしてはほぼ未経験に近い形で入社していたので、周囲とのスキルや経験の差を感じて最初はとても焦っていました。ですが、やるべきことが徐々にわかってくると、「エンジニアとしてどのようにタスクをとらえて対応していくかを、実際に体験できて嬉しい」と思えるようになっていきました。
インターンをやっていた学生時代から、分からないことは自分で調べる癖がついていたので、まずは自分で調べつつ、それでも分からないことは上司や先輩に親切に教えてもらいながらタスクを進めていました。上司からは知識面だけでなく、仕事の進め方について、より根本的な考え方のような部分も教えてもらったので、すごく成長できたと思っています。
また、最初に『ハタラクティブ』の開発に携われたのもいい経験になりました。『ハタラクティブ』はサービスの歴史が長く、新たなことを開発していくというよりは、既存のサービスをどう良くしていくかということを中心に学べたのが、とても良かったですね。
――『ハタラクティブ』配属時の後半からはPMO(※)としてマネジメントを任されるようになったそうですね。
(※)Project Management Officeの略。個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う組織や役割のこと。田中 はい。最初は開発側でメインの設計者として参画していましたが、後半からはPMOを任されるようになりました。
学生時代のインターンでもマネジメントは経験していたのですが、そのときはチームのタスクが完了しない場合、マンパワーに頼って気合でなんとかしていた側面が大きかったんですよね。ですが入社してからは、「問題を仕組みで解決しよう」と考えるようになりました。「仕組みで解決する」という考え方はエンジニアとしてとても重要な要素なのですが、タスクの進捗を曖昧な予測で管理するのではなく、「タスクを優先度付けした上で終わらせるためにはどのタスクを調整しなければならないか」を重視してマネジメントするようになりました。
あとは、チームメンバーがみんな私より年上だったので、要望などの伝え方についても考えさせられる場面が多く、それが新たな学びにもなったと思います。具体的に言うと、要望があるときはまず相手に理由を説明するなど、こちらの意図をしっかり伝えることや、相手の意見を聞くことを大事にしていました。
――その後はどういった業務を担当されていたのでしょうか?
田中 2年目の11月からは、『レバクリ』というオンライン診療サービスの新規事業の立ち上げに参画しました。ずっと新規事業をやりたいと周囲に伝えていたところ声をかけてもらい、今の上司ともう一人のエンジニアの計3名でスタートしました。
私が立ち上げに配属された当初は、「オンライン診療サービスを提供する」ということ以外に何も決まっていなくて、サービスの方向性や意義を模索していくところから始まりました。そもそも「オンライン診療」というのは、スマートフォンやパソコンなどを使って、病院に直接行かなくても自宅や職場等から医師の診察や薬の処方を受けることができる診療のことなのですが、実のところオンラインで診察や薬の処方を完結させること自体は、Google Meetやzoomなどのオンライン会議システムやメールを使えば、新たにシステムを開発しなくても完結できてしまうんです。
エンジニアとしてシステム開発に着手するためには、ただ診療行為をオンライン上で実現するための機能を開発するだけではあまり意味はなく、独自のシステムを開発する必要性や、プロダクトが提供できる価値を自分たちで新たに定義していかなければいけないんです。最初の2ヶ月は全くコードを書かず、市場調査やサービスの設計などにチーム全体で取り組んでいましたね。
その後、『レバクリ』は約7ヵ月ほどの開発を経てリリースに至りました。当時は「やっとリリースできた」という安堵の気持ちと、まだまだシステムとして不完全な部分も残っていたので「大丈夫かな?」という不安な気持ちが混在していたのを覚えています。でもやはり、達成感が一番強かったですね。
――現在の業務内容をお聞かせください。
田中 現在も引き続き『レバクリ』の開発を担当していて、要件定義などの上流工程をメインで行っています。その他に開発チーム全体のタスク管理のほか、インターン生を含むメンバーの育成といったマネジメント業務も行っています。
――これまでで一番苦労したことはなんですか?
田中 苦労したことは、やはり『レバクリ』のリリースですね。リリース直前の2~3ヵ月あたりが特に一番大変で、とにかくリリースを遅らせないことに必死でした。
進捗が少しでも遅れると日に日にタスクが溜まって増えていくんです。一方であらかじめ医師との契約日や薬の提供開始日が決まっているので、開発都合でリリースを遅らせるわけにはいかないという事情もあったんです。
あの頃はとにかく手を動かしながら、どこに力を注ぐべきかを常に考え続けていました。ゼロから何かを生み出し、その細かいところまで作り込んでリリースすることの大変さを強く実感していました。ですが、「リリースに向けて何ができるのか」というその一点だけを見据えてチーム一丸となり、必要があればすぐにチームメンバーと話し合って…という日々を過ごしたのは、今となっては本当に有意義な経験だったと思います。
――これまでで一番嬉しかったことはなんですか?
田中 嬉しかったことは、2023年の全社総会で『レバクリ』の開発チームが表彰されたことです。これまでは営業チームのノミネートが多く、開発チームがノミネートしたのは初めてだったので、とても驚きました。
その際に、私個人としても表彰されたのですが、それよりもチームで受賞したことの方が嬉しかったですね。会社に私たちのチームの存在を知ってもらえた良い機会にもなりました。まだまだ抱えている課題は山積みですが、ここまで全力で突っ走ってきた甲斐があったなと思いました。
――レバレジーズだからこそできたという経験や、これまでの経験を通じて成長したと感じたことはありますか?
田中 2年目に新規事業の担当をメインで任せてもらえたことですね。若手のうちからそういった経験をさせてもらえる機会はなかなかないと思いますし、レバレジーズだからこそできたことだと思っています。
自分が成長したと感じるのは、『ハタラクティブ』に携わっていた1年目のときに上司から教えてもらったことが、今の自分の中に根付いていると実感したときです。現在の『レバクリ』のチームに新しいメンバーが入ってきて、自分がアドバイスをする場面があったのですが、そこで指摘した内容が当時自分が上司に言われたことと同じだったんです。
「時間や気合いで解決せず、仕組みで解決していく」等といった上司の教えが、しっかり身についているんだなと感じましたね。

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事業と一緒に自分も一皮剥けるタイミング。チーム全体での底上げを目指して
――現在、直近で掲げている目標はありますか?
田中 レバクリの開発組織をしっかり作っていくことですね。これまではリリースすることに重きを置いて開発を進めていたので、難しい部分は技術力の高い人にすべて任せてしまうことが多かったんです。でも、それだとチーム内でレベル差が発生してしまうので、今後はそのような差を埋めていきつつ、チーム全体としてのレベルを底上げしていく必要があると感じています。
また、開発規模も大きくなってきたので、チーム全体の様子を細かく把握するために、私の代わりにメンバーのことを細かく見てくれるような、新たなリーダーの存在も必要だと感じています。その他にも、最近新しく入ってきたメンバーから色々な指摘を受けて、「これまで自分が目を背けてきた部分だな」と痛感しているところなので、これからは丁寧に向き合って課題解決していきたいと考えています。
――より中長期的な目線では、いかがでしょうか?
田中 まず事業としては、『レバクリ』で新たに保険診療の領域も拡大していきたいと思っているので、そこに力を入れていきたいですね。
自分の中での最大の目標としては、「対価を支払ってでも使いたい」とより思ってもらえるようなtoCサービスを作りたいですね。これはお金を稼ぎたいという動機ではなく、純粋にユーザーに納得してお金を払ってもらえるようなサービスを提供したいという気持ちから生まれた目標です。
一般的に、ユーザーはサービスに対して積極的にお金を払いたがらない風潮があると捉えていて、そうした世間の雰囲気を打破できるようなサービスを創り出してみたいと思っています。
そうした観点からも、現在従事している『レバクリ』には、これからも力を注いでいきたいですね。今後は保険診療も展開していくことで領域をもっと拡大していきたいですし、オンライン診療はいま需要が伸びているサービスだと思うので、これらのサービスが爆発的に広がっていったらすごく面白いなと考えています。
――現在、マネジメントもやられていますが、今後のキャリアパスの方向性はどのように考えていますか?
田中 はっきり決めてはいませんが、今後もエンジニアを辞めることは無いだろうなと思っています。学生時代に感じていた「もの作りが好き」という気持ちや「作ったもので人を喜ばせたい」という信念は今も変わらずあるので、自らコードを書く割合は減ってしまったとしても、「自分で何かを作れる」状態は維持していきたいですね。どのようなポジションにつくとしても、サービスやプロダクトをより良くするためのスキルを磨き続けていきたいです。
――どんな人がレバレジーズ株式会社のエンジニアに向いていると思いますか?
田中 課題解決力の高さが大事だと思います。色々なことに気がついて、自分が貢献できる範囲を主体的に広げられるようになってほしいですね。技術面は後からいくらでもついてくると思う一方で、自分が持つ専門性をどう活かして貢献するかは誰も教えてくれないところなので、そこを考えて動ける人だと良いと思います。
例えばマーケティングとエンジニアの仕事の領域に明確な境目は決まってなかったりするので、そうした隙間を積極的に埋めようとできる人は活躍しやすいのではないでしょうか。そうした行動は事業の成長にもつながりますしね。何でも責任を持って取り組んだり、色々なことに興味を持ったり、どんな形でもいいから人に貢献したいという意欲がある人が伸びていくのかなと思います。
――改めて、レバレジーズ株式会社で働く魅力を教えてください。
田中 レバレジーズは、事業の成長に対して真っ直ぐにぶつかることができる会社で、文字通り「何でもできる会社」だと感じています。特にエンジニアであれば、世間一般の「エンジニア」という枠にとどまらない働き方ができる会社ですね。自分がやりたいと思えば、いろんな所に自分の可能性を広げていける環境だと思います。
私自身レバレジーズに入社してみた率直な感想としては、「やりたい事がいっぱい落ちている会社」だったので、これから入社する方も入社したらきっとやりたい事がたくさん見つけられると思いますよ。
――最後に、エンジニアを目指す学生に向けてのメッセージをお願いします。
田中 世の中どんどん便利な時代になっていますが、その便利さを生み出しているのは、間違いなくエンジニアだと思っています。よく巷では「コードを書く仕事はAIに奪われるのでは?」と言われたりもしますが、それでも現時点で便利さを生み出し、モノづくりの最前線にいるのがエンジニアです。
「物事をつくっていく」ということに楽しみを見出せれば、きっといつまでも好きなことができますし、コードを書く以外にもエンジニアという仕事にはさまざまな可能性があると思いますので、エンジニアを目指す方にはあきらめずに頑張ってほしいと思いますね。
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レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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