インターンはいつから始める?申し込み〜参加の流れを5つのステップで解説

インターンの申し込み期限の直前になって焦らないためにも、インターンの全体像を理解し、計画的に就活対策に取り組むことが大切です。
この記事では、インターンのピーク時期から、準備を始めるべき具体的なタイミング、申し込みから参加までの流れまでを5つのステップで分かりやすく解説します。いつから準備を始めるか、いつからプログラムが始まるのかを把握して、効率的に準備に取り掛かりましょう。

- 1.就活のインターンは大学3年生の夏・冬がピーク
- 2.インターンの準備はいつから始める?
- 3.いつから参加する?時期ごとのインターンの種類
- 4.インターンの申し込み〜参加までの流れを5つのステップで解説
- 5.いつから始めるとしても必要なインターンの事前準備
- 6.まとめ
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1.就活のインターンは大学3年生の夏・冬がピーク
そもそも就活におけるインターンシップは、年間を通じて随時開催されていますが、特に募集が集中していて多くの学生が参加するのが、大学3年生の夏休みと冬休みの期間です。夏のインターンは、サマーインターンとも呼ばれ、比較的期間が長いプログラムも多く、業界や企業を深く理解する絶好の機会となります。
一方で冬のインターンは、就活本番を目前に控えているため、より選考を意識した実践的な内容が多くなっており、参加が内定に直結するケースも少なくありません。多くの企業がこの2つの時期に大規模なプログラムを実施するため、まずはこの夏と冬のピークを意識して、自身の就活スケジュールを組み立てていくのが王道と言えるでしょう。
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2.インターンの準備はいつから始める?
インターンのピークが大学3年の夏と冬にあるとして、その準備は一体いつから手をつければ良いのでしょうか。
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・遅くとも大学3年生の春からスタート
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・大学2年生から始めるケースも多い
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・キャリアプランが明確なら大学1年生からでもOK
ここでは上記3つの学生の状況別に、いつから準備を始めるべきかの目安を解説します。
遅くとも大学3年生の春からスタート
インターン準備の本格的なスタートラインとして、最も一般的なのが大学3年生の春(4月〜5月頃)です。夏のインターンシップの募集は、早い企業では5月頃から始まり、6月にはピークを迎えます。そのため、夏休みの参加を目指すのであれば、春のうちに自己分析を終え、業界研究や企業選びを進めておく必要があります。
エントリーシート(ES)の作成や、場合によってはWebテストの対策にも時間がかかるため、逆算すると春からのスタートが必須と言えるでしょう。「まだ大丈夫」と油断せず、新学期が始まったらすぐに就活モードに切り替える意識が大切です。すでに大学3年生の春を過ぎてしまっているなら、今日すぐにでも就活対策をスタートするようにしましょう。
大学2年生から始めるケースも多い
近年では就活の早期化に伴い、大学2年生のうちからインターン準備を始める学生も増えています。時間に比較的余裕のある2年生の間に準備を始めることには、多くのメリットもあります。焦らずにじっくりと自己分析や業界研究に取り組むことができるほか、短期のインターンや企業説明会に気軽に参加し、社会との接点を早期から持つことで、3年生になった時にスムーズなスタートを切ることができる点も見逃せません。
特に理系学生の場合、3年生になると学業・研究で忙しくなる傾向にあるため、2年生から早めにインターンの準備を進めておくと安心です。
キャリアプランが明確なら大学1年生からでもOK
すでに入りたい業界や将来やりたい仕事が明確に決まっているのであれば、大学1年生から行動を起こしたとしても早すぎることはありません。近年では、全学年を対象としたキャリアイベントや、1・2年生向けの短期インターンを実施する企業も増えています。
早期からこうした機会に参加することで、他の学生に対する圧倒的なアドバンテージを作り、将来の就活を有利に進めることができます。長期インターンを通じて実際に企業で働くことを体験すれば、大学での学びの目的もより明確になり、高いモチベーションを維持できるかもしれません。
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3.いつから参加する?時期ごとのインターンの種類
インターンシップは、開催される季節によってその目的や内容が少しずつ異なります。いつからインターンに参加するべきかを考える際には、それぞれの季節ごとの特徴を理解しておきましょう。
ここでは、春夏秋冬、それぞれの季節ごとに開催されるインターンの特徴について解説します。
サマー(夏)インターン
夏インターンは、大学3年生の8月〜9月の夏休み期間中に開催され、一年で最も大規模なインターンシーズンです。多くの企業がプログラムを実施するため、選択肢が非常に豊富にあることも特徴です。
期間も数日間のものから1ヶ月以上に及ぶ長期のものまでさまざまで、腰を据えて業界や企業の文化、仕事内容を深く理解できる時期です。人気企業には応募が殺到し、選考の倍率も高くなる傾向があるため、しっかりとした事前準備が不可欠となるでしょう。
オータム(秋)インターン
秋インターンは、大学3年生の10月〜12月頃に開催されます。夏と冬のピークの間にあたるため、開催する企業数やプログラム数は比較的少なめです。学生側にとっても後期の授業が始まる時期なので参加率が低下する傾向にありますが、その分だけ参加する学生の意欲も高く、より密度の濃い経験ができる可能性があります。
夏のインターンで得た課題を克服する場として活用したり、これまで見てこなかった業界に視野を広げたりするのに適しています。夏に乗り遅れてしまった学生にとっても、巻き返しのチャンスとなるでしょう。
ウィンター(冬)インターン
冬インターンは、大学3年生の1月〜2月にかけて開催される、夏に次ぐ大きなインターンシーズンです。春休み期間中に行われることも多いため、「春インターン」とほぼ同義で使われます。
この時期のインターンは、3月1日の就活解禁が目前に迫っているため、企業も学生も「選考」を強く意識しています。グループディスカッションやプレゼンテーションなど、選考を兼ねた実践的な内容が多く、優秀な学生に対しては早期選考の案内や内定が出されることも珍しくありません。就活の総仕上げとして、非常に重要な位置づけのインターンです。
スプリング(春)インターン
春インターンは、主に大学3年生の2月〜3月頃、春休み期間中に開催されます。就活解禁直前の時期にあたり、本選考に直結する可能性が最も高いのが特徴です。企業側も、優秀な学生に最後のPRを行う場と位置づけており、選考フローの一部が免除されるなどの優遇措置が取られることもあります。
期間は1dayや数日間の短期プログラムが中心で、複数の企業に参加しやすいのがメリットです。夏・冬のインターンに参加できなかった学生にとっては、本選考前に企業との接点を持てる最後のチャンスと言えるでしょう。
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4.インターンの申し込み〜参加までの流れを5つのステップで解説
「インターンに参加したい」と思っても、具体的に何から手をつければ良いのか、全体の流れが分からずに不安に思う方も多いでしょう。ここでは自己分析から実際の参加に至るまでの一連の流れを、大きく5つのステップに分けて解説します。
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・ステップ1:自己分析・企業研究
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・ステップ2:インターンについての情報収集
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・ステップ3:インターン申し込み
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・ステップ4:ES・面接による選考
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・ステップ5:インターン参加
この流れを頭に入れつつ、インターン参加に向けた準備を進めていきましょう。
ステップ1:自己分析・企業研究
全ての就活の土台となるのが、自己分析・企業研究のステップです。自己分析とは、「自分はどんな人間で、何をしたいのか」を深く掘り下げる作業です。これまでの経験を振り返り、自分の長所・短所、価値観、興味の方向性などを言語化します。
次に行うのが企業研究・業界研究で、世の中にどんな仕事や業界があるのかを知り、その中で自分が興味を持てる分野を探します。いわば「自分を知り、社会を知る」という作業であり、これが後々のインターン選びやエントリーシート作成、面接対策の全ての基礎となります。まとまった時間を用意して、時間をかけて丁寧に取り組みましょう。
ステップ2:インターンについての情報収集
自己分析と企業研究である程度の方向性が見えたら、次に行うのは具体的なインターンシップの情報を集めることです。就活サイトや企業の採用ホームページ、大学のキャリアセンターなどを活用し、「いつ」「どこで」「どんな」インターンが開催されるのかを調べます。興味のある業界や職種、勤務地などの条件で検索し、気になるプログラムをリストアップしていきましょう。
この際、企業の募集スケジュールをしっかりと確認し、募集期限や開催時期などをカレンダーアプリ・手帳を使って管理することが重要です。特に学校の授業も重なる時期のインターンに参加するなら、「気づいたら締め切りが過ぎていた」という事態に陥らないように注意しましょう。
ステップ3:インターン申し込み
参加したいインターンが見つかったら、企業の指示に従って申し込み手続きを行います。多くの場合は、企業のホームページや就活サイトの専用フォームからエントリーし、エントリーシート(ES)を提出することになります。
ESでは、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などが問われます。ステップ1で行った自己分析や企業研究の内容を基に、なぜこの企業のインターンに参加したいのか、自分の強みをどう活かせるのかを、具体的に、かつ熱意を込めて表現しましょう。ESの文章は他社で使い回したりせず、応募する企業・インターンに合わせて一つひとつ丁寧に作成するのがポイントです。
ステップ4:ES・面接による選考
人気の高い企業のインターンシップでは、参加するために書類選考・面接が課されるのが一般的です。まずは提出したエントリーシートによる書類選考が行われます。書類選考を通過すると、次に面接やグループディスカッションへと進みます。
面接では、ESの内容をさらに深掘りする質問をされるため、自分が書いたことをしっかりと説明できるように準備しておく必要があります。グループディスカッションでは、協調性や論理的思考力などが見られます。いずれも本選考さながらの緊張感がありますが、就活本番の面接を見据えた練習の機会と捉えて、集中して臨みましょう。
ステップ5:インターン参加
選考を無事に通過したら、いよいよインターンシップ本番です。しかし、ただ用意されたプログラムに参加するだけでは意味がありません。事前にインターンの参加目的を言語化しておき、「このインターンで何を学びたいか、何を得たいか」を明確にして臨みましょう。
プログラム当日は、自ら積極的に質問したり、他の参加者とコミュニケーションをとったりと、主体的な姿勢で行動するのも大切です。与えられた課題に全力で取り組むのはもちろん、社員の方々の働き方や企業の雰囲気を肌で感じることも忘れないようにしましょう。
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5.いつから始めるとしても必要なインターンの事前準備
インターンシップの準備は、大学1年生から始めるにしても、3年生から始めるにしても、必ず必要な事前準備が存在します。
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・インターンの種類・時期・内容を理解する
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・インターンへの参加目的を定める
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・複数の企業に参加して比較検討する
ここでは時期に関わらず全ての学生に共通して必要となる、上記3つの準備について解説します。
インターンの種類・時期・内容を理解する
まず基本となるのが、インターンシップそのものへの理解を深めることです。ひとくちにインターンと言っても、その種類はさまざまです。1日で完結する短期のものから、数ヶ月に及ぶ長期のものまで多種多様なプログラムが存在します。夏と冬では企業の目的やプログラムの内容も異なりますし、学生側にとっての得られる学びにも違いがあります。
自分が参加しようとしているインターンが、どのような目的で、どのような内容なのかを事前にしっかりと把握しておくことが、有意義な時間を過ごすためにも欠かせません。インターンについての理解が不足していると、知名度やインパクトだけでインターンを選び、「思っていたのと違った」ということになりかねません。
インターンへの参加目的を定める
インターンシップに参加する上で最も重要なのが「目的意識」です。「なぜ、このインターンに参加するのか?」を自問自答し、具体的な目標を設定してからインターンに臨むことが重要です。たとえば、「IT業界のビジネスモデルを理解したい」「営業職の適性を確かめたい」「〇〇社の社風を肌で感じたい」など、目的は人それぞれです。
この目的意識が明確であればあるほど、インターン期間中に何をすべきか、何を質問すべきかがはっきりして、能動的に動けるようになります。インターン終了後にはその目的が達成できたかを振り返ることで、企業選びや業界選び、自分の理想のキャリアプランを作る時の参考にすることもできるでしょう。
複数の企業に参加して比較検討する
就活のためのインターンは一つの企業に絞って行うよりも、まずは複数の企業を比較検討しながら、さまざまな業界・職種をチェックするのがおすすめです。可能であれば複数の企業のプログラムに参加してみて、異なる業界の働き方や、職種ごとの仕事内容などを詳しく体験してみましょう。その結果、それぞれのメリット・デメリットが見えてきたり、自分では気づかなかった自身の興味や適性を発見できたりするメリットがあります。
1社だけの経験で「この業界はこうだ」と判断してしまうのは危険で、自分にとっての理想の業界・企業を切り捨ててしまうことにもなりかねません。特に大学3年生の前半や低学年のうちは、なるべく広い視野を持って多くの企業と積極的に接点を持つようにしましょう。
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6.まとめ
インターンシップをいつから始めるべきか、その結論としては「できるだけ早く」が基本です。大学3年生の夏と冬のピークに向けて、遅くとも3年生の春には準備を開始したいところです。
しかし、ただ早く始めれば良いというわけではなく、本記事でも紹介してきた自己分析から始まる5つのステップを着実にこなし、明確な目的を持って参加することが、インターンの経験を就活に活かすためには欠かせません。年間を通じて開催される各時期のインターンの特徴を理解し、自分に合ったプログラムを選ぶことも忘れないようにしてください。
この記事を参考に、この先の就活スケジュールを立て、理想の就職先を選ぶ第一歩を踏み出してみてください。
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