プログラミングをこれから勉強する初心者が知っておきたい情報まとめプログラミング初心者の学習ステップとおすすめの言語!

最終更新日:2021年9月15日

日本は近年、IT人材不足に悩まされています。今後もプログラミングスキルを持った人材の価値は高まり続けることが予想されます。そんな中、プログラミングを学習したいという学生はたくさんいるでしょう。しかし、初心者は何から勉強を始めれば良いのでしょうか。ここでは、プログラミングとは何か、プログラミングを学習する3つのメリット、プログラミングを学ぶことで目指せる主な職業、初心者がプログラミングを学習する方法について解説します。

1. プログラミングとは

プログラミングとは、コンピューターに特定の動作をさせるために指示を出す作業を指します。その指示をまとめたものを「プログラム」と呼び、プログラムは「プログラミング言語」と呼ばれるコンピューターが理解できる特別な言語で記述されています。

 
  • ・プログラミング:コンピューターに指示を出す行為

    ・プログラム:コンピューターへの指示をまとめた指示書のようなもの

    ・プログラミング言語:コンピューターに指示を出すための専用の言語

 

プログラミングを通じて、あらゆるWebサイト・サービス、スマートフォンアプリケーション、ゲームなどの開発が可能です。また、最近では書籍、オンライン学習サイト、プログラミングスクールなど様々な学習方法があるため、誰でも初心者からプログラミングを身に付けることができる環境が整っています。

2. プログラミングを学習するメリット3つ

次に、プログラミングを学習するメリット3つについて解説します。

就職・転職活動が有利になる

経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」(※)によると、今後日本のIT人材不足は益々深刻化し、2030年には約79万人も不足すると言われています。したがって、日本の企業は慢性的なIT人材不足に陥っている状況が予想されることから、プログラミングスキルを身に付けている人材は就職・転職が有利になりやすいです。
※参考:みずほ情報総研株式会社「IT 人材需給に関する調査」p.1より

自由な働き方がしやすい

プログラミングスキルを使ったエンジニア職は、比較的自由度の高い働き方ができます。リモートワークやフレックスタイム制などの制度を導入している企業が多いためです。「リモートワーク」とは、オフィスに通うのではなく自由に働く場所を選ぶことができる制度で、「フレックスタイム制」は、始業・就業時間を従業員が自由に選ぶことなどが可能な制度です。また、スキル・経験値を上げることで独立も視野に入れることもできます。

論理的思考力が身に付く

コンピューターは人間のように抽象的な概念を理解することができないため、プログラミングを通じて指示された通りにしか動作できません。プログラムに少しでもミスやロジックが通らない部分がある場合、バグが発生してしまいます。したがって、プログラミングスキルを磨くことで、コミュニケーションやその他の業務にも役立つ論理的思考力を身につけることができます。

3. プログラミングを学ぶことで目指せる主な職業

次に、プログラミングを学ぶことで目指せる主な職業について解説します。それぞれの平均年収はレバテックキャリアに掲載されている募集情報を参考にしています。なお、新卒の場合は、いずれも約250~300万円です。

システムエンジニア

システムエンジニアとは、システム開発において「上流工程」を担当する仕事です。上流工程には、クライアントからのヒアリング、要望の整理、システムの設計書の作成などが含まれます。作成された設計書を元に、実際のプログラミングは「プログラマー」が行いますが、企業によってはシステムエンジニアが担当することもあります。
クライアントから要望を正確に聞き出すためのコミュニケーション能力、設計書を作成するためのプログラミングスキルと論理的思考力などのスキルが必要になります。平均年収は、約400~500万円です。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアとは、サーバー側で動作するプログラムの設計・開発とデータの管理を行う仕事です。後述するフロントエンドエンジニアやWebデザイナーと協力しながら、Webサービス・アプリケーションにおけるユーザーには見えない部分の開発・管理を担当します。サーバーサイドエンジニアは業務上、PHP、Ruby、Javaなどのプログラミングスキルに加え、フロントエンド開発やデータベースに関する知識なども必要です。
このように多岐にわたるスキル・知識が求められるため、平均年収は約500~600万円とやや高くなっています。

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、データベースの設計、開発、保守、運用を行う仕事です。データベースも上述したサーバー同様、ITサービスを提供する土台となるITインフラの一種です。多くの人が検索・共有しやすい形態にすることを目的に、整理されたデータの集まりのことを指します。データベースに情報を蓄積することにより、私たちは必要なデータを高速で見つけ出すことができます。例えば、コンピューター上のものに限らず、紙面の辞書や電話帳なども情報を大勢で検索・共有しやすい形態になっているため、データベースの一種であると言えます。データベースエンジニアの平均年収は、約450~550万円です。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、Webサービス・アプリケーションにおいて、ユーザーが実際に操作する部分(フロントエンド)を設計・開発する仕事です。Webデザイナーが行ったデザイン設計の通りに、HTML、CSS、JavaScriptなどを用いて実装のみを担当する場合もあれば、Webデザイナーの業務を兼任するような形で、デザイン設計から実装まで全て担当する場合もあります。平均年収は、約400~500万円です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、技術面の専門家として営業活動を行う仕事です。一般の営業職の社員に同行し、クライアントに対して技術的な内容に関する説明・提案などを行います。どのような人に対しても分かりやすく説明するコミュニケーション能力と、様々な状況に応じて最適な提案をするためITに関する専門的な知識が必要です。そのため、他のエンジニア職よりもやや得られる収入が多く、平均年収は約500~600万円です。

4. 初心者がプログラミングを学習する方法

次に、初心者がプログラミングを学習する方法3つについて解説します。

書籍やオンライン学習サイトによる独学

まず、書籍やオンライン学習サイトを使ってプログラミングを独学するという方法があります。この方法は、低予算で場所・時間に関係なく勉強できるというメリットがあります。いったんプログラミングがどのようなものなのかを体験してみたい、自身の適性を確かめたい、という人におすすめです。

オンライン学習サイトは、Progate、ドットインストール、Schooをまずは試してみましょう。
独学のデメリットは、分からないことを誰かに質問することができないという点と、モチベーションの維持が困難である点です。プログラミング学習を挫折してしまう主な理由がこの二つであるため、独学でプログラミングスキルを身に付けるには相当な努力が求められます。

長期インターンシップに参加

次に、長期インターンシップに参加することでプログラミングスキルを身に付けるという方法があります。インターンシップとは、学生が職場体験を目的に企業を訪問、または一定期間実際の業務の担当するという制度です。インターンシップに参加することで、現場で使われる実践的なスキルを身に付ける、職場の雰囲気を体験する、人脈を広げる、などのメリットを享受することができます。また、就職活動の際にアピールすることも可能です。

ただし、インターンシップには主に短期と長期の2種類がある点にはご注意ください。短期インターンシップは主に企業説明を受けることや、決められたプログラムに1〜3日ほど参加するなど限定的なものになります。一方長期インターンシップは数ヶ月〜半年ほど企業に所属し、実際の仕事内容を体験することができます。短期インターンシップは、特定の企業への理解を深めることや、就職活動の際に熱意をアピールする方法としては役立ちますが、実践的なスキルが身につくことや、現場の空気感を体験することはできないため、注意が必要です。

インターンシップの募集情報は、一般的には求人サイトから見つけることができます。求人サイトには正社員の募集情報に限らず、インターンシップの情報も掲載されています。また、大学のキャリアセンターを活用することもおすすめします。キャリアセンターは、大学が学生の就職支援をする専門の機関として設置されています。場合によっては、求人サイトなどに掲載されていない独自の募集情報もあります。必ず一度は訪れて職員に相談をしましょう。

プログラミングスクールに通う

最後に、プログラミングスクールに通うことでプログラミングスキルを学習するという方法があります。プログラミングスクールではプロが作成したカリキュラムに沿って一定期間内に確実にプログラミングスキルを身に付けることができます。また、プログラミング学習を挫折してしまう原因になる、分からないことを質問できる人がいない、モチベーションの維持ができない、という問題をクリアしています。

いつでも疑問点を解消してくれるインストラクターと、他の生徒が共に学習している環境で学ぶことで、最後までやり切ることができる可能性が非常に高くなっています。そのため、自力で最後まで学習をやり切る自信がない人に特におすすめの学習方法です。

最近では、プログラミングスクールもオフライン・オンラインから選択ができるようになっています。オンラインを活用することで、住んでいる場所などに関係なくプログラミングスクールに通うことができます。

プログラミングスクールの唯一のデメリットは、費用が非常に高額であるという点です。平均で3ヶ月約30万円が発生します。理想の学習環境が提供されるという点は魅力的ですが、料金を支払う準備は負担になる可能性があります。

5. 目的別のおすすめプログラミング言語

最後に、「Webサービス開発」「スマートフォンアプリケーション開発」「ゲーム開発」という三つの目的別におすすめのプログラミング言語について解説します。開発したいものが明確に決まっていないままプログラミング学習を始めてしまうと、ゴールが定まっていないため、モチベーションが続かず途中で諦めてしまう原因になります。ここでご紹介するプログラミング言語を参考に、事前に自分が作りたいものを決めてから勉強を始めることをおすすめします。

Webサービス・アプリケーション開発

Webサービス・アプリケーションとは、GoogleやYahooのような検索エンジン、TwitterやFacebookのようなSNS、Amazonや楽天のようなECサイトなど、インターネット上のあらゆるサービスを指します。比較的習得難易度が低いプログラミング言語を使って開発することができるため、初心者におすすめの分野です。

JavaScript

JavaScriptは、HTML・CSSとセットでWebサービス・アプリケーションのフロントエンド開発に必須の言語です。カーソルを合わせるとメニューバーが開く、画像をクリックすると拡大するなど、Webサイトに動きを加えることができます。習得難易度が低い上に将来性も非常に高いため、プログラミング言語選びに迷っている人がまず勉強することをおすすめできる言語です。

PHP

PHPは、Webサービス・アプリケーションの見えない裏側の部分であるサーバーサイドを開発する言語です。インターネット上に存在するほとんどのブログサイトに使われています。PHPも習得難易度は比較的低く、開発案件が多数存在する需要の高い言語です。

Ruby

Rubyは、Webサービス・アプリケーションに限らずスマートフォンアプリケーションの開発もできる言語です。日本で開発された言語であるため日本語の参考書なども多く、プログラム自体も非常に分かりやすいため、初心者にも勉強がしやすい点が魅力的です。

スマートフォンアプリケーション開発

スマートフォンが私たちの生活に欠かせない必需品になったことにより、スマートフォンアプリケーションの需要は益々高まっています。LINEやChatworkのようなチャットツール、GPSを使ったマップツール、家計簿などの生活ツールなど、様々な場面で活用されています。

Swift

Swiftは、Apple社が開発した言語です。iPhone、iPadなどで利用するiOSアプリケーションのプログラミングを目的に作られています。習得難易度はやや高いですが、Apple製品は今後益々人気が高まることが期待されているため、将来性が非常に高い言語です。

Java

Javaは、技術の移り変わりが激しいIT業界の中で長年人気のある、Androidアプリを開発できる言語です。スマートフォンアプリケーションに限らず、Webサービス・アプリケーションの開発にも利用できるという汎用性の高さが最大の魅力です。しかし、習得難易度は非常に高い点には注意しましょう。

ゲーム開発

ゲームは、コンシューマーゲーム、ソーシャルゲーム、ゲームアプリケーションなど、様々な媒体のものが存在します。近年より身近なものなったことにより、開発者の需要がさらに高まりました。なおゲームアプリケーションの場合は、上述したスマートフォンアプリケーション向けのプログラミング言語で開発することが可能です。

C++

C++は、プログラミング言語の代表と言われるC言語から派生した言語です。C言語が持つ特徴に加えて様々な機能が追加されているため、ゲームやAIなど幅広い分野が活用されています。習得難易度は非常に高いですが、身に付けることでC言語から派生した多くの言語を勉強しやすくなるというメリットがあります。

C#

C#は、上述したJavaから派生した言語です。Microsoftにより開発されたため、Windows上でプレイできるゲームの多くはこの言語で開発されています。習得難易度はやや高いですが、他のゲーム開発向け言語と比較した場合は低いため、ゲーム開発を目的にプログラミングの勉強を始める人にはおすすめです。

6. まとめ

プログラミングスキルを持った人材の価値は年々上がっており、学習するメリットも高まっていると言えます。ただし、プログラミング言語はそれぞれ得意とする開発のジャンルや難易度が異なるため、自分が将来的にチャレンジしてみたい領域や、目指したい職種を明確にしてから、それに適した言語を学ぶことをおすすめします。

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