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1. ICT業界の基礎知識
ここでは、ITやIoTとの違い・ICTの魅力など、ICT業界に関するさまざまな基礎知識について解説します。
ICTとは?
ICTとは「Information and Communication Technology」の略称です。日本語にすると「情報通信技術」になります。
簡単に説明すると、ICTとは通信技術を用いたコミュニケーションのことで、みなさんが普段利用しているSNSやリモート会議ツールなどが該当します。
ICT・IT・IoTの違いとは?
ICTは上述した通り「情報通信技術」のことで「通信に特化したIT」です。これに対してITは「情報技術」となります。どちらもほぼ同じ意味合いを持ちますが、ITを大きな箱に例えるとICTは箱の中の一部と捉えるとわかりやすいでしょう。
なお、IoTは「Information of Things」の略称で、日本語にすると「モノのインターネット」です。IoTとは、人を介在せずにモノが自動的にインターネットと繋がる技術のことを指します。IoTもICTと同様、ITという箱の中の一部になります。
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ICT業界の魅力とは?
ICT業界で働く魅力は主に以下の3点です。
給与が高い
国税庁が昨年発表した民間給与実態統計調査(※)によると、ICTエンジニアを含めた情報通信業の全国平均年収は約599万円(平均年齢:46.7歳)でした。これに対して、給与所得者の全国平均年収は約436万円です。
つまり、ICTエンジニアは同世代の他の職種より約160万円以上高い年収を得ているということになります。
なお、新卒時の全国平均年収は約264万円で、ICTエンジニアを含めた情報通信業の全国平均年収は約342万円となっています。他の職種と比べて、ICTエンジニアは高い給与が期待できると言ってよいでしょう。
※参考:国税庁 「民間給与実態統計調査」p.20、p.148より
転職・独立しやすい
ICT業界は、市場規模の急速な拡大により、慢性的なエンジニア不足となっています。そのため、技術力があれば好条件で転職できる可能性が高いでしょう。
また、ICT業界で身に付いた専門スキルは、企業に属さなくとも仕事を獲得しやすいスキルです。業界内である程度の経験を積んだ後は、フリーランスのエンジニアとして独立する人も多いです。
就業体系の自由度が高い
ICT業界はクリエイティブな仕事であり、一人ひとりの業務範囲がはっきりしています。
このため、ICTエンジニアの就業体系は一般の会社員と異なり、個人のライフスタイルに応じた自由な働き方を選ぶことができます。
具体的には、自宅など会社以外の場所で仕事をするリモートワークや、会社に出勤したとしても開始や終業の時間を選べるフレックスタイム制度を導入している企業が多いです。
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2. ICTエンジニアの種類と仕事内容
ICTエンジニアと一口に言っても多くの職種があり、仕事内容も千差万別です。
ここでは、代表的な職種と仕事内容を紹介します。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、OSやミドルウェアのインストールなどシステムで使用するサーバー機器の環境構築と、サーバーの運用・保守を行う仕事です。
クライアントに納品後も継続的にメンテナンスを行い、トラブル発生時には真っ先にクライアント先に向かいシステムの復旧を行う必要があります。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティに特化した技術者です。具体的には、サイバー攻撃に対してシステムを守るため、セキュリティの調査や対策を行います。
前述したサーバーエンジニアが兼務する場合もあります。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、クライアントの要望に応じて適切なデータベースの選定・テーブルやデータ設計を行います。
昨今、ビッグデータの有効活用が注目されていますが、そこにはデータを専門で扱うデータベースエンジニアが必要不可欠です。
システムエンジニア
システムエンジニアは、システム構築をするため、クライアントからヒアリングを行った後、設計・開発・導入までの一連の工程を担当するエンジニアです。
多くの知識と経験を持つシステムエンジニアは、管理職としてプロジェクトマネージャーに抜擢されることが一般的です。
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3. 政府の進めるICTとは?
ここでは、日本におけるICT産業の規模や、政府の進めるSociety5.0、さらに就活生への影響について解説します。
ICT産業の規模
総務省が昨年発表した情報通信白書(※)によると、ICT産業のGDP(国内総生産)は約99.1兆円でした。この数字は日本における全産業の約9.8%に相当します。
今年度の日本の国家予算が約106.6兆円ですから、ICT産業は非常にスケールの大きい業界であることが分かります。
※参考:総務省 令和2年 情報通信白書 ICT産業の経済規模
Society5.0とは?
政府はICTを活用した人にやさしいデジタル社会を実現するため、Society5.0(※)を提唱しています。この活動は、AI(人工知能)・ロボット・IoT・ビッグデータなどの先端技術を取り入れることで「経済発展と社会的課題の解決を両立」することを目指しています。
そして、このSociety5.0を推進する中心的役割を担うのがICT業界です。
※参考:内閣府 科学技術政策 Society5.0
就活生にどんな影響があるのか?
前述した通り、政府はSociety5.0の活動を通して、さまざまな先端技術と社会との融合を目指しています。
したがって、これからICT業界で活躍していくためには、ひとつの専門分野を深めることも重要ですが、さまざまな技術の組み合わせを提案できるように、幅広い知識やスキルを身に付ける必要があるでしょう。
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4. ICT業界に向いている学生とは?
ICT業界では、主に以下のような資質が求められます。
ものづくりが好き
システムやアプリケーションの開発はものづくりです。自分達が開発した製品やサービスをこよなく愛し、使って頂くユーザーの喜ぶ姿を見るのが好きな人は、やりがいを持って仕事ができるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
ICT業界はエンジニアの業務が細分化されているため、チームプレーで仕事を進めながら成果を出すことが必要です。このため、相手を尊重して常に対等の立場でコミュニケーションをとれる人が向いています。
好奇心旺盛
ICT業界は技術革新の真っ只中にあり、昨日の常識が今日には通用しない世界です。
そのため、この業界で働くエンジニアは新しい情報を常に取り入れ、エンジニア間でも情報交換を欠かしません。好奇心旺盛で新しいことを柔軟に取り入れる姿勢が求められます。
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5. まとめ
ICTとは「Information and Communication Technology」の略称で、日本語に訳すと「情報通信技術」になります。近年では政府がICTを活用した人にやさしいデジタル社会を実現するために「Society5.0」を提唱するなど、社会的な関心も高い産業領域です。ICT業界での就職を希望する学生は、業界の構造や政府の取り組みも踏まえた上で、必要なスキルを身につけるようにしましょう。
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