適性検査20種類の見分け方!URL・WEB画面から判断する方法

本記事では、適性検査を見分けるための具体的な方法から、20種類の主要な適性検査の詳しい特徴、さらには各検査を実施している企業や業界の情報までを幅広く解説します。

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1. 適性検査の種類とその見分け方
適性検査を見分ける方法には、いくつかのテクニックがあります。ここでは5つの主要な見分け方について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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・URLから見分ける方法
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・WEBテストの画面から見分ける方法
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・口コミから見分ける方法
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・OBOG訪問をもとに見分ける方法
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・企業の業種・規模から見分ける方法
URLから見分ける方法
最も確実で簡単な見分け方が、受検案内メールに記載されているURLを確認する方法です。Webテスト形式の適性検査であれば、それぞれ固有のドメインやURL構造をもっており、これを見るだけでどの検査なのかを判別することができます。
たとえば、SPIのWebテスト形式では、受検URLに「arorua.net」というドメインが含まれることが一般的です。また、玉手箱やGAB、CABなどの日本エス・エイチ・エル社が提供する検査では、「e-exam」や「nsvs」、「tsvs」といった文字列がURLに含まれることが多くなっています。
受検案内が届いたら、まずはURLを丁寧に確認する習慣をつけることで、どの適性検査なのかを素早く見分けることができるでしょう。
WEBテストの画面から見分ける方法
URLだけでは判別できない場合、実際のログイン画面や問題画面のデザインから見分ける方法もあります。各適性検査の提供会社は、独自の画面デザインやレイアウトを採用しているため、画面の見た目から判断することが可能です。
ログイン画面では、提供会社のロゴや名称が表示されることがあります。たとえば、SPIであればリクルートマネジメントソリューションズのロゴ、玉手箱であれば日本エス・エイチ・エルのロゴが表示されるなどです。問題の出題形式や選択肢なども見分けるポイントとなります。何度か適性検査を受検していくうちに、こうした画面からの判別がしやすくなるでしょう。
口コミから見分ける方法
就活中の学生同士で情報を共有したり、就活系のウェブサイトや掲示板で口コミを確認したりすることも、適性検査を見分ける有効な手段です。過去に自分が受けた適性検査の種類や特徴について発信している情報をチェックできれば、効果的な対策ができるようになるでしょう。
ただし、同じ企業でも職種や採用時期によって異なる適性検査を実施することもあるため、注意が必要です。口コミの内容が100%正確ではなく、受検者の勘違い、あるいは悪意ある嘘の書き込みに出会う可能性もあることも覚えておきましょう。
OB・OG訪問をもとに見分ける方法
志望企業の先輩社員にOB・OG訪問を行う際、採用選考でどのような適性検査が実施されたかを質問するのも効果的です。実際に選考を経験した方からの情報は、信頼性が高く、具体的なアドバイスも得られる可能性もあるからです。
OB・OG訪問では、適性検査の種類だけでなく、問題の難易度や対策方法、時間配分のコツなど、実践的な情報も尋ねておくと良いでしょう。企業が適性検査で何を重視しているかといった、より深い情報を得られることもあります。
ただし、OB・OGの方が受検したときから採用方針が変わっている可能性もあるため、あくまで参考情報として活用し、他の方法と組み合わせて判断することをおすすめします。
企業の業種・規模から見分ける方法
企業の業種や規模によって、採用されやすい適性検査の傾向があるため、それをもとに見分ける方法もあります。たとえば大手企業や有名企業では、最も導入実績の多いSPIが採用されることが多い傾向にあります。金融業界や総合商社では玉手箱・GABが好まれることが多く、IT企業やシステム開発企業ではプログラミング適性を測るCABが採用されるケースがあります。
また、外資系企業やコンサルティングファームでは、TG-WEBのような難易度の高い適性検査が採用される傾向があります。中小企業では、CUBICやeF-1Gといった比較的シンプルな適性検査が選ばれることもあります。
ただし、これらはあくまで傾向であり、必ずしもその業種や規模の企業がその適性検査を採用しているわけではありません。最終的には、URLや受検案内の内容をしっかり確認することが最も確実です。
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2. 適性検査20種類の見分け方
ここからは主要な20種類の適性検査について、それぞれの特徴と見分け方を詳しく解説していきます。
SPI
SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査で、日本で最も多くの企業に採用されているテストです。年間15,500社以上の企業が導入しており、就職活動を行う上で必ず対策しておくべき検査といえます。Webテスト形式の場合、URLに「arorua.net」が含まれていることで見分けられます。
問題は言語・非言語(約35分)と性格検査(約30分)で構成されており、能力検査は言語(国語)と非言語(数学)の2分野です。正答率が高いほど高得点に繋がるため、最新版の問題集(SPI3)で繰り返し問題を解き、出題傾向や時間配分に慣れておくという対策が重要です。
玉手箱
玉手箱は、日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査で、特に大手企業や金融業界、商社などで広く採用されています。問題数が多く、時間制限が厳しいことが特徴です。計数理解、言語理解、英語理解、性格テストで構成され、例えば計数の四則計算では50問を9分で解くなど、解答時間が非常に短くスピードが求められます。対策としては、全ての問題を解こうとせず、確実に解ける問題から手をつけることが重要です。問題形式に慣れるため、多くの問題を解いてスピード感を養いましょう。
見分け方としては、以下のような特定のURLが含まれていることで判断できますが、同じ運営会社のGABやCABの可能性もあるため注意が必要です。
https://web1.e-exams.jp/
https://web2.e-exams.jp/
https://web3.e-exams.jp/
https://tsvs1.e-exams2.jp/
https://tsvs2.e-exams2.jp/
https://tsvs3.e-exams2.jp/
https://nsvs1.e-exams4.jp/
https://nsvs2.e-exams4.jp/
TG-WEB
TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供する適性検査で、問題の難易度が高いことで知られています。特に外資系企業やコンサルティングファーム、一部のIT企業で採用されることが多い検査です。従来型と新型の2種類があり、従来型は言語12問を12分、計数9問を18分で解く難易度の高い形式、新型は言語34問を7分、計数36問を8分で解く問題数が多い形式となっています。解法を知っていればスムーズに解答できる問題が多いため、参考書などで事前に対策することが不可欠です。特に新型は時間との勝負になるのでご注意ください。
見分け方は、URLに次のような「c-personal」などが含まれているかどうかで特定できます。
http://assessment.c-personal.com/
http://assessment.e-gitest.com/
https://www.c-personal.com/
GAB
GABは、日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査で、主に総合職の採用選考で使用されます。玉手箱と同じ提供元ですが、より総合的な能力を測定することを目的としています。玉手箱よりも難易度が高いとされ、Webテスト形式のC-GABでは、言語32問/15分、計数29問/15分といったように、1問1分以内のペースで解答する必要があります。
対策としては、参考書などで解法パターンを学び、時間を計りながら模擬試験を繰り返し解くことで、形式とスピードに慣れることが重要です。見分け方は玉手箱と同じURLが使われるため、URLだけでの特定は困難です。
CAB
CABは、日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査で、主にIT関連職種、特にシステムエンジニアやプログラマーの採用で使用されます。プログラミング的思考力を測定することを目的とした検査です。能力検査は非言語問題のみで構成され、四則計算(50問/9分)や命令表(36問/15分)、暗号(30問/16分)といった問題で論理的思考力が問われます。
IT職種を志望する場合は対策必須で、特有の問題形式に慣れるため、参考書や問題集で出題傾向と解法を把握しておきましょう。見分け方は玉手箱やGABと同じURLが使われるため、IT系の職種以外ではCABを実施するケースは少ないです。
CUBIC
CUBICは、中小企業から大手企業まで幅広く採用されている適性検査で、能力検査と性格検査がバランス良く組み合わされているのが特徴です。基礎能力検査は言語・数理・図形・論理・英語の5項目と範囲が広いですが、問題の難易度は低めの傾向にあります。
また、解答の矛盾を検出する「信頼係数」という項目がある点には注意が必要です。対策としては、幅広い分野をまんべんなく学習することが重要で、特に難易度の高い図形と論理は参考書で問題に慣れておく必要があります。見分け方は、URLに「web-cubic.jp」などが含まれていることで判断できます。
TAL
TALは、他の適性検査とは大きく異なる独特な形式を持つ性格検査です。主にストレス耐性や対人関係における潜在的なリスクを測定するために用いられると言われています。設問が抽象的で、どのような意図があるのかを読み取りにくいのが特徴です。
能力検査はなく性格検査のみで、文章形式(36問/15分)と、与えられた図形を配置する形式(1問/5分)で構成されます。高得点を目指すテストではないため対策は不要で、自身の直感に従って正直に回答することが推奨されます。見分け方のポイントは、URLに「tal-sa.jp」が含まれていることです。
eF-1G
eF-1G(エフワンジー)は、株式会社イー・ファルコンが開発した総合適性検査です。個人の行動特性や価値観、思考力、発想力など、194項目にわたる多様な指標で多角的に個人の特性を可視化することを目指しています。心理学や統計学に基づき、独特な問題が多く出題されるため、初見での対応は難しく事前の対策は必須です。
性格検査は251問を20分から40分、能力検査は114問を30分で解答します。能力検査の半分はSPIなどの対策で対応可能ですが、残りの半分は思考力や発想力を問う問題のため、専用の対策が必要になります。見分け方は、URLに「ef-1g.com」が含まれていることで判断できます。
内田クレペリン検査
内田クレペリン検査は、株式会社日本・精神技術研究所が提供する歴史の長い心理検査です。単純な一桁の足し算作業を一定時間連続して行い、その作業量や作業曲線の変化から、受検者の能力、性格、行動特性を測定します。簡単な作業を早く正確に行えるか、その際の行動特性を測ることが目的です。
検査時間は氏名などの記入を含め約30分で、前半15分、後半15分の間に5分間の休憩があります。特殊な対策は不要ですが、事前に作業の進め方を確認しておくと落ち着いて取り組めるでしょう。この検査はペーパーテストのみで実施されるため、URLでの判別はできません。「隣り合う数字を足し算し続ける」という作業内容が最大の特徴なので、テスト形式で判断しましょう。
ミキワメ
ミキワメは、株式会社リーディングマークが提供する適性検査サービスです。主に受検者の性格を可視化することに特化しており、企業が自社で活躍している社員のデータを基に、独自の採用基準(活躍モデル)を作成できるのが大きな特徴です。
性格診断に比重がおかれていますが、能力検査は20問を20分で、性格検査は100問を10分で解く必要があり、スピード感が求められます。マイナーな試験で対策本は少ないため、SPIや玉手箱など他のWebテストで対策しておくと良いでしょう。見分け方のポイントは、URLに「survey.career-base.jp」が含まれていることです。
SCOA
SCOA(スコア)は、株式会社日本経営協会総合研究所が開発・提供する総合的な職業適性検査です。公務員試験で採用されることが多いのが特徴ですが、民間企業でも広く利用されています。他のWebテストと異なり、理科や社会などの「常識」問題が含まれ、難易度は中学・高校レベルです。
科目数が多いため、苦手分野をなくし、参考書で繰り返し問題を解いてスピードに慣れるという対策が重要です。見分け方としては、URLが「apps.ibt-cloud.com」であることから推測できます。
GPS
GPSは、株式会社ベネッセi-キャリアが提供する思考力やパーソナリティを測定するための適性検査です。単なる知識量ではなく、課題解決に向けた思考プロセスを評価することに重点を置いています。最大の特徴は、音声や動画を用いた、より実践的な場面を想定した問題が出題される点です。思考力問題(35問/45分)、基礎能力問題(35問/25分)、パーソナリティ(23問/10分)で構成されます。マイナーな試験で参考書は少ないため、思考力を問う設問が多いことから、日頃から読書などを通じて考える訓練を積むことが有効です。SPIの問題を解くことも批判的思考能力の対策になります。
見分け方としては、URLに「gps-cbt.com/」が含まれていることや、受検案内に音声・動画問題用のイヤホンやヘッドホンの準備を促す記載があることから判断できます。
IMAGES
IMAGESは、玉手箱やGABと同じ日本エス・エイチ・エル社が提供している簡易版の総合適性テストです。GABに比べて能力テストの時間が短く、計数(10分)、言語(10分)に加えて英語(10分)が含まれるのが特徴です。人気企業が初期選考で応募者を絞り込むために使われることが多い傾向です。簡易版とはいえ、しっかりと対策が必要で、参考書で問題傾向と解法を把握し、時間内に解き切る練習をしておきましょう。
このテストは筆記試験のみで実施されるため、事前の特定は難しく、OB・OG訪問などで情報収集することが重要になります。
3E-IP
3E-IPは、エン・ジャパン株式会社が提供する適性検査です。知的能力を測定する「3E-i(20分)」と、性格・価値観を測定する「3E-p(90問/15分)」の2つのパートで構成されています。合計で約35分という短時間で受検が完了する手軽さが特徴ですが、例題を解く時間も制限時間に含まれる点に注意が必要です。
マイナーな試験で参考書は少ないですが、知的能力テストはSPIやCABに似た問題が出題されるため、それらの参考書で対策すると良いでしょう。Webテストの場合、URLに「en-japan.com」が含まれていれば3E-IPです。
不適性検査スカウター
不適性検査スカウターは、株式会社スカウターが提供するユニークな適性検査です。一般的な適性検査とは異なり、組織にとってリスクとなりうる「不適性」な側面を可視化することに特化しています。適性検査の割合が高く、ストレス耐性や離職リスクの高い人材を見極めることを目的としており、言語(11問)、非言語(15問)、論理問題(4問)を合計30分で解答します。
マイナーなテストで過去問は少ないですが、問題形式がSPIに近いため、SPIの対策が有効です。Webテストの場合、URLに「tracs.jp」が含まれていれば不適性検査スカウターと見分けることができます。
デザイン思考テスト
デザイン思考テストは、VISITS Technologies株式会社が提供する、新しいタイプの適性検査です。与えられた課題に対して新しい価値を創造する能力、いわゆる「デザイン思考力」を測定することを目的としています。前半の「創造セッション(30分)」で自らアイデアを創出し、後半の「評価セッション(30分)」で他の受験者のアイデアを評価するという双方向のセッションで構成されるのが最大の特徴です。
対策としては、日頃からアイデアをアウトプットする練習や、他者のアイデアを評価する訓練が有効です。企業からの案内URLなどで判断が難しいため、OB・OG訪問や就活生の口コミなど、事前の情報収集が重要になります。
BRIDGE
BRIDGEは、リンクアンドモチベーション社が提供している適性検査です。能力テストと性格テストで構成されており、能力テストは計数科目のみが出題されるのが特徴です。具体的には、図表の読み取りや空欄推測などを扱う計数A(15問/15分)と、推論や集合などを扱う計数B(15問/15分)があります。
マイナーなテストで過去問は少ないですが、計数Aは玉手箱、計数BはTG-WEBに問題形式が類似しているため、それぞれの対策が有効です。Webテストの場合、URLに「generator.cbt.jp」または「cbt-s.jp」が含まれていればBRIDGEです。
アドバンテッジインサイト(AIP)
アドバンテッジインサイトは、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが提供する適性検査です。最大の特徴は、EQ(感情知能)理論をベースに開発されている点で、メンタルヘルスの見極めに特化し、コミュニケーション能力(EQ)を重点的に計測します。EQ能力テスト、ストレス耐性テスト、知的能力テストで構成されています。
マイナーな試験で参考書は少ないですが、知的能力テストはSPIや玉手箱の対策を活かすことができます。見分け方は、URLに「aip.armg.jp」が含まれていることで判断できます。
GROW360
GROW360は、Institution for a Global Society株式会社(IGS)が提供する、新しい形の適性評価ツールです。AIを活用し、自己評価だけでなく、友人や同僚といった複数の他者からの評価を組み合わせて、個人の気質や資質を客観的に測定するのが最大の特徴です。IAT(気質診断)が15〜20分、自己評価が10分程度で、その後、他者評価を依頼する流れになります。アプリをインストールしてスマートフォンで実施するため、見分けは容易です。
CBTS
CBTS(シービーティーエス)は、特定の適性検査の名称ではなく、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが提供するCBT方式の試験配信プラットフォームの名称です。企業ごとに問題内容が作成されるため、内容は多岐にわたります。企業ごとに問題が変わるため特定の対策は難しいですが、SPIや玉手箱など、一般的なWebテストの対策をしておくことが基礎力向上に繋がります。
CBTSはテストセンターのみで実施され、見分け方は困難なので、企業からの案内に「CBTS」などと記載があるかどうかで判断する必要があります。
Q-DOG
Q-DOGは、「作業検査法」と「質問紙法」の2軸で評価を行う適性検査です。作業検査法は内田クレペリン検査のように隣り合う数字を足し算する形式で、質問紙法は一般的な性格検査と類似しています。試験時間は全体で約35分です。
マイナーな試験で参考書は少ないため、SPIなどの一般的なWebテスト対策に取り組んでおきましょう。。企業から案内されるURLや公式サイトで判断することが難しいため、事前の情報収集が重要になります。
GMAT
GMATは、ビジネススクール入学希望者向けに開発された試験で、難易度が非常に高いのが特徴です。非言語能力、論理展開、条件整理などが問われ、本来は全て英語ですが、国内の外資系コンサルティングファームの採用試験では日本語で出題されることもあります。SPIと類似した問題も一部ありますが、多くは独自の対策が必要なため、専用の参考書を繰り返し解き、特有の問題形式に慣れることが不可欠です。
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3. 代表的な適性検査を実施している企業・業界一覧
ここからは、代表的な5つの適性検査について、実施している企業や業界の傾向を詳しく解説します。
まだどの適性検査が出題されるかわからない方や、志望業界ごとの対策に取り組みたい方は、ぜひ参考にしてください。
SPIを実施する企業・業界
SPIは、日本で最も多くの企業に採用されている適性検査であり、業界や企業規模を問わず幅広く実施されています。年間15,500社以上の企業が導入しているため、就職活動を行う上で必ず対策しておくべき検査といえるでしょう。
SPIは、製造業・金融業・商社・IT・サービス業・小売業・建設業など、あらゆる業界で採用されています。特に、大手企業や有名企業での採用率が高く、新卒採用の選考プロセスにおいて標準的な適性検査として位置づけられています。中小企業からベンチャー企業まで、企業規模を問わず導入されているため、複数の企業に応募する場合は、SPIの対策を優先的に行うことをおすすめします。
玉手箱を実施する企業・業界
玉手箱は、特に大手企業や金融業界・商社・通信業界などで広く採用されている適性検査です。問題数が多く、時間制限が厳しいため、スピード重視の選考を行う企業に好まれる傾向があります。
玉手箱は、金融業界や総合商社といった人気企業・大手企業での導入が特に多い傾向にあります。これらの業界では、多数の応募者を効率的に選考する必要があるため、短時間で多くの問題を処理できる玉手箱が選ばれています。
TG-WEBを実施する企業・業界
TG-WEBは、問題の難易度が高いことで知られており、特に外資系企業やコンサルティングファーム、一部のIT企業で採用される傾向があります。高い思考力を求める企業に好まれる検査です。
また、IT業界やシステム開発企業、ベンチャー企業でも採用されることがあり、特に技術力・思考力を重視する企業で導入される傾向があります。
GABを実施する企業・業界
GABは、主に総合職の採用選考で使用される適性検査で、ビジネスシーンを想定した実務的な問題が特徴です。総合商社や金融機関、大手メーカーなどで採用されることが多い傾向にあります。特に総合商社のような、幅広い業務に対応できる総合的な能力が求められる企業では、GABのような多面的な評価ができる検査が選ばれやすいのです。
金融機関では、大手銀行や証券会社での採用が多く、データ分析能力や論理的思考力を重視する選考に使用されています。
CABを実施する企業・業界
CABは、主にIT系職種の採用で使用される適性検査で、プログラミング適性を測定することを目的としています。システムエンジニアやプログラマーを採用する企業で広く採用されています。
SIerやソフトウェア開発企業、Web系企業などで、エンジニア職の採用選考に使用されることが多い傾向です。また、製造業などの一般企業でも、社内SEやシステム開発部門の採用においてCABが実施されることがあるほか、金融業界のシステム部門や通信業界の技術職採用でも使用されるケースがあります。
エンジニア職を志望する場合は、CABの対策を重点的に行うことをおすすめします。命令表や暗号解読といったCAB特有の問題形式に慣れておくことが大切です。
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4. まとめ
適性検査を見分ける最も確実な方法は、受検案内メールのURLを確認することです。SPIであれば「arorua.net」、玉手箱やGAB、CABであれば「e-exam」や「nsvs」といった特徴的な文字列が含まれます。URLだけで判別できない場合は、口コミサイトの情報やOB・OG訪問を組み合わせて判断しましょう。
本記事で解説してきた適性検査20種類の見分け方と、企業・業界ごとの適性検査の実施状況を踏まえて、短期間で効率的に適性検査対策に取り組みましょう。
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