
近年ではIT業界の急速な発展により、エンジニアは大学生の間で最も注目される職業の一つとなっています。しかし、「エンジニアになりたいけれど、何から始めればいいかわからない」「大学生のうちにどんな準備をしておけばいいの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、大学生がエンジニアを目指すために今すぐ始められる5つの具体的な行動と、在学中にフリーランスエンジニアとして活躍するためのコツを詳しく解説します。
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1.ITエンジニアは将来性が高く人気の就職先
ITエンジニアは現在、最も将来性が高く安定した職業の一つとして注目されています。デジタル化が進む現代社会において、エンジニアの需要は急速に拡大しており、多くの企業が優秀な人材の確保に力を入れています。
DXの推進により、あらゆる業界でデジタル化が必須となり、システム開発やWebアプリケーション、AI技術を活用したサービスの需要が急増しています。経済産業省の調査によると、2030年には最大79万人のIT人材不足が予想されており、エンジニアの市場価値は今後も上昇し続けると予測されているほどです。
具体的な成長分野としては、AI・機械学習、クラウド、IoT、サイバーセキュリティなどが挙げられます。ITエンジニアは安定した雇用と高い年収水準、そして社会に大きな影響を与えるやりがいのある仕事として、大学生にとって魅力的なキャリアパスの一つとなっています。
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2.大学生がエンジニアを目指すならやっておきたい5つのこと
大学生がエンジニアとして成功するために取り組むべき行動として、以下の5つが挙げられます。
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・プログラミング学習に取り組む
・インターン・アルバイトで実務に触れる
・IT資格を取得する
・GitHubやコミュニケーションツールを使ってみる
・仲間と一緒にチーム開発に挑戦する
それぞれの具体的な内容と効果的な取り組み方について、順番に詳しく見ていきます。
プログラミング学習に取り組む
エンジニアを目指す大学生にとっては、ぜひ取り組んでおきたいのがプログラミング学習です。プログラミングスキルを身につけることで、自分のアイデアを実際に動くソフトウェアとして形にできるようになり、エンジニアとして働くための基礎を身につけることができます。
早い段階でプログラミングに触れることで、自分がどの分野に興味があるかを判断して、将来のキャリアプランを決める判断材料にもなります。第一志望の企業が決まっているなら、その企業で実際に使われているプログラミング言語を学ぶことからスタートするのが理想的です。そうでない場合には、まずはWeb開発で広く使われるJavaScriptや、AI・データ分析分野で注目されるPythonなどの言語から始めることをおすすめします。
「Progate」「ドットインストール」など、近年ではオンライン学習サイトも充実しているので、これらのサイトやYouTubeのプログラミング講座などを活用しながら、スキルアップに挑戦してみてください。
インターン・アルバイトで実務に触れる
インターンシップやアルバイトを通じてIT業界での実務経験を積むことは、エンジニアとしての実践的なスキルを身につけつつ、就活対策にも直結する効果的な方法です。実際の開発現場で働くことで、座学だけでは得られない貴重な経験と知識を習得できるでしょう。
インターンやアルバイトを通じて、現役エンジニアから直接指導を受けることで、効率的な開発手法や業界の最新動向を学ぶこともできます。実務経験があることは、就活において大きなアドバンテージとなり、面接でも具体的なエピソードとして紹介することで高い評価を得られるようになるでしょう。
大学生向けのインターンは、大学3年生の春からスタートする傾向にあり、夏季休暇や冬季休暇を使った長期インターンも人気です。第一志望の企業が決まっている方は、その企業の採用ホームページを欠かさずチェックして、就活イベントについての情報を集めておきましょう。
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IT資格を取得する
IT資格を取得することも、エンジニアを目指す大学生におすすめです。文系学部に通っていて情報系やプログラミングが未経験の方にとっては、特に積極的に取得することをおすすめします。というのも、IT資格の対策を通じて、エンジニアとして求められる基礎的なIT知識を体系的に学べるメリットがあるからです。
もちろんIT資格自体にもアドバンテージがあり、就活でIT資格をアピールすることで、即戦力として活躍できる人材という印象を与えることができます。おすすめの資格としては、ITパスポート試験や基本情報技術者試験などが挙げられます。プログラミング学習に取り組む際に、それぞれの言語で用意されている認定資格の取得をゴールに据えるのも良いでしょう。
たとえば、「HTML5プロフェッショナル認定試験」や「Python 3 エンジニア認定基礎試験」、「Oracle認定Javaプログラマ」などの資格が代表的です。
GitHubやコミュニケーションツールを使ってみる
GitHubやSlackなど、エンジニアの開発現場で使用されるツールに慣れておくことも、大学生のうちに経験しておくべきことの一つです。これらのツールを使いこなせるようになることで、エンジニアとして開発現場に配属された後も、スムーズに研修やOJTに取り組めるようになるからです。
また、これらの開発ツールは、企業という組織の中で効率的にチーム開発を行うために欠かせないものであり、チームワークを重視して開発業務に取り組もうとする姿勢のアピールにもつながります。いずれも無料で使い始めることができるので、大学生にとってもハードルが低いでしょう。
将来はリモートワーク・在宅勤務で自由度の高い働き方を実現したい場合にも不可欠なので、早めに使い方をマスターしておくことをおすすめします。
仲間と一緒にチーム開発に挑戦する
仲間と一緒にチーム開発に挑戦することも、就活を控えた大学生におすすめです。サークルや部活動を通じてチーム開発に取り組むことで、個人学習では得られないチームワークやマネジメントスキルを身につけるチャンスが得られるからです。実際の開発現場でも、エンジニア一人で開発業務が完結することはなく、複数のエンジニアが協力してシステムを構築するため、チーム開発の経験は就活で高く評価される経験の一つです。
チーム開発を通じて、役割分担やそれぞれの進捗管理、他人が書いたプログラムのコードレビューなどに取り組んでおくと、エンジニアの実務に近い実践的な経験を身につけることができます。プログラミング学習のアウトプットにもつながり、知識の定着にも貢献してくれます。
大学のサークルや部活動に参加するのが最もハードルが低いですが、SNSを通じてオンラインでエンジニア志望の仲間を見つけたりするのも効果的です。
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3.大学生でもフリーランスエンジニアとして活躍できる
ここまで将来の就活を見据えた対策や行動についてご紹介してきましたが、大学生として在学中であったとしても、フリーランスエンジニアのような形で実務を経験することも十分可能です。身につけたプログラミングスキルを活かし、個人でシステム開発やアプリ開発の依頼を受注する働き方です。厳密にはフリーランスエンジニアの働き方とは異なりますが、IT企業のインターンやアルバイトと同様に、就活でのアピールにも直結する貴重な経験を積むことができます。
IT業界では、年齢や学歴よりも実際のスキルと成果物が重視される傾向があることから、大学生であっても現役エンジニアと同じ舞台で勝負することが可能です。専門的なプログラミングスキルがあり、クライアントの要求に応えられる品質の成果物を提供できれば、大学生であっても十分な収入を得ることも不可能ではありません。また、リモートワークが普及した昨今では、場所や時間に縛られない柔軟な働き方が可能になっており、学業との両立もしやすい環境が整っています。
具体的には、企業のWebサイト制作やスマホアプリ開発などの分野で案件を請け負っている大学生エンジニアが存在します。インターンで働くベンチャー企業から業務委託される形で働くケースもあります。いずれの場合も、エンジニアとしてのキャリアを有利に進めることができるものの、学業が疎かになって大学卒業が危ぶまれてしまわないように注意が必要です。
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4.大学生がフリーランスエンジニアとして働くコツ
ここからは大学生がフリーランス活動を成功させる方法について、以下の5つのポイントごとに解説します。
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・クラウドソーシングを活用する
・フリーランス向けエージェントに登録する
・SNSで営業活動を行う
・インターンを通じて業務委託を受ける
・先輩・友人から紹介してもらう
それぞれ順番に解説しますので、在学中からエンジニアとしての経験を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングは、大学生がフリーランスエンジニアとして最初の案件を獲得するための最も手軽で効果的な方法です。クラウドソーシングとは、インターネット上で企業や個人が業務を発注し、フリーランスが応募して受注する仕組みのことです。
クラウドソーシングの魅力は、案件の種類が豊富で、初心者向けの小規模な案件から経験者向けの大型プロジェクトまで幅広く揃っていることです。プラットフォーム上で契約や支払いが管理されるため、個人間取引のトラブルリスクが軽減されるメリットもあります。実績を積むことでプロフィールの評価が集まり、より良い条件の案件を受注しやすくなるのも魅力です。
代表的なクラウドソーシングサイトとして、「ランサーズ」「クラウドワークス」「ココナラ」などがあります。最初は単価の低い案件から始めて実績を作り、徐々に高単価の案件にチャレンジしていくことが成功のコツです。プロフィールには学習経験や制作物を詳しく記載し、発注者であるクライアント企業に安心感を与えることも重要です。
フリーランス向けエージェントに登録する
フリーランス向けエージェントへの登録してみることも、より高単価で安定した案件を獲得するためには効果的です。エージェントとは、フリーランスエンジニアと企業の間に入って案件紹介や契約サポートを行う仲介サービスのことです。
エージェントを利用することで、一般には公開されない高単価な案件を紹介してもらえることや、営業活動をエージェントが代行してくれてエンジニアとしての開発業務に集中できることが挙げられます。契約条件の交渉や事務手続きのサポートも受けられるため、ビジネス経験の少ない大学生にとって心強い存在となります。エージェントを通じて企業との信頼関係を構築できれば、継続的な案件受注につながる可能性もあります。
ただし、エージェントの案件は一定レベル以上のスキルを持ったエンジニア向けとなっているため、まずはクラウドソーシングや個人開発で実績を積んでからチャレンジすることをおすすめします。
SNSで営業活動を行う
SNSを活用した営業活動に取り組むことも、大学生のフリーランスエンジニアにとってコストをかけずに効果的に案件を獲得できる方法です。Xやnote、YouTubeなどのプラットフォームを通じて、自分のスキルや実績を発信しつつ、クライアント企業から発見してもらうのを待つアプローチです。
SNS営業を活用することで、直接的な人とのつながりを通じて信頼関係を構築できること、そして自分の専門性や人柄をアピールできるメリットがあります。エンジニアコミュニティや業界関係者とSNS上で交流しながら、優良な案件情報を探したり、技術的なアドバイスを受けたりすることも可能です。継続的にSNSで情報発信することでエンジニアとしての個人ブランドを確立できれば、クライアント企業から声をかけてもらえる機会も増えます。
具体的には、プログラミング学習の過程や制作物を発信したり、技術的な記事を投稿したりするのも良いでしょう。ただし、過度に営業色の強い投稿は、SNSでは避けられる傾向にあることに注意しましょう。
インターンを通じて業務委託を受ける
インターンシップ先の企業から業務委託として案件を受注する方法も、大学生がフリーランスエンジニアとして案件を獲得する方法の一つです。インターンを通じて信頼関係を構築した企業からの安定的な収入源を確保できるので、非常にメリットの大きな方法です。
既に企業側が自分のスキルレベルや働きぶりを把握しているため、新たに営業活動を行うよりも、スムーズに案件を獲得できるのも魅力です。企業の業務内容や開発環境にも慣れているため、効率的に作業を進めることができる傾向にあります。業務委託で高い成果を上げることで、フリーランスエンジニアを探す別の企業を紹介してもらえることがあるかもしれません。もちろん卒業後の就職に直結する可能性も高いです。
そのためにもまず、IT企業のインターンに参加することが必須です。なるべく長期で参加できるプログラムを選び、十分な成果を出した後に、業務委託による働き方を打診してみるのが定石です。多くの企業は優秀な学生との関係を維持したいと考えているため、適切なタイミングで提案すれば、前向きに検討してもらえる可能性が高いです。
先輩・友人から紹介してもらう
先輩や友人から案件を紹介してもらうことも、フリーランスエンジニアにとっては貴重な案件獲得の手段です。自分の強みや人柄を理解した、マッチ度の高い案件を紹介してもらえる可能性が高いからです。また、紹介者の信頼を背景にクライアントとの関係をスタートできるため、初回から良好な関係を築きやすいメリットもあります。
また、先輩・友人が案件の詳細やクライアントの特徴を事前に教えてくれるため、ミスマッチのリスクを減らすこともできます。困った時には紹介者にアドバイスを求めることもできるので、安心して業務に取り組めるはずです。そのためにもエンジニアとして活動している先輩や友人との関係を大切にし、自分のスキルや活動状況を定期的に共有すると良いでしょう。
Win-Winの関係性を築くため、自分も他の人に案件を紹介できるように、前述した方法を使って別のルートからの案件獲得にも力を入れることを欠かさないようにしましょう。
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5.まとめ
大学生がエンジニアを目指すために今すぐ始められる行動として、以下の5つをご紹介してきました。
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・プログラミング学習に取り組む
・インターン・アルバイトで実務に触れる
・IT資格を取得する
・GitHubやコミュニケーションツールを使ってみる
・仲間と一緒にチーム開発に挑戦する
これらの活動を通じて、企業に入社後に活かせる実践的なスキルやIT知識を身につけることができるでしょう。
また、大学生でもフリーランスエンジニアとして活躍することは十分可能で、クラウドソーシングやエージェント、もしくはSNSを活用することで、個人事業主として案件を受注することができます。インターン先からの業務委託や、人脈を活用して案件を獲得する方法もあります。
ここでご紹介してきたエンジニアの就活対策や、フリーランスエンジニアの働き方を参考に、理想のキャリアプランを実現するためのアクションを起こしてみてください。
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