関連記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
- 1.SEとは
- 2.文系出身でもSEの仕事を楽しめる理由
- 3.文系学生のメリット・強み
- 4.文系理系問わずSEで活躍・楽しめる人の特徴
- 5.SEはきつい?SE業界がきついと言われる理由は
- 6.文系学生がSEになるためにやるべきこと3選
- 7.まとめ
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.SEとは
SEの仕事内容と年収について解説します。
SEの仕事内容
SE(システムエンジニア)は、システム開発の工程において「要件分析」「要件定義」「設計」「テスト」などを担当するエンジニアです。まず、システムの開発を希望しているクライアントと打ち合わせを行い、どのようなシステムを求めているかについて要望を整理します。その情報を元にプログラマーが実際にプログラミングを行うための設計書を作成し、最後に完成したものが正常に動作するかどうかの確認を行うという流れです。なお、これらの作業はシステム開発において「上流工程」と呼ばれ、全体の前半の工程を指します。
新卒・未経験でSEになった場合、原則すぐに仕事を任されることはあまりありません。多くの企業の場合、入社後の3ヶ月〜6ヶ月ほどは研修期間が設けられており、そこでまずビジネスルールやプログラミングなどのスキルを身に付けることになります。
SEの年収
レバテックキャリアに掲載されている募集情報によると、SE全体の平均年収は約400~500万円、新卒の場合は約300~400万円であることがわかります。比較的高い数字であると言えますが、スキルや経験値によって金額に大きな差があるという点には注意が必要です。
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2.文系出身でもSEの仕事を楽しめる理由
次に、文系出身でもSEの仕事を楽しむことができる理由について解説します。
結論、文系出身者には特有の活躍の場があるためです。一見文系出身者は理系出身者と比較すると技術的な観点から不利なのではないかと考えられがちです。しかしエンジニア職の中でも、SEは少し特殊な職種であるため、そんなことは決してありません。理系的な技術・知識と同等に、文系分野の知識・マインドも求められます。
具体的には、クライアントや他のエンジニアとスムーズにやりとりをするためのコミュニケーション能力や広い視野などが求められます。これらのスキルを伸ばしていくことで、将来的にはプロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを狙いやすくなります。
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3.文系学生のメリット・強み
次に、文系学生ならではのメリットと強みについて解説します。
全体を俯瞰する能力
文系出身者は、比較的広い視野を持っている場合が多いです。そしてその全体を俯瞰してみる能力は要件分析・定義、設計書の作成などの業務において、クライアントのニーズ、システムの全体像、チームメンバーの状況などを把握する上で活きてきます。プログラマーなどプログラミングを主に行うエンジニア職の場合は、地道に長時間一点に集中する職人のような適性が必要になりますが、SEは少し特殊です。
コミュニケーション能力
上述した通り、システムエンジニアはクライアントや他のエンジニアと頻繁にやり取りをする仕事であるため、コミュニケーション能力が必須です。このスキルは、文系学生は特に長けている場合が多いです。また、プログラミング言語は基本的に英語であるため、言語スキルもエンジニアとして働く上では役に立つでしょう。
フラットに一から勉強できる
文系でエンジニアに就職した方は、大学までの間でITに関する勉強を専門的にされていないケースが多いでしょう。そのため理系の方と比べて、就職後一からフラットに勉強できるというメリットがあります。ある程度ITに関する勉強を大学時代にしてきた方は、大学の勉強内容と仕事で求められるスキルが異なることが多く、勉強し直すために多くの時間が取られてしまうこともあります。
その点、文系の方は仕事で求められる知識やスキルを一から勉強するだけで済むため、より仕事で成果を出すための知識に絞って身につけていくことができます。
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4.文系理系問わずSEで活躍・楽しめる人の特徴
続いて、文系理系問わずSEで活躍できる人や仕事を楽しんでいる人の特徴を解説します。SEは文系だからきつい、理系だからきついといったことはあまりなく、仕事を楽しめる素養があるかどうかが大事になります。ここでは、SEという仕事を楽しんでいる人の特徴を紹介しますので、参考にしてみてください。
論理的思考力が高い
論理的思考力があるかどうかは、エンジニアとして仕事をしていく上で重要になります。
システムはあくまで機械なので、論理的に処理が実行されていきます。裏を返すと、システムを設計するためには論理的に一つずつ積み上げて開発を進めていく必要があります。
クライアントから求められた仕様を満たすために、どこでどのような処理が必要かを順序立てて考える能力が常に求められます。
柔軟性が高い
エンジニアはある程度柔軟性が求められる仕事です。計画を立てて順番に順序よく進めていきたい方はすこしきついと感じるシーンがあるかもしれません。
クライアントから納期直前に仕様変更を伝えられたり、指示通りに設計したのに原因不明なエラーやバグが起きたりなど、想定通りに進まないことばかり発生するのがエンジニアの仕事です。
そのため、想定通りに進まないことは念頭においた上で余裕を持って仕事をしつつ、想定外の事態が起きた際は計画の優先順位を組み替えて対処するという柔軟性が求められる仕事になります。ここが苦に感じない方はエンジニアという職種でもある程度楽しくやっていけるかもしれません。
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IT技術や最新のテクノロジーが好き
エンジニアは常に最新のテクノロジーに強くないと、置いていかれてしまいます。エンジニアのスキルや知識は日に日にアップデートされており、今使える最新のスキルが3年後には陳腐化しているなんてケースも少なくありません。
そのため、日々新しい知識をつけるために勉強し、自分のスキルをアップデートし続けることが求められます。
これからの社会人生、日々勉強し続けるためにはそもそも新しいIT知識やテクノロジーに関心があったりそもそもこういったテーマが好きでないと長続きしません。新しいテクノロジーが好きで、普段からITニュースに目を通すことが苦でないような方でないと、エンジニアという職種を楽しめない可能性があります。
コミュニケーションが苦手でない
エンジニアは黙々とコンピュータに向かって仕事をする職業かと思われがちですが、クライアントやチームメンバーなどと日々コミュニケーションをとりながら仕事を進めていくシーンも多くあります。そのため、周りとコミュニケーションをとりつつ仕事をするのが嫌という方は楽しく仕事ができない可能性があります。
要件や仕様を決めるためにクライアントと会話したり、チームメンバーと設計方法について議論したりなど、日々コミュニケーションをとりながらより良いサービス・システムを作っていくことになります。
あくまで仕事の場なので、過度にプライベートな話をすることはありませんが、黙々と作業をしたいという方は案外コミュニケーションを取るシーンが多いことにギャップを感じる可能性もあります。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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5.SEはきつい?SE業界がきついと言われる理由は
SEで働く人の中には、SEはきついからやめとけと言う方もいらっしゃり、楽しく働けるのかどうか不安に思われる方も多いのではないでしょうか。ここでは、SEがきついと言われる代表的な理由を紹介しますので参考にしてみてください。
納期に追われることが多い
SEはクライアントから要望を受けてシステムを納品するため、常に納期に追われて仕事をすることになります。納期から逆算して開発の仕様策定、コーディング、テストの計画を立てていきます。クライアントからお金をもらっている以上、必ず納期は死守しなければいけませんが、想定外のバグや仕様変更が起こることもしばしばあり、大抵納期ぎりぎりになると残業時間と増えて業務時間が増えていきます。常に納期を気にしつつ追われているように仕事をすることになるため、SEはしんどいと感じる方も多くいらっしゃいます。
予期せぬトラブルが発生することが多い
想定外のエラーや離職によるチーム編成の変更など、予期せぬトラブルに見舞われることが多いのもSEがしんどいと言われる理由の一つです。当初の計画通りに全てうまくいくことはほとんどなく、何かしらのエラーやバグが発生してやり直しが起き、スケジュールが遅延すると言うことは多々発生します。
トラブルがあることを前提として、柔軟に対応しながら仕事をしていける人はSEという職種を楽しむことができるでしょう。
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休日稼働や深夜稼働が求められることもある
休日や長時間労働になることも多いのがSEがきついと言われる理由の1つです。エラーやバグが起きてスケジュールが伸び、納期に間に合わせるために休日を返上して働かないといけなかったり、特に納期直前は大抵業務量が多くなり残業時間が増えることも多くあります。クライアントからの要求でしんどくなるだけでなく、業務時間が多くなり肉体的にもきついと感じる方が多いことも事実です。
高度な技術力、専門的な知識が求められる
SEはシステムやサービスを設計して納品する以上、ITに関する高度な専門性や技術力が求められます。クライアント側もITのことがわからないのでプロ集団に発注しており、SE側はその要求に常に対応し続ける必要があります。専門的な知識をつけておくためには、日々のインプットを欠かさず続け、自分の技術が劣化しないようにしておくことが大切です。
日々テクノロジーの進化は早く、自分が持っているスキルが陳腐化して時代遅れになるということはしばしば起こりえます。インプットを継続し続けて自分のスキルをアップデートしないといけない点で、SEは辛いと感じる方も多いのが現状です。
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6.文系学生がSEになるためにやるべきこと3選
最後に、文系学生がSEになるためにやっておくべきこと3選について解説します。
プログラミングの学習
SEは業務上直接プログラミングを行うことはあまり多くありませんが、プログラマーが理解できる設計書を作成するためには必須のスキルであると言えます。また上述した通り新卒・未経験の場合は最初の研修期間中にプログラミングを身に付けることは確かに可能ではありますが、就職活動を有利に進めるため、また実際に仕事が始まってからの準備のために学生のうちから少しでも学習を進めておきましょう。
文系学生の場合、汎用性が非常に高い上に、習得難易度が比較的低いRuby、Python、JavaScriptなどのプログラミング言語から勉強を始めることをおすすめします。習得難易度はやや上がりますが、Webサービスでの使用頻度の高いPHPもおすすめです。しかし、すでに働きたい企業や関わりたいプロジェクトが決まっている場合は、そこで使用されている言語を必ず勉強しましょう。
主な学習方法は、書籍・オンライン学習サイトを使用した独学、またはプログラミングスクールに通うことです。独学は低予算で時間や場所に関係なく学習できることがメリットです。しかし、エラーなどが発生し行き詰まった場合に質問・相談できる対象がいない場合があります。プログラミングスクールは、インストラクターにいつでも質問できる環境が整っており、一定期間内に実践的なスキルが必ず身に付くカリキュラムが準備されています。ただし、独学と比較すると平均で3ヶ月に30万円ほどの高い費用が発生することにはご注意ください。
レバテックでは、エンジニアを目指す大学生や大学院生向けに、月額29,800円でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3ヶ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身につけることが可能です。
また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、わからないことをいつでも気軽に相談できます。リーズナブルな価格で、就活に役立つスキルを身につけたい人におすすめのプログラミングスクールです。
プログラミングスクールについて詳しく見る
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長期インターンシップへの参加
インターンシップとは、学生が興味のある企業を訪問する、または一定期間実際に企業の業務を一部担当するという職場体験の制度です。インターンシップに参加することで、現場で実際に使用されている実践的なスキルを身に付けられることに限らず、自身の仕事への適性を確かめながら、人脈を広げることもできます。また、場合によってはインターンシップ終了後にそのまま正社員として働けるチャンスもあります。インターンシップの募集は、求人サイトや大学に設置されているキャリアセンターなどから見つけることができます。
ただし、インターンシップには1日から数日間の短期インターンシップと、数週間から数ヶ月の長期インターンシップが存在します。原則、実際に仕事を一部担当させてもらえるものは長期インターンシップに限られますので、ご注意ください。
ポートフォリオの作成
ポートフォリオとは、エンジニアやデザイナーが自身の制作物をまとめた作品集です。就職活動の際に、スキルや経験値の高さをアピールする上で役立ちます。プログラミング学習やインターンシップによって一定のスキルを身に付けた後は、実際に何か制作物を作成しましょう。自分が就職を希望している企業に関係のあるものや、将来的に携わりたいプロジェクトに関わりがあるものを制作することをおすすめします。作成した作品は、自身の夢などを添えてポートフォリオにまとめましょう。
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7.まとめ
この記事では、文系SEが楽しいと言われる理由、楽しく仕事している人の特徴や文系SEならではのメリットについて解説してきました。SEで活躍する人は文系理系問わず多くいらっしゃいますし、日々勉強を継続してスキルを高め続けられる方が活躍している傾向にあります。これからSE就職を検討している文系の方でも活躍できるチャンスは十分ありますので、少しずつIT技術の勉強を始めておくと良いでしょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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