
この記事では、文系出身者がシステムエンジニアになった場合の強みや弱みから、文系出身の方が後悔したり辛いと感じるポイントについて解説していきます。未経験で目指すにあたって身に着けておくべきスキル・知識などを解説します。文系出身でSEになりたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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1.文系出身でもシステムエンジニアになれる5つの理由
文系からシステムエンジニアを目指したいと思っても、情報系の知識がなかったり、プログラミングをしたことがないなどのさまざまな理由でハードルが高いと感じてしまう人は多いかもしれません。
ですが、実際にはシステムエンジニアになるのに文系・理系などは大して関係ありません。文系出身でもシステムエンジニアになれる理由を大きく5つご紹介します。
システムエンジニアの人材不足
システムエンジニアに限らず、IT人材のニーズは年々増加しているにも関わらず、業界では常に人材不足なのが実情です。2019年3月に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、2030年頃には79万人ものIT人材が不足すると予測されています。
そのため、必要なスキルと意欲がある人であれば、文系や未経験者であっても積極的に採用していくという企業が増えてきているのです。
文理系統よりも人柄や適性を見ているから
採用の際には、就職までに専攻していた分野よりも、「人格面でシステムエンジニアに向いているか」「勉強や努力を続けられる人物か」といった点が重視される傾向があります。就職前から知識がある人でも、入社後にエンジニアとして働くための勉強が続けられない場合、次第に活躍の道は閉ざされてしまいます。そのため、プログラミングに関する経験が乏しかったとしても、根気の良さや勤勉さをアピールできることがあれば強調すると良いでしょう。
また、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2020」によると、システムエンジニアなど先端IT従事者のうち、最終学歴での専攻分野は文系が30.2%、先端IT非従事者の最終学歴での専攻分野は文系が34.6%です。IT系以外の理系の割合と比べると先端IT従事者では26.4%、非先端IT従事者では18.8%なので、どちらも文系の採用者数が上回っています。そのため文系だからという理由で不利になったり、落とされることはないでしょう。
新卒は経験よりもポテンシャル重視の採用が多いから
新卒採用の場合はスキルがなくても、勤勉さや真面目さなど、システムエンジニアを続けられる適性やポテンシャルがあれば採用されるケースが多くあります。
ただし、自社サービス開発の企業など、一部の企業では、卒業前にプログラミング技術を身に付けていたり、プログラミングに関する資格を取得していたりする学生を優先して採用するケースもあります。余力のある人は関連する資格について調べ、取れるものがあれば勉強しておくと良いでしょう。
技術領域への対応について
設計やコーディングなどの技術領域は前提知識がなくても習得できるため、文系出身者もいずれ身につけることが可能です。
ただし、統計学や情報工学の知識が必要な組込開発やデータサイエンスなどの一部の領域は、この限りではありません。大学のカリキュラムで統計学や情報工学を学んできた理系出身の方が有利な場合があります。
コミュニケーション能力が評価されるから
システムエンジニアとして採用試験を受ける際に、プログラミングなどのITスキルがなくともコミュニケーション能力を評価されて採用となる場合も多くあります。
システムエンジニアとして働くうえで、チームメンバーとの意思疎通も重要な要素です。文系出身者はコミュニケーション能力が高い方も多いため、面接の場面でアピールできると採用される可能性が高まるでしょう。
新卒には研修が行われるから
先ほど述べた通り、新卒ではポテンシャルを考慮して採用する企業も多く、文系・理系ともにスタートラインがそこまで変わらないケースもあります。プログラミング未経験で入社する人も多く、そうした人材に向けてプログラミングなどに関する研修を実施している企業も多いです。
企業の多くは新卒採用時点でのプログラミング能力はそれほど重視していません。むしろエンジニアとしての伸びしろに着目しているため文系でプログラミング未経験の方であっても、研修期間で知識・スキルを身に着けられれば問題ないでしょう。
参考記事:文系出身でもエンジニアになれる5つの理由とは?向き不向きの特徴も解説
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2.文系からシステムエンジニアになるのはつらい?後悔すること5選
システムエンジニアは文系でも目指せますが、仕事が合わないと後悔することもあります。文系出身者が就職後に後悔しやすいことを紹介するので、SEを目指すか判断するヒントにしてください。
IT知識がなくて苦労する
文系出身者は理系と比べてIT知識が不足するため、仕事を覚えるのに苦労する場面が多いです。特に、今までプログラミングに全く触れたことがない人は、基礎的な知識から勉強するのが大変だと感じることも。OS、プロトコル、API、フレームワークといった単語が当然のように飛び交い、先輩や上司の説明も前提知識ありきで進むことが多いため、質問すらしづらくなるという声が多く聞かれます。理系出身の同期がスムーズに業務をこなしている姿を見て、自分だけ取り残されているような焦りや不安を感じる人も少なくありません。
IT業界には習得するべき専門用語や技術がたくさんあるため、仕事以外の時間に勉強するのが辛いと感じる人もいるようです。
キャリア初期に「自信が持てない」期間が長い
文系SEにとって特に辛いのは、「自分は技術職に向いていないのでは」と思ってしまうような自信のなさが長く続きやすい点です。理系出身の同期がスムーズにコードを書いたり、技術的な議論で活躍する姿を見て、自分とのギャップに劣等感を感じやすく、「こんなに勉強してもまだわからない…」という状態に陥ることもあります。
また、社内でも「文系だから仕方ない」と思われていそうな空気を敏感に感じ取り、孤立感を覚える人もいます。ただし、SEに必要なのは技術力だけでなく、ドキュメント作成力、説明力、調整力といったスキルも含まれるため、文系ならではの強みが評価される場面も必ずあります。少しずつ「自分なりの価値」に気づけるようになると、仕事の楽しさも見えてきます。
地道な作業が多い
システムエンジニアになっても、最初から重要なプログラミングを経験させてもらえるとは限りません。入社後しばらくは、資料作成やテスト作業など地味で簡単な作業を任される場合もあります。納期に間に合わせるために、似たような作業ばかりをずっと任せられることもあるでしょう。
延々と同じ作業を繰り返さなくてはいけない状況を辛いと感じる人もいます。他の仕事を任せてもらうために、自発的に資格を取得したり、知識を蓄積したりするのも手です。あまりにも先が見えない場合は、職場を変えることも考えましょう。
「エラー地獄」で自信を失いやすい
プログラミングを始めたばかりの頃に避けて通れないのが、「エラーが出まくって進まない」「エラー文の意味がわからない」というエラー地獄です。文系出身者は特にプログラムに不慣れなことが多く、少しの文法ミスや順序の誤りで思った通りに動かず、「自分には向いていないのでは」と落ち込むケースもあります。
また、エラーを自力で解決する力は一朝一夕には身につかないため、周囲と比較して劣等感を感じやすいのも特徴です。ただ、エラーは成長の証でもあり、経験を重ねるほどパターン認識と検索力が養われていきます。焦らず「わからないことを調べて乗り越える」体験を積み重ねることが、後々の大きな財産になります。
不規則な生活・残業が多い
システムエンジニアはシステムにトラブルが発生した際にすぐに対応を行う必要があり、緊急度によっては残業や休日出勤が発生することがあります。また、受託開発の企業では、請け負うプロジェクトごとに納期が決まっており、納期が短い場合には残業が増えたり、深夜勤務・休日出勤などが発生して、不規則な生活になることもあります。
受託開発の場合、クライアントからの問い合わせがあれば昼夜問わず対応が発生しないといけないといった場面も多いため、「プログラミングスキルを活かして場所や時間を問わず仕事ができる」といったイメージだけで就職すると、後悔してしまう人も多いようです。
関連記事:IT業界がブラックと言われる理由とホワイト企業の見つけ方
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3.文系出身システムエンジニアの強み
システムエンジニアになるには、理系を専攻していた人の方が向いているのではないかと思われがちです。しかし、文系出身だからこその強みもあります。上手く長所を発揮できれば、エンジニアとして大いに活躍できるでしょう。
文章力・読解力がある
システムエンジニアが従事するのは、プログラミングに関する業務だけではありません。企画書や設計資料の作成など、文章力が必要な場面が多くあります。また、顧客が求める要件を理解して設計書を作る技術も必要となるため、資料から物事の本質を読み取れる読解力も求められます。
文系出身だと長い文章を読み取る力や、用件を分かりやすく整理して文章化する能力に優れている人も多いでしょう。こうしたスキルがあれば、顧客から与えられた資料や要望を正しく理解し、スムーズに業務を進められるとして大きな強みになります。
コミュニケーション能力が高い
システムエンジニアはデスクワークだけでなく、顧客先へ訪問したりチームメンバーと進捗状況を共有したりと、人と接する機会も多いです。そのため、システムエンジニアとして長続きするためにはコミュニケーション能力が不可欠になります。
プログラムの知識が無かった人でもチームで1つのことを成し遂げた経験がある人は、チームメンバーとの会議やプログラマーへの指示などで高い能力を発揮できるでしょう。
語学力がある
文系出身者には、英語をはじめとした語学力に秀でている人が多くいます。システムエンジニアの働く現場では、顧客や外部から雇われた人など、外国の方と接する機会が少なくありません。そのため、プロジェクト内に言語力が高い人がいれば、海外出身の顧客やチームメンバーともスムーズにやり取りができます。
日本語以外の言語、特に英語を日常会話に必要な程度話せる人や文章の読解ができる人は、システムエンジニアを募集している現場で重宝されます。
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4.文系出身システムエンジニアの弱み
文系出身からシステムエンジニアを目指す場合、先に挙げた文系ならではの長所もありますが、専攻とは異なる分野に飛び込むことになるがゆえに情報系の人に及ばない所も多くあります。どのような部分が弱みになるのかを事前に考え、対策をしておくと良いでしょう。
IT知識が理系出身に比べて少ない
文系出身者は文章を読んだり書いたりする能力は高いものの、理系出身者に比べて統計や数字に弱い人が多いと考えられます。また、理系よりもIT関連の知識が入りにくい環境のため、予備知識が浅くなりがちです。
仕事が始まってみて初めて「思っていた仕事と違う」「自分には合わない」と感じる人が少なくありません。そのような事態を避けるためには、事前にIT関係の知識を独学やスクールで個人的に学習して身に着けておくとギャップを減らせます。
パソコンに向き合い続けることに慣れていない
システムエンジニアの仕事内容のうち、やはり多くを占めるのはプログラミングなどパソコンを使った作業です。もちろん人によって差はあると思いますが、情報系の学生などに比べて文系出身の場合はパソコンに向き合い続けることに慣れていない方も多いのではないでしょうか。
人と話すのが好きで、それが自分の強みだと考えている人にとって、一人で黙々とパソコンに向き合って作業をすることや、そこで必要となってくる集中力などは、もしかすると弱みになるかもしれません。
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5.文系でSEになる際に持っておきたい心構え
文系からシステムエンジニアになる際に持っておきたい心構えを紹介します。周りと比較して焦ることなく、着実に目の前の業務に向き合うことが大切です。
「わからないのが普通」と割り切り、粘り強く向き合う姿勢
文系出身でSEの世界に飛び込むと、最初は専門用語や技術に圧倒され、「自分には向いていないのでは」と感じることが多々あります。しかし、理系出身であっても現場で使われる技術は多くがわかっていないことが多く、誰もが最初は初心者です。
重要なのは「わからないことを前提に、少しずつ理解していこう」と腹をくくることです。調べながら手を動かし、失敗を恐れずトライする姿勢が大切です。エラーが出ても、それを解決する過程こそが最大の学びになります。
専門性よりも貢献意識を持つことが信頼に変わる
SEは専門職ですが、ただコードが書ければ良いわけではありません。チームで仕事を進め、顧客や他部署との調整を行い、相手に価値を届けることが求められます。文系出身者は、専門性に劣等感を抱きやすいですが、それ以上に大切なのが「どうすれば相手の困りごとを解決できるか」という貢献意識です。
ITリテラシーが高くなくても、「丁寧な説明ができる」「整理されたドキュメントを残せる」「相手の立場で考えられる」といった行動は、大きな信頼を生みます。自分の強みを活かしながら、技術を補っていくスタンスを持つことで、着実にチームの中で存在感を高められるようになります。
学び続けることを楽しむ
SEという職業は、技術やツールが常に進化する世界です。そのため、「就職したら学びは終わり」ではなく、「むしろスタートラインに立った」という意識が重要になります。文系出身者にとっては、初期の学習は特に大変かもしれませんが、一歩ずつ理解が深まっていく感覚を楽しめるようになると成長スピードが加速します
。たとえば業務で使っている技術について深掘りしたり、自動化できそうな作業を見つけて試してみると、自然と知識が身についていきます。「なぜこうなるんだろう?」「もっと効率よくできないか?」という探究心を持つことが、文系SEとしての自信と価値を育てていく鍵です。
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6.営業職や別の職種からシステムエンジニアになるルートも知っておこう
文系出身だからといって、新卒でSEにならなければもうIT業界に入れない…というわけではありません。営業職や事務職など、まったく別の職種からシステムエンジニアにキャリアチェンジする人は年々増えています。
特に近年は、未経験者を対象にしたITスクールや研修制度付きの企業も多く、異業種からの転身がしやすくなってきました。たとえば、営業職として働く中で「業務効率を改善したい」と思い、Excelマクロや簡単な自動化ツールを学ぶことからITに興味を持ち、やがて社内SEに転向した事例もあります。
つまり、最初の職種がITでなくても、後から必要なスキルを学んでいけば十分にSEとしての道は開けます。そのため、最初にシステムエンジニアにならずとも周辺業務や関連業務について少しずつ知識をつけていき、のちのち力をつけてからシステムエンジニアになるというルートもあることも念頭におきながら就職活動を進めると良いでしょう。
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7.文系からシステムエンジニアになるために必要なこと
システムエンジニアとして就職したあとに「自分には向いてなかった……」と後悔するのは避けたいですよね。文系出身の学生がシステムエンジニアになったあとに後悔しないための方法を紹介します。
システムエンジニアの仕事内容をリサーチしておく
就職後に「仕事内容がイメージと違った」と後悔しないために、システムエンジニアの仕事内容と役割を事前に把握しておきましょう。
システムエンジニアの主な仕事は、顧客がシステムに何を求めているのかを明確にし、どんなシステムをつくるかを決定することです。実際の開発はプログラマーに任せることが多く、システムエンジニアは開発が円滑に進むようにチームの管理を行います。
参考記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
IT系職種への適性を見極める
自分の性格や考え方がシステムエンジニアなどのIT系職種に向いているかどうかを見極めておくことで、就職後の後悔を減らすことができます。
下記では、システムに向いている人・向いていない人の特徴の例を挙げましたので、自分の性格を照らし合わせてみるとよいでしょう。
向いている人の特徴
論理的な思考ができる人
システムの設計を行うには、物事を順序立てて考える論理的な思考が不可欠です。また、トラブルが起こった際に原因を突き止めたり、顧客に対して説得力のある説明をしたりする際にも、論理的な思考が必要になります。
細かな修正が苦にならない人
テスト作業でバグが発生したとき、システムエンジニアはその都度原因を特定し修正を行います。テスト作業はバグが解消するまで繰り返し行うため、途中で投げ出すわけにはいきません。細かな修正作業が苦にならず、粘り強く取り組める人がSEに向いているでしょう。
向いていない人の特徴
体を動かす仕事がしたい人
受託開発の企業の場合、顧客との打ち合わせでシステムエンジニアが外出することもありますが、基本的には座って作業する時間が長い仕事です。そのため、常に体を動かしているのが好きな人や、じっとしているのが苦になる人は辛く感じる可能性が高いでしょう。
ほかの人と話しながら仕事をしたい人
システムエンジニアは、顧客と打ち合わせをしたり、チームのメンバーとコミュニケーションをとったりする場面はあるものの、一人でパソコンに向かって作業する時間も長い仕事です。接客業などの仕事と比べると人と話している時間は少ないので、賑やかな環境で常に人と話しながら働きたい人には不向きかもしれません。
自分でプログラミングを学び、何かをつくってみる
新卒の場合はプログラミング未経験でもシステムエンジニアとして就職できるとお伝えしましたが、就職後に後悔しないためには学生時代に自分でプログラミングを学び、実際に何かをつくってみることをおすすめします。
難しいものをつくる必要はありません。簡単なページやサービスであっても、自分で設計から開発まで手を動かしてつくってみることで、システムエンジニアとしての適性の判断がつきやすくなるでしょう。
今は無料でプログラミングを学べる教材もたくさんあるため、ぜひ活用してみてください。
会社説明会などで情報収集する
就職後の後悔を防ぐには、事前に会社説明会やOB訪問で応募する企業の情報を集めましょう。残業が多い働き方を避けたいなら、平均的な残業時間やノー残業デーなどの制度があるかをチェックします。また、IT知識が少なく不安な文系の学生は、研修制度が充実しているかどうかも確認するのがおすすめです。
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8.文系からシステムエンジニアになるための就活対策
文系からシステムエンジニアになる際の就活対策、準備しておくべきことについて解説していきます。
IT知識をつけておく
IT全般の知識として、サーバーやストレージなどのハードウェア、OS・ミドルウェアなどの基本ソフトウェア、セキュリティ、データベース、ネットワークなどの基礎知識があると良いでしょう。
未経験からITの基礎知識を身に着けるのであれば、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」などがおすすめ。「基本情報技術者試験」とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している試験であり、ITを活用したサービス、製品、システムおよびソフトウェアをつくる人材に必要な基本的知識・技能を一通り学ぶことができます。
ITパスポートの方が難易度が低く、合格しやすいとされているため、文系で未経験の方であればITパスポートから勉強してみるとよいでしょう。
関連記事:基本情報技術者試験は新卒の就職に有利?ITパスポートとの違いも解説
プログラミング言語の基礎的な知識
システムを構築するうえで重要なプログラミング言語の基本的な知識があると、就職後も役立ちます。独学でも良いので、できればプログラミングを体験しておきましょう。
プログラミング言語には多くの種類がある中で、プログラミング経験がない文系の学生におすすめなのは比較的習得が容易とされるRubyやPHPです。選考でアピールすることを考えると、多くの企業で採用されているJavaやC言語を学ぶのも良いでしょう。
関連記事:プログラミング言語の特徴とは?新卒向けにおすすめの言語を紹介
なぜSEになりたいのか、自分なりの志望動機を言語化する
文系出身者がSE職を目指す際、最も問われるのは「なぜあえてIT職を志すのか」という動機です。「安定しているから」「なんとなく将来性がありそう」という曖昧な理由では通用しにくく、企業側も途中で辞めるのではと不安になります。
そこで重要なのは、自分の経験と結びつけた納得感あるストーリーづくりです。たとえば、「大学時代にデータ分析を触って興味を持った」「アルバイトで業務の非効率に気づき、自動化に関心を持った」など、行動ベースで語ることが効果的です。明確な志望動機があることで、文系・未経験というハンデをむしろ意志の強さとして好印象に変えられます。
自己PRでは論理的に考えて動いた経験を強調する
SEの仕事では、技術力に加えて論理的思考力や問題解決力が重視されます。
そのため、自己PRでは「自分がどのように課題を整理し、どうやって行動したか」を構造的に伝えることが有効です。たとえば、部活動の運営で予算管理の非効率さに気づき、Excelで管理シートを作って改善した経験などでも十分です。
重要なのはやったことの大きさではなく、「問題→原因→解決策→結果」という過程で問題を解決したプロセスを順序立てて話すことです。ITスキルが浅くても、こうした思考プロセスが備わっていることを見せることで、SE職に必要な素養があると判断されます。
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まとめ
文系の学生もコミュニケーション能力を活かしてシステムエンジニアとして活躍できることが分かりました。SEの仕事に興味がある方は、SEに向いている人の特徴を把握したうえで就職を検討しましょう。
文系の学生はIT関連の知識不足に不安を感じがちですが、書籍やスクールを活用して勉強したり、インターンに参加したりすることで就職活動を有利に進められます。
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レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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