新卒採用者がアサインされやすいエンジニア5種類について徹底解説就活生向け|ITエンジニアとは?仕事内容やキャリアパスの詳細

最終更新日:2021年3月23日

就職先として人気の高いITエンジニアですが、ITエンジニアと一口に言っても業界・業種によって仕事内容はさまざまです。理想の就職先を見つけるためには、ITエンジニアについてより細かく理解する必要があります。本記事ではITエンジニアを目指す皆様に向け、ITエンジニアを5つに分類。それぞれの仕事内容やキャリアパスについて解説していきます。

1. ITエンジニアとは?

ITエンジニアという言葉は様々な仕事を含んでいます。例えばSNSなどのWEBサービスを開発する人もITエンジニアですし、巨大なサーバーを設計・設置する人もITエンジニアです。当然ですが、それぞれの仕事内容は大きく異なり、必要な知識も違います。

ITエンジニアと似た言葉としてシステムエンジニア(SE)があります。システムエンジニアはITエンジニアの中でも大多数を占める存在です。ITエンジニアについて理解するため、まずはシステムエンジニアの仕事についてざっくりと見ていきましょう。

システムエンジニア(SE)の仕事とは

システムエンジニア(SE)の仕事について、工程ごとに分けて紹介します。

要件定義

要件定義とは「何を作るか」を決めることです。顧客が抱える問題をヒアリングし解決案を提示します。

基本設計

基本設計はシステムの外枠を作るイメージです。例えばWEBブラウザを使ったシステムであれば、具体的な画面や表示する内容などが基本設計で決まります。

詳細設計

詳細設計とはプログラミングするための設計書作りです。例えばWEBブラウザを使ったシステムであれば、ユーザーがログインを行った際にどういった処理が行われるか?データベースとの連携はどのように行われるか?などを設計します。

開発

開発は詳細設計で作った設計図を基にプログラムを書く作業です。外注することも多くあります。システムエンジニアの仕事というとプログラミングをイメージされるかもしれませんが、プログラムを書くことは実はそれほど多くありません。

テスト

ある程度プログラムができると設計図通りの動きをするか入念にテストが行われます。

リリース

テストが終わるといよいよリリースです。リリース直後には思わぬ不具合が発生することもあるため、システムエンジニアにとっては緊張する瞬間の1つです。

運用・保守

システムはリリースすることがゴールではなく、システムを動かし続けるための運用・保守という作業が欠かせません。何か問題が発生した際には、エンジニアが早急に対応します。

このようにシステムエンジニアと一口に言っても様々な仕事があります。新卒採用後にどんなフェーズの仕事を担当するのかは、就職した会社次第です。

ITエンジニアに求められるスキル・考え方とは

次に、ITエンジニアに求められるスキル・考え方について説明します。

論理的思考力

ITエンジニアとして働くためには論理的思考力が欠かせません。システムは曖昧さを許容してくれないからです。「Aという場合にはBという結果を出す。そのためにはCにデータを格納して…」と理詰めで物事を考えられなくてはなりません。

コミュニケーション能力

エンジニアというとパソコンに向かって黙々と仕事を続けるというイメージもありますが、実際にはそうではありません。顧客やチームのメンバーとのやり取りも多く発生します。

ITに関する興味を持ち、勉強を続ける姿勢

IT業界では今日覚えたことが明日には古くなっていることも珍しくはありません。ITに関する興味を持ち続けることはもちろん、日々進歩する業界の中で、新しい技術にアンテナを張り、勉強を続けていく姿勢が求められます。

ITエンジニアの年収・キャリアパスは?

システムエンジニアの年収は400~800万円程度と言われています。新卒の場合は300~400万円ほどが平均でしょう。経験を積む中で、ネットワークやサーバーなど、特定の領域に強みを作ることで、インフラエンジニアやプロジェクトマネージャーなど、さまざまな職種へキャリアアップできます。

新卒採用者がアサインされやすい5種類のエンジニア

ITエンジニアやシステムエンジニアという言葉には様々な仕事が含まれることは説明してきた通りです。より細かく分類すると以下のようになります。いずれの職種も新卒採用が積極的に行われています。
 

  • ・フロントエンドエンジニア

    ・サーバーサイドエンジニア

    ・インフラエンジニア

    ・ネットワークエンジニア

    ・セールスエンジニア


次章以降、それぞれの仕事内容やキャリアパスについて解説していきます。

2. フロントエンドエンジニアの仕事内容・キャリアパス

まずはフロントエンドエンジニアの仕事内容やキャリアパスについて解説します。SNSなどで普段皆さんが目にしている画面はフロントエンドエンジニアが開発したものです。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

そもそも「フロントエンド」とはユーザーの目に触れる部分です。WEBブラウザ経由でのサービスであれば、画面上に表示されている部分のことを指します。そんなフロントエンドの設計・開発を担当するのがフロントエンドエンジニアです。開発では、主にHTML/CSSやJavaScriptといったプログラミング言語が用いられます。

フロントエンドはユーザーにとっての使いやすさに直結します。画面上に表示すべき項目、ボタンの配置などについて、ユーザーの視点に立って考えることが重要です。

またユーザーの目につく部分を設計・開発するということで、デザイン力があると有利です。もちろん本格的なデザインはデザイナーの仕事ですが、ちょっとしたデザインであればフロントエンドエンジニアが担当することもあります。ファッションやアートに興味がある方には、フロントエンドエンジニアが比較的向いているといえるでしょう。

フロントエンドエンジニアのキャリアパス

UI開発のスペシャリスト

フロントエンドエンジニアのキャリアパスとして最も多いのが、フロントエンドエンジニアとしての経験を活かしてUI開発のスペシャリストになることです。不特定多数の人向けのサービスの場合、「使いやすさ」は最重要項目の1つ。そして使いやすさにおいてUIは大きな役割を果たします。toB, toC問わず、ユーザーが直接触れるUIがないシステムは基本的に存在しないため、経験を積んだフロントエンドエンジニアが活躍できる職場は数多くあります。

WEB系デザイナー

フロントエンドエンジニアの中にはデザイン力を強化しWEB系デザイナーに転身する人もいます。最新の技術を活かしたデザインができることがエンジニア出身デザイナーならではの特徴です。

フロントエンドエンジニアの年収

レバテックキャリアの求人情報によるとフロントエンドエンジニアの年収は350~700万円程度です。

3. サーバーサイドエンジニアの仕事内容・キャリアパス

続いてはサーバーサイドエンジニアの仕事内容やキャリアパスをチェックしていきましょう。普段は人の目につかない部分を担当するエンジニアですが、その役割は非常に重要です。

サーバーサイドエンジニアの仕事内容

情報系以外の学生の皆さんはサーバーにそれほど馴染みが無いかもしれません。けれどIT技術においてサーバーはなくてはならない存在です。例えばこのHPが閲覧出来るのはWEBサーバーが働いているからであり、インターネットで情報を検索出来るのはデータベースサーバーのおかげです。システムの裏側の目に見えない部分では、常にサーバーが働いているといって過言ではありません。

そんなサーバー側の処理全般を担当するのがサーバーサイドエンジニアの役割です。バックエンドエンジニアと呼ばれることもあります。サーバーサイドエンジニアの仕事は幅広く、使われるプログラミング言語も様々です。データベースを使うことも多いため、データベースに関する知識が求められることもあります。

サーバーサイドエンジニアとして活躍するためには、PHPやRubyなどのサーバーサイドの言語から、データベースを扱うためのSQL言語まで、幅広い知識が必要です。そのためIT技術に対する興味が強く、新しいことを覚えるのが好きというタイプが向いています。

サーバーサイドエンジニアのキャリアパス

プロジェクトマネージャー

サーバーサイドエンジニアはシステム全体に関わることができます。そのため、プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャー職につく人も少なくありません。

スペシャリスト

サーバーサイドエンジニアの中には現場や技術にこだわり、それを突き詰める人もいます。C++のスペシャリスト、データベースのスペシャリスト、クラウドサービスのスペシャリストなど、自分の専門領域を築き、その分野で活躍します。

サーバーサイドエンジニアの年収

レバテックキャリアの求人情報によるとサーバーサイドエンジニアの年収は400〜1000万円程度です。サーバーサイドエンジニアはスキルや経験によって市場価値が大きく変化します。そのため年収の幅が広いのが特徴です。新卒の場合は300〜400万円程度が平均です。

4. インフラエンジニアの仕事内容・キャリアパス

続いては縁の下の力持ち的に活躍するインフラエンジニアの仕事やキャリアパスについてチェックしていきましょう。

インフラエンジニアの仕事内容

各種HPが閲覧できるのも、SNSに投稿できるのも、全ては見えない部分で働いている各種サーバーのおかげです。各種サーバーやそれを繋ぐネットワークを総称してITインフラと呼びます。そんなITインフラの設計・構築・運用に関わるのがインフラエンジニアの仕事です。

サーバーやそれを繋ぐネットワークがダウンするとシステムの運用やサービスの提供ができなくなり、場合によっては莫大な経済的損失や人命に関わることもあります。そのため、インフラエンジニアの仕事は非常に重要。サーバーに何かしらの異常が見られた場合にはすぐに現場に駆けつけて復旧作業にあたります。大変なことも多い仕事ですが、それだけに年収は比較的高めです。

インフラエンジニアとして活躍するためにはITの基礎知識に加え、ハードウェアに関する興味・知識も求められます。また最近ではクラウド上のサーバーを利用してシステムを運用することも多く、クラウドに関する知識も求められるようになってきました。

インフラエンジニアのキャリアパス

マネージャー

ITインフラの設計・構築・運用はチームで行われることが一般的です。マネージャーはチームをまとめ、進捗状況や予算などを管理します。またクライアントとのやり取りもマネージャーの仕事です。

インフラのスペシャリスト

ITインフラという専門分野で活躍するインフラエンジニアの中には、技術を極め、インフラのスペシャリストとなる方も多くいます。インフラはITにとってなくてはならないモノの1つです。インフラに関する深い知識と経験があれば、幅広い分野で活躍できるでしょう。

インフラエンジニアの年収

レバテックキャリアの求人情報によるとインフラエンジニアの年収は700~1500万円ほどです。専門性の高い分野だけにIT系エンジニアの中でもかなり年収が高めです。新卒の場合は300〜400万円程度が平均です。

5. ネットワークエンジニアの仕事内容・キャリアパス


続いてはネットワークエンジニアの仕事やキャリアパスをご紹介します。

ネットワークエンジニアの仕事内容

現代社会において、スマートフォンなど無線で使える機器が増え、Wi-fiもさまざまな場所で利用可能になりました。無線の先には必ず有線のネットワークがあります。また、会社や工場など、ネットワークに速度と信頼性を求める場合には有線のネットワークが欠かせません。そんなネットワークの設計・構築・運用をするのがネットワークエンジニアの仕事です。

ネットワークエンジニアとして活躍するためにはプロトコルといった深い部分でITを理解することが求められます。また各種通信機器についての製品情報や知識も必要です。
また、ネットワークエンジニアは現場で配線作業などに関わることもあります。企業によってはその際に作業着姿で腰にドライバーやペンチをぶら下げて仕事をすることもあるでしょう。

このように、ネットワークエンジニアが携わるのはITエンジニアの中でもかなり特殊な分野です。それだけにネットワークエンジニア人口は少なめ。キャリアを積んだネットワークエンジニアは常にどこかのプロジェクトで必要とされるほど需要が高いです。

ネットワークエンジニアのキャリアパス

ネットワークのスペシャリスト

ネットワークエンジニアの中でも特に技術寄りの人は、ネットワークのスペシャリストとして活躍できます。大規模なデータセンターなどを運営していくためにはネットワークのスペシャリストが欠かせません。あるいは企業のネットワーク管理者として活躍する人もいます。

ネットワークのコンサルタント

現代社会ではほぼすべての業種でネットワークへの安定した接続が求められます。そこで起こるさまざまな問題を解決するのがネットワークのコンサルタントです。

ネットワークエンジニアの年収

レバテックキャリアの求人情報によるとネットワークエンジニアの年収は450~650万円程度です。新卒の場合は300〜400万円程度が平均です。

6. セールスエンジニアの仕事内容・キャリアパス


最後にセールスエンジニアの仕事やキャリアパスについて解説していきます。

セールスエンジニアの仕事内容

IT業界における営業職がセールスエンジニアです。営業職というとクライアントに製品を売り込むイメージがあるかもしれませんが、セールスエンジニアの仕事は少し違います。セールスエンジニアが売り込む製品は顧客専用にカスタマイズされることも多いもの。そのため、顧客が抱える問題や希望をしっかりとヒアリングして、それに対するソリューションとしての製品・サービスを提案しなくてはなりません。

そのためセールスエンジニアとして活躍するためにはITに関する全般的な知識が求められます。またクライアントとのやり取りが多い仕事なので、高いコミュニケーション能力が必要です。コミュニケーション能力の中でもクライアントの話をしっかりと聞けるヒアリング力が重要とされます。

セールスエンジニアのキャリアパス

ITコンサルタント

セールスエンジニアとしてキャリアを積むと「物流に特化したセールスエンジニア」、「生産管理に特化したセールスエンジニア」など得意分野が生まれてくるものです。その専門性を活かしITコンサルタントとして活躍する人も少なくありません。

クライアント企業への転職

セールスエンジニアとして特定の企業にコミットすると、その企業からヘッドハンティングされることもあります。企業の抱えている問題などについて深い理解があるので、即戦力として活躍可能です。

マネージャー

セールスエンジニアとしてしっかりとした経験を積めば、セールス部門のマネージャーに昇格する可能性も。セールスの専門家として後輩を指導する役割を担います。

セールスエンジニアの年収

レバテックキャリアの求人情報によるとセールスエンジニアの年収は300~700万円程度です。新卒の場合は300〜400万円程度が平均です。

7. まとめ

ITエンジニアと一口に言っても、そこには様々な種類があり、仕事内容も大きく異なります。就職活動を始めるにあたって、それぞれの違いを理解して、自分が目指す方向を決めることが重要です。一定のプログラミングスキルや自分でアプリを開発した経験を求められるケースもあれば、入社時点ではプログラミング能力は求められないケースもあります。ITエンジニアは文系・理系関係なくチャレンジできる職業なので、ぜひ就活の選択肢に入れてみてください。

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