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- 1.ITエンジニアの雇用形態ごとの働き方
- 2.ITエンジニアの勤務形態ごとの働き方
- 3.ITエンジニアの働き方の特徴・魅力
- 4.ITエンジニアの働き方を選ぶ時の注意点
- 5.ITエンジニアとして理想の働き方を実現するコツ
- 6.まとめ
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1.ITエンジニアの雇用形態ごとの働き方
ITエンジニアの雇用形態ごとの働き方には、大きく分けて下記の4つが存在します。
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・正社員
・派遣社員・契約社員
・アルバイト・パート
・フリーランス
特に「フリーランス」の働き方は、ほかの職種と比べると珍しい勤務スタイルと言えます。フリーランスを含め、それぞれの雇用形態の働き方を詳しくご紹介しましょう。
正社員
正社員で働くITエンジニアは、一つの企業に属して自社開発・受託開発などの業務に取り組む働き方です。ITエンジニアの働き方として最も一般的な雇用形態ですが、正社員だからといって一つの職場で働き続けるとは限らないことに注意が必要です。SES企業と呼ばれる客先常駐が中心の就職先では、SES企業に正社員として雇用されながらも、実際に働くのは派遣先の別企業となるケースが多いからです。
下記で紹介するほかの働き方と比べると安定した働き方が手に入るのが特徴で、高収入・好待遇が見込める雇用形態でもあります。フルタイムの長期雇用が前提となっているため、長期にわたり開発に携わる大型プロジェクトを担当するケースも多くなり、ITエンジニアとして豊富な経験を積めるメリットもあります。
派遣社員・契約社員
派遣社員・契約社員のITエンジニアは、決まった期間ごとにIT企業に勤務する働き方です。IT業界にははっきりとした繁忙期・閑散期が存在しており、システム開発を受注して納品が完了するまでは非常に忙しい反面、納品が完了して保守・運用のフェーズに入ると少ない人手で回せるという特徴があります。
そのためシステムの受託開発を手掛けるSIerでは、繁忙期にのみプロジェクトの応援要員として参加し、納品が完了したら自社の社員だけで作業する雇用形態が好まれやすく、派遣社員・契約社員のニーズが高いのです。専門的なスキル・経験が問われることは少ないので未経験から就職しやすく、さまざまな職場を見て回れるメリットがある一方で、雇用が不安定で長期的なキャリアを築きにくいデメリットがあります。
アルバイト・パート
アルバイト・パートで働くITエンジニアは、主に学生や主婦の方を対象とした雇用形態であり、正社員のITエンジニアの補助的な業務を担当することが多いです。時給が発生する長期インターンに参加する学生も、アルバイト・パートの働き方の一種と言えるでしょう。報酬は時給で計算され、働く時間に応じて給料が支払われます。
アルバイト・パートの働き方は、正社員などと比べると重い役割・責任を求められることがないので、未経験からであっても気軽に応募しやすいメリットがあります。プログラミング未経験の方でも採用されるチャンスがあり、将来は正社員のITエンジニアに就職したいと考えている方の下積みにもおすすめの働き方です。
フリーランス
フリーランスのITエンジニアは、一つの企業と雇用契約を交わすのではなく、開発プロジェクトごとに業務委託契約を結んで働くのが特徴です。フリーランス向けの案件を紹介しているサイトやエージェント、以前まで勤めていたIT企業からの紹介でプロジェクトに携わり、報酬は月単価で計算されることが多いです。受注する案件に応じて月100万円以上の収入を目指すことも可能ですが、企業による福利厚生や社会保険が利用できない点に注意が必要です。
パソコンが一台あれば働けるというITエンジニアの強みを活かした自由度の高い働き方であり、将来はフリーランスエンジニアを目指したいと考える方も多いですが、会社の看板がなくとも自分のスキル・実績だけで案件を取る営業力が求められる働き方でもあります。なお、いきなり会社を辞めて起業・独立するのではなく、まずは副業でフリーランス向けの案件を手掛けることも可能です。
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2.ITエンジニアの勤務形態ごとの働き方
続いて、ITエンジニアの勤務形態ごとの働き方についてもご紹介しましょう。ITエンジニアの勤務形態には、主に下記3つが挙げられます。
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・出社勤務
・客先常駐
・リモートワーク
ITエンジニアに特徴的なのは「客先常駐」という働き方です。リモートワークや出社勤務との違いも含めて、一つひとつ解説します。
出社勤務
出社勤務で働くITエンジニアは、一つの決まったオフィスに出社して業務に取り組む働き方であり、担当するプロジェクトによって職場が変わったり、異なる企業に派遣されたりすることはありません。自社開発企業やSIerに多く、職場環境や人間関係が大きく変化することがないので、安定した働き方を実現したい方に向いています。
企業によっては在宅勤務を認めているケースも多く、出社勤務と在宅勤務を組み合わせて働くITエンジニアも少なくありません。クライアント企業との打ち合わせが必要な場合や、ハードウェアを扱う場合などは原則として出社勤務となるほか、ITエンジニアとして働き始めた直後も研修・教育のために出社勤務を求められるのが一般的です。
客先常駐
客先常駐とは、ITエンジニアとして雇用されている企業とは別の企業に派遣され、SIerなどのITエンジニアの人手を必要としている職場で働くことを言います。客先常駐エンジニアはSESエンジニアとも呼ばれ、SES企業に就職した場合に多い働き方です。担当するプロジェクトごとに派遣先が切り替わり、さまざまな開発現場を渡り歩きながらITエンジニアとしての経験を積めるのが特徴です。
一つの職場で何年も働き続けることは少ないため、職場の変化や人間関係の変化にストレスを感じる方が多く、向き不向きが激しい働き方でもあります。しかし正社員としての入社が難しい大手IT企業に派遣されるチャンスも豊富で、大規模なプロジェクトの経験を積む機会も得られるので、将来のキャリア形成を考えるならおすすめの働き方の一種です。
リモートワーク
リモートワークは、企業のオフィスに出社することなく、自宅やコワーキングスペースで働くことを言います。パソコンとインターネット環境があればどこでも働けるITエンジニアの強みを活かした働き方であり、通勤時間や突発的な電話対応などの業務を減らせるため、ITエンジニアからは高い人気があります。
ただし自宅では仕事に集中できないタイプの方にとっては、リモートワークに切り替えると仕事の効率が下がり、社内での評価を落としてしまうこともあります。自分がリモートワークに向いている性格なのかどうか、じっくりと分析した上で働き方を決める必要があります。出社勤務とリモートワークの併用が可能な企業も多いので、自分のペースでリモートワークを試してみると良いでしょう。
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3.ITエンジニアの働き方の特徴・魅力
ここからはITエンジニアの働き方について、ほかの職種と比べた時の特徴や魅力・メリットについてご紹介します。
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・フルリモートで働くことも可能
・服装・髪型の自由度が高い
・副業・独立のハードルが低い
これら3つの特徴・魅力を解説しますので、ITエンジニアの職種研究の参考にしてみてください。
フルリモートで働くことも可能
ITエンジニアの働き方の特徴として、フルリモートで働くことも可能なことが挙げられます。入社手続きや研修などを除いて、ほとんど企業のオフィスに出社することなく働けるのは、ITエンジニアならではの魅力です。上司や先輩がいなかったとしても高い成果を残せることが前提なので、豊富な経験と実績が必要となりますが、将来はフルリモートで自由度の高い働き方を実現できることにメリットを感じる方は多いです。
フルリモートで働くことにより、時間・場所に囚われることなく仕事ができるほか、通勤時間を作業時間やスキルアップのための時間に使い、ITエンジニアとしてのキャリアアップを叶えられるチャンスもあります。副業で複数のプロジェクトを掛け持ちして収入アップを達成することもできる点は、ITエンジニアの大きな魅力です。
服装・髪型の自由度が高い
ITエンジニアは、服装・髪型の自由度が高めなことも特徴の一つです。特に自社開発企業の場合、クライアント企業と接する機会がなく、自社の職場で働くのが基本なので、私服勤務OKで明るい色の髪型も指摘されないことが多いです。一方でクライアント企業と接する場面が多いSIerやSES企業の場合、ビジネスパーソンとしてのフォーマルな服装が求められる傾向にあります。
そのため服装・髪型の自由度に関しては就職先企業によって差はあるものの、在宅勤務やリモートワークであれば厳しく指摘されることはないため、自由度の高さを求める方にとっては最適な職種となるでしょう。
副業・独立のハードルが低い
ITエンジニアはほかの職種と比べて、副業・独立のハードルが低いのも魅力です。ITエンジニアとして身につけたスキルを活かして、週末などを利用して副業に取り組み、収入アップを目指しやすい職種となっています。副業収入が安定し、自分一人の力で案件を獲得し、プロジェクトを進める経験が身についたら、独立してフリーランスエンジニアになることも可能です。
ほかの職種の場合、フリーランスエンジニア向けの案件のように副業で取り組める仕事が少なく、起業・独立も難しい傾向にあります。しかしITエンジニアなら自由度の高い働き方を実現しやすいため、将来は独立してフリーランスとして活躍したい方におすすめです。
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4.ITエンジニアの働き方を選ぶ時の注意点
ITエンジニアは自由度の高い働き方が可能で、将来はフリーランスとして独立しやすい魅力があります。一方でITエンジニアの働き方には、次のようなデメリットも存在することに注意しましょう。
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・残業・休日出勤が多くなることも
・職種によって働き方・必要スキルは大きく異なる
・下請け企業ではブラック体質な職場も多い
それぞれ詳しく解説しますので、ITエンジニアとして入社後にミスマッチを起こさないよう、十分に理解しておきましょう。
残業・休日出勤が多くなることも
ITエンジニアは長時間労働に陥りやすい職種であり、日々の残業や休日出勤に追われやすいことに注意が必要です。特に受託開発に取り組んでいる場合、スケジュールが押して納期までの余裕がない場合、残業・休日出勤が連続して大きなストレスを抱えてしまうことがあります。また、納品後のシステムでトラブルが発生した際に、休日や早朝・深夜に呼び出しを受け、緊急対応を求められることもある仕事です。
ITエンジニアの人手不足が続いている現場や、下請けの案件が多い職場では、こうした長時間労働が発生しやすくなる傾向にあります。
職種によって働き方・必要スキルは大きく異なる
ITエンジニアにもさまざまな種類が存在し、職種や就職先によって働き方や必要なスキルが大きく異なることにも注意しなければなりません。たとえばWeb開発で用いられる言語と、スマホアプリ開発で用いられる言語は大きく異なり、それぞれ別のプログラミング学習に取り組まなければなりません。ITエンジニアの中でも、サーバーやネットワークを手掛けるインフラエンジニアの場合、プログラミング言語は必須ではなくインフラ知識が求められます。
Web開発企業では自由度の高い働き方が可能だが業績が不安定になりやすく、インフラエンジニアとして働くならリモートワークや在宅勤務は難しくなるなど、職種によって大きな違いがあることを理解した上で、希望職種を決めることが大切です。
下請け企業ではブラック体質な職場も多い
ITエンジニアが働くIT業界では、今でも多重下請け構造が残っており、孫請け・ひ孫請けで開発に取り組む企業も少なくありません。こうした下請け企業の場合、少ない給料で膨大な仕事を任され、ブラック体質な職場になっていることもあります。ブラック体質な企業を選んでしまうと、将来のキャリア形成で不利になるばかりか、心身の調子を崩してしまう可能性もあります。
そのためITエンジニアとしての労働環境を重視するなら、クライアント企業から直接案件を受注している元請け企業や一次請け企業、もしくは受託開発ではなく自社開発に取り組むWeb系企業などを選ぶのがおすすめです。
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5.ITエンジニアとして理想の働き方を実現するコツ
最後に、ITエンジニアとして理想の働き方を実現するために、実践したい3つのコツについてもご紹介します。
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・SIer・SESなど業種ごとの働き方も理解しておく
・入社後に必要なスキルを習得する
・アルバイト・インターンを活用して職場を探す
上から順番に解説しますので、ITエンジニアの就活を考えている方はぜひ参考にしてください。
SIer・SESなど業種ごとの働き方も理解しておく
ITエンジニアとしての就職を目指すなら、SIerやSESなど、ITエンジニアが働く企業の違いについて理解を深めておくと良いでしょう。SIerは自動車業界や金融業界など、非IT業界の企業からのシステム開発を受注して受託開発に取り組む、もしくは大手SIerの下請けとして受託開発を行う企業です。SES企業は客先常駐エンジニアを派遣することで利益を得るビジネスモデルで、正社員として採用されつつも、SIerの開発現場に派遣されて働くケースが多くなります。
Web系の自社開発企業で働くITエンジニアも存在し、クライアント企業が存在しないビジネスモデルなので長時間労働は発生しにくいものの、自社の業績がそのままITエンジニアとしての待遇につながるという特徴があります。こうした業種ごとの違いを押さえておくと、ITエンジニアとして入社後にミスマッチを起こすことも少なくなるでしょう。
入社後に必要なスキルを習得する
理想の働き方を実現できるITエンジニアとして就職するために、入社後に必要とされるスキルを習得しておくのも重要です。あらかじめ志望業界を定めておき、志望度の高い企業に入社するためにはどのようなスキルが求められるのかを把握した上で、プログラミングスクールなどを活用するのがおすすめです。
たとえばWeb業界を目指す場合には、HTML/CSSやJavaScript、Ruby・PHPなどが必要な言語に挙げられます。こうした言語に絞って学習することで効率的に就活対策に取り組めるほか、選考でのアピールポイントも明確になります。人気の大手IT企業の内定も獲得しやすくなるので、ぜひ実践してみてください。
アルバイト・インターンを活用して職場を探す
ITエンジニアとして理想の働き方を実現するために、アルバイト・インターンで実務経験を積みながら、自分に合った職場を探すのもおすすめです。アルバイト・インターンで働いた経験は、将来の就活に役立つアピールポイントとなるほか、実際の業務を体験することで企業研究・自己分析にも役立つメリットがあります。
特にITエンジニア向けのインターンは、就活解禁よりも前のタイミングで早期内定を獲得できるチャンスもあるので、積極的にイベント情報を確認しておくと良いでしょう。
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6.まとめ
ITエンジニアの働き方には、正社員や派遣社員・契約社員のほか、アルバイト・パート、そしてフリーランスという雇用形態が存在します。企業のオフィスに出社して勤務するスタイル以外にも、客先常駐やリモートワークでも働けるのはITエンジニアならではの特徴です。スキル・実績次第ではフルリモートで働くこともできる一方で、残業・休日出勤が多くなりがちなことに注意が必要です。
本記事で解説してきたITエンジニアの働き方の種類と魅力・注意点を踏まえて、理想のキャリアを選択しましょう。
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