
そこで本記事では、ゲーム会社のおすすめ就職ランキングTOP10をご紹介します。新卒で入社したいおすすめ企業の特徴や、ランキング上位の人気企業の内定を取るコツについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
おすすめ記事:新卒でゲーム会社に就職する方法は?選考に受かるコツも紹介
1.ゲーム会社のおすすめ就職先の3つの条件
まずは新卒の就職先としておすすめなゲーム会社の条件について、下記の3つの観点からご紹介します。
-
・高年収・好待遇が用意されている
・残業時間・離職率が低い
・ゲーム部門の売上・業績が好調
これらの企業選びのポイントを順番に解説しますので、企業研究・業界研究の参考にしてみてください。
高年収・好待遇が用意されている
就職先としておすすめなゲーム会社の特徴として、高年収・好待遇を得ている社員が活躍していることが挙げられます。すでに好条件で働いている先輩プログラマーやデザイナーが在籍している企業なら、自分が入社した際にも同様の待遇が得られる可能性が高くなるので、条件面を重視する方にもおすすめです。
社員の平均年収が高く、働きやすい環境づくりに力を入れている企業は、安定した売上・利益があるホワイト企業である可能性も高くなります。研修・教育制度が充実しているゲーム会社なら、新卒で入社して着実にキャリアアップできる環境なので、積極的に応募すると良いでしょう。
残業時間・離職率が低い
ホワイトなゲーム会社を選ぶためには、残業時間や有給の取得率など、データをもとに働きやすさを調べるのがコツです。月平均残業時間や有給取得率、新卒の離職率などは、就活サイトや採用ホームページで具体的な数字が公開されていることも多いので、詳しくリサーチしてみると良いでしょう。
ただし、残業時間や有給取得率は企業全体の平均であり、ゲーム開発部門では長時間労働が常態化してしまっているケースも考えられます。そうしたブラック体質な職場を避けるためには、社員による口コミサイトやSNSの評判も参考にしてみると良いでしょう。
ゲーム部門の売上・業績が好調
ゲーム業界で活躍する企業の中には、エンタメ事業やIT事業とともにゲーム開発事業を手掛けているところも少なくありません。企業全体の売上・業績が良い企業を選ぶのはもちろんですが、ゲーム部門も好調な企業を選ぶのが大切です。ゲーム部門の採算が悪い職場の場合、企業全体の売上・業績が落ち込んだ時に、最初にゲーム部門が畳まれてしまう可能性も高いからです。
上場企業であれば売上高や営業利益はWeb上で公開されていますので、こうした数字も参考にしながら安定して働ける職場を選んでみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.ゲーム会社のおすすめ就職先ランキングTOP10
上記の3つの条件をもとに、ここからは就職先としておすすめなゲーム会社ランキングをご紹介します。本記事で取り上げるのは、下記の10社です。
-
・ソニーグループ株式会社
・任天堂株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・セガサミーホールディングス株式会社
・LINEヤフー株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社KADOKAWA
・株式会社トーセ
・株式会社ゲームフリーク
それぞれの事業内容や強み、新卒の採用情報などをご紹介していますので、企業選びの参考にしてみてください。
ソニーグループ株式会社
ソニーグループ株式会社は、2023年度の連結売上高で13兆208億円を記録する、国内を代表する大手企業です。音楽・映画・金融などさまざまな事業を展開するグループですが、中でも「ゲーム&ネットワークサービス」セグメントの売上高がトップを占めています。「PlayStation 5」をはじめとするゲームハードを開発する世界でも有数の企業であり、代表的なゲームタイトルには、『ぼくのなつやすみ』『Ghost of Tsushima』『SIREN サイレン』などが挙げられます。
参考:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/pdf/23q4_sonyspeech.pdf
ソニーグループは、役割に応じて等級が決まる「ジョブグレード制度」を導入しており、社歴や年齢に関わらず重要な役割を任されるチャンスがある風土です。「社内募集制度」「フリーエージェント(FA)制度」などの取り組みにより、異なる部署や職種に移ることも容易で、理想のキャリアを形成しやすい土壌が整っているおすすめ企業です。
任天堂株式会社
任天堂株式会社は、2023年度の連結売上高で1兆6718億円を誇る業界大手のゲーム会社であり、ハード・ソフト両面の開発で豊富な実績を残しています。昔ながらの遊びである「花札」の製造にルーツを持つ同社ですが、現在では『スーパーマリオ』シリーズ
や『ゼルダの伝説』シリーズなど、幅広い年代のファンに愛されるゲーム作品を次々と生み出しています。
参考:https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2024/240507.pdf
新卒採用では、ゲーム開発に携わる理工系・デザイン系・サウンド系のほか、制作企画系や管理・営業系などの職種を募集しています。国内外で高い知名度を誇る就職先ではありますが、毎年の採用枠は100人前後と少なめで、競争率が高まることが予想されます。オンラインセミナーやワークショップなどの就活イベントは随時行われているので、積極的に参加しておくと良いでしょう。
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社ディー・エヌ・エーは、スマホ向けのゲーム開発に力を入れているIT企業で、医療・介護、スポーツなどさまざまな領域で事業展開しているのが特徴です。2023年度の売上高は1367億円を記録しており、社員の平均年収は854万円と高水準です。主なゲーム作品には、ポケポケの愛称で親しまれる『Pokémon Trading Card Game Pocket』、2009年から続く『怪盗ロワイヤル』などのタイトルがあります。
参考:https://dena.com/jp/ir/finance/highlight.html
ゲーム事業を軸としてIT業界で活躍するメガベンチャーなので就職先としての人気も高い企業であり、本選考よりも前のタイミングで選考を受けられる早期選考を実施しているのも特徴です。短期就業型インターン・長期インターンも開催しているので、早めに採用情報をチェックして就活イベントに参加しておくと良いでしょう。
株式会社バンダイナムコホールディングス
株式会社バンダイナムコホールディングスは、1兆502億円の連結売上高を記録している大手企業で、デジタル・トイホビー・アミューズメントの各分野でエンタメ事業を手掛けています。社員の平均年収は1,095万円と高水準となっており、高年収・好待遇を目指す方にもおすすめの就職先です。代表作品には、『パックマン』や『太鼓の達人』シリーズ、『ガンダム』シリーズなどが挙げられます。
参考:https://www.bandainamco.co.jp/ir/financial/index.html
同社のグループ内では、フレックスタイム制度・テレワーク制度をはじめとする柔軟な働き方を支援する仕組みが整っており、妊娠・出産・育児に対する手厚いサポートも用意されています。新卒採用はグループ企業ごとに実施されているので、ゲーム開発に携わるデジタル事業のグループ各社の採用情報をチェックして応募すると良いでしょう。グループ全体で実施する合同セミナーなど、就活イベントも豊富に行われています。
セガサミーホールディングス株式会社
セガサミーホールディングス株式会社の連結売上高は、2023年度のデータで4,678億円、社員の平均年収は879万円と報告されています。遊技機メーカーのサミー、ゲームメーカーのセガを傘下に持つグループで、海外売上高比率は65.2%を超える、グローバルな事業展開を進めている企業でもあります。代表作品には『ソニック』シリーズ、『龍が如く』シリーズ、『ペルソナ』シリーズなどがあります。
参考:https://www.segasammy.co.jp/ja/ir/finance/profits/
グループ内でもゲーム開発を中心に手掛ける株式会社セガの新卒採用では、ゲームプランナー・プログラマ・デザイナーなどの職種を募集しており、専門職の選考では作品提出が必須となっていることに注意が必要です。社員一人ひとりの能力向上・自己実現を支援する「副業制度Job+」、柔軟な働き方を応援する「ハイブリッドワーク」などの制度も充実しているので、自分にとっての理想の働き方を実現しやすい環境が整っています。
LINEヤフー株式会社
LINEヤフー株式会社は、ヤフー・LINEが合併して2023年10月に誕生した企業で、2024年3月期の売上高は1兆8,146億円を誇ります。同社の社名にもなっているコミュニケーションアプリ「LINE」や、総合インターネットサービス「Yahoo! JAPAN」のほか、「LINE GAME」「Yahoo!ゲーム」を手掛ける企業でもあります。『LINE:ディズニー ツムツム』などの代表作に加えて、ゲーム配信のプラットフォームに携わる企業なので、ゲーム業界では安定した業績が見込めるのが特徴です。
参考:https://www.lycorp.co.jp/ja/ir/finance/highlight.html
入社後には「GLOBIS学び放題」を無料で受講できるほか、語学研修や「社会人ドクター進学支援」などのスキルアップ支援を実施しているので、ゲーム業界で市場価値の高い人材を目指したい方にもおすすめです。ただし、LINEヤフー株式会社の新卒採用では、ゲームプログラマーやゲームデザイナーに限定した募集は行っておらず、「ソフトウェアエンジニアコース」「インフラエンジニアコース」などのコース別採用となっていることに注意しましょう。
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントは、スマホ向けゲームアプリ開発に強みを持つ株式会社Cygamesを傘下に持つITベンチャーで、2023年度の売上高は8,029億円とされています。主力タイトルには、『グランブルーファンタジー』『ウマ娘 プリティーダービー』『プリンセスコネクト!Re:Dive』などの作品が並びます。
参考:https://www.cyberagent.co.jp/ir/library/trend5year/
株式会社サイバーエージェント、株式会社Cygamesはいずれも新卒採用でゲーム事業におけるエンジニア募集を行っています。インターンシップや早期選考など、就活イベントを積極的に実施しているのも特徴なので、早めに選考スケジュールをチェックして確実に希望職種へのエントリーを進めましょう。
株式会社KADOKAWA
株式会社KADOKAWAは、出版・アニメ・Webサービスなど、ゲーム事業以外にもさまざまな領域で事業展開している企業です。2023年度の売上高は2,581億円、海外売上高比率が上昇傾向にあり、グローバルに活躍しているゲーム会社と言えます。KADOKAWAの代表作品には、『ELDEN RING』、『ダンガンロンパ』シリーズ、『ARMORED CORE』シリーズなどが挙げられます。
参考:https://www.kadokawa.co.jp/topics/11800/
同社では、専門学生や大学1年生などを含めてインターンを積極的に募集しており、就活対策の一環として入社後の業務を経験できる機会が用意されています。「FA(フリーエージェント)制度」「副業制度」など、クリエイティブな働き方を応援する仕組みがあるので、理想の働き方やキャリアパスを実現しやすい環境が整っています。
株式会社トーセ
株式会社トーセは、ゲーム業界における受託開発を専門に手掛ける企業で、2024年8月期の売上高は46億円と報告しています。業界トップの大手企業と比べると規模は小さめで、中堅のゲーム会社と言えますが、ゲーム業界を裏方から支える陰の立役者として、就活では根強い人気を集めています。過去の制作実績には、『ペーパーマリオRPG』『ふたりで!にゃんこ大戦争』『スプラトゥーン2』などが挙げられています。
参考:https://www.tose.co.jp/ir/individual/profits.html
同社の新卒採用では、プランナー・ゲームプログラマー・アーティストなどの職種が募集されています。平均年齢は34.2歳と若手が多い職場であり、事業拡大を見据えて積極的な新卒採用を進めています。自己資本比率は80%以上で安定性にも優れており、ゲームプログラマー・エンジニアとしてさまざまな経験を積みながら活躍したい方に向いています。
株式会社ゲームフリーク
株式会社ゲームフリークは、『ポケットモンスター』シリーズの企画・開発を手掛けるゲーム会社です。世界中で愛される人気ゲームタイトルを強みとして、ボトムアップ型で新規タイトル開発を進める「ギアプロジェクト」による新たなゲーム作品の制作にも取り組んでいます。非上場の企業なので売上高は非公開ですが、株式会社小学館、任天堂株式会社などの国内有数の大手企業との取引実績を持ちます。
同社の新卒採用では、ゲームプログラマ・システムプログラマやプランナー、グラフィックデザイナーなどの求人が行われています。世界的なコンテンツを強みとする、安定した働き方を実現したい方におすすめなゲーム会社です。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.ゲーム会社のおすすめ就職先ランキング上位の内定を取るには?
最後に、本記事で解説してきたおすすめゲーム会社の内定を獲得するために、ぜひ実践しておきたい就活対策をご紹介します。
-
・就職先で求められるスキルを習得する
・ゲーム作品の個人開発にチャレンジする
・アルバイト・インターンで実務に触れる
これらのポイントを実践しながら、第一志望の企業からの内定を目指しましょう。
就職先で求められるスキルを習得する
就職先として人気なおすすめゲーム会社の内定を取るために、就職先で求められるスキルを習得しておくことは重要です。入社後に必要とされるプログラミング言語やデザインソフトの扱いを身につけておけば、ゲーム業界未経験からであっても内定を獲得できる可能性が高まります。就職人気の高いゲーム会社では、応募書類とともに作品提出を求めるケースも多いので、選考フローを踏まえた上でスキルアップに取り組むと良いでしょう。
なお、ゲーム会社も企業という組織の中で働くことになるため、高いコミュニケーションスキルがあるだけでも高く評価されます。プログラミングスキルや資格だけを磨くのではなく、面接対策をはじめとしてコミュニケーションスキルを磨くことにも力を入れましょう。
ゲーム作品の個人開発にチャレンジする
就職人気の高い大手ゲーム会社に就職するために、ゲーム作品の個人開発にチャレンジするのもおすすめです。学校で出される課題とは別に、自分で企画・マーケティングから着手して、ゲーム開発に取り組み、各プラットフォームで配信するまでの流れを経験しておくと、即戦力のゲームプログラマー・ゲームエンジニアとして評価されるからです。
自主的にゲーム開発に取り組んだエピソードがあると、大変だったことや改善したいこと、力を入れたことなど、面接でのアピール材料を増やすこともできます。ゲーム開発に必要なスキルと知識が身についているなら、就活を見据えて個人開発に取り組むのがおすすめです。
アルバイト・インターンで実務に触れる
おすすめのゲーム会社に就職するために、就活対策の一環としてアルバイト・インターンを経験しておくのも有効です。ゲーム会社の開発現場で働き、仕事の流れや実務を知っているというアドバンテージを活かすことで、ライバルとの差別化につながるからです。
また、アルバイト・インターンでゲーム会社の働き方を間近に見て知ることで、そこで働く社員が自分にとって目指したいキャリアなのかどうかを自問自答して、自己分析の精度を高めることにも役立ちます。ゲーム会社のインターンは、本選考が始まる前の早期選考に案内されることも多いので、積極的に応募してみましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.まとめ
本記事ではゲーム会社のおすすめ就職先ランキングとして、下記の10社をご紹介してきました。
-
・ソニーグループ株式会社
・任天堂株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・セガサミーホールディングス株式会社
・LINEヤフー株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社KADOKAWA
・株式会社トーセ
・株式会社ゲームフリーク
いずれも売上高・事業規模が大きく、高年収・好待遇を目指せる人気の企業ばかりなので、就職倍率も高まる傾向にあります。これらの企業から内定を獲得するためには、入社後に必要なスキルを磨いたり、課題以外でゲーム作品の自主開発に取り組んだりするのがおすすめです。
本記事を参考に、自分にとって理想のゲーム会社選びに取り組んでみてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる