プロジェクトマネージャーにおすすめな資格7選!難関資格を取るメリットとは

プロジェクトマネージャーにおすすめな資格7選!難関資格を取るメリットとは
プロジェクトマネージャーは高収入・好待遇が得られる人気職種ですが、高度な知識・スキルが求められる専門職でもあります。プロジェクトマネージャーとして採用されるハードルも高いので、専門的な知見を備えた人材であることをアピールするために資格を取得するのがおすすめです。 プロジェクトマネージャー向けの資格を取ることにより、マネジメント手法や経営・ビジネスに関する知識などを効率的に身につけられるメリットがあります。資格手当の対象なら給料アップにも直結するので、就活対策として積極的に勉強しておくと効果的です。 本記事では、プロジェクトマネージャーを目指す方におすすめな7つの資格について、取得するメリットや注意点とともに解説します。

 

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1.プロジェクトマネージャーにおすすめな資格7選

プロジェクトマネージャーを目指す方が取得しておくと就活が有利になる資格として、下記の7つが挙げられます。
 

  • ・プロジェクトマネージャ試験(PM)

    ・応用情報技術者試験

    ・ITストラテジスト試験

    ・ITコーディネータ試験

    ・P2M試験

    ・PMOスペシャリスト認定資格

    ・PMP


それぞれの資格の概要や難易度とともに解説しますので、取得する資格選びの参考にしてみてください。

プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験(PM)」は、プロジェクトマネージャー向けの資格の中で最も知名度が高く、ITパスポート試験や基本情報技術者試験などと並ぶ国家試験の一つです。システム開発プロジェクトにおけるマネジメント業務を担当する人材として、チーム編成から問題への対処、関係者とのコミュニケーションなど、プロジェクトを完遂するまでに必要なあらゆる業務のスキルが問われます。

プロジェクトマネージャ試験は年に1回、秋期(10月)に実施されるのが通例で、午前・午後にそれぞれ2つの試験、合計4つの試験が行われます。多肢選択式に加えて、記述式・論述式の試験も用意されているため、非常に難易度が高く合格率は15%を下回る年もあるほどの難関資格となっているのが特徴です。

特に記述式・論述式の試験のハードルが高く、独学で勉強するよりも資格対策に強い専門学校を利用するのがおすすめです。豊富な実務経験を持つ現役エンジニアやコンサルタントを対象とした試験なので、合格には多大な努力を必要としますが、プロジェクトマネージャーを目指すなら最も強力な武器となる資格となっています。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験」は、IT業界で活躍するための高度な知識が問われる国家資格です。未経験・初心者向けとして知られる基本情報技術者試験の上位に位置する資格で、ITエンジニアとしてキャリアアップを果たすために試験を受ける方が多いです。プロジェクトマネージャーを目指す上で、ITエンジニアとしての専門知識を習得する目的で取得しておくと良いでしょう。

応用情報技術者試験は、春期・秋期の年2回実施されており、多肢選択式・記述式の試験で構成されています。経営戦略・IT戦略の策定から、ネットワークやデータベースの構築など、幅広い分野から出題されるので、十分な試験対策が求められます。合格率は20〜30%を推移しており、難関資格の一つであることは間違いありません。

関連記事:応用情報技術者試験は就職に有利になる?取得のメリットや難易度について

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験」も国家資格の一つで、ITと企業経営の専門家として活躍するためのスキルが問われるのが特徴です。システム開発だけにとどまらず、クライアント企業の経営課題を解決するための知識を習得できるので、クライアント企業と接する機会が多いプロジェクトマネージャーにとっても有利に働く資格となっています。ITを活用した企業経営を学べるので、将来はIT業界で起業・独立を考えている方にも適しています。

ITストラテジスト試験の難易度はプロジェクトマネージャ試験よりも高く、合格率も15%前後と低めの水準です。試験は春期に年1回のみ実施され、多肢選択式・記述式・論述式の問題に回答しなければなりません。合格のハードルは非常に高いですが、業界では高い知名度を誇る資格なので、プロジェクトマネージャーへの転職やキャリアアップで有利になることは確実です。

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ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験」は、前述の資格とは異なり民間資格に分類されますが、経済産業省の推進資格として業界では一定の評価が得られる資格です。IT知識に加えて企業経営やビジネススキルについても問われるのが特徴となっており、3年〜5年以上の社会人経験を積んだ方を対象としています。資格取得のためには、ITコーディネータ試験の合格に加えて、指定のケース研修を修了する必要がある点に注意が必要です。

ITコーディネータ試験の合格率は70%を超える年もあり、十分に対策すれば合格は難しくありません。試験はパソコンを使ったCBT方式で行われるため、受験のハードルが低いこともメリットの一つです。なお、ITコーディネータ試験の資格を維持するためには毎年更新手続きを行う必要があり、指定の講座を受講することや更新料の支払いが求められることにも留意しておきましょう。

P2M試験

P2M試験」とは、NPO法人日本プロジェクトマネジメント協会が実施する民間資格で、プログラムマネジメント・プロジェクトマネジメントの2つの分野のスキルが問われるのが特徴です。受験資格や難易度ごとに以下の4つの試験が行われており、レベルに応じて受験する資格を選ぶことが可能です。
 

  • ・PMC資格試験

    ・PMSプログラム資格試験

    ・PMS資格試験

    ・PMR資格試験


米国・欧州のマネジメント手法をベースとした日本市場にマッチするマネジメントスキルを体系的に習得できる資格なので、将来はグローバルに活躍するプロジェクトマネージャーを目指したい方に適しています。

PMOスペシャリスト認定資格

PMOスペシャリスト認定資格」は、一般社団法人日本PMO協会が実施する民間資格で、「プロジェクトマネジメントオフィス」の頭文字をとったPMOに関するスキルを証明するのが特徴です。PMOとは、企業が手掛ける各プロジェクトのマネジメントを横断的に支援する部門のことを指します。プロジェクトマネージャーを管理・指導する立場としての知見を身につけることができるため、ワンランク上のプロジェクトマネージャーを目指したい方に向いています。
 

  • ・PMO-S(★)(PMOSスペシャリスト・シングルスター)

    ・PMO-S(★★)(PMOSスペシャリスト・ダブルスター)


PMOスペシャリスト認定資格には、上記の2つの難易度が用意されており、★(シングルスター)の受験資格として映像型eラーニングコンテンツの受講が必要となっています。また、★★(ダブルスター)を受験するためには★の合格が前提となることにも注意しましょう。

PMP

PMP」(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル) とは、プロジェクトマネジメントに関する知識を体系的にまとめた書籍「PMBOK」に準拠した米国発祥の国際資格です。米国のPMIと呼ばれる機関が実施しており、プロジェクトマネージャーに必要とされる実践的なスキルが問われます。少なくとも3年以上プロジェクトマネジメントの実務に携わった経験が必要で、受験資格を得るだけでもハードルが高いことが特徴です。

PMPは長い実務経験を身につけた人を対象とした試験なので、豊富な現場経験を持つ方なら合格は難しくないでしょう。合格率は非公開ですが、6割程度が試験を通過していると考えられます。外資系企業など、PMPが評価されやすい企業への就職を考えるなら、積極的に受験してみると良いでしょう。

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2.プロジェクトマネージャーになるために資格を取るメリット

本記事で解説してきたプロジェクトマネージャー向けの資格は、いずれも取得難易度が高く、合格率が低めの試験ばかりとなっています。合格を目指すなら膨大な時間・費用を要することもあるため、資格取得よりも実務経験を積むことを優先した方が良いのではないかと考える方も多いでしょう。

そこで次からは、プロジェクトマネージャー向けの資格を取得するメリットについて、下記の5つの項目ごとに解説します。
 

  • ・マネジメントスキルの高さを証明できる

    ・体系的なスキルを効率的に学べる

    ・資格手当や昇進により収入がアップする

    ・転職を有利に進められる

    ・上位資格の試験が一部免除される


上から順番にご紹介しますので、プロジェクトマネージャーを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

マネジメントスキルの高さを証明できる

プロジェクトマネージャー向けの資格を取得することで、高いマネジメントスキルを証明できることが大きなメリットです。プロジェクトマネージャーとしてのスキルや知識は、エンジニアにとってのプログラミングスキルなどと比較すると、履歴書や職務経歴書ではアピールしにくい性質があります。そこでプロジェクトマネージャ試験などの資格を取得することにより、プロジェクトマネジメントのスキルを客観的に証明することができるのです。

プロジェクトマネージャー向けの資格は、いずれも合格率が低く取得難易度が高いため、履歴書に記載するだけで難関資格を保有する優秀な人材と評価してもらえるでしょう。

体系的なスキルを効率的に学べる

プロジェクトマネージャー向けの資格取得を通じて、プロジェクトマネジメントやIT知識について体系的に学べることもメリットです。書籍などで独学する場合と比較して、資格試験の参考書・過去問ではプロジェクトマネージャーに必要な知識が整理されているので、短期間で効率的に学習できるのです。

現在システムエンジニア・プログラマーとして現場で働く方にとっても、プロジェクトマネージャ試験などを通じてマネジメント手法を学ぶことで、チームリーダーやプロジェクトリーダーを任されるチャンスが増えるでしょう。

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資格手当や昇進により収入がアップする

プロジェクトマネージャー向けの資格を取得することにより、企業によっては資格手当が支給されて収入アップに直結することがあります。資格取得をきっかけにプロジェクトマネージャーの仕事を任され、昇進・昇給によって給料が大幅に上昇するケースも珍しくありません。取得までに多大な時間・費用を要する資格ほど、収入アップの可能性が高まるでしょう。

なお、資格手当の有無や、支給対象となる資格の種類については、入社する企業によって大きく異なるため、事前に確認しておくと安心です。仮にプロジェクトマネージャ試験の資格を取得して月3万円の資格手当が支給されれば、36万円分の年収アップになる計算です。収入アップを第一に考える方は、資格手当についてのリサーチを欠かさないようにしましょう。

転職を有利に進められる

プロジェクトマネージャー向けの資格は、転職の際にも企業からの評価に大きな影響を与えます。IT業界の選考では、資格の有無よりもこれまでの開発経験・マネジメント実績が評価されることが多いですが、プロジェクトマネージャー向けの資格はどれも難関資格となっているため、資格だけで高評価につながるケースも少なくないのです。

なお、転職活動で資格をアピールする際には、有効期限や更新手続きが設定されている資格にご注意ください。資格を維持するために毎年の更新料や講座の受講を必要としている場合もあるので、転職活動の際に有効期限が切れてしまうことがないように手続きを済ませておきましょう。

上位資格の試験が一部免除される

プロジェクトマネージャー向けの資格の中には、より上位の資格を取るための試験が一部免除されるケースがあります。たとえばIT系の国家資格では、応用情報技術者試験に合格した人は、プロジェクトマネージャ試験やITストラテジスト試験などの上位資格を受験する際に、午前試験の一部が免除される仕組みが用意されています。

また、応用情報技術者試験やプロジェクトマネージャ試験の資格を有している場合、中小企業診断士試験や弁理士試験などにおいて、一部の科目が免除されることがあります。今後より上位の資格を取りたいと考えている方は、事前に受験資格や免除制度をチェックしておき、効率的に資格を増やすためのプランを立てておきましょう。

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3.プロジェクトマネージャーになるために資格を取る時の注意点

最後に、プロジェクトマネージャーになるために資格を取る時、押さえておきたい注意点についてもご紹介します。
 

  • ・資格が内定に直結するとは限らない

    ・入社後に役立つ資格であることを確認しておく

    ・難関資格は独学ではなく専門学校に通うのも選択肢


これらのポイントも踏まえた上で、資格試験対策に取り組んでみてください。

資格が内定に直結するとは限らない

プロジェクトマネージャーに就職するために資格を取ろうと考えている場合、資格だけで内定に直結するとは限らないことに注意しましょう。プロジェクトマネージャー向けの資格は難関資格が多く、取得することで強力なアピール材料となることは事実ですが、IT業界では資格よりも過去の経験・実績を重視するケースが少なくないからです。合格した資格を一つのアピールポイントとしつつ、応募企業への具体的な志望動機を伝え、求める人物像にマッチした人物であることを自己PRすることが大切です。

入社後に役立つ資格であることを確認しておく

プロジェクトマネージャー向けの資格を取る時には、応募企業へ入社後に役立つ資格であることを確認することも大切です。プロジェクトマネージャー向けの資格は、いずれも多大な時間・費用を要するため、資格を活かしにくい企業への応募のために取得してしまうと、キャリア形成において大きなロスにつながる可能性があります。

応募企業でプロジェクトマネージャーを募集していることはもちろんのこと、資格手当や資格取得支援制度の対象となっている資格であることを確認しておくと安心です。先輩社員が取得し、業務に活かしていることを社員インタビューなどで公開されている職場なら、資格取得の意義が高まるでしょう。

難関資格は独学ではなく専門学校に通うのも選択肢

プロジェクトマネージャー向けの難易度の高い資格を取得する際には、独学だけにこだわってしまうと、合格までに長い時間を要してしまうことがあります。資格取得までにかかるトータルの時間・費用を節約して効率的に合格を目指すためにも、資格対策の専門学校を利用するのもおすすめです。

特にプロジェクトマネージャ試験のように、記述式・論述式の試験が用意されている場合には、専門学校を活用して解答の添削を受けながら資格対策に取り組むのも有効です。まずは資格の公式サイトから過去問や出題内容をチェックした上で、独学するか専門学校を利用するかを検討してみましょう。

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4.まとめ

プロジェクトマネージャー向けの資格には、国家資格・民間資格合わせて次のような種類が存在します。
 

  • 1.プロジェクトマネージャ試験(PM)

    2.応用情報技術者試験

    3.ITストラテジスト試験

    4.ITコーディネータ試験

    5.P2M試験

    6.PMOスペシャリスト認定資格

    7.PMP


いずれも合格率が低めの難関資格であり、取得までには多大な時間・費用を要することがあります。しかしこれらの資格を取得しておくことで、プロジェクトマネージャーとしてのスキルの高さを客観的に証明したり、マネジメントスキルについて体系的に学び、勉強を効率化できるなどのメリットがあります。

一方で、資格を取得するだけで内定に直結するとは限らない点や、独学よりも専門学校を活用した方が時間・費用の節約につながることもらう点に注意しながら、資格対策に取り組んでみてください。

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