
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.社内SEの平均年収は約558.3万円が目安
IT系職種の中でも社内SEは働く人の数が少ないことから、公的な平均年収のデータが存在しないため、ここでは類似の職種である「ヘルプデスク」の平均年収をご紹介します。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によれば、ヘルプデスク(IT)の平均年収は558.3万円とされています。これは「令和5年賃金構造基本統計調査」のデータをもとにした金額です。
なお、国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、すべての職種の平均年収が458万円と報告されているので、社内SEは全職種の平均をちょうど100万円上回る水準であることがわかります。働きやすい職場でIT系職種を目指しながら高年収を得たいと考えている方にとっては、社内SEは最適な職業と言えるでしょう。
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2.社内SEの雇用形態ごとの平均年収・平均時給
次に、正社員・派遣社員・アルバイトという雇用形態別に、社内SEの平均年収・平均時給についてご紹介します。
正社員の社内SEの平均年収
「求人ボックス」で公開されているデータによれば、正社員の社内SEの平均年収は約497万円となっています。月給換算で41万円程度となる計算ですが、初任給は21万円程度とごく平均的な水準に収まっています。
ボリュームゾーンとされるのは、300万円〜400万円ほどの年収帯ですが、中には900万円以上の収入を得ている社内SEも存在します。同じ正社員の社内SEであっても、就職先やスキル・経験によって大きく収入に差が生まれる職種であることがわかります。
派遣社員の社内SEの平均時給
同様に派遣社員で働く社内SEの平均時給は、1,989円と報告されています。1日8時間労働とすれば日給は1万5,912円。20日稼働の月給に換算すると31万8,240円の収入になる計算です。正社員の社内SEと比べれば控えめな数字ではありますが、賞与・手当が支給される職場であれば、正社員の平均年収に迫るほどの収入を得られることもあるでしょう。
アルバイト・パートの社内SEの平均時給
アルバイト・パートで働く社内SEの平均時給は、1,299円です。就活での有給インターンや、IT企業のアルバイトとして働く際には、このくらいのアルバイト代が支給されるとイメージしておくと良いでしょう。ただしアルバイト・パートで社内SEとして働くケースは少なく、平均時給が実態に沿っていない可能性も高いので、あくまでも参考金額として考えておきましょう。
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3.社内SEとして年収アップを目指すための5つの方法
社内SEは、企業の中で直接的に利益を上げる職種ではないため、営業職や開発職と比べると評価が上がりにくく、年収アップが難しい傾向にあります。そんな中で着実に年収アップを実現するためには、次の5つのようなポイントを実践することが効果的です。
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・年収水準が高い企業へ転職する
・マネジメントスキルを身につける
・副業・起業に挑戦する
・資格手当が支給される資格を取る
・社内SEとしての活躍・実績を人事へ印象付ける
一つひとつ詳しく解説しますので、将来のキャリアプランを考える参考にしてみてください。
年収水準が高い企業へ転職する
社内SEが年収アップを達成するために最も効果的なのは、高い報酬を得ている社内SEがいる企業へ転職することです。その企業で働く最も高年収の社内SEが、年収700万円の企業と、年収1,000万円の企業があったとすれば、入社後の年収の上がり幅が大きいのは後者の企業です。
企業側も直接売上に貢献しない社内SEに対して、前例のない年収を支払うことは難しいという心理が働きますが、すでに年収1,000万円の社内SEが活躍している企業であれば、同等の年収を支払うことへの抵抗感が少なくなります。年収アップを目指して転職した結果、前職よりも仕事量が減ったにも関わらず、年収はアップしたという経験を持つ社内SEも少なくないため、高年収を得たいのであれば徹底した企業研究が有効です。
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マネジメントスキルを身につける
社内SEとして年収アップするためには、マネジメントスキルを身につけるのも効果的です。社内SEの業務内容には、自社のシステム開発を外部のベンダーに受託する業務が含まれ、その際には自社を代表して社内SEが開発プロジェクトのマネジメントを担います。システム開発におけるマネジメント業務には、予算管理・スケジュール管理などが含まれ、豊富な経験が問われる業務でもあります。
こうしたマネジメント業務を一挙に引き受けてプロジェクトを成功に導ける人材は多くないため、マネジメントスキルの高い社内SEは高年収を得やすくなるのです。また、情報システム部門の管理職へ昇進し、年収が大幅にアップするケースもあるので、マネジメントスキルを養える仕事・案件には積極的に関わっておくと良いでしょう。
副業・起業に挑戦する
社内SEは残業・休日出勤が少なくプライベートの時間を確保しやすいほか、システム開発のマネージャーとして立ち回る機会も豊富なので、副業でシステム開発案件をこなすことも難しくありません。仕事終わりや休日を使い、個人でシステム開発の依頼を受注することにより、副業収入を合わせて大幅な年収アップが期待できます。
副業収入が本業収入を上回るようであれば、フリーランスエンジニアを目指したり、起業して会社を立ち上げたりすることも現実的な選択肢になります。フリーランスや起業の場合、会社員のような福利厚生や社会保険が利用できず、収入が不安定になるリスクにも注意が必要ですが、青天井の年収を目指したい方に向いています。
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資格手当が支給される資格を取る
社内SEとして地道に年収アップするための方法として、企業側が資格手当の支給対象としている資格を取得するのも効果的です。IT系であれば「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」、事務系であれば「日商簿記検定」「秘書検定」「MOS資格」などの資格が挙げられます。
これらの資格を取得することで資格手当の支給を受けられれば、月額1万円でも年収12万円のアップにつながります。保有資格を増やすことにより、将来の転職を有利に進めたり、キャリアパスの幅を広げたりするメリットが得られるので、積極的に資格取得を目指してみましょう。
社内SEとしての活躍・実績を人事へ印象付ける
社内SEはIT系職種の中でも、目に見える成果を残すことが難しく、人事からの評価を受けにくいポジションです。そのため社内SEとしての業務にどれだけ一生懸命取り組んでいたとしても、人事評価に反映されずに昇給につながりにくくなっています。そうした状況を改善するためには、社内SEとしての活躍や実績を、積極的に人事へ印象付けるのが有効です。
たとえば、自主的にITシステムの改善提案を経営層に働きかけたり、取り組んだ業務についてのプロセス・過程を具体的に伝えたりする方法が挙げられます。ヘルプデスクとして自社社員からの問い合わせに対応する際にも、丁寧なアフターフォローを心掛けて社内全体から好印象を持たれるように意識してみるのも良いでしょう。
「社内SEなんだからできて当たり前」という印象で終わらせるのではなく、自分の頑張りを積極的にアピールする姿勢を持つことが、社内SEの年収アップには欠かせません。
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4.社内SEの将来性
社内SEを目指すにあたって気になるのが、職種としての将来性でしょう。社内SEは、非IT企業の情報システム部門で活躍する、IT関連の何でも屋のような存在です。担当する業務は入社する企業によって大きく異なり、大手企業ではシステム設計・導入からヘルプデスク業務、DX化の推進などさまざまな業務を任されることも多くなります。
しかし、経験を積んだエンジニアであれば誰にでも社内SEが務まるというわけではなく、外部のベンダーと円滑にやり取りするだけのマネジメントスキルや、ITの専門家ではなく自社社員からの問い合わせに丁寧に対応するコミュニケーションスキルなどが重視されるポジションです。
いわば企業の情報システム部門におけるゼネラリスト的な存在なので、実は替えが効きにくい職種となっているのです。そのため社内SEへの適性が高く、ヘルプデスクなどの経験が豊富な人材は、どの企業からも重宝される存在です。一度社内SEの経験を身につければ、どの企業の情報システム部門においても活躍できるチャンスがあるため、将来性は非常に明るい職種となっています。
今後AIが普及したとしても、人と人とのやりとりが中心の社内SEの仕事は代替されにくく、長く残り続ける職種と見込まれます。そのため将来性の高いIT系職種を目指している方にとっても、社内SEはおすすめできる職業なのです。
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5.社内SEで年収1,000万円を得るキャリアパスとは?
社内SEはIT系職種の中では年収がやや控えめで、専門性の高いエンジニア職種と比べると年収1,000万円を目指すハードルも高くなっています。それでも社内SEとして年収1,000万円を得たい場合には、次のようなキャリアパスを選択することをおすすめします。
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・ITコンサルタントとして企業経営に携わる
・情報システム部門の管理職を目指す
・フリーランスとして独立する
上から順番に解説しますので、将来のキャリアビジョンを定めるために役立ててみてください。
(中見出し)ITコンサルタントとして企業経営に携わる
高年収を得られる職種へ社内SEからステップアップする選択肢として、ITコンサルタントを目指す道が挙げられます。ITコンサルタントは、社内SEよりも深く企業経営に携わり、企業が抱える課題をIT技術を用いて解決するのが仕事です。企業のIT関連を支援するという意味では社内SEと共通している部分が多く、企業経営に携わる重要なポジションとなるので年収水準も高額になります。
ただしITコンサルタントになるためには、クライアント企業の業界知識を学習したり、経営者視点を身につける必要があるなど、高いハードルを乗り越える必要がある点にご注意ください。企業に導入するIT関連全般についての知識や、システム導入支援の実績も必要となるため、長期的なキャリアを見据えてスキル・経験を身につけましょう。
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情報システム部門の管理職を目指す
社内SEとして高年収を狙う場合には、情報システム部門の管理職を目指すのが効果的です。情報システム部門の規模が大きな大手企業において、チームをマネジメントする管理職へと昇格することで、高年収が得られるチャンスにつながります。情報システム部門の責任者として、そして自社のITシステムの責任者としての役割を担うことになるため、年収1,000万円を得られる可能性も高まるでしょう。
管理職になるにあたっては、部下・後輩の指導や育成、ミスやトラブルがあった際の対応、外部のベンダーに対して責任者としてやり取りする必要があるなど、求められる責任や業務量も増えることになります。マネージャーやリーダーの資質がある方でなければプレッシャーでストレスを抱えやすいため、管理職への向き不向きをしっかりと自己分析してから、キャリアプランに組み込むようにしましょう。
フリーランスとして独立する
社内SEが年収1,000万円以上の収入を目指したい場合には、フリーランスとして独立するのも一つの選択肢です。会社員の社内SEとして働くのではなく、個人で開発を請け負うフリーランスエンジニアとして、業務委託のプロジェクトを受注しながら働くのが特徴です。フリーランスになることで、受ける案件や働き方を自由に決めることができるので、頑張り次第では青天井の年収も期待できます。
一方で、案件を獲得できなければ収入がゼロになり、生活が立ち行かなくなる危険性もあります。フリーランスエンジニアとして独立を考える際には、まずは副業で個人開発の案件を請けてみたり、会社員時代から案件を紹介してくれる人脈を築いたりすることが大切です。
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6.社内SEが年収以外でも勝ち組と言われる理由
社内SEはIT系職種の中でも、「勝ち組」「楽すぎ」などと言われることの多い職種です。年収だけを見れば他のエンジニア系職種よりも控えめな水準にも関わらず、なぜ高く評価されているのでしょうか。ここでは社内SEが勝ち組と言われる理由について、下記の3つの観点からご紹介します。
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・残業や休日出勤が発生しにくいから
・ユーザーとの距離が近くやりがいを得やすいから
・上流工程の経験を積めるから
一つひとつ詳しく解説しましょう。
残業や休日出勤が発生しにくいから
社内SEは受託開発などを手掛けるエンジニアとは異なり、クライアント企業から厳しい納期を設定されたり、納期直前に残業や休日出勤が必要になったりすることがありません。担当するのは自社のシステム開発やヘルプデスク業務が中心なので、時間の融通が利きやすく、自らの裁量で働き方を調整できる職種だからです。
そのため長時間労働で体調を崩したりすることも少なく、非常に働きやすい環境で仕事ができる傾向にあります。24時間体制での監視業務が発生するインフラエンジニアや、SIer出身のエンジニアの方にとっては、社内SEの働き方は非常に魅力的で勝ち組のような印象を受けるようです。
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ユーザーとの距離が近くやりがいを得やすいから
社内SEにとっての顧客・ユーザーとなるのは、自社でともに働く社員です。自社社員からのIT関連の困りごとに対応したり、自社社員がより効率的に業務に取り組めるようにITシステムの改善を図ったりと、ユーザーとの距離が非常に近いことが特徴です。
ユーザーとの距離が近いということは、自分の担当した仕事に対して、直接感謝の言葉を貰える機会も豊富であることを意味します。ユーザーの意見や声が見えづらい受託開発企業や、BtoB案件を中心に携わるエンジニアからすると、自分の仕事を直接感謝してもらえる社内SEの働き方に魅力を感じる方が多いのです。
上流工程の経験を積めるから
社内SEは、自社の情報システム部門の担当者という立場から、システム開発の工程における上流工程を経験しやすいことも大きなメリットです。システム開発の流れでは、要件定義や基本設計といった業務を上流工程と呼び、豊富な経験や知識が必要とされます。下請け企業で働くエンジニアの中には、上流工程の経験を積むのが難しく、キャリアアップが困難になるケースも少なくありませんが、社内SEであれば若いうちから上流工程の経験を積めるので、将来のキャリアアップに有利となるのです。
社内SEとして身につけてきた上流工程のスキルを活かし、SIerや自社開発企業に転職することにより、未経験から入社するよりも高待遇で迎えられるチャンスにもつながります。将来のキャリア形成に有利となる点を評価して、上流工程に携われる社内SEは勝ち組というイメージが定着するようになったのです。
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7.まとめ
社内SEの平均年収は、約558.3万円が目安となっており、すべての職種の平均年収を100万円上回る水準となっています。他のエンジニア系職種と比べるとやや控えめな数字ではありますが、残業や休日出勤が発生しにくく、やりがいを実感しやすい環境であることから、就活では「勝ち組」と言われるほど人気の職種となっています。
社内SEとして年収アップを実現するためには、年収水準の高い企業に転職したり、マネジメントスキルを伸ばして管理職を目指したりするのが効果的です。ITコンサルタントやフリーランスのエンジニアといったキャリアを選ぶことで、年収1,000万円を手にすることも可能となるでしょう。働きやすさと高年収を両立し、将来性の高い職種に就きたい方は、ぜひ社内SEとしての就活を目指してみてください。
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