
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.SES面談とは?
SES面談とは、SE企業で働くエンジニアが常駐先のクライアント企業との顔合わせを行う場です。常駐後に携わる案件についての詳細や、エンジニアの自己紹介、お互いにとっての不明点を擦り合わせるためにセッティングされます。派遣契約やSES契約では、労働者に対して事前に面接を行うことは違法とされていますが、事前面談がなければエンジニアにもクライアント企業にも不利益が発生してしまうため、業界では「顔合わせ」「紹介」といった名目でSES面談を実施しているという実情があります。
SES面談の役割
SES面談なしで客先常駐をスタートした場合、スキル不足でクライアント企業に貢献できなかったり、職場環境との相性が悪くミスマッチを起こしたりする危険性が高まります。そうした事態を防ぎ、エンジニアは自分に合った職場環境や希望案件のもとで働けるよう、クライアント企業にとっては必要なスキルを持った人材を迎えられるように実施するのが、SES面談の役割です。
お互いについての理解を深め、ミスマッチを起こすことなく気持ちよく働けるよう、客先常駐のエンジニアにとっては欠かせない工程なのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
SES面談の流れ
SES面談は、一般的には次のような流れで行われます。
-
1.互いの自己紹介
2.案件説明
3.スキルの確認
4.質疑応答
5.合否連絡
SES面談の場には、クライアント企業のプロジェクト担当者、SES企業の担当営業、エンジニアの3者が参加することになります。複数人やチームで客先常駐する場合には、複数のエンジニアが同席してSES面談を行うこともあります。大体の流れは、就活や転職活動での面接試験と同様で、合否連絡はSES面談から数日で伝えられることが多いです。
SES面談で企業が見ているポイント
SES面談を通じて企業が見ているポイントは、エンジニアの採用面接とほとんど共通しています。つまり、次のようなポイントがSES面談で企業に評価される項目です。
-
・案件に必要なスキルを持っているか
・チームに馴染めるコミュニケーション力があるか
・責任を持って仕事に取り組める資質があるか
SES面談のための対策に取り組む時にも、これらの評価ポイントを意識しながら準備するのが効果的です。そのためにクライアント企業がどのようなスキルを持った人材を募集しているのか、職場環境としてどのような組織文化があるのか、どのようにアピールすれば意欲・熱意が伝わるのかを重視しながら、対策を行うようにしましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.SES面談でよく聞かれる10の質問と対策
次に、SES面談でクライアント企業から聞かれることの多い10の質問について、質問意図や対策とともに解説します。
-
・エンジニアを目指した理由
・これまでの開発経験・スキル
・スキルシートの記載内容についての深掘り
・長期にわたって参画できるか?
・残業は対応可能か?
・現在関心のあるトピック・テーマはあるか?
・勤務先までの通勤時間
・わからないことがある時にどう対処するか?
・リーダー経験・マネジメント経験の有無
・短期で終了している案件の詳細
これら10個の質問について、上から順番にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
エンジニアを目指した理由
未経験のエンジニアや若手エンジニアのSES面談では、エンジニアという職種を目指した志望動機について問われることがあります。将来性や待遇面だけに魅力を感じてエンジニアになったわけではなく、明確なキャリアビジョン・やりがいにもとづいて志望動機を伝えられる人材ほど、SES面談では評価されやすくなります。
なぜなら、エンジニアを目指した理由がはっきりしている方は、仕事が辛いからとすぐに投げ出すことなく、腰を据えて働いてくれると判断するからです。SES企業に入社する際の採用面接で、エンジニアの志望動機を問われるケースも多いため、回答を用意するのは難しくないでしょう。大学時代のエピソードや、プログラミング言語を独学したプロセスなどとともに伝えるのがポイントです。
これまでの開発経験・スキル
エンジニア経験を持つ方の場合には、これまでの開発経験・スキルについて深掘りされる可能性が高いです。常駐先で求められるスキルを持っているかどうかを判断するため、携わった案件・プロジェクトについて質問される傾向にあるため、具体的に説明できるように準備しておきましょう。
扱えるプログラミング言語や開発ツールのほか、どれだけの習熟度を持ったエンジニアなのかが評価されますが、実績を盛って身の丈以上のスキルを持っているかのように伝えないように注意してください。SES面談で誇張が入った開発経験を伝えて業務がスタートした結果、実際にはスキルが不足していたことが判明したりすると、常駐先での居心地が悪くなるデメリットが生まれるからです。
自分のスキルレベルに合った職場で働くためにも、開発経験・実績に嘘を混ぜたり、誇張しすぎたりしないようにしましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
スキルシートの記載内容についての深掘り
クライアント企業の担当者へ提出するスキルシートの記載内容について、SES面談の場で詳しく尋ねられることも多いです。経験年数や携わった案件だけでは、エンジニアの習熟度を判断することが難しいからです。スキルシートに記載した案件について、具体的にどのような立場で活躍したのかが問われたり、どのくらいのレベルまでプログラミング言語を習得しているのかが確認されることがあります。
スキルシートについて深掘りされる際には、自分にできること・できないことを明確にしておき、曖昧な返事にならないように注意しましょう。過去の経験について改めて棚卸ししてからSES面談に臨み、業務が始まった後にミスマッチを起こさないことが大切です。
長期にわたって参画できるか?
SES面談では、今後長期的にプロジェクトへ参画することができるかどうかが問われます。常駐先での仕事を覚え、業務内容にも慣れてきた段階で、急にプロジェクトを抜けられてしまうと新たなエンジニアを教育・指導するコストが発生してしまいます。そうしたコストを避けるために、少なくとも現時点でエンジニアを辞める予定などがないかを確認する意味合いがあります。
この質問に対しては、原則として「長期にわたって参画できる」という回答を伝えるのが望ましいです。もし家庭の事情などがある場合には、SES面談の場で早めに相談しておくと良いでしょう。もしSES面談に合格した後、もしくは常駐先での業務がスタートした後に、どうしても職場が合わず辞めたいと感じた場合には、担当営業を通じて辞退したい旨を連絡しましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
残業は対応可能か?
SES面談の頻出質問として、残業は対応可能かどうかを尋ねるものが挙げられます。労働時間がはっきりと決まっているSES契約では、原則として長時間の残業や休日出勤が発生することはありません。しかし納期の直前など、やむを得ないタイミングで残業をお願いされることも考えられます。
そうした状況でも自社の力になってくれるかどうかを判断するための質問なので、残業にも対応可能なことを伝えるのが望ましいです。客先常駐エンジニアの平均残業時間が気になる場合には、担当営業に確認するか、もしくは逆質問の際に問い合わせてみると良いでしょう。
現在関心のあるトピック・テーマはあるか?
エンジニアとしての興味・関心を調べるため、もしくは会話の糸口を見つけるための雑談として、現在関心のあるトピック・テーマがないかが質問されることもあります。業界の最新トレンドを押さえているかをチェックする意図がある企業も考えられますが、こちらの質問については素直に回答すれば問題ありません。
常駐先のプロジェクトに関連した技術や、学習中の資格などをアピールできると効果的ですが、SES面談で評価を得るためだけに嘘をつく必要はないのでご注意ください。あなた自身の趣味嗜好や性格について伝えるために、誠実に回答しましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
勤務先までの通勤時間
SES面談は、常駐先のオフィスまでの通勤時間が尋ねられることもあります。通勤時間が長くなる場合、事故やトラブル、災害によって出社できなくなるリスクが高まるほか、拘束時間が長くなるためエンジニアとしてのパフォーマンスにも影響すると考える企業は少なくありません。そのため片道2時間以上かかるなど、通勤時間が長すぎるエンジニアはお互いのためにも一旦受け入れを見送ることも考えられます。
あなた自身がどうしても参画したいプロジェクトであれば通勤時間は気にならないことを伝える、もしくはオフィス近隣へ引っ越し可能なことを伝えるのも良いでしょう。業務がスタートした後、長い通勤時間がストレスになって辞めてしまうことがないよう、ここでも嘘や誇張を伝えないように注意してください。
わからないことがある時にどう対処するか?
エンジニア自身の人物面を尋ねる質問として、わからないことがある時の対処法についてSES面談で聞かれることがあります。新たな業務に取り組む時には、わからないことが出てくるのは当然です。その際に、簡単なことでもすぐに周囲の人に質問するエンジニアは、既存のエンジニアの時間を奪ってしまうのではないかと判断されることがあります。
一方で、わからないことをそのままにして乗り切ろうとする姿勢も、企業からは好まれません。わからないことがある時には、まずは自分で検索して調べる姿勢を伝えること、どうしても解消されない場合には、要点をまとめて上司に質問する意識を持っていることを伝えられると、高評価を得られるでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
リーダー経験・マネジメント経験の有無
豊富な経験を持つエンジニアのSES面談では、これまでのリーダー経験・マネジメント経験の有無について深掘りされることがあります。現場での開発業務だけではなく、チームリーダーやマネージャーとしての仕事も任せられるのであれば、常駐先での業務の幅も広がることになります。
もともとリーダー経験やマネジメント経験を重視して新たなエンジニアを迎え入れたいと考えていた企業の場合、特に重視する質問でもあります。過去の経験を洗い出しながら、アピールできる経験があれば当時の具体的なエピソードとともに伝えるのが効果的です。
短期で終了している案件の詳細
エンジニア経験者向けのSES面談では、過去に携わったプロジェクトのうち、短期で終了している案件についての詳細が質問されることもあります。短期で終了している案件が多い場合、そのプロジェクトがもともと短期間の案件だったのか、もしくはスキル不足やコミュニケーション上の問題によって契約終了となったのか、企業側は確認したいと考えます。
もともと短期間の契約だった場合には、そのまま事情を正直に伝えれば問題ありません。スキル不足などの自分自身の問題によって契約終了となった場合には、今後はそうした事態を引き起こさないよう、取り組んでいる改善策・対処法を伝えることが重要です。
ネガティブな理由による契約終了だったとしても、SES面談における印象によって合格をもらい、プロジェクトに参加できることも少なくないので、前向きに面談へ臨むようにしましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.SES面談でのおすすめ逆質問
SES面談では、クライアント企業に対する逆質問を求められることが多いです。これはエンジニア側の疑問点・不安点を解消してミスマッチを減らしたいという目的が背景にあります。この逆質問のタイミングは、自分自身の意欲を伝えるチャンスでもあるので、積極的に活用してみると良いでしょう。
ここではSES面談で高評価を得られる逆質問の例を3つご紹介します。
担当する業務内容についての逆質問
SES面談での逆質問では、担当する業務内容について詳しく尋ねる質問を投げかけてみると良いでしょう。「御社のプロジェクトでいち早く活躍するために、学習すべきことがあれば教えていただけますでしょうか。」などと志望意欲をアピールするのは、企業の採用面接でも定番です。ただし、基本的な業務内容については逆質問で尋ねるのではなく、事前に確認しておくようにしてください。
必要なスキル・知識についての逆質問
SES面談の逆質問において、必要なスキル・知識について深掘りするのも効果的です。たとえば、「事前に使用方法を確認しておきたいので、業務で使用する社内ツールをお伺いできますでしょうか。」のように、逆質問する根拠・理由とともに尋ねてみると良いでしょう。特に未経験から客先常駐エンジニアを始める場合には、使用する言語やツールについて確認し、事前に予習しておくと安心です。
アサインに備えた準備についての逆質問
SES面談の逆質問では、アサインに備えた準備について確認することも、志望意欲をアピールするのに役立ちます。「もしプロジェクトへのアサインが確定した場合、業務開始する前に事前に必要資料を拝見することはできますでしょうか。」など、常駐が決まった後も積極的にプロジェクトの理解を深めようとする姿勢を伝えるのがポイントです。いち早く情報共有してもらうことができれば、スムーズに業務を開始できるメリットもあるので、ぜひ活用してみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.SES面談で高評価を得るための事前準備のコツ
最後に、SES面談で高評価を得るための事前準備のコツとして、以下の3つのポイントをご紹介しましょう。
-
・想定される質問に準備しておく
・担当営業へ業務内容について確認しておく
・身だしなみや面談の雰囲気に配慮する
これらを踏まえた上で、SES面談の対策に取り組むようにしましょう。
想定される質問に準備しておく
SES面談で質問される項目は、本記事でも解説してきた通り、ある程度固定化されています。企業の採用面接での質問と共通する部分も多いため、就活の面接対策で使用した台本やメモを活用すると、対策を立てやすくなるでしょう。また、クライアント企業からの質問項目は、担当営業に相談することで大体の内容を事前に教えてもらうことも可能です。どのような質問を受けるのかを頭に入れておきながら、回答や逆質問を考えてみましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
担当営業へ業務内容について確認しておく
SES面談で質問するまでもない基本的な案件情報については、事前に担当営業へ確認しておくことをおすすめします。基本的な業務内容やオフィスの所在地、手掛けている商品・サービスなどは、面談前に調べておくことは十分に可能です。その企業が新卒・中途採用を実施しているなら、求める人物像や採用コンセプトなども見つかるかもしれません。常駐先の企業がどのような事業を手掛けており、どういった人材を求めているのかを把握することで、SES面談への対策も立てやすくなるでしょう。
身だしなみや面談の雰囲気に配慮する
SES面談で高く評価されるためには、質問への回答や逆質問の内容などのほか、一緒に働くエンジニアとしての身だしなみや、その場の雰囲気にも配慮することが大切です。清潔感があり、同僚のメンバーに不快な思いをさせないこと、その場の和を乱さずに協調できることは、新たな人材を迎えるにあたっては必須条件と言えます。挨拶や服装、立ち居振る舞いなどに自信がない場合には、担当営業に相談してアドバイスを求めても良いでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.まとめ
SES面談は、客先常駐で働くエンジニアがクライアント企業と顔合わせする場であり、案件情報の確認やスキルレベルの確認など、双方がミスマッチを起こすことなく働くために欠かせない役割を果たしています。SES面談の流れは、企業の採用面接とほぼ同様で、企業側が一緒に働きたいと思えるエンジニアを評価するのも共通しています。
そのため本記事でご紹介してきた10の頻出質問とその対策、そしておすすめの逆質問を参考にしながら、採用面接を受ける意識を持ってSES面談の準備に取り組むことが大切です。クライアント企業の業務内容や、身だしなみ・服装などに困った時には、常駐先の担当営業にも相談しながら、失敗しないSES面談を目指しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる