
- 1.そもそも新卒・未経験でエンジニアに就職できる?
- 2.「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる7つの理由
- 3.「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われやすい人の特徴
- 4.新卒で未経験からエンジニアを目指すメリット
- 5.未経験からエンジニアへの就活を成功させるコツ
- 6.まとめ
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.そもそも新卒・未経験でエンジニアに就職できる?
新卒でエンジニアへの就職を考えている方の中には、アルバイトやインターンなどでエンジニアとして働いた経験がなく、プログラミング言語も習得していない状態でも、エンジニアとして就職できるのか不安に思っている方も多いでしょう。
しかし新卒採用を行っている企業は、即戦力として活躍できる学生を求めるケースは少なく、大半がポテンシャル採用を行っています。つまり、学生自身の性格や適性を評価して採用し、プログラミングスキルや専門知識などは入社後に教育・研修を行う企業が多いのです。
そのため新卒・未経験であってもエンジニアとしてIT企業から内定を受けることは十分に可能です。独学でプログラミング言語を学習したり、サービスを公開したりした経験があれば選考を有利に進められますが、スキルを持たない方でも内定を獲得できるチャンスはあります。一方で、新卒採用で別の業種に入社した後、転職活動でIT企業に入ろうとすると、未経験では採用されるハードルが高くなる傾向にあります。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる7つの理由
新卒・未経験でエンジニアを目指すことは可能で、むしろ中途採用で入社する方が難しいのが現状ですので、むしろ就活でIT企業のエンジニア募集に狙いを絞っておくのは良い戦略のように思えます。にもかかわらず、なぜ「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われてしまうのでしょうか。
ここでは未経験からエンジニアはやめとけと言われる理由として、次の7つについて解説します。
-
・技術力とコミュニケーション力の両方が必要になるから
・休日出勤や残業が発生しやすいから
・常にスキルを磨く必要があるから
・実力主義・成果主義が合わない人も多いから
・下請け企業では給料が低くなりがちだから
・客先常駐にストレスを抱えることが多いから
・インフラ業界では夜勤も求められるから
未経験からのエンジニア入社に否定的なそれぞれの意見を具体的に紹介しますので、今後の就活の参考にしてみてください。
技術力とコミュニケーション力の両方が必要になるから
「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる背景として、技術力とコミュニケーション力の両方が必要になる職種だからという理由が挙げられます。IT企業のエンジニアと言われると、パソコンを使って一人で黙々と作業しているイメージがあり、人との関わりが少ないので人間関係のストレスが少ない印象があります。そうしたイメージを持って、エンジニアやプログラマーに興味を抱いた方も多いでしょう。
しかし実際には、IT企業のエンジニアには高いコミュニケーション力が求められることが多く、対人関係での悩みも少なくないのが現実です。たとえばシステムエンジニアと呼ばれる職種では、クライアント企業と自社のプログラマーとの間で板挟みになり、まるで中間管理職のように交渉・調整で気疲れしてしまうことも多いです。
企業という組織で働く以上、一人で完結する仕事はなく、周囲とのチームワークや協調性を大切にしながら働かないといけません。IT業界未経験でそうした認識が足りておらず、プログラミングだけできれば良いと考えてしまっていると、周囲から「エンジニアはやめとけ」と言われることが多くなるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
休日出勤や残業が発生しやすいから
未経験からエンジニアとしてIT企業に入社する場合、下流工程と呼ばれる現場での開発作業が中心の仕事を担当することが多くなります。下流工程の仕事は、クライアント企業や元請け企業から納期が指示されており、その納期に合わせてシステム開発を完了させなければなりません。納期に間に合わなければ休日出勤や残業が増えることも多く、長時間労働で疲弊してしまうために「エンジニアはやめとけ」とアドバイスされるのです。
たとえ自分自身ではスケジュール通りに仕事を進めていたとしても、クライアント企業から急な仕様変更が依頼されたり、納期が変更になったりして、突然スケジュールがタイトになることも珍しくありません。そうした環境でも粘り強く仕事に取り組む熱意がなければ、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われやすくなるのです。
常にスキルを磨く必要があるから
未経験エンジニアがIT企業に入社した後は、一刻も早く現場で活躍できるように企業の教育・研修を受けることになります。長い研修期間を終えて一人前になったとしても、その後は何も勉強しなくても良いわけではなく、変化の激しいIT業界のトレンドに合わせて常にスキルを磨き続ける必要があります。
どのような業種・職種に就職したとしても、市場価値の高い人材となるために常にスキルアップは必要です。しかしIT業界の場合には、日々新しい技術が登場して業務にも取り入れられていくため、ほかの業種以上に日々のスキルアップが求められるのです。そのため勉強嫌いで成長意欲が低い人は、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われることが多くなるでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
実力主義・成果主義が合わない人も多いから
「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる背景には、IT業界に多い実力主義・成果主義の風土が合わないのではないかと心配されているケースも考えられます。実力主義・成果主義には、高いスキルを持っており、効率的に仕事を進められる人にとっては有利な仕組みだというイメージがありますが、そうではない人にとっては長時間労働や過大なストレスの原因になってしまいます。
たとえば、入社歴が長い自分よりも即戦力として採用された後輩の方が待遇が良かったり、普段よりも長く働いたにも関わらず成果主義のせいで報酬が増えなかったりと、デメリットを受けることも少なくないのです。
年功序列や日々の勤務態度によって人事評価が決まるIT企業も少なくありませんが、実力主義・成果主義のベンチャー企業にエントリーする場合などは、その社風に自分が合っているのかどうかをじっくり考える必要があります。
下請け企業では給料が低くなりがちだから
IT企業は「多重下請け構造」が大きな課題となっており、クライアント企業から業務を受注した元請け企業が、二次請け・三次請けと次々に再委託することで中間マージンを差し引き、より下の階層の企業ほど受け取れる利益が少なくなる構造が残っています。こうした構造の中で、低い階層に位置する下請け企業に入社してしまうと、激務に対して給料が少なく、割りに合わないと感じることも出てきます。
入社する企業によっては、そうした多重下請け構造によって少ない給料で働くことになってしまうため、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われることがあるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
客先常駐にストレスを抱えることが多いから
客先常駐の働き方の企業に入社する場合にも、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われることが多いです。客先常駐とは、採用されたIT企業のオフィスではなく、システム開発を依頼されたクライアント企業に出向して働く形態を指します。客先常駐のエンジニアは、プロジェクトが完了するごとに職場を転々とすることになり、一つの分野のキャリアを積み重ねたり、深い人間関係を築いたりすることが難しいため、未経験から入社するのは避けるように勧められることがあるのです。
ただし、客先常駐にもメリットは多く、大規模なプロジェクトに参加できることが多く、人間関係のトラブルに巻き込まれにくい点や、SES契約であれば残業が発生しにくくなることを魅力に感じる方もいます。エントリー先の企業が客先常駐のエンジニアを募集している場合には、客先常駐の働き方について理解を深めてから選考に進むと良いでしょう。
インフラ業界では夜勤も求められるから
IT業界のうち、ITインフラの構築・保守に携わる企業の場合、ITサービスに欠かせないサーバーやネットワークを安定運用するためにシフト制の勤務が求められることもあります。時には夜勤が発生し、生活リズムが不安定になることもあるので、そうしたインフラ業界への未経験エンジニアとしての入社はやめとけと言われやすいのです。
しかしITインフラ業界には、ITサービスの土台を支える大きなやりがいを得られるため、不規則なシフト制勤務であってもインフラエンジニアの仕事を選ぶ方も多いです。エントリー先の企業の仕事内容をしっかりと理解し、入社後の働き方もイメージできていれば、就活に失敗することは少なくなるでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われやすい人の特徴
ここまで「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる理由として、業界事情や仕事内容の観点から解説してきましたが、中にはその人の資質や性格がエンジニアに向いていないことが理由で、未経験からの入社はやめとけと言われることもあります。
具体的にどのような人がエンジニアには向かないのか、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われやすい人の特徴についてご紹介していきます。
細かな作業を計画的に進めるのが苦手な人
エンジニアとしての仕事では、決められた納期を守って日々の仕事に取り組む必要があり、些細なミスがプログラム全体の動きを止めてしまうエラーを引き起こすこともあります。そのため細かな作業が苦手で、課題を計画的に進めるのが苦手な人は、エンジニアとしての適性がないと判断されて「やめとけ」と言われることがあります。
集中力や注意力が長続きせず、慣れてくると仕事が大雑把になってしまう場合にも、エンジニア就職はやめとけと言われることが多くなるでしょう。
しかしプログラミングの学習を始めてみた結果、プログラミングに強い興味が生まれ、地味な仕事やルーティンワークも苦にならなくなることも考えられます。自分の性格を決めつけてしまう前に、プログラミングの独学やインターンなどを通じて、一度エンジニアの仕事を体験してみると良いでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
コミュニケーションやチームワークが不得意な人
他者とのコミュニケーションが不得意で、チームワークを発揮して課題に取り組むのが苦手な人も、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われやすい人です。エンジニアは人付き合いが少なくても働けるイメージを持たれがちですが、実際には周囲と協調しながら仕事をしたり、クライアント企業とのやり取りが必要になったりすることも多い職種です。
システム開発の下流工程を担当するプログラマーであれば、比較的人との関わりは少ない環境で働くことは可能ですが、それでもチームメンバーと協力して仕事を進めるチームワークは欠かせません。そのため未経験からエンジニアを志望する場合には、プログラミングスキルだけではなく、コミュニケーション力やチームワークを磨く努力も重ねてみましょう。
IT業界のトレンドに興味がない人
IT業界の将来性や給料の高さを魅力に感じて未経験からエンジニアを目指しているが、IT業界のトレンドには興味がない人も、就職はやめとけと言われることが多いです。IT業界のエンジニアは、技術の進歩や業界の変化に合わせて常に勉強し続ける必要があり、IT業界のトレンドも積極的に追いかける姿勢が重要になります。
IT業界にあまり興味がなく、新たな技術や変化を勉強するのが苦に感じる場合には、未経験からエンジニアを目指すのは避けた方が良いかもしれません。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.新卒で未経験からエンジニアを目指すメリット
今後IT業界で活躍していきたい場合、新卒のポテンシャル採用をうまく活用して、未経験からエンジニアを目指すのは非常に効果的です。年齢を重ねてから未経験エンジニアとして転職しようとしてもハードルが高いので、新卒・未経験からエンジニアになることには大きなメリットがあります。
ほかにも未経験からエンジニアを目指すメリットとして、次の3つが考えられます。
-
・手厚い研修・教育が受けられる
・将来のキャリアパスが豊富
・自由な働き方を実現しやすい
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
手厚い研修・教育が受けられる
新卒・未経験でエンジニアとして入社した場合、企業が用意した手厚い研修・教育を受けられるメリットがあります。新卒であればポテンシャル採用として、入社後の研修・教育を前提として内定を出している企業が大半なので、実際にエンジニアとして働いている先輩社員を間近で見ながら、エンジニアとしてのキャリアを踏み出すことができます。
時にはOJTと呼ばれる実地研修も取り入れながら、独学やスクールよりも実践的なスキル・知識を身につけることも可能です。中途採用では企業側も即戦力としての活躍を求めることが多く、充実した研修・教育を受けられることは少ないので、新卒・未経験入社ならではのメリットです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
将来のキャリアパスが豊富
未経験からエンジニアを目指してIT企業に入社できれば、その後はIT系エンジニアの上位職種やフリーランスエンジニアなど、豊富なキャリアパスの中から進む道を決めることができます。たとえば、システム開発の技術力を高めてフルスタックエンジニアを目指すことも可能ですし、独立してフリーランスエンジニアとして働くことも可能です。
自分の興味・関心や理想の働き方に合わせて、豊富な選択肢の中から将来のキャリアプランを思い描けることは、新卒採用でIT企業に飛び込んだ方にとっての大きなメリットでしょう。
自由な働き方を実現しやすい
新卒で未経験からエンジニアを目指すことにより、自由な働き方を実現しやすいメリットもあります。テレワーク制度がある企業に入社することで自宅にいながら仕事に取り組めたり、フリーランスエンジニアとして独立して時間・場所に縛られない働き方を実現したりと、ほかの職種では難しい働き方も手に入ります。
こうした働き方を実現できるのも、実力主義・成果主義の色が強いエンジニアという職種だからこそのメリットです。高いスキルや専門性、豊富な実績を残し続ける必要はありますが、将来は自由度の高い働き方で社会人人生を送りたいと考えている方は、新卒・未経験からエンジニアを目指す価値があるでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.未経験からエンジニアへの就活を成功させるコツ
最後に、新卒・未経験からエンジニアへの就職を成功させるコツについて、次の3つのポイントをご紹介します。
-
・徹底した自己分析・企業研究を行う
・プログラミング言語やIT系資格を取得しておく
・IT業界の最新トレンドもチェックしておく
これらのポイントも踏まえながら、面接対策やエントリーシート対策に取り組んでみてください。
徹底した自己分析・企業研究を行う
未経験からエンジニアとして採用されるためには、IT業界やエンジニアを目指す志望動機や、自分自身の強み・適性への理解を深めておく必要があります。IT業界の業種ごとの特徴や、入社後の働き方について研究しておくことも欠かせません。徹底した自己分析・企業研究を行うことで、面接やエントリーシートでの回答にも深みが出て選考を有利に進めやすくなるので、しっかりと時間を取って取り組むようにしましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
プログラミング言語やIT系資格を取得しておく
IT業界やエンジニアへの志望度の高さを示し、エンジニアの仕事の土台ができていることを伝えるためにも、プログラミング言語やIT系資格を取得しておくと効果的です。Web系の企業であればHTML/CSSやJavaScript、アプリ開発を手掛ける企業ならSwiftやJavaなど、エントリーする企業に合わせて必要な言語を習得しておくのが有効です。
また、「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」などの資格を取得しておくと、IT業界に欠かせない基礎知識が身についていることをアピールできるので、積極的に学習してみましょう。
IT業界の最新トレンドもチェックしておく
未経験からのエンジニア就活を有利に進めるには、IT業界の最新トレンドをチェックしておくのもおすすめです。面接の時事テーマや逆質問の際などに、最新の業界トレンドが頭に入っていると、スムーズに受け答えができて面接官に好印象を与えることができるからです。日頃から新聞やニュースメディアでIT業界の情報収集をしていることをアピールすれば、IT業界への志望度の高さを示すこともできるので、就活対策も兼ねて業界トレンドをチェックしてみましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
6.まとめ
「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる背景として、本記事では次の7つの理由について解説してきました。
-
・技術力とコミュニケーション力の両方が必要になるから
・休日出勤や残業が発生しやすいから
・常にスキルを磨く必要があるから
・実力主義・成果主義が合わない人も多いから
・下請け企業では給料が低くなりがちだから
・客先常駐にストレスを抱えることが多いから
・インフラ業界では夜勤も求められるから
こうしたIT業界やエンジニア職種への理解を深めておかなければ、入社後にミスマッチを感じてしまい、就活に失敗してしまう可能性も高くなります。そのため周囲に「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われた場合には、なぜ避けた方がいいのかをじっくりと考え、それでもIT業界を目指すか別の業界に切り替えるかを判断することが大切です。
また、エンジニアという仕事の性質から、細かな作業が苦手な方やコミュニケーション力が低い人なども、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われてしまうことが多くなります。新卒・未経験からのエンジニア就活を成功させるためには、徹底した自己分析・企業研究や、プログラミング言語・IT系資格の習得が効果的なので、ぜひ実践してみてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる