
- 1.就活でよく質問される「ガクチカ」とは?
- 2.大学一年生から就活のために準備するべきこと
- 3.ガクチカでアピールすべき3つのポイント
- 4.大学一年生からガクチカを作るには何から始めるべき?5つのステップで解説
- 5.大学一年生からのガクチカ対策におすすめな5つの行動
- 6.まとめ
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1.就活でよく質問される「ガクチカ」とは?
「ガクチカ」という言葉は、就活本や就活メディアで多く目にするかもしれませんが、その意味を正確に答えることはできるでしょうか。ガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉で、就活の面接やエントリーシートでよく質問される内容なので、一つの合言葉として使われている用語です。
「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか?」「学生時代に力を注いできたことを教えてください」などと質問されることもあり、志望動機や自己PRとともに就活対策では重要な設問となっています。
就活が始まってからガクチカに悩む学生は多い
「志望動機や自己PRはすぐに書けるが、ガクチカは書く内容が思いつかない」と、悩んでしまう就活生は多いです。ガクチカは学生時代に取り組んできた活動について問われる質問なので、学業・アルバイト・部活動・サークル活動など、さまざまな活動がテーマになります。非常に自由度が高い質問なので、何を答えれば良いかわからなくなる学生もたくさんいます。
ですが、大学一年生からガクチカの意味を知り、企業が質問する意図を押さえておくことで、学生時代をどのように過ごせば良いのかが明確になってきます。多くのライバルが悩む質問だからこそ、大学一年生からしっかりと準備することに大きな意味があるのです。
ガクチカと自己PRの違い
大学一年生からガクチカ対策する場合、自己PRとの違いをしっかりと覚えておきましょう。自己PRは、企業に対して自分の強みやスキルをアピールするための場であり、自分を採用するメリットを感じてもらうことが重要です。そのためIT企業に応募するならプログラミングの経験を、営業職に応募するなら接客業のアルバイトで働いた経験などを伝えるのが効果的です。
一方のガクチカでは、課題や困難に対してどのような姿勢で取り組むのかがチェックされます。学生時代に達成した成果・実績よりも、活動の中でぶつかった壁をどう乗り越えたかが重視されるのです。ガクチカの質問を通じて、企業は学生の「人となり」を知りたいと考えます。
なのでガクチカ対策のためにと、部活動やアルバイトで大きな実績を残そうとするよりも、「アルバイトでミスしてしまった時に、どう対策してミスをなくす工夫をしたか?」といった視点で、日々の学生生活を送ることが大切です。
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2.大学一年生から就活のために準備するべきこと
大学一年生から就活対策に取り組む時には、ガクチカを含めて就活のために準備するべきこととして以下の3つがあります。
就活の全体像を理解しておく
企業がガクチカ・自己PRなどを質問する意図を知る
就活対策ではない自分の好きなことに取り組む
ここでは上記の3つのポイントについて、詳しく解説しましょう。
就活の全体像を理解しておく
大学一年生から就活を意識する場合には、まず就活の全体像を理解しておくことが大切です。そもそも就活とは、就職したい学生と人材募集したい企業のマッチングの場です。一般的な社会人の転職活動とは異なり、新卒採用では社会経験をほぼ持たない大学生を採用することになるため、企業は慎重に採用する学生を見極めようと考えます。
企業にとって採用活動は、人事部門の社員や就活サイトの掲載料など、多くのコストを支払って取り組むものです。そうした採用コストに見合った将来性のある学生かどうか、ガクチカをはじめとするエントリーシートや面接の回答で判断したいと思っているのです。
そうした企業の心理を踏まえれば、就活で内定を獲得するには「自分を採用するべき根拠・理由」について、スキル面・人物面、そして熱意とともに伝えることが重要であると理解しやすくなるでしょう。
企業がガクチカ・自己PRなどを質問する意図を知る
大学一年生から就活の準備に取り組むのであれば、企業がガクチカ・自己PRなどを質問する意図をしっかりと把握して、企業が求める回答を作ることを意識するのが大切です。ガクチカや自己PRをはじめ、エントリーシートや面接で聞かれる質問には、すべて意図があると考えると良いでしょう。
その質問を通じて企業は何を知りたいのか、どう回答すれば企業に好印象を持ってもらえるのかを考えながら就活対策に取り組むことで、ライバルよりも有利な立場で就活をスタートすることができます。たとえば、ガクチカは学生の「人となり」を知るため、自己PRは「学生を採用するメリット」を知るためという質問意図が挙げられます。こうした意図を理解しながら、就活での頻出質問に対応するのがコツです。
就活対策ではない自分の好きなことに取り組む
大学一年生のうちから就活を見据えて行動することも大切ですが、就活だけが目的の大学生活では、面白みがなくつまらないはずです。一見すると就活とは何の関係もなさそうな趣味の活動も、時にはガクチカのアピール材料になることもあります。たとえば、趣味のハンドメイド作品をフリマアプリで売るために、写真の撮り方やマーケティングを学んで実践するなど。
学生時代に自分が好きなことに取り組んだ経験が、就活でのエピソードとして活かされることも珍しくありません。就活対策は大学2年生、3年生になってから力を入れることもできるので、比較的時間に余裕のある一年生のうちに、さまざまな経験を積んでおくことをお勧めします。
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3.ガクチカでアピールすべき3つのポイント
就活でのガクチカでは、企業に評価されやすく、好印象を持ってもらえるポイントが存在します。ここではガクチカでアピールすべき3つのポイントについて、詳しくご紹介しましょう。
なぜその経験に取り組んだのか?
どんな課題に直面し、どう乗り越えたか?
その経験から何を学び、今後どう活かすか?
上から順番に解説していきます。
なぜその経験に取り組んだのか?
ガクチカについてエントリーシートや面接で回答する時には、「なぜその経験に取り組んだのか?」という根拠・動機が重視されます。たとえばガクチカでアルバイトについて書く場合には、学生生活の中で学業・アルバイト・部活動・サークル活動など、さまざまな活動があるにもかかわらず、なぜアルバイトに力を入れたのかが問われやすいです。
ガクチカに取り組んだ根拠・動機を伝える時には、「就活に役立つと聞いたから」「親にやれと言われたから」などの消極的な理由よりも、「将来に活かせる経験を積みたかったから」「志望業界の仕事を経験できるから」など、将来を見据えた自発的な理由を伝えるほうが良いでしょう。
どんな課題に直面し、どう乗り越えたか?
ガクチカの回答では、企業は学生の「人となり」に着目しているので、「どんな課題に直面し、どう乗り越えたか?」が評価の対象になります。何の課題にも直面せず、ただ大きな成果を出せた経験をアピールしても、企業から高評価は得られないでしょう。
もし学業についてガクチカを書くのであれば、「受験勉強に失敗して悔しい経験をしたことで、大学時代は計画的に勉強に取り組むように心がけた」など、ストーリー形式で伝えることにより採用担当者にとっても読みやすいガクチカになります。
その経験から何を学び、今後どう活かすか?
ガクチカで重視されるポイントとして、「その経験から何を学び、今後どう活かすか?」という点も挙げられます。企業は入社後、仕事にどのような姿勢で取り組めるかを重視しています。入社してすぐの頃は仕事で失敗することも多いですが、失敗から学びを得て、今後の仕事に活かしていける人物なら、積極的に採用したいと考えるのです。
ガクチカをアピールする時には、成功体験よりも失敗体験の方が効果的になることがあります。その理由も、失敗から学びを得たこと、その学びを活かせていることをアピールできるからです。
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4.大学一年生からガクチカを作るには何から始めるべき?5つのステップで解説
ここからは大学一年生からガクチカを作るための流れについて、5つのステップで解説していきます。
自己分析で志望業界を絞る
業界研究で求められるスキル・経験を知る
必要なスキルに合わせて課外活動に取り組む
活動を振り返りながら軌道修正する
取り組んだ経験を他者にアピールしてみる
就活本番をイメージしながら、これらの順番でガクチカ対策に取り組んでみてください。
自己分析で志望業界を絞る
まずは自己分析に取り組みながら、自分が将来どんな業界で働きたいのかを明確にしておきましょう。IT、商社、メーカー、官公庁など、応募する業界によって効果的なアピール方法は異なってきます。志望業界を絞りながら、関連するアルバイトやインターン、資格の取得を進めることにより、就活が成功するチャンスを高められるでしょう。
また、大学一年生から志望業界を決めておくことで、「この仕事は自分のやりたいことではないかも」と判断し、早めの段階で軌道修正できるメリットもあります。一つの業界だけに絞る必要はありませんので、興味のある志望業界をいくつかピックアップしておきましょう。
業界研究で求められるスキル・経験を知る
興味のある業界が見つかったら、次にその業界で求められるスキル・経験を調べてみましょう。たとえばIT業界に興味がある場合にも、Webデザインを実装したいのか、アプリ開発の仕事がしたいのか、業務用システムの開発に携わりたいのかによって、学ぶべきプログラミング言語は異なってきます。IT業界を目指したいからと、手当たり次第にプログラミング言語を学ぼうとしても、就活では役に立たないかもしれません。
志望業界で必要なスキル・経験を押さえておくことにより、将来の役に立つアルバイトやインターンを探すことにもつながるので、業界研究で深掘りしてみましょう。
必要なスキルに合わせて課外活動に取り組む
業界研究によって必要なスキルが見つかったら、そのスキルを身につけるために資格の勉強をしたり、スキルを実践できるアルバイトに応募したりすると良いでしょう。プログラミング言語やマーケティングなどの専門的なスキルだけではなく、営業職で役立つコミュニケーション力や、幹部候補の総合職でアピールできるリーダーシップを身につけるため、部活動やサークル活動に力を入れるのも良いでしょう。
活動を振り返りながら軌道修正する
必要なスキルに合わせて課外活動に取り組んだものの、自分の性格に合わなかったり、ピンと来なかったりする場合には、その場で軌道修正するのも大切です。もう一度自己分析に取り組んで、本当に自分がやりたい仕事が何なのかを洗い出し、あらためてスキルを身につけるための経験を積むことで、より精度の高い就活対策につながります。
取り組んだ経験を他者にアピールしてみる
就活本番でガクチカを回答するシミュレーションとして、これまでの経験を他者にアピールしてみるのも効果的です。友人に面接官役になってもらい、学生時代に力を入れて取り組んできたことをわかりやすく伝える練習をしておくと、選考でも落ち着いて回答しやすくなります。面接だけではなく、エントリーシートのガクチカを書く練習として、これまでの経験を文章にまとめて他者に読んでもらうのもおすすめです。
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5.大学一年生からのガクチカ対策におすすめな5つの行動
最後に、大学一年生から取り組むガクチカ対策におすすめな、5つの行動についてご紹介しましょう。就活の時にガクチカをスムーズにアピールするためには、以下のような活動に取り組むのが効果的です。
長期インターンに参加する
志望業界に役立つ資格を取得する
志望業界に近いアルバイトを始める
目標を設定して部活動・サークル活動に取り組む
学業での成績向上を目指す
それぞれの行動について、具体的に解説していきましょう。
長期インターンに参加する
大学一年生から参加できる長期インターンに取り組み、企業での実務経験を積むのは非常に効果的です。長期インターンは、まるでアルバイトのように企業の職場に足を運び、給料を受け取りながら実際の企業の仕事をこなすことを指します。IT企業でアプリ開発の仕事に取り組んだり、営業職のインターンで新規営業の仕事に取り組んだりと、正社員の働き方に近い仕事を経験できるのがメリットです。
長期インターンに取り組んだことのある学生は、そうでない学生よりも社会経験が豊富で、ビジネスマナーや業界で必要とされる知識が身についていると判断されます。それだけでもライバルとの差別化ができるほか、インターン中の仕事への取り組み方を伝えることで、魅力的なガクチカを作ることにも役立ちます。
志望業界に役立つ資格を取得する
志望業界で必須となる資格や役立つ資格がある場合には、大学一年生のうちから勉強しておくと良いでしょう。たとえば、営業職であれば営業車を運転して取引先に向かうために、運転免許が必要とされることも多いです。しかし就活が始まってから運転免許を新たに取得するのは難しいため、大学一年生の夏休みなどを使って取得しておくのがおすすめです。
また、就活で有利となる国家資格や難関資格は、年に数回しか試験日程が用意されていないなど、長期的なスケジュールを組みながら勉強しないと、資格の取得が難しいケースもあります。将来に向けて取得したい資格や必要な資格が決まったら、なるべく早めに試験日程や必要な勉強時間などをリサーチしておきましょう。
志望業界に近いアルバイトを始める
営業職を目指す場合は接客業、IT業界を目指す場合はデータ入力など、志望業界に近いアルバイトを始めるのも一つの手です。アルバイト経験をそのまま就活でのアピールにつなげられれば、ライバルとの差別化ポイントになります。アルバイト先で成果が認められ、バイトリーダーとしての役割を任されるようになれば、より魅力的なアピール材料となるでしょう。
なお、ガクチカ対策のためにアルバイトを始める場合には、なるべく裁量が大きい仕事、つまり自分で決められる範囲が大きな仕事を選ぶのがおすすめです。ファストフード店などのマニュアル通りに仕事をこなすアルバイトよりも、塾講師・家庭教師のように自分で指導方法を決められるアルバイトの方が、アルバイトへの取り組み方をアピールしやすくなるでしょう。
目標を設定して部活動・サークル活動に取り組む
大学一年生から意識するべきこととして、明確な目標を設定して部活動やサークル活動に取り組むこともおすすめです。明確なゴールに向かって、試行錯誤しながら日々努力しつつ、大きな壁を乗り越える経験は、ガクチカで語るエピソードと非常に相性が良いです。自分自身で課題を決め、周囲と協力したり創意工夫したりしながら取り組んだガクチカは、企業からも高く評価されます。
なお、就活では「部長・副部長」や「サークル代表・副代表」の経験が重視されることもありますが、ガクチカの場合は役職ではなく、どのような姿勢で部活動・サークル活動に取り組んできたのかが重要です。そのため無理に役職を目指したり、役職についていないのに嘘のエピソードを創作したりしないように注意しましょう。
学業での成績向上を目指す
企業の選考では、学業の成績・GPAを重視する企業も少なくないため、就活対策の一環として学業に力を入れることも重要です。日々の授業やゼミ活動、研究室での活動に取り組んだ経験が、そのままガクチカとして使えることもあります。企業に入社すると、会社という組織の中で協調しながら働く必要があるため、個人で取り組んだエピソードよりも、チームで課題に取り組んだエピソードの方がガクチカとの相性が良いです。
特にGPAなど、客観的な数字でアピールできるエピソードは採用担当者の興味を引きやすく、印象に残るガクチカを作ることができるので、就活対策のアルバイト・インターンや資格取得だけではなく、学業にもしっかりと取り組んでおきましょう。
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6.まとめ
大学一年生からガクチカ対策を行うことは、長期的に取り組んだ活動の中からさまざまなエピソードを選んでアピールできるので、ライバルよりも有利に就活を進めることに役立ちます。企業がガクチカで知りたい質問意図を理解した上で、「なぜそのガクチカに取り組んだのか?」「そのガクチカから得た学びは何か?」といった点をアピールできるように意識しながら、アルバイトやインターンに取り組むのが効果的です。
大学一年生からガクチカを作るためには、自己分析によって志望業界と求められるスキルについてリサーチしておき、そのスキル・経験を身につけられるような課外活動に取り組むのがおすすめです。資格取得や部活動・アルバイトのほか、学業で好成績を残せたこともガクチカのアピール材料になるので、今から就活を見据えた活動に取り組んでいきましょう。
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