
- 1.面接のガクチカはどこまで話す?失敗談や感情も重要ポイント
- 2.企業が面接でガクチカを質問する意図
- 3.面接でガクチカを話す流れ・順番
- 4.面接で高く評価されるガクチカの話し方
- 5.面接のガクチカでよく聞かれる深掘り質問と対策
- 6.面接でガクチカを話す時の注意点
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1.面接のガクチカはどこまで話す?失敗談や感情も重要ポイント
文字数制限のあるエントリーシートと比較して、面接ではある程度の時間を使って自由にガクチカをアピールできます。そのためどこまでの範囲を話せば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。その場合には、ガクチカを通じた成果・実績については短めに、ガクチカの過程や感情面については長めに話すことがおすすめです。
ガクチカの質問で企業が詳しく知りたいのは、あなたの人間性の部分です。ガクチカを頑張れたモチベーションは何だったのか、失敗にどう立ち向かったのか、その時にどう感じたのかをなるべく詳しく知り、自社の社風とマッチするかどうかを判断しています。そのためガクチカを面接で話す時にも、結果よりもプロセスを重視して伝えるのが効果的です。
ガクチカに取り組む中で失敗したこと、その失敗を乗り越えて結果を出せたことについて、ストーリー形式で伝えられると面接官の興味を引きやすくなります。困難にぶつかった時の感情・心情など、内面を伝えることも面接官からの評価を上げやすくなるので、積極的に伝えると良いでしょう。
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2.企業が面接でガクチカを質問する意図
面接でガクチカを効果的に話すためには、まず企業がなぜガクチカを質問しているのか、背景や意図を知っておくことが大切です。ここでは企業が面接でガクチカを尋ねる意図として、以下の3つをご紹介します。
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・ESに書かれたエピソードを深掘りするため
・論理的思考力を見るため
・人柄・価値観と自社のマッチ度を調べるため
それぞれの意図を踏まえて、話す内容を考えてみましょう。
ESに書かれたエピソードを深掘りするため
エントリーシートで質問されたガクチカについて、面接でももう一度質問される場合には、限られた文字数の回答からは伝えきれないエピソードを深掘りしたいという意図が考えられます。面接官もエントリーシートに書かれたエピソードが全てではないと理解しており、面接でより詳しく話を聞き、人間性を見極めたいと考えているのです。
面接ではガクチカの成果や実績について詳しく聞かれるよりも、エピソードの細部について深掘りされるケースが多いです。そのためガクチカで取り上げたエピソードについて、詳しい状況や当時の感情なども説明できるように備えておきましょう。
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論理的思考力を見るため
面接でガクチカについて質問する意図として、論理的思考力が身についているかを判断しようとするケースもあります。ガクチカは自分が過去に経験したエピソードをわかりやすく組み立て、相手に伝える力が求められるため、論理的思考力が表れやすいと考えるからです。そのため話の要点がまとまらず言いたいことがよくわからない回答となっている場合や、準備してきた原稿の丸暗記で面接官からの質問に答えられない場合には、企業からの評価を落とす原因になるため注意が必要です。
人柄・価値観と自社のマッチ度を調べるため
エントリーシートや面接でガクチカを尋ねることで、学生の人柄・価値観が自社とマッチするかどうかを再確認しようとする意図もあります。課題や困難への向き合い方、物事に取り組む時のモチベーションなどを把握することで、自社の雰囲気に馴染めるかどうかを知りたいと考えているのです。
企業の社風や雰囲気、求める人物像については、企業のHPやサイトサイトで発信していることが多いです。企業にとって魅力的な人材としてアピールするためには、こうした情報について企業研究で深く理解しておき、ガクチカの内容とリンクさせることが重要になります。
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3.面接でガクチカを話す流れ・順番
面接でガクチカについて話す時の基本構成として、以下の順番で伝えることが効果的です。
ガクチカの結論
ガクチカに取り組んだ理由・動機
ガクチカに取り組む中で直面した課題・困難
ガクチカでの課題・困難の乗り越え方
ガクチカから得た学び
まずは学生時代に何に力を入れたのかという結論を伝え、取り組んだ理由を説明。具体的なエピソードとともに活動の中で直面した課題・困難を取り上げて、その壁をどう乗り越えたのかを表現します。最後に、ガクチカからどんな学びを得たのか、その学びを入社後にどのように活かしたいのかを伝えるのが、魅力が伝わるガクチカの流れとなります。
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4.面接で高く評価されるガクチカの話し方
続いて、面接でガクチカについて回答する時、面接官から高く評価されるための話し方のポイントについても解説しましょう。
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・結論を最初に伝える
・丸暗記ではなくポイントを踏まえて話す
・具体的な数字を紹介する
・強調したい部分で抑揚をつけながら話す
・緊張を想定して声量・スピードを調整する
それぞれのコツを順番に解説しますので、原稿を作る際や受け答えの練習をする際に心がけてみてください。
結論を最初に伝える
就活のエントリーシートや面接といったビジネスシーンでは、結論ファーストの回答が好まれやすいです。最後まで聞かなければ結論がわからない回答よりも、最初に結論を伝えてこれから何について話すのかがわかりやすい回答の方が、面接官にとっての負担が少なくなります。聞き手の立場のことを考えて文章を組み立てられる人物という印象にもつながるため、ガクチカの回答では必ず結論ファーストで伝えるようにしましょう。
たとえば「あなたが学生時代に力を入れたことは何ですか?」と聞かれたのであれば、「私は学生時代に接客業のアルバイトに力を入れてきました。」のように、直接的な回答となる一文を最初に伝えるようにしましょう。
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丸暗記ではなくポイントを踏まえて話す
面接でガクチカについて質問されることを想定して、回答を丸暗記して話そうとする学生は少なくありません。しかし丸暗記での回答は面接官に違和感を与えやすく、途中で話したいことを忘れてしまった時にパニックに陥りやすいデメリットもあります。途中で面接官から質問があった時にもスムーズに受け答えできなくなるので、文章の丸暗記は避けるようにしましょう。
ガクチカを魅力的に伝えるためには、文章全体を覚えておくのではなく、伝えたいポイントやキーワードを押さえて暗記するのがおすすめです。前述した基本構成の流れで、ガクチカに取り組んだ理由や具体例、そこから学んだこと、入社後にどう活かしたいのかといったポイントを、要点だけ覚えて回答を組み立てるようにしましょう。
具体的な数字を紹介する
ガクチカの回答で面接官に好印象を持ってもらうためには、具体的な数字をアピールするのが効果的です。たとえば「部長として多くの部員を取りまとめてきました。」と表現するよりも、「部長として15人の部員を取りまとめてきました。」と伝える方が、具体性が増して詳しく話を聞きたいという印象を持ってもらえます。「アルバイト先の売上を30%増やすことに成功しました。」など、ガクチカのエピソードで数字で伝えられる部分があれば、積極的に取り入れてみましょう。
人数や増加率のほかにも、金額・日付・勉強時間などもガクチカでアピールしやすい数字です。数字を活用すると、どこかで聞いたようなガクチカエピソードではなく、あなた自身の独自のエピソードとして印象に残りやすくなるでしょう。
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強調したい部分で抑揚をつけながら話す
エントリーシートとは異なり、面接ではガクチカの回答を声のボリュームや話す速さで抑揚をつけながら伝えることができます。強調したい部分では大きな声でゆっくりと話し、そうでない部分は普通の声量とスピードで話すようにすると、アピールポイントを効果的に面接官へ表現することができます。
一方で、ガクチカの回答を一定のペース・一定の声量で話し続けていると、まるで事務的に回答を読み上げているような印象につながり、評価を得られにくくなってしまいます。面接本番でいきなり抑揚をつけて話すことは難しいため、普段の会話や面接の練習から抑揚をつけた話し方を意識してみましょう。
緊張を想定して声量・スピードを調整する
企業の面接のような緊張する場では、緊張によって声が小さくなり、早口になりやすい傾向があります。面接対策でゆっくりと大きな声で話せるように練習していたとしても、本番はやや声が小さく、やや早口になってしまうものです。そのため本番の緊張を想定して、面接の練習ではおおげさなほど大きな声、ゆっくりとしたスピードで話すと良いでしょう。
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5.面接のガクチカでよく聞かれる深掘り質問と対策
面接でガクチカについて質問される時には、あなたの回答の後、面接官からエピソードの細部について深掘りする質問があることも多いです。こうした深掘り質問にもスムーズに回答できると、面接官の評価を高めることができます。
ここではガクチカの回答でよくある深掘り質問の例として、以下の5つを解説しましょう。
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・なぜそれをやろうと思ったのですか?
・その活動の中で困難だったことは何ですか?
・その出来事からどんなことを学びましたか?
・学びを社会でどう活かしたいと思いますか?
・当時に戻って改善できるなら何を行いますか?
それぞれの質問意図や、回答のコツとともにご紹介します。
「なぜそれをやろうと思ったのですか?」
ガクチカの活動に対して、どのような動機で取り組んだのかを質問することで、あなたがどんなモチベーションで行動するタイプの人物なのかを見極めようとする深掘り質問です。「子どもの頃に○○という出来事があり、興味があったから」「このように行動することで、多くの人に喜んでもらえると思ったから」など、自発的かつ明確な目的意識を持って取り組んだことをアピールできるのが望ましいです。
一方で、「周囲に勧められたから」「やることがなく暇だったから」「就活の役に立つと聞いたから」など、受け身で消極的な理由を回答してしまうと、熱意が低い学生とみなされて評価を落とす原因になります。ガクチカに取り組んだ当時のことを振り返り、その時の思考や感情を思い出しながら、ガクチカに取り組んだ理由についてまとめておきましょう。
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「その活動の中で困難だったことは何ですか?」
ガクチカの活動を通じて、どのような課題・困難にぶつかったのか、それをどう乗り越えたのかを深掘りする質問であり、あなたの人間性をより深く理解するための問いです。社会人になれば任される責任や仕事も多くなり、課題・困難に直面するシーンも多くなります。その時に逃げ出したり途中で投げ出したりせず、努力して壁を乗り越えられる人物かどうかをチェックしています。また、どのような壁を困難と感じるのか、その時にどのような感情になるのかを尋ねることで、あなたの価値観を知ろうとする意図もあります。
回答の際には、ガクチカの中で直面した課題や困難を正直に伝え、その壁を乗り越えるための工夫や努力、当時の感情などをできるだけ詳しく伝えるようにしましょう。嘘や誇張を混ぜてより良い自分をアピールするのではなく、そのままの自分を表現することがポイントです。
「その出来事からどんなことを学びましたか?」
過去の経験を振り返って、成功や失敗から学びを得て、次の機会に活かせる人物かどうかをガクチカから知ろうとする深掘り質問です。過去の出来事から学びを得られる人物は、成功や失敗から多くのものを吸収して、人よりも速いスピードで成長する人材であると判断されます。ガクチカから学びをスムーズに答えられないと、成長意欲や上昇志向が低い人物という印象につながってしまいます。
そのためガクチカのエピソードと絡めながら、「アルバイト先での経験から、チームワークの大切さを学びました」「ゼミ活動の経験から、計画性を持って行動することの重要性を知りました」など、入社後にも活かせる学びをアピールできると良いでしょう。
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「学びを社会でどう活かしたいと思いますか?」
ガクチカでは過去の出来事について話す割合が多いですが、ガクチカでの経験を未来に活かす視点からの深掘り質問も珍しくありません。学生時代の経験や経験から得た学びを、社会人になってからどのように活かし、会社や社会に貢献するのかという意識が問われる質問です。
応募企業での業務内容や事業内容をもとに、具体的なイメージととともに入社後のビジョンを説明できると、企業研究が十分で高い意欲のある学生と評価してもらうことができます。「学生時代に培ってきたコミュニケーション力をもとに、入社後はチームの潤滑油となるようなエンジニアとして働きたいです。」といった書き方で将来のビジョンを詳しく説明してみましょう。
「当時に戻って改善できるなら何を行いますか?」
ガクチカで取り組んできた活動やエピソードについて、現在の視点から改善する姿勢を尋ねることにより、分析力や工夫力を知ろうとする質問です。より良い結果を得るために工夫できたこと、改善できたことについて質問し、あなたがどれだけ成長意欲・上昇志向がある人物かをチェックしています。
ガクチカの出来事を振り返ってみて、もっと良くできたのではないかと感じる点や、成長した今の自分であれば改善できる点などを率直に伝え、改善や成長への意欲を示す回答が効果的です。ただし、自分をより良く見せようとする気持ちから、「もっと勉強すればTOEICで990点満点を取れたと思います。」など、非現実的なほど完璧な結果を求めるのは避けた方が良いでしょう。
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6.面接でガクチカを話す時の注意点
最後に、面接でガクチカについて質問された時に気をつけたい、話し方の注意点についてもご紹介します。
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・口癖や語尾に注意する
・3分以上の長さは避ける
・話す態度や姿勢に気を付ける
面接対策や練習をする時には、これらのポイントも踏まえて話すようにしてください。
口癖や語尾に注意する
過去の出来事について思い出しながら話すガクチカでは、「えー」「えっと」「あの」といった言葉が出てきやすい回答でもあります。こうした口癖が多くなると、スムーズに受け答えができず、自信のない学生という印象につながってしまいます。自己分析や企業研究、面接対策が不十分な学生と思われることもあるため、無意識に出てこないように練習する必要があります。
また、緊張が原因で語尾が小さくなり、文章の最後が聞き取りにくくなるケースも多くあります。最初から最後まではっきりと話せるように、練習を重ねておきましょう。
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3分以上の長さは避ける
面接でガクチカを伝える時には、できるだけ短い時間でアピールポイントを話すことが重要であり、3分以上の長いアピールは避けなければなりません。面接でガクチカについて話す時間は1分程度が目安、長くとも3分以上にならないように、原稿をまとめておく必要があります。
3分以上の長いアピールとなってしまうと、相手の立場への配慮が足りない学生、自分本位な学生というイメージを持たれる可能性があるほか、面接官の集中力が下がって印象に残りづらくなることもあります。「1分程度で話してください」などと時間制限がある場合は極力その通りに、時間制限がない場合にもなるべく短い時間でアピールポイントを伝えられるように練習しておきましょう。
話す態度や姿勢に気を付ける
面接でガクチカの話す内容ばかりに気を取られていると、話す姿勢が自信なさげに見えることもあれば、横柄な態度で話しているかのような印象を与えることもあります。面接ではガクチカの内容はもちろん、面接に臨む態度も評価の対象となっているため、マナー違反には注意しなければなりません。
ガクチカについて回答する時には、しっかりと面接官の方に体を向け、相手の目を見て話すことが基本です。貧乏ゆすりや手遊び、顔や髪を触るなどの行為もマイナス印象につながるため注意しましょう。
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まとめ
面接でガクチカについて回答する時には、活動の結果や成果については短めに、成果を得るまでの過程やプロセスについては長めに話し、あなた自身の人柄や価値観が伝わるようにアピールするのが効果的です。エントリーシートには書かれていないエピソードの詳しい話を聞きたい面接官が多いため、ガクチカに書いたエピソードを深掘りする回答を事前に用意しておくと安心です。
ガクチカの回答で高く評価されるためには、結論ファーストで回答することや、丸暗記ではなくポイントやキーワードを覚えて話すことなどが効果的です。本記事で解説してきた深掘り質問の意図と対策についても参考にしながら、面接対策や練習に取り組んでみてください。
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