面接で高評価なガクチカの話し方は?適切な長さや深堀り質問も解説

しかし、「何を話せば評価されるのか分からない」「深掘り質問にうまく答えられない」と悩む学生も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、企業がガクチカを質問する意図や評価ポイント、伝わる構成の作り方、話し方のコツを解説します。面接でよくある深掘り質問への対策や話す内容の範囲も具体的に紹介していますので、面接対策の参考となれば幸いです。

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1. 企業が面接でガクチカを質問する意図

新卒採用における面接では、ほとんどの企業が「ガクチカ」やガクチカに関連する質問をしています。一体なぜ多くの企業が「ガクチカ」について質問するのでしょうか。
そこで本章では、企業がガクチカを質問する意図と、どのような対策をすればよいかまで解説していきます。
ESに書かれたエピソードを深掘りするため
面接でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を質問する目的の一つは、エントリーシートに書かれた内容の「信ぴょう性」や「理解の深さ」を確認するためです。
ESの文章だけでは、どのような考えで行動したのか、どんな課題をどう乗り越えたのかが十分に伝わりません。そこで面接官は、具体的な行動や背景を掘り下げながら、学生本人の主体性・思考力・再現性を見極めようとします。
単なる暗記ではなく、自分の言葉で語れるように準備しておきましょう。
関連記事:【就活ES完全マニュアル】エントリーシートとは?書き方・例文・マナーまで徹底解説!
論理的思考力を見るため
面接官は、ガクチカの質問を通じて論理的思考力を評価しています。どんな経験でも、「なぜそれに取り組んだのか」「どのように課題を分析し、行動を選択したのか」といった流れに筋が通っているかが重要です。
話の順序がバラバラだったり、感情的な説明に偏ったりすると、論理性に欠ける印象を与えてしまいます。主張・理由・結果の流れを意識して話すことで、限られた時間でも説得力のある回答が可能になります。
人柄・価値観と自社のマッチ度を調べるため
企業はガクチカを通して、学生の価値観や人柄が自社のカルチャーと合うかを見極めています。
どんな点にやりがいを感じるのか、困難な状況でどう振る舞うのかといった行動特性から、その人がチームで活躍できるかを判断しているといえるでしょう。
特に近年は「カルチャーフィット」が重視されており、スキルよりも価値観の一致を優先する企業も増えています。ガクチカを話す際は、自分の考え方や判断基準が伝わるよう意識しましょう。
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2. 企業がガクチカを聞くときに見ているポイント

企業がガクチカを聞くときに見ているポイントは、主に以下の5つです。
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・再現性
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・積極性
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・チーム内での役割
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・カルチャーフィット
-
・ポテンシャル
それぞれ詳しく解説していきます。
再現性
企業は、ガクチカで示した成果が「社会人になっても再現できるか」を重視します。たとえば、チームで成果を上げた経験がある場合、その成功が環境や運に左右された一時的なものではなく、自分の努力や工夫によるものかを見ています。
再現性を伝えるには、「課題→行動→結果→学び」の流れを明確に語ることがポイントです。自分の考え方や行動パターンが今後の仕事にどう活かせるかを意識して説明しましょう。
積極性
ガクチカを通して評価されるのは、受け身ではなく主体的に行動したかどうかです。たとえば、課題を見つけて自ら提案したり、チームをまとめたりといった「自発的な行動」があると高評価につながります。
企業は、与えられた仕事を待つ人よりも、自ら動いて環境を変える人材を求めています。どんな場面で「自分から動いたのか」を具体的に示すことで、積極性を効果的にアピールできるでしょう。
チーム内での役割
チーム活動の経験を語る際、面接官は「あなたがどんな役割を果たしたのか」を重視します。
リーダーだけでなく、サポートや調整役としてチームを支えた経験も評価されるため、「話すことがない」という場合も一度過去の経験を洗ってみるとよいでしょう。
大切なのは、自分の役割を理解し、チーム全体の成果に貢献できたことを伝えることです。「自分がチームにどう貢献したのか」を具体的に話すことで、協働力や責任感を効果的にアピールできます。
関連記事:ESでチームワークを印象的に伝えるコツ!自己PRを書く時のNG例文も解説
カルチャーフィット
企業は、ガクチカの内容から学生の価値観や働き方の傾向を見極め、自社文化に適応できるかを判断しています。
挑戦を重んじる会社では、困難を恐れず行動した経験が評価される一方、協調を重視する会社では、チームワークを意識した行動が重視されます。企業ごとに求める人物像は異なるため、応募先の社風や理念を理解したうえで、自分の価値観がそれに合致することを意識して伝えるとよいでしょう。
ポテンシャル
新卒採用では、過去の実績よりも「今後の成長の可能性=ポテンシャル」を見られます。このポテンシャルを測る質問の一つがガクチカです。
どんな課題に直面し、どう考えて行動したか、その経験から何を学んだかが評価のポイントとなります。結果よりも「過程」や「思考の変化」を具体的に伝えることで、成長意欲を示せるでしょう。
完璧な成功体験でなくても構いません。失敗を通じて成長したストーリーのほうが、ポテンシャルを感じさせるケースも多いのです。
3. 伝わりやすいガクチカの構成

伝わりやすいガクチカの構成は、(結論→背景→課題→行動→結果→学び)」という、いわゆる「PREP法」に近い型を使うと書きやすいです。
このままでは漠然としておりイメージが湧きづらいため、まずは1分程度(約300文字)で話せるガクチカの例文を紹介します。
【1分で話せるガクチカ例文】
私が学生時代に力を入れたのは、大学のサッカーサークルでの運営改善です。
当時、練習への参加率が低く、チームの一体感が失われていました。そこで私は原因を分析し、メンバーへのアンケートを実施しました。その結果、「練習内容が単調」という意見が多かったため、週ごとにテーマを設ける新しいメニューを提案し、運営メンバーと協力して実施しました。
結果として、参加率が約30%向上し、大会でも過去最高成績をおさめることができました。
この経験から、課題を数値的に把握し、周囲を巻き込みながら改善を進める大切さを学びました。今後もチームの成果に貢献できる姿勢を大切にしたいです。
続いては、結果から学びの部分における、6つのフェーズにわけて詳しく解説していきます。
関連記事:ガクチカの作り方・考え方を5ステップで解説!思い浮かばない時の対策も紹介
まずは結論を伝える
話の冒頭では、どんな取り組みを行ったのかを簡潔に伝えることが大切です。
冒頭の例文だと、「私が学生時代に力を入れたのは、大学のサッカーサークルでの運営改善です。」の一文があてはまります。
このように一言で概要を示すと、聞き手は内容をイメージしやすくなります。最初に結論を述べることで、話全体に一貫性が生まれ、印象にも残りやすくなるでしょう。
背景と目標を伝える
取り組みのきっかけや目的を説明することで、あなたの行動の動機や考え方が伝わります。
冒頭の例文なら、「当時、練習への参加率が低く、チームの一体感が失われていました。」の一文があてはまります。
背景と目標を明確にすることで、ストーリーに説得力が増し、課題への理解度や主体性も示すことができます。
課題とそのときの行動を説明する
次に、直面した課題と、それにどう対応したかを具体的に話します。
冒頭の例文なら、「そこで私は原因を分析し、メンバーへのアンケートを実施しました。その結果、『練習内容が単調』という意見が多かったため、週ごとにテーマを設ける新しいメニューを提案し、運営メンバーと協力して実施しました。」の2文があてはまります。
ほかにも、「SNSでの告知方法を見直し、ターゲット層に合わせた投稿を週3回実施した」など、数値や工夫を入れるとリアリティが出るでしょう。
この部分は、あなたの思考力や行動力を最もアピールできる場面です。行動の根拠や意図をセットで説明することを意識することが大切です。
結果を説明する
自分の行動によって、どんな成果が得られたのかを具体的に伝えます。
冒頭の例文のように「結果として、参加率が約30%向上し、大会でも過去最高成績をおさめることができました。」などと数値を交えると、説得力が高まります。もし結果が思うように出なかった場合でも、課題をどう分析し、どんな学びを得たかを補足すれば、成長意欲を示せます。
結果の大小よりも、過程の納得感を重視しましょう。
学んだことと活かし方を伝える
最後に、経験を通して得た学びと、それを今後どのように活かすかを話します。
冒頭の例文なら、「この経験から、課題を数値的に把握し、周囲を巻き込みながら改善を進める大切さを学びました。今後もチームの成果に貢献できる姿勢を大切にしたいです。」の部分があてはまります。
学びを明確にすることで、自己成長の意欲やポテンシャルが伝わります。
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4. 面接で高く評価されるガクチカの話し方

面接では内容もさることながら、その話し方もポイントになります。
たとえば、以下のことを意識するだけでもグッと好印象になるでしょう。
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・丸暗記ではなくポイントをふまえて話す
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・具体的な数字を紹介する
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・つなぎ言葉はなるべく使わない
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・1分以内にまとめる
-
・相手の目を見て話す
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・強調したい部分で抑揚をつけながら話す
-
・緊張を想定して声量、スピードを調整する
最初から全てを意識することは難しいですが、まずは1、2個からはじめることはできるはずです。練習も重ねながら、少しずつできることを増やしていきましょう。
丸暗記ではなくポイントをふまえて話す
ガクチカは原稿を丸暗記して話すよりも、「結論」「背景」「課題」「行動」「結果」「学び」というポイントを押さえて伝える方が自然です。
丸暗記だと緊張で言葉が飛んだときに修正が効かず、不自然な印象を与えてしまいます。構成を理解しておけば、多少言葉が変わっても要点を外さずに話せるでしょう。質問の流れに合わせて柔軟に補足を加えることも可能になります。
重要なのは、暗記よりも「自分の経験を相手に伝える意識」を持つことです。
具体的な数字を紹介する
面接官に説得力をもって伝えるためには、成果や状況をできるだけ「数字」で示すことが効果的です。
たとえば「メンバーの参加率を30%向上させた」「売上を前年比20%増加させた」など、定量的なデータを加えることで、努力の成果が明確になります。また、数字を用いると話の印象が強くなり、他の学生との差別化にもつながります。
ただし、誇張は禁物です。事実をベースに、聞き手がイメージしやすい形で数字を使いましょう。
つなぎ言葉はなるべく使わない
面接などの重要な場面で、「えっと」「その」「あのー」といった無意識のつなぎ言葉が多いと、聞き手に「準備不足」「落ち着きがない」といったマイナスな印象を与えてしまいます。これは、話者が自信を持っていないように聞こえてしまうためです。
緊張していても、無理に話し続けようとせず、考えるときは短く間(ま)を取る方が格段に好印象です。
言葉に詰まりそうになったら、「一拍置く」ことで、話に論理的な区切りと自信を感じさせる話し方に変わります。意識的に沈黙を活用することが、説得力のあるコミュニケーションの鍵となります。
1分以内にまとめる
面接官は多くの学生と会うため、簡潔に話せるかどうかも評価ポイントです。
1分以内で話すことを目安とし、300文字程度でガクチカを準備しておきましょう。
1分以内でまとめるには、話す内容を「結論」「行動」「結果」の3点に絞るのがおすすめです。最初に結論を述べ、具体的なエピソードを簡潔に補足することで、印象的かつ聞き取りやすい自己表現が可能になります。
関連記事:ガクチカを1分で話す時のコツ!約300文字で効果的に伝えるポイントを解説
関連記事:ガクチカを30秒で効果的に伝えるコツ!面接で好印象につながる話し方
相手の目を見て話す
面接中に視線を合わせることで、信頼感や積極性を示すことができます。
ずっと見つめるのではなく、要所で目を合わせてうなずくと自然な印象になるでしょう。複数の面接官がいる場合は、発言のたびに視線を順に向けることで、全員に誠実な印象を与えることができます。
緊張し目を合わせられない場合は、相手のおでこ辺りを見るようにすると不自然にならずおすすめです。
強調したい部分で抑揚をつけながら話す
声のトーンを使い分けることで、話に立体感が生まれます。話し方それ自体が直接評価に影響を及ぼすわけではありません。しかし、工夫することで相手の印象に残る面接となります。
成果や学びなどの重要な箇所では少し声を張り、背景説明などは穏やかに語ると、聞き手に理解されやすくなるでしょう。あらかじめ抑揚を意識して練習すると、本番でも自然に伝わる表現ができます。
緊張を想定して声量・スピードを調整する
緊張すると早口になりやすく、声が小さくなる傾向があります。面接では普段よりも約1.2倍の声量と、1.5倍ほどゆっくりしたテンポを意識しましょう。
事前に模擬面接を録音し、自分の話し方を客観的に確認すると、本番でも安定して話せるようになります。
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5. 面接でのガクチカはどこまで話せばいい?

面接でのガクチカは、すべてを細かく話す必要はありません。大切なのは「何を伝えたいか」を明確にすることです。
エピソードの中から特に伝えたいポイントを1つ選び、構成に沿って簡潔にまとめましょう。目安としては1分程度=約300文字が理想です。これ以上長いと集中力が途切れ、印象が薄れてしまうこともあります。
要点を意識し、「結論→背景→行動→結果→学び」という順序で整理することで、短くても印象に残る話ができます。また、面接官に補足質問をされることを前提に、詳しい説明は後半に回すと会話が自然に続きやすくなるでしょう。
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6. 面接のガクチカでよく聞かれる深掘り質問と対策

ガクチカを聞く質問では、以下のような深掘り質問がくることがあります。
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・なぜそれをやろうと思ったのですか?
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・その活動の中で困難だったことは何ですか?
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・その出来事からどんなことを学びましたか?
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・学びを社会でどう活かしたいと思いますか?
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・当時に戻って改善できるなら何を行いますか?
それぞれガクチカに関連していることは確かですが、回答内容は異なるため相手の意図を組んだ返しをする必要があります。
各質問ごとの対策をご紹介していきますので、質問がきても答えられるようにしておきましょう。
「なぜそれをやろうと思ったのですか?」
この質問は、「動機」や「価値観」を深掘りするためです。企業は、学生がどんな基準で行動を選ぶのかを通じて、社風や仕事への向き不向きを判断しています。
答える際は、「きっかけ→目的→行動」という流れで整理しましょう。たとえば、「〇〇を通じて△△を身につけたいと思った」と目的を明確にすることで、自発的に行動できる人物であることをアピールできます。
単なる「誘われたから」「流れで始めた」といった受動的な理由ではなく、自分の考えをもって行動していることを伝えるのがポイントです。
「その活動の中で困難だったことは何ですか?」
この質問は、課題対応力や粘り強さを見極める意図があります。困難の内容よりも、「どう乗り越えたか」「そこから何を学んだか」が重視されます。
回答の際は、まず「どんな課題があったのか」を具体的に説明し、その後に「原因分析→工夫→結果」という流れで話すと効果的です。「忙しさ」や「人間関係の不一致」といった抽象的な表現ではなく、実際にとった行動を具体的に伝えると、主体性のある姿勢を印象づけられます。
「その出来事からどんなことを学びましたか?」
この質問は、経験をどのように自分の成長につなげているかを確認する意図があります。企業は、経験を振り返って成長できる「学習力」のある人を評価します。
答える際は、「学び」だけでなく「なぜそう感じたのか」まで言語化すると説得力が増します。たとえば、「自分の意見を伝える大切さを学んだ」というだけでなく、「当初は意見を出せず課題が長引いたため、改善の必要性を実感した」と具体化するとよいでしょう。
表面的ではなく、行動と結びついた学びを伝えることが重要です。
「学びを社会でどう活かしたいと思いますか?」
この質問は、「学生時代の経験」と「社会人としての成長」を結びつけられるかを確認するものです。企業は、経験を今後どう応用できるのかを通じて、入社後の成長意欲をみています。
答える際は、「学び→社会での活かし方→企業での貢献」という流れで説明しましょう。たとえば、「チームで意見をまとめる力を学んだ→職場でも多様な人と協力して成果を出したい」といったように、実践的な活用イメージを示すと良い印象を与えます。
「当時に戻って改善できるなら何を行いますか?」
この質問は、自己分析力と改善思考を見ています。企業は、失敗や課題をどう受け止め、次にどう生かそうとするのかに注目します。
答える際は、「当時の課題→改善の方向性→その理由」の順に整理するのがポイントです。「うまくいったから改善点はない」と答えるのは避けましょう。どんな成功体験にも反省点や成長の余地はあります。具体的な改善策を述べることで、常に成長を目指す姿勢や柔軟な考え方をアピールできます。
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7. まとめ
ガクチカは、学生時代の経験を通じて「自分がどんな人物か」を伝えるための重要な質問の一つです。企業の意図を理解し、論理的な構成で話すことができれば、より説得力を高められるでしょう。
また、深掘り質問にも備えて具体的なエピソードを整理しておくことが大切です。自分の行動や考え方をしっかり言語化し、自信を持ってガクチカを語れるように準備を進めましょう。
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