英語力をアピールするガクチカの書き方!企業の評価基準や構成をまとめるコツを解説

英語力をアピールするガクチカの書き方!企業の評価基準や構成をまとめるコツを解説
大学の授業や資格の勉強、留学経験などを通じて身につけた英語力は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)のエピソードとして最適なテーマの一つです。英語力を高めるまでに経験した課題・困難と、それを乗り越えるプロセスについて伝えることにより、入社後にどのような姿勢で業務に取り組む人物なのかをアピールしやすくなります。 また、ガクチカの回答で企業が見ているポイントや評価基準、あなた自身の強みが伝わりやすいアピール構成などを踏まえて書くことにより、さらに選考での評価を高めることが可能です。 そこで今回の記事では、英語力をアピールするガクチカの書き方のポイントについて、企業の評価基準やおすすめ構成とともに解説します。英語力のアピールで気をつけたい注意点についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.英語力はガクチカのアピール材料におすすめ

大学時代に取り組む課外活動の中でも、「英語力」は就活でもアピールしやすく、ガクチカのエピソードとして最適なテーマの一つです。というのも、英語力を身につける過程は採用担当者にとってもイメージしやすく、どんなポイントで壁にぶつかり、どのように乗り越えたのかがイメージしやすいからです。

たとえば、「ライティングやリーディングには自信がついたが、スピーキングを伸ばすことに壁を感じ、留学することを決意した」のようなストーリーは、採用担当者にとっても共感が得られやすい構成です。こうした流れの中で、「なぜ英会話教室や国際コミュニティへの参加ではなく、留学を選んだのか」「留学中にどんな困難に直面したのか」についてアピールできると、ガクチカを通じて企業が知りたい人間性・価値観を効果的に伝えることもできます。

周囲のライバルと比べると、自分よりもTOEICの点数が高く、豊富な留学経験を持つ学生も多いため、「自分のレベルで英語力をアピールするのは意味がないのでは?」と感じる方も少なくありません。しかしガクチカで評価されるのは、英語力の高さではなく、その英語力を身につけるまでの過程ですので、自信を持って堂々とアピールすることが大切です。

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2.企業がガクチカを見る時の評価基準

続いて、企業が学生のガクチカを見る時に、どんなポイントに注目しているのか、具体的な評価基準をご紹介していきます。
 

  • ・物事への取り組み方を知るため

    ・企業の社風とのマッチ度を見るため

    ・学生のスキル・経験を参考にするため


エントリーシートや面接での回答は、上記のような視点からチェックされていることを踏まえて、英語力をアピールするガクチカを作成しましょう。

物事への取り組み方を知るため

エントリーシートや面接で、企業が自己PRや長所・短所以外にガクチカを追加で質問する背景として、学生が物事へどう取り組むのかを知りたいという意図があります。たとえば、アルバイトへの取り組み方や、学業での課題への取り組み方は、企業に入社した後の業務への取り組み方と共通することが多く、入社後の働き方のイメージを膨らませたいと考えているのです。

仮に、英語力を高めるためのエピソードとして「英語力を磨くため、教授からお薦めされたイギリス留学のプログラムへ当日応募しました。」のような経験をアピールできると、目標を達成するために素早く行動を起こせる人物という印象につながります。企業がそういった行動力のある人材を求めている場合には、内定を獲得できるチャンスも高まるでしょう。

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企業の社風とのマッチ度を見るため

ガクチカでは過去に取り組んできた活動について、エピソードとともに紹介する項目なので、学生の回答から人柄・価値観を知りたいと考える意図もあります。学生がどういったモチベーションで行動するのか、課題や困難にぶつかった時にどう対処するのかをエピソードを通じて把握し、自社の社風とどれだけマッチしているかを調べているのです。

たとえば、若手の社員に責任ある仕事をどんどん任せていく社風の企業であれば、自分の今の実力よりも難易度の高い課題を与えられた方がモチベーションが高まりやすい学生が、高く評価される傾向にあります。チームワークを重視して働く社風の企業では、自分の力だけで課題に取り組む学生よりも、周囲を頼りながら課題に取り組む学生の方が評価されやすくなるでしょう。

学生のスキル・経験を参考にするため

英語力のようなスキルを向上させてきたガクチカは、その学生の人物性を見ると同時に、どのような強みを持っているのかを知る参考としてチェックされます。たとえば、TOEIC800点の学生が二人応募してきたとして、一人は独学でひたすら英語力を磨いてきた学生、もう一人は留学や国際コミュニティへ参加しながら英語力を磨いてきた学生だったとしたら、企業によってどちらの人材を欲するかは異なります。

自己PRでは同じTOEIC800点というアピールの学生だったとしても、ガクチカから英語力を高めるための過程を知ることにより、即戦力として活躍できるメンバーかどうかを見極めているのです。

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3.ガクチカで英語をアピールする時に効果的なエピソード

ガクチカで英語力をアピールしていきたいと考えた時、重要になるのは英語力の高さを裏付けるエピソードです。どのようなプロセスを通じて今の英語力を獲得したのか、具体的にアピールするために以下のようなエピソードを紹介するのが効果的です。
 

  • ・留学経験

    ・TOEICなどの資格試験

    ・ゼミ・研究室での体験

    ・国際交流コミュニティへの参加


それぞれのエピソードについて、どのようにアピールしたら良いのかを解説します。

留学経験

英語力をアピールするガクチカのエピソードとして効果的なのが、海外への留学経験です。特に数ヶ月にわたる長期の留学経験は、経験している学生が少なく、そのエピソード自体がライバルとの差別化ポイントとなります。なぜ留学という選択肢を選んだのか、留学を通じてどのように変化したのかを具体的な描写とともにアピールできると、英語力に加えて人物性が評価されやすくなります。

留学前のTOEICの点数と、留学後のTOEICの点数を比較しながら紹介するなど、数字を使って留学前後の変化をアピールするのも効果的です。

TOEICなどの資格試験

TOEICや英検をはじめとする 英語関連の資格試験は、英語力を客観的な評価でアピールできるほか、資格試験の合格までのプロセスを具体的にアピールしやすいため、ガクチカのエピソードとしておすすめです。取得した資格について説明するだけではなく、その資格を取るまでにどのように勉強し、どのような困難を乗り越えたのかを伝えるのがポイントです。

資格試験のエピソードでは、目標を達成するための計画性や、諦めることなく努力できる根気強さ、不合格となった原因を分析して合格を目指す分析力など、さまざまな強みをアピールすることが可能です。資格を取得するまでのプロセスをできるだけ深掘りして、ライバルとの差別化を図りましょう。

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ゼミ・研究室での体験

大学時代のゼミや研究室で英語に関する研究を行ってきた場合には、その研究内容をアピールするのもおすすめです。ゼミ活動で出された課題に対して、どのように文献を調べて回答をまとめたのか、メンバーと協力して課題に取り組む時にどのような役割を果たしたのか、具体的な描写とともにアピールすることで好印象のガクチカが完成します。

ただし、ゼミや研究室での研究内容で専門用語が多く登場する場合には、読み手の理解度に合わせて平易な言葉に言い換えて伝えることが大切です。海外の文化や英語について堪能な企業では専門用語を使ってすっきりとまとめ、そうでない企業では簡単な言葉に置き換えて伝えると良いでしょう。

国際交流コミュニティへの参加

学内・学外で開催されている国際交流コミュニティに参加した経験について、ガクチカのエピソードで紹介するのも効果的です。留学経験と同様に、自分がこれまで経験したことのないコミュニティに参加し、知見を広めたことは就活での好印象につながります。コミュニティの中でどのような活動に参加したのか、なぜそのコミュニティを選んだのかといった部分についてもアピールできると、説得力のあるガクチカが完成します。

国際交流コミュニティに参加する前と後での意識の変化や、英語力を磨くことへのモチベーションの変化を紹介するのもおすすめです。ただし、英語カフェや英会話バーに数回参加しただけのエピソードは、英語力をアピールする根拠としては弱く感じられるため、なるべく長い期間携わったコミュニティでの経験をアピールすると良いでしょう。

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4.英語力をアピールするガクチカの書き方

次に、エントリーシートのガクチカで英語力を効果的にアピールするためのコツについて解説していきます。
 

  • ・成果よりもプロセスを重視して伝える

    ・英語を学び始めたきっかけを深掘りする

    ・期間・目標は数字を使って表現する

    ・英語学習を通じて得た学びをアピールする


これらのポイントを踏まえて、ガクチカの構成やエピソードをまとめてみましょう。

成果よりもプロセスを重視して伝える

企業がガクチカの回答で重視しているのは、どれだけ高い英語力が備わっているのかという部分ではなく、英語力を磨く過程でどのような経験をしてきたのかという部分です。つまり、結果よりもプロセスを重視して回答をチェックしているので、私たちがガクチカをまとめる時にも、プロセス重視の書き方を意識する必要があります。

英語力を高く評価してもらいたいからと、取得した英語資格や留学経験など、取り組んできた事実を並べてアピールしてしまう学生は少なくありません。しかし過去の事実よりも重要なのが、どのような人柄・価値観なのかをわかりやすく伝えることです。そのためガクチカをまとめる時には、事実や結果だけではなく、達成するまでの過程がしっかりと述べられているかをチェックしておきましょう。

英語を学び始めたきっかけを深掘りする

英語力をアピールするガクチカでおすすめなのが、英語を学び始めたきっかけについて深掘りして伝えることです。英語力を高めたいと思った理由について詳しく伝えることにより、どのようなモチベーションで行動する人物なのか、どれだけ英語に対して熱意があるのかを効果的にアピールすることができます。

たとえば、「海外での仕事に興味があったから」「幼少期から海外で生活したいと考えていたから」などとアピールすることにより、海外勤務への意欲を示すことも可能です。就活のために考えた理由ではなく本心からの理由であることを伝えるために、学び始めたきっかけの出来事について詳しく描写すると良いでしょう。

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期間・目標は数字を使って表現する

留学した期間や資格取得のためにかけた期間、TOEICの点数など、数字でアピールできる部分は積極的に数字を取り入れましょう。日本語の文章が続く中で具体的な数字が出てくると、自然と興味が引かれる効果があるほか、英語力を磨くために取り組んだエピソードにも説得力が生まれます。

たとえば、「TOEICで高得点を取ることができました。」と書くよりも、「大学入学時はTOEIC600点でしたが、大学3年時にはTOEIC800点を獲得できました。」と書く方が、英語力を磨いている姿が具体的にイメージしやすくなるでしょう。自分をより良く見せようとして数字を誇張するのはNGですが、数字を使って表現できるものは忘れずにアピールすることが大切です。

英語学習を通じて得た学びをアピールする

採用担当者からガクチカでより高く評価されるために、英語学習を通じた学びについてアピールするのもおすすめです。英語力に関するアピールに加えて、計画性を持って物事に取り組む大切さや、困った時には他人を頼る勇気の大切さ、一つの物事を諦めることなく続けることの重要性など、入社後の仕事にも活かせるような学びを伝えるのがポイントです。

ガクチカの経験を通じて得た学びをまとめることにより、単に英語力に優れた学生と評価してもらうのではなく、社会人として大切な学びを得ている学生と評価してもらえるのがメリットです。英語学習の前後での変化にもフォーカスを当てながら、入社後に活かせる学びをアピールしてみましょう。

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5.ガクチカで英語をアピールする時の構成・流れ

英語力をアピールするガクチカの基本構成として、以下のような流れで文章をまとめるのがおすすめです。
 

  • ・結論

    ・動機・根拠

    ・具体例

    ・入社後の活かし方


まずは学生時代に力を入れたことについての結論として、留学経験や資格取得に向けた勉強など、回答の要点を紹介しましょう。なぜ留学や資格取得に力を入れたのか、はっきりとした動機や根拠についても紹介できると、ガクチカの説得力が大きく高まります。

続いて、留学経験や資格取得の勉強について、具体的なエピソードとともに伝えてください。ガクチカの指定文字数によっても異なりますが、具体的なエピソードはできるだけ文字数を割いて、課題への取り組み方や行動を起こすモチベーションについて詳しく描写すると効果的です。

最後に、英語学習を通じて得られた学びや、これまで磨いてきた英語力について、入社後にどのように活かしていくかをまとめて締めます。「留学経験を通じて得られた異文化の方々とコミュニケーション力を活かし、貴社の海外営業でも活躍したいです。」「これまで培ってきた英語力を活かし、海外の最新トレンドに強いプログラマを目指したいです。」など、応募する企業や職種とリンクさせてアピールできると良いでしょう。

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6.ガクチカで英語をアピールする時に気をつけたい注意点

最後に、英語力をガクチカでアピールする時に押さえておきたい注意点として、以下の3つについて解説します。
 

  • ・エピソードを嘘や創作で書かない

    ・面接での深掘り質問を想定しておく

    ・過去だけではなく未来の視点でもアピールする


それぞれの注意点を念頭に置きながら、ガクチカの文章を作成しましょう。

エピソードを嘘や創作で書かない

ガクチカに限らず就活においては、嘘や創作でアピールすることはNGですが、英語力のようなスキルを伝えるガクチカでは特に嘘・創作を書くデメリットが大きくなります。たとえば、実際はTOEIC700点の成績にも関わらず、ガクチカではTOEIC800点であることをアピールしてしまうと、資格の証明書の提出を求められた時に嘘がバレて、内定取り消しとなる危険性があるからです。

また、入社後にTOEICの試験を受けさせられた際に、エントリーシートの点数よりも低いことが指摘されて、入社後苦労することになる可能性もあります。内定取り消しや早期退職によって、2回目の就活となってしまう事態を防ぐためにも、ガクチカで実際よりも良く見せようとすることは避けるようにしてください。

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面接での深掘り質問を想定しておく

エントリーシートのガクチカで英語力についてアピールした際には、その後の面接で深掘り質問が来ることも想定しておくと良いでしょう。たとえば、ガクチカで留学経験について紹介した場合には、「なぜ留学をしようと考えたのか?」「留学を通じてどんな学びを得られたのか?」「今から当時に戻れるなら、もう一度留学を選ぶか?」といった深掘り質問が予想されます。

こうした深掘り質問に対してもしっかりと準備しておき、スムーズに受け答えできるように練習しておくことで、就活を成功へと導くことができるでしょう。

過去だけではなく未来の視点でもアピールする

ガクチカの回答では、過去の出来事について事実を伝える一方で、未来の視点でアピールできていないケースにも注意が必要です。留学経験や資格取得のための勉強について、どのように努力したのかを伝える一方で、ガクチカから得た学びや英語力を将来どう活かすのかが明確になっていない状態です。

どれだけ優れた英語力を持っていたとしても、それを活かして働くビジョンが伝わってこなければ、ただ勉強熱心な学生という印象だけで終わってしまいます。そうではなく、英語力を使って達成したい目標や、入社後の働き方についてもアピールしながらガクチカをまとめるようにしてください。

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まとめ

英語力をアピールするガクチカを書く時には、これまでの留学経験や取得した資格、TOEICの点数などをアピールするだけではなく、英語学習の過程・プロセスについて重点的に伝えることが重要です。企業はガクチカを通じて、あなたの個性や人柄について詳しく知りたいと考えているため、英語力の高さばかりをアピールするガクチカにならないように注意して作成しましょう。

ガクチカで英語力をアピールするのであれば、留学経験や資格に加えて、ゼミ・研究室での経験や、国際交流コミュニティへの参加経験などもアピール材料となります。本記事で解説してきた構成のまとめ方やアピールする際の注意点も踏まえながら、あなたの魅力が伝わるガクチカを完成させましょう。

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