
- 1.100文字のガクチカは取捨選択する力が求められる文字数
- 2.採用担当者が面接・ESのガクチカでチェックしているポイント
- 3.100文字でガクチカを効果的にアピールするコツ
- 4.100文字でガクチカを書く場合のおすすめ構成
- 5.ガクチカを100文字にまとめるためのテクニック
- 6.100文字で伝えるガクチカの参考例文
- 7.100文字でガクチカを伝える時の注意点
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.100文字のガクチカは取捨選択する力が求められる文字数
エントリーシートの文字数指定の中では、100文字指定は非常に短く、厳しい制限であると言えます。ガクチカの回答は、一般的に400文字程度で求められることが多いので、100文字はその1/4のボリュームです。そのため100文字のガクチカの回答で効果的にアピールするためには、伝える情報と省く情報を「取捨選択する力」が重要となります。
ガクチカの回答では、企業は成果・実績よりも物事に取り組むプロセスを重視しているため、部活動やアルバイトでどれだけ大きな成果を達成できたかを伝えるよりも、その活動に取り組む中での課題・困難の乗り越え方を伝える方が、効果的な回答となります。
100文字のガクチカの回答でも、成果ではなくプロセスを伝えることが重要です。そのための情報の取捨選択ができなければ、言いたいことが採用担当者に伝わりにくい回答となってしまいます。100文字のガクチカの回答で伝えるべきメッセージについては、本記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしながら回答を作成してみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.採用担当者が面接・ESのガクチカでチェックしているポイント
100文字のガクチカの回答を作るにあたって、まずは企業の採用担当者がガクチカの中でどのようなポイントを重視しているのかをご紹介しましょう。
-
・人柄・価値観が自社とマッチしているか
・仕事に取り組む姿勢が伝わるか
・端的にまとめる力があるか
これらの企業の評価ポイントをもとに回答を作成することで、効果的なガクチカを用意することができるので、しっかりと押さえておきましょう。
人柄・価値観が自社とマッチしているか
企業がガクチカの回答で重視しているのは、その学生の人柄や価値観が自社とマッチしているかどうかという点です。学生の強みやスキルなどを見るよりも、その学生が物事にどのような姿勢で取り組むタイプなのかを詳しく知ろうと考えています。
たとえば、風通しが良くチームワークを重視して働く風土がある企業では、その雰囲気とマッチするよう、チームワークを重視しながらアルバイトや部活動に取り組んできた学生を優先的に採用したいと考えます。チームワークを重視してこれまで学生生活を過ごしてきたことは、自己PRや志望動機からは伝わってこない部分です。そのため人物面を重視した作業を行う企業は、ガクチカの回答を特に重視する傾向があるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
仕事に取り組む姿勢が伝わるか
企業はガクチカの回答を通じて、その学生が入社後にどのような働き方で自社に貢献してくれるのか、イメージしやすい回答かどうかをチェックしています。これまでの学生生活で達成してきた成果・実績を、自慢話のようにアピールする回答ではなく、アルバイトや学業においてどのように考えながら取り組んできたのか、しっかりアピールできる回答が高く評価されます。
学生の人物面について詳しく把握するためにガクチカについて質問しても、自分がどれだけ優れた人材であるかをアピールするばかりの回答では、企業側も内定を出しにくくなってしまいます。エントリーシートや面接では、企業が質問する意図を汲み取りながら回答できるかどうかも、非常に重要な評価ポイントとなります。そのためガクチカを質問する企業の意図についても、理解を深めておく必要があります
端的にまとめる力があるか
100文字の指定でガクチカの回答を求める場合には、学生が自分の伝えたいことを短い文章で端的に伝える力があるかどうかをチェックしていることもあります。100文字で自分の言いたいことを正確に伝えるためには、高度なコミュニケーション能力が必要となります。しっかりとエントリーシート対策ができていなければ、100文字の回答の中で、何が言いたいのかわかりにくい文章となってしまうケースも多いでしょう。
自分が伝えたいことを少ない文字数で伝えるコミュニケーション能力は、社会に出た後、上司とのやりとりやお客様とのコミュニケーションを取る中で非常に重要となるビジネススキルです。選考の段階で正社員ほどの表現力を求めるわけではありませんが、ある程度のコミュニケーション能力の土台がある学生ほど、高い評価を得ることができます。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.100文字でガクチカを効果的にアピールするコツ
続いて、100文字のガクチカの回答の中で、あなた自身の人物面を効果的にアピールするコツについてご紹介します。
-
・伝えたいことを1つに絞って書く
・結論ファーストで書き始める
・数字を使ってアピールする
・成果よりも過程を重視して伝える
これらの4つのポイントを順番に解説しますので、それぞれ頭に入れた上でガクチカを作成してみましょう。
伝えたいことを1つに絞って書く
100文字の短いボリュームを指定されたガクチカでは、必ず伝えたいことを1つに絞って回答するようにしてください。アルバイトをテーマにして伝えるのであれば、学業や部活動のことは書かず、アルバイトについての経験だけを書くこと。さらにアルバイトの中でもバイトリーダーとしての経験を書くのであれば、お客様への接客の経験や、シフト管理を行った経験は書かないことが重要です。
100文字と限られた文字数の中で採用担当者に強い印象を残すためには、1つのメッセージを深堀りしながら伝えることが大切です。ガクチカの回答のテーマがブレてしまったり、複数のエピソードを盛り込もうとしたりすると、何が言いたいのかわかりにくい回答となってしまうため注意してください。
結論ファーストで書き始める
100文字のガクチカの回答で意識したいのが、結論ファーストの回答を心がけることです。結論ファーストで伝えることは、文字数制限に関わらず就活では重要なポイントですが、100文字と文字数が厳しく制限されている時ほど重要性は高まります。
なぜならガクチカの回答における結論は、採用担当者に対して最もアピールしなければならないメッセージだからです。たとえば、「私は塾講師のアルバイトで、生徒の成績を50%向上させることに成功しました。」など、結論ファーストで書くことで強いインパクトを与えやすくなります。
一方で、「私は幼少期の頃から、テストの問題の解き方を友達に教えることが好きな子どもで…」のように、時系列順に書いたりエピソードを先に持ってきたりすると、最後まで読まなければ何が言いたいのか伝わりにくい回答になってしまいます。その結果、採用担当者からマイナスの印象を受けないためにも、ガクチカの回答では結論ファーストで書き始めることを徹底しましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
数字を使ってアピールする
100文字の厳しい文字数制限の中で効果的にガクチカをアピールするには、客観的な数字を盛り込みながら回答するのが効果的です。日本語の文章だけで書いた回答と比べて、大きな意味がなくとも数字が1つ盛り込まれた文章の方が、採用担当者の印象に残りやすくなるメリットがあります。
たとえば、「私はサッカー部の副部長を務めました。」と表現するよりも、「私は21人在籍するサッカー部の副部長を務めました。」と表現した方が、ガクチカの回答としてのインパクトは強くなります。
「アルバイト先の売上を30%向上させました」「大学1年生ではGPAが2.3だったのに対し、大学2年生では3.0まで伸ばすことができました」など、成果や実績に直結する数字ほど、より強力なインパクトを与えられるでしょう。
成果よりも過程を重視して伝える
100文字でガクチカの回答をまとめる時には、成果よりも過程を重視した表現を心がけることも重要です。企業がガクチカの回答で重点的に評価するのは、成果や実績ではなく物事へ取り組む姿勢の部分です。100文字という短い回答では、確かにインパクトのある成果を伝えることも重要ですが、あくまでもメインのアピール材料は課題に取り組む過程であることに注意しましょう。
たとえば留学経験についてアピールする時にも、留学した事実だけを強調するのではなく、「なぜ留学しようと考えたのか」「留学する中でどんな困難にぶつかったのか」を丁寧に説明することにより、好印象のガクチカを作ることができます。
もし100文字の回答で収まりきらない場合には、面接の場でエピソードの過程を詳しく説明するのもおすすめです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.100文字でガクチカを書く場合のおすすめ構成
エントリーシートでガクチカの回答についてまとめる場合、PREP法と呼ばれる文章構成でアピールすることが望ましいですが、100文字の制限があるとPREP法を適用するのは困難です。そのため100文字のガクチカの回答では、「結論」「取り組んだ内容」「学び」の3つの要素に絞って回答することをおすすめします。
たとえば、以下のような例文をイメージすると良いでしょう。
「21人在籍するサッカー部の副部長を務め、これまで課題だったチーム内での連携を強化する練習に取り組みました。結果、地区大会で準優勝を達成できた経験から、チームワークを重視して課題に取り組む重要性を学びました。」(103文字)
このように「結論」「取り組んだ内容」「学び」の3要素をもとに回答することで、短い文章の中でもあなたの人物面を効果的にアピールすることができます。100文字のガクチカの書き方に迷ってる方は、ぜひこの構成を参考にしてみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.ガクチカを100文字にまとめるためのテクニック
100文字指定のガクチカを求められた学生の中には、短い文章でこれまでの経験をまとめることが難しく感じている方も多いでしょう。ここではガクチカの内容を端的にまとめるテクニックとして、次の4つを解説します。
-
・長くガクチカを書いてから要約する
・「だである調」で書く
・省いても伝わる表現を削る
・具体的なエピソードを省略して面接で伝える
それぞれのテクニックを駆使しながら、100文字のガクチカを作成してみてください。
長くガクチカを書いてから要約する
100文字などの短い文字数を指定された時に有効なのが、まずは文字数を気にせずに原稿を書いてから、文章全体を要約するというテクニックです。最初から100文字できっちり収めようとして回答を書こうとするよりも、文章をまとめやすく、長時間悩んでしまって手が止まることも避けられます。
また、エントリーシートで100文字のガクチカの回答を求められる場合、その回答の細部について面接で問われることも多いです。文字数制限を気にせずに書いた原稿は、この面接での深掘り質問の回答としても活用することができるので、面接対策を兼ねてぜひ実践してみてください。
「だである調」で書く
100文字の文字数指定に文章を収めることが難しい場合、文末表現を「ですます調」から「だである調」に変更するのもおすすめです。だである調を使うことで文末を短くまとめられるので、その分ガクチカの内容についての情報量を増やし、印象に残る回答を作ることができます。
ですます調と比較すると、だである調は強い断定表現になりやすい特徴もあります。上から目線という印象を与えることもあるので使い方には注意が必要ですが、100文字指定のガクチカのように強いインパクトが求められる場面では、積極的に「だである調」を活用するのがおすすめです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
省いても伝わる表現を削る
ガクチカの回答を100文字でまとめるためには、省いても伝わる表現をどれだけ削れるかが重要です。たとえば、「練習に真面目に取り組みました。」という表現は、「練習しました。」と言い換えて文字数を削減することが可能です。「アルバイト先でお客様に丁寧に接する接客を心がけました。」という表現は、「アルバイト先で丁寧に接客しました。」と直すこともできます。
このように、思い切って文章を削っても、言いたいことが伝わるケースは少なくありません。ただし、アルバイトを「バイト」と略したり、コンビニエンスストアを「コンビニ」と略すなど、正式名称ではない略語を使うことは避けるようにしてください。
具体的なエピソードを省略して面接で伝える
100文字の文字数指定でガクチカを効果的に伝えるためには、詳細なエピソードをエントリーシートに書くのではなく、面接の時にアピールするという作戦で臨むのも効果的です。100文字のエントリーシートではガクチカのエピソードの要約だけを書いておき、面接でエントリーシートの内容について深掘り質問された時に、当時のエピソードについて丁寧に描写する方法です。
100文字の回答の中では、具体的なエピソードについてすべて説明するのは難しいです。そこで、あえてエピソードは削ってしまい、面接の時間を使ってしっかりと伝えるのがポイントです。エントリーシートのガクチカ対策だけではなく、面接対策にも力を入れる必要がありますが、100文字でエピソードが収まらない場合には試してみてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
6.100文字で伝えるガクチカの参考例文
続いて、100文字で回答するガクチカの参考例文として、3つのテーマ別に具体例をご紹介します。全体の流れや構成、アピール方法の参考として活用してみてください。
アルバイトのガクチカ例文
「私は塾講師のアルバイトで、生徒の成績を30%向上させてきました。生徒がつまずく部分を丁寧にフォローする指導で、親御さんから感謝されたのが印象的です。この経験から、目の前の相手に誠実に向き合う大切さを学びました。」(105文字)
部活動のガクチカ例文
「21人在籍するサッカー部の副部長を務め、これまで課題だったチーム内での連携を強化する練習に取り組みました。結果、地区大会で準優勝を達成できた経験から、チームワークを重視して課題に取り組む重要性を学びました。」(103文字)
ゼミ活動のガクチカ例文
「私は心理学のゼミ活動で、スマホの普及とうつ病の相関性について研究しました。精神科医やスマホメーカーの方に取材しながら制作した卒論が、教授から高く評価された経験から、分析力と情報収集力に自信がつきました。」(101文字)
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
7.100文字でガクチカを伝える時の注意点
最後に、100文字の文字数でガクチカを伝える時に、気をつけたい注意点を3つご紹介します。
-
・文字数指定は必ず守る
・嘘や創作を盛り込まない
・面接での深掘り質問を想定しておく
これらのポイントについてしっかりと頭に入れながら、ガクチカの回答を作成するようにしましょう。
文字数指定は必ず守る
ガクチカの回答で100文字と明確な文字数を指定する場合、その文字数をしっかり守れているかが重要な評価基準となっている可能性が高いので、ルール違反には十分に注意しましょう。「100文字を目安に」「100文字前後で」と書かれている場合には、厳密に100文字をカウントしているわけではなく、110文字程度までであれば許容範囲と言えます。
しかし、「100文字以下で」というルールになっている場合、100文字を1字でもオーバーするとルール違反となってしまいます。このように文字数のルールの日本語表現にも注意しながら、平気でルール違反する人物と受け取られないように心がけましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
嘘や創作を盛り込まない
100文字で端的にガクチカをアピールするために、嘘や創作を盛り込みながら回答を作成するのは絶対に避けるようにしてください。事実を誇張してガクチカをアピールしても、就活においてメリットはほとんどなく、大きなデメリットが待ち受けているからです。
たとえば、嘘がバレて内定取り消しになってしまうケースや、入社後の周囲からの期待と本来の実力とのギャップに悩んでしまうケースが考えられます。嘘や創作の回答が原因で、二度目の就活に取り組まざるを得なくなることもあるため、事実を誇張して伝えることのないよう注意してください。
面接での深掘り質問を想定しておく
100文字のガクチカを回答する時には、必ず面接での深掘り質問とセットで対策しておく必要があります。エントリーシートで回答したガクチカについて、詳しいエピソードについて尋ねられる場合もあれば、別のガクチカのエピソードについて質問される場合もあります。
「なぜその活動に取り組んだのですか?」「今から当時に戻れるなら、どう改善しますか?」といった質問は、ガクチカに関する定番の深掘り質問なので、これらの質問にスムーズに回答できるように対策しておきましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
まとめ
100文字の文字数指定があるガクチカの回答では、自分が言いたいことを端的にまとめ、情報を取捨選択しながらコミュニケーションを取る力が求められます。限られた文字数であなた自身の人物面を効果的にアピールするには、伝えたいことを1つに絞り、数字を使いながらアピールするのが効果的です。
100文字で回答するガクチカの構成を考える時には、「結論」「取り組んだ内容」「学び」の3つの要素を伝えることを意識するのがおすすめです。本記事で解説してきた文字数を調整するテクニックや参考例文をもとに、エントリーシートのルールを遵守した回答を作成しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる