ガクチカが1つしかないのはNG?複数用意すべき理由と新たに作るコツ

ガクチカが1つしかないのはNG?複数用意すべき理由と新たに作るコツ
エントリーシートや面接でアピールできるガクチカが1つしかない学生は、応募する企業によって選考で不利になることも考えられます。応募した企業の業界や事業内容・社風と、アピールするガクチカがマッチしていない場合、採用担当者に好印象を与えることが難しくなるからです。 そのため万全に就活対策するためには、ガクチカでアピールできるエピソードを2通り以上用意しておくのがおすすめです。 今回の記事では、ガクチカが1つしかない場合に考えられるデメリットと、2つ以上用意するメリット、1つしかない場合に新しく作るコツについて解説します。

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1.ガクチカは1つでも十分だが複数のエピソードを使い分けるのが望ましい

就活で使うガクチカ(学生時代に力を入れたこと)のエピソードは、基本的には1つだけ用意しておけば、エントリーシートや面接で問題なく回答することができます。しかし複数の業界を志望する場合や、選考をなるべく有利に進めたいと考える場合、ガクチカは複数の回答を用意しておくことが望ましいです。

というのも、応募企業によってエピソードを使い分けることで、企業が求める人物像に合わせてアピールできるほか、面接で別のガクチカエピソードについて質問された時にも、スムーズに答えられるからです。また、自分の強みが伝わるガクチカのエピソードは、そのまま志望動機や自己PRにも書くことができます。

そのためガクチカのエピソードは1つだけ用意して終わりにするのではなく、できるだけ複数のパターンを用意しておくことをおすすめします。

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2.ガクチカで複数のエピソードを用意しておくメリット

就活で複数のガクチカのエピソードを用意しておくことのメリットについて、次の3つのメリットを深堀りしながらご紹介します。
 

  • ・応募企業に合わせてエピソードを使い分けられる

    ・面接でスムーズな受け答えにつながる

    ・自己PRや志望動機にも活用できる


これらのメリットも踏まえて、ガクチカを複数用意してみましょう。

応募企業に合わせてエピソードを使い分けられる

ガクチカを複数のパターンで用意しておくことにより、応募する企業に合わせてエピソードを使い分けできることが大きなメリットです。ガクチカの回答は、あなた自身の人柄や価値観を伝えるものですが、応募する企業によって評価されやすいポイントは異なることが多いからです。

チームワークを重視する企業では、周りと協調して課題に取り組んだエピソードが評価されやすいですし、自律型人材を求める企業では、決断力や行動力が表れたエピソードが評価されやすいでしょう。

このように企業が求める人物像や社風に合わせてアピールするガクチカを使い分けることにより、選考を通過できる可能性を高めることができます。複数のガクチカを作成する労力は大きくなりますが、就活を確実に成功させたい場合には、アピールのバリエーションを増やしておきましょう。

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面接でスムーズな受け答えにつながる

面接でガクチカについて質問される時には、エントリーシートに書いたガクチカのエピソードに加えて、別のエピソードがないかと問われることがあります。その際に複数のガクチカを用意できていると、スムーズな受け答えで面接官からの評価を高めることができます。

エントリーシートや面接では、あなたの強みやスキルについて把握できても、人柄や価値観について把握するのは難しいです。そのため企業側としても、できるだけ多くのエピソードを知りたいと考えるのが自然です。面接でほかのガクチカエピソードについてスムーズに回答できれば、あなたの人物性が的確に伝わり、選考を通過できるチャンスが高まるでしょう。

自己PRや志望動機にも活用できる

ガクチカのアピール材料として用意したエピソードは、そのまま自己PRや志望動機に使い回せることが多いです。たとえば、接客業のアルバイトについてのガクチカと、留学についてのガクチカを用意しておき、英語力を活かせる企業では留学エピソードを自己PRで強調し、営業職に応募する時にはアルバイトエピソードを自己PRで強調するといった作戦が考えられます。

このように、ガクチカのエピソードを複数用意しておくことにより、さまざまな場面で効果的にアピールできるチャンスが生まれるのです。ガクチカで複数のエピソードを用意するのが難しいと感じている場合にも、自己PRや志望動機のエピソードをガクチカとしてアピールできないか、工夫してみると良いでしょう。

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3.ガクチカのエピソードが1つしかない場合のデメリット

一方で、ガクチカのエピソードが1つしかない場合に考えられるデメリットには、次の3つが挙げられます。
 

  • ・面接の受け答えが困難になる

    ・既定の文字数が埋められないことがある

    ・応募企業にマッチしないエピソードを伝えることになる


これらのデメリットも考慮しながら、就活対策に取り組みましょう。

面接の受け答えが困難になる

ガクチカが1つしかない場合、エントリーシートの回答は埋められるが、面接で深堀り質問を受けた時に受け答えが難しくなるデメリットがあります。エントリーシートに書いたガクチカ以外について質問された場合に、うまくアピールできずに終わる可能性があるからです。

面接での深堀り質問といえば、ガクチカの詳細なエピソードについて聞かれることが多いです。一方で、より多角的に学生の人物面を知るために、別のガクチカがないか質問されるケースもあります。そうした質問にスムーズに対応するためにも、ガクチカのエピソードは複数用意するのが望ましいです。

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既定の文字数が埋められないことがある

企業が指定するエントリーシートによっては、ガクチカの回答で800〜1,000文字のボリュームが指定されることもあります。企業側は学生のガクチカについて詳しく知り、わかりやすく文章をまとめる力があるかをチェックするために文字数を指定するという背景があります。ここでエピソードが1つしかないと、必要な文字数が埋まらない可能性も出てきます。

ガクチカの回答一般的な文字数として、400文字ほどが目安であり、このボリュームであれば1つのエピソードを深堀りするだけでも印象的なガクチカになります。しかし800〜1,000文字の文字数を指定された場合、関連する2つのエピソードを盛り込みながら書く必要に迫られることもあるので、なるべくガクチカのエピソードは複数用意しておくと安心です。

応募企業にマッチしないエピソードを伝えることになる

ガクチカをアピールできるエピソードが1つしかない場合、応募企業にマッチしないテーマをエントリーシートでアピールすることになる危険性もあります。たとえば、チームワークを重視する企業のガクチカで、一人でコツコツと資格の勉強に励んだエピソードを書いてしまうケースが挙げられます。

資格の勉強に取り組むエピソード自体は、良くも悪くもありません。しかし応募する企業が求める人物像によって、評価されやすいかどうかが決まります。同じ志望業界でも企業によってまったく異なる社風であることも少なくないため、応募企業によってアピール方法を選択するためにも、ガクチカのエピソードは複数準備しておきましょう。

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4.ガクチカのエピソードが1つしかない時に新しく作るコツ

ガクチカのエピソードが1つしかない方が新しくエピソードを作ろうと考えた時、どのようなエピソードを選ぶか、どうやって探せば良いか迷ってしまうことは多いでしょう。ここではガクチカのエピソードを複数用意するために、新しく作るコツをご紹介します。
 

  • ・組織で取り組んだエピソードを探す

    ・異なるテーマのエピソードを用意する

    ・学業についてのエピソードを1つ作っておく


これらのポイントを1つずつ解説していきます。

組織で取り組んだエピソードを探す

就活で有利になりやすいガクチカのエピソードとして、組織で取り組んだ活動が挙げられます。部活動、サークル活動、アルバイトなど、他者と協力しながら取り組んだガクチカは、どの企業でも評価されやすい傾向があります。

なぜなら、企業で働くということは、組織の中で他者と協力しながら働くことを意味するからです。周囲の人と一緒に課題に取り組んだ経験がない学生は、本当に自社で採用して活躍してくれるのかどうか、イメージしにくいために選考で不利に働いてしまいます。

もちろん一人でコツコツと課題に取り組める学生を優先して採用する企業も存在しますが、基本的には組織で取り組んだエピソードに絞ってガクチカを作成することをおすすめします。

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異なるテーマのエピソードを用意する

ガクチカで複数のエピソードを用意する時には、それぞれテーマが異なるエピソードをバランスよく考えておくと効果的です。アルバイトに関するエピソードが1つあるのであれば、2つ目は部活動や学業についてのエピソードを作成するなど、別々の活動についてのエピソードであれば、企業に合わせた使い分けがしやすくなります。

1つは飲食店でのアルバイト、もう1つは塾講師のアルバイトなど、テーマがアルバイトだけに偏っていると、面接で「アルバイト以外でがんばったことはありますか?」と質問された時に、回答が難しくなってしまいます。こうした場面を避けるためにも、異なるテーマでガクチカを作成しておきましょう。

学業についてのエピソードを1つ作っておく

ガクチカの複数のエピソードを用意する時には、1つのエピソードは学業をテーマにしたものを作ると良いでしょう。学業は学生の本分であり、どのような姿勢で課題や授業、ゼミ活動などに取り組んだのかを評価する企業も多くあります。

また、学業のガクチカは、GPAの数値や取得した単位数など、数字でアピールできるエピソードが多いのもメリットです。専門的な研究内容や卒業論文をアピールすることにより、採用担当者に興味を持ってもらうこともできます。あなた自身の人柄や価値観を象徴するような学業のエピソードがあれば、積極的にアピールしてみましょう。

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5.ガクチカが1つしか思い浮かばない時の対処法

「ガクチカは複数用意したほうが良いとわかっているが、1つしか思い浮かばない…。」

このように悩み、ガクチカが見つからずに困っている学生も少なくありません。ガクチカを1つ作るだけでも大変なのに、2つ以上作る余裕がないと感じることもあるでしょう。そんな時には、以下のような対処法でガクチカにできるエピソードがないか考えてみてください。
 

  • ・自己PRや志望動機のエピソードの切り口を変える

    ・成功体験ではなく失敗経験にも目を向ける

    ・趣味や日常生活をテーマに考えてみる


それぞれのポイントを順番にご紹介します。

自己PRや志望動機のエピソードの切り口を変える

ガクチカの回答のためにエピソードを考えても思い浮かばない場合には、自己PRや志望動機のエピソードをもとに、切り口を変えることでガクチカのエピソードに変化させるという方法があります。たとえば、志望動機の回答で「幼少期からゲームの仕組みや作り方に興味があったから」というエピソードを紹介する予定なのであれば、ゲームの仕組みを追求し、プログラミングを独学したエピソードがガクチカで使えるかもしれません。

ほかにも、リーダーシップをアピールするための部活動についての自己PRを、行動力やマネジメント力をアピールするガクチカとして、切り口を変えながらエピソードにまとめることもできるでしょう。

自己PRや志望動機であればまとめやすいと感じる場合には、そのエピソードの切り口を変えてガクチカのエピソードとして使う作戦を試してみてください。

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成功体験ではなく失敗経験にも目を向ける

ガクチカのエピソードを考えるにあたって、成功体験のエピソードでなければならないと思い込んでいる学生も多いです。しかし実際にはそうではなく、企業はガクチカでの成果や結果よりも、ガクチカに取り組む過程を重視しています。学生時代にどのような成果を残せたのかをアピールするよりも、どのように考え、行動しながらガクチカに取り組んだのかがチェックされるのです。

そのためガクチカのエピソードも成功体験に限る必要はなく、失敗体験や挫折した経験も強力なアピール材料となります。その失敗を乗り越え、失敗から学んだ教訓を将来に活かそうとする姿勢をアピールできれば、華々しい成果をアピールするガクチカよりも、ずっと高い評価を得られるでしょう。

趣味や日常生活をテーマに考えてみる

ガクチカのエピソードとして人気なのは、アルバイトや学業、部活動などのテーマですが、趣味や一人暮らしの生活についてをガクチカのテーマとすることも可能です。単に趣味をがんばったこと、一人暮らしで大変だったことをアピールするだけでは不十分ですが、自分で目標を立て、その目標を達成するために工夫や試行錯誤しながら行動したエピソードは、強力なアピール材料となります。

たとえば、趣味のハンドメイドに取り組む過程について、フリマアプリを使ってより多くの人に販売するため、写真の取り方や商品説明の文章を工夫したプロセスをアピールするなど。このような切り口でガクチカを書くことにより、入社後の業務にも直結するマーケティングスキルを学べていると判断されます。

ほかにも一人暮らしの経験で、自炊を毎日続けたことをテーマに継続力をアピールしたり、目標を持って貯金する過程で計画力・情報収集力をアピールする方法も考えられます。アルバイトや学業がテーマのガクチカが見つからない場合、こうした切り口でエピソードを考えてみてください。

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6.ガクチカで複数のエピソードを用意する時の注意点

最後に、ガクチカで複数のエピソードを用意する時に注意したいポイントについてご紹介します。
 

  • ・1つのESでは1つのエピソードだけを伝える

    ・嘘や創作でエピソードを作らない


これらの注意点を踏まえてガクチカを作成しないと、バリエーション豊かなガクチカのエピソードがうまく活かしきれないことがあるので、最後までチェックしてください。

1つのESでは1つのエピソードだけを伝える

複数のガクチカのエピソードを用意したとしても、1つのガクチカでアピールするのは1つのエピソードだけに絞ることが重要です。せっかく用意したからといって、複数のエピソードを無理やりアピールしようとしてしまうと、中身が薄くなり、魅力が伝わりにくいガクチカの回答となってしまうからです。

ただし、文字数が800〜1,000文字など、ボリュームの大きな回答が求められる場合には、関連するエピソードを複数紹介しながらガクチカをまとめるのも効果的です。ガクチカの文字数として一般的な400文字程度であれば、1つのガクチカを紹介するだけで効果的なガクチカが完成するので、無理に詰め込みすぎないように注意しましょう。

嘘や創作でエピソードを作らない

ガクチカを複数用意するため、嘘や創作でエピソードを用意してしまう学生もいますが、事実とは異なるエピソードをアピールするのはNG行為です。その嘘がバレた時に内定取り消しになるリスクがあるほか、仮に入社できたとしても、就活の時の評価と入社後の評価が食い違ってしまうせいで、周囲からの信用を失ってしまう危険性もあります。

ガクチカが1つしか思い浮かばない時には、つい事実を誇張してエピソードを用意したくなってしまいますが、創作のエピソードをガクチカでアピールすることのメリットは、何もありません。面接で深堀り質問されてもしっかりと答えられるように、事実にもとづいたエピソードだけを書くようにしましょう。

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まとめ

就活でアピールできるガクチカが1つしかない場合、基本的には就活で不利になることはないですが、複数のエピソードを用意したほうが企業に合わせてアピールの仕方を工夫できるほか、面接で別のガクチカについて質問された時にもスムーズに回答できるメリットがあります。

ガクチカが1つしかないと、エントリーシートの文字数が埋まりにくくなったり、企業の求める人物像とかけ離れた強みをアピールしたりするケースも考えられるため、なるべく複数のエピソードを用意しておくと安心です。

ガクチカが1つしか思い浮かばない場合には、自己PRや志望動機のエピソードの切り口を変えてみたり、成功体験ではなく失敗体験に目を向けたりしながら、あなた自身の魅力が最大限伝わるガクチカを作成しましょう。

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