
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.ガクチカは1ヶ月の短期間取り組んだエピソードでもOK
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、エントリーシートや面接での定番質問の一つですが、大学時代に力を注いだことが思い浮かばずに悩む方は少なくありません。そんな時には、これまで1ヶ月だけ集中して取り組んだ活動について、背景や活動内容を深掘りしてガクチカに書くのも効果的です。短期集中的に取り組んだ経験を丁寧に説明できれば、3年間継続してきたエピソードをアピールする学生と比べても、大きく不利になることは少ないでしょう。
また、就活を目前に控えて、ガクチカの質問を見据えて今から1ヶ月で頑張ったエピソードを用意することも可能です。ガクチカは、取り組んだ時期やテーマが指定されているわけではないので、就活直前になってからガクチカに取り組んだとしても手遅れにはなりません。
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2.企業が面接やESでガクチカについて質問する意図とは?
1ヶ月取り組んだエピソードについて魅力的なガクチカを書くためには、まず企業がなぜガクチカを質問するのか、その背景を理解しておく必要があります。エントリーシートでは、志望動機や自己PRなど、さまざまな質問項目が用意されますが、ガクチカではどのようなポイントが評価されているのでしょうか。
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・学生の人柄や価値観を知りたい
・成果ではなく物事に取り組む姿勢を知りたい
・自社の社風とのマッチ度を知りたい
ここでは上記の3つの質問意図について、詳しく解説します。
学生の人柄や価値観を知りたい
ガクチカで企業が知りたい情報は、学生の人柄や価値観などの人物面についてです。学生がどれだけ優秀で高いスキルを持っているのかは、自己PRや資格欄など、エントリーシートの別の項目で把握することができます。しかし学生がどのような価値観を持っており、目の前の課題に対してどのように取り組むタイプなのかを知るには、ガクチカのエピソードを読むしかありません。
たとえば、アルバイト経験について書かれたガクチカを読む中で、接客業やサービス業など人と接する仕事を好むのか、それともデータ入力や倉庫作業などのコツコツと取り組む仕事を好むのかによって、適した働き方は異なるはずです。こうした仕事に取り組む姿勢や適性について、詳しく知りたいからこそガクチカを質問しているのです。
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成果ではなく物事に取り組む姿勢を知りたい
企業でガクチカの回答で重視するのは、成果や結果ではなく、プロセスの部分です。留学経験についてアピールするガクチカであれば、留学してどれだけ英語力が高まったのかを知りたいのではなく、なぜ留学を選んだのか、留学中にどのように考えたのかを知りたいと考えています。
アルバイトや学業、部活動などの活動への取り組み方は、そのまま入社後の業務への働き方に反映されることも多いです。チームワークを重視してアルバイトに取り組んだ学生は、入社後もほかの社員と協調しながら働けるだろうと判断されます。こうした判断材料の一つとして、ガクチカのエピソードをチェックしているのです。
自社の社風とのマッチ度を知りたい
ガクチカの内容は、それ自体が良いか悪いかで判断されるのではなく、自社にマッチしているかどうかで判断されます。企業の採用担当者にとっては、「良いガクチカ」「悪いガクチカ」があるわけではなく、「自社に合ったガクチカ」「自社に合わないガクチカ」が存在しているだけなのです。
たとえば、リーダーシップを発揮して部活動に取り組んできた学生は、一見するとどんな企業からも内定をもらえそうに思われますが、リーダーシップよりも即戦力として活躍できる情報系出身の学生を求めている企業では、内定をもらえない可能性があります。
このようにガクチカの良し悪しは問題ではなく、あくまでも人物面が企業の社風や求める人物像にマッチしているかどうかが、ガクチカの判断基準です。
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3.ガクチカで1ヶ月取り組んだエピソードを伝える時のコツ
次に、1ヶ月だけ取り組んだエピソードについて、ガクチカで伝える時にどんなポイントを押さえるべきかを解説します。
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・なぜガクチカに取り組んだのかを明確に伝える
・直面した課題と工夫を論理的に伝える
・ガクチカを通じた学びと入社後の活かし方を伝える
これらのポイントについてガクチカの中で丁寧に伝えることで、1ヶ月だけ取り組んだエピソードも強力なアピール材料となります。一つずつ順番にご紹介しましょう。
なぜガクチカに取り組んだのかを明確に伝える
1ヶ月取り組んだガクチカをアピールする時には、なぜその活動に取り組んだのか、理由や動機について明確に伝えることが重要です。たとえば、「志望業界の仕事について経験を積みたかったから」という理由でアルバイトに取り組んだエピソードや、「あるゲームをきっかけにスマホアプリ開発に興味を持ったから」という理由でプログラミングの独学を始めたエピソードなどが挙げられます。
アルバイト、学業、ゼミ活動、部活動、サークル活動など、大学生活で取り組む活動にはさまざまな種類があります。にもかかわらず、そのガクチカに特に力を入れてきたのはなぜか、論理的に伝えることができれば、1ヶ月しか取り組んでこなかったハンデが気にならないほどの魅力的なガクチカが完成します。
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直面した課題と工夫を論理的に伝える
1ヶ月取り組んだガクチカは、取り組む中で直面した課題と、その課題を乗り越える工夫について、論理的に伝えることがポイントです。ガクチカの中でも、課題の乗り越え方は企業が注目しているポイントの一つなので、明快な論理構成でアピールすることで、高く評価されるチャンスになります。
たとえば、短期留学に参加して環境の変化に戸惑ってしまった時、言葉ではなくボディランゲージを活用してコミュニケーションを取った経験を伝えるなど。短期アルバイトで仕事を素早く覚えなければならない時に、受験勉強の時に使った暗記術を活用して覚えたエピソードを説明するのも良いでしょう。
ガクチカを通じた学びと入社後の活かし方を伝える
エントリーシートや面接でガクチカをアピールする時には、その活動を通じた学びと、その学びを入社後にどう活かすかをまとめることも重要です。過去の経験を反省・分析して教訓を得られること、そこで得た学びを別の機会でも応用できる力を備えていることは、社会人としての基礎的なビジネススキルが身に付いている学生として高く評価されるからです。
たとえば、1ヶ月の短期インターンシップに参加した時のエピソードをもとに、「計画性を持って課題に取り組むことの重要性を学んだ」ということを伝え、「入社後の業務でも、優先順位をつけながら担当する業務に取り組みたい」と将来のビジョンに絡める書き方がおすすめです。応募企業の企業研究をもとに、入社後の業務や職種とリンクさせて回答できると、なお良いでしょう。
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4.1ヶ月の取り組みをアピールできるガクチカのテーマ
1ヶ月だけ取り組んだ活動をガクチカでアピールするためには、目的意識を持って短期集中的に課題に取り組んだことをアピールすることが大切です。そのため以下のようなテーマであれば、取り組んだ期間に関係なくガクチカでアピールしやすいでしょう。
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・短期留学
・短期アルバイト
・短期インターンシップ
これらのテーマを題材に、どのようにガクチカを書けば良いのかを解説します。
短期留学
学生時代に留学を経験をしてきた学生の数は少ないため、短期間であっても留学に参加したエピソードは、ガクチカの強いアピール材料となります。ただし長期的な留学と比較すると説得力が下がる可能性があるので、留学に参加しようと考えた理由や、留学の前後での意識の変化などをより丁寧に伝えることが重要となります。
短期留学という事実だけでは魅力的なガクチカを作ることは難しいため、必ず留学前後について詳しく描写するようにしてください。留学経験をアピールするガクチカでは、行動力や環境適応力、語学力、自己管理能力などがアピールしやすいでしょう。
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短期アルバイト
限られた期間のみ参加したアルバイトも、学生時代のアルバイト経験としてガクチカのアピール材料となります。ただし、企業に長く勤めてほしいと考える採用担当者にとっては、できるだけ長いアルバイト経験の方が望ましいと考えます。そのため、なぜアルバイトを短期間で辞めることになったのか、説得力のある理由とともに伝えることが重要です。
たとえば、塾講師として夏期講習の1ヶ月のみの契約でアルバイトしていたという事情であれば、ガクチカで不利になることは少ないでしょう。一方で、人間関係のトラブルや学業との両立の難しさを理由に、1ヶ月でアルバイトを辞めてしまったエピソードは、選考では不利に働く可能性が高いので注意しましょう。
短期インターンシップ
就活に向けて短期間のみ参加したインターンシップを、ガクチカのエピソードとして伝えるのも有効です。初めて社会経験を積んだインターンシップをきっかけに、志望業界や将来の目標が変わったり、明確になったりするケースは少なくないためです。
短期インターンシップについてアピールする場合にも、プログラムに参加する前後でどのような変化があったのかを丁寧に描写することが重要です。「これまでは飲食業界に興味があったが、インターンシップをきっかけにIT業界を志望するようになった」など、ガクチカに取り組む前後での変化が伝わる回答を書くことにより、説得力のあるガクチカが完成します。
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5.「就活まで残り1ヶ月…」限られた時間でガクチカのエピソードを作るには?
「就活に向けてエントリーシート対策を始めなければならないが、ガクチカに書く内容が思いつかない…。」
そんな時に選択肢の一つとなるのが、1ヶ月の期間を使って今からガクチカに取り組むことです。就活の直前になって、短期集中的にガクチカに取り組むことにより、就活でアピールしやすいエピソードを用意することが可能です。そのためには、以下のような活動に取り組んでみると良いでしょう。
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・ボランティア活動に参加する
・資格取得の勉強に取り組む
・過去のエピソードをもう一度洗い出す
それぞれ順番に解説します。
ボランティア活動に参加する
魅力的なガクチカを用意するため、1ヶ月間で参加できるボランティアに従事することは一つの選択肢です。ボランティア活動を通じて、社会に貢献する意識や、自発的に行動できる姿をアピールすることにより、ガクチカで高評価を得やすくなります。
ただし、ガクチカでボランティア活動について触れる場合には、ボランティア活動に取り組もうと考えた理由について、説得力ある回答を心がけるようにしてください。たとえば、「就活の役に立つと聞いたから」「両親にやったほうがいいと言われたから」など、受け身で参加したボランティア活動では意味がありません。
必ず自発的にボランティア活動に参加したことを伝え、なぜ参加しようと思ったのかを具体的な理由とともに書くようにしてください。
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資格取得の勉強に取り組む
1ヶ月の短期間で用意できるガクチカとして、資格取得の勉強に取り組むという方法も挙げられます。今からでも試験の申し込みと受験に間に合う資格があれば、その資格の取得を目指して勉強に励むプロセスをガクチカとしてアピールすることが可能です。
1ヶ月での資格取得が難しい場合、「ITパスポート試験を勉強中です」というエピソードについて、ガクチカにまとめるという方法も考えられます。しかし資格の勉強中であることは誰でも簡単にアピールできるため、説得力が下がってしまうことに注意してください。
過去のエピソードをもう一度洗い出す
就活までの1ヶ月の期間でガクチカのエピソードを用意することは可能ですが、学業やアルバイト・就活対策との両立が難しいケースもあれば、1ヶ月取り組んだだけのエピソードでは説得力が弱まってしまうケースも多いです。そのため1ヶ月という期間を使い、これまでの大学生活をもう一度振り返って、ガクチカに使えるエピソードがないかを洗い出すのもおすすめです。
ガクチカといえば、ライバルの学生よりも優れた成功体験がなければアピールできないと考える学生も多いですが、実際にはそんなことはありません。ガクチカで重要なのは、学生時代に達成した成果ではなく、どのように考えて課題に取り組んできたのかをわかりやすく伝えることだからです。
そのため失敗談や挫折経験も強力なアピール材料となるほか、周囲の友人やアルバイト先の同僚に自分の印象について尋ねる「他己分析」を活用するのも効果的です。これまでに自分が取り組んできた出来事について、頭の中で考えるのではなく、紙とペンを用意して言語化しながらまとめることにより、ガクチカでアピールできる体験談が思いつくことも多いです。1ヶ月という期間をたっぷり使いながら自己分析に取り組んでみましょう。
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6.1ヶ月取り組んだエピソードでガクチカを書く時のNG例
最後に、1ヶ月取り組んだエピソードをガクチカで書く時に押さえておきたい注意点について、以下の3つをご紹介します。
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・嘘や創作でエピソードを書いてしまう
・事実や実績だけをアピールしてしまう
・そのガクチカを選んだ理由が説明できていない
ガクチカのアピール方法が原因で、選考で不利になってしまわないためにも、これらの注意点を念頭に置きながらエントリーシートを作成しましょう。
嘘や創作でエピソードを書いてしまう
ガクチカで魅力的にアピールできるエピソードがないからと、嘘や創作で回答を書いてしまうのはNGです。エントリーシートはビジネスシーンで使われるビジネス文書の一つですから、虚偽の内容を書くことは、社会人としての信用を失う行為です。履歴書に嘘の経歴を書いた場合、経歴詐称として違反行為にあたることもあります。
また、自分をより優秀な人物であると演出しながらガクチカを書いて内定をもらったとしても、入社後に周囲の期待に答えられず、職場で孤立したり早期退職に至ってしまうことも考えられます。そうなれば二度目の就活に取り組む必要が出てしまい、将来のキャリア形成にも大きな影響が発生してしまいます。
ガクチカの回答は、どれだけ優秀な人物かを見るのではなく、企業度のマッチングを測るための質問です。ありのままの自分を素直に回答するほうが、結果的に自分にあった職場が見つかりやすくなるため、事実を誇張したエピソードや嘘を混ぜたエピソードを書かないことを徹底しましょう。
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事実や実績だけをアピールしてしまう
採用担当者の印象に残りにくいガクチカの特徴として、事実や実績だけをアピールしてしまう回答が挙げられます。短期留学や短期アルバイトに取り組んだ事実については具体的にかけているが、その経験を将来どのように活かすのかという視点が抜けているパターンです。
過去の事実だけを述べるガクチカは、他の企業で使った回答をそのまま使い回しているのではないかという疑いにもつながりかねません。なるべく応募企業の事業内容や入社後の働き方とリンクさせながら、将来のビジョンに触れつつガクチカを書くことが大切です。
そのガクチカを選んだ理由が説明できていない
魅力的なガクチカをアピールするためには、その活動に取り組んだ理由や根拠を伝えることも重要です。学業やアルバイト、サークル活動などの活動ではなく、なぜ短期留学に力を入れたのか、説得力のある理由を伝えることが、採用担当者からの高評価を得るコツです。
あなたのこれまでの経験談や価値観にもとづいた選択であるほど、採用担当者は興味を持ってガクチカを読んでくれます。消極的な理由や受け身の理由を書くことなく、積極的にガクチカに取り組んだ理由を説明しましょう。
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まとめ
ガクチカのテーマとして、1ヶ月のみ取り組んだエピソードを書くことは問題ありません。企業はガクチカの回答を通じて、あなたの人柄や価値観を知り、自社とのマッチングを調べたいと思っていますから、取り組んだ期間はそれほど重要視されません。
しかし取り組んだ期間が短いと、ガクチカのエピソードの説得力が下がる危険性があります。そのため本記事で解説してきた通り、ガクチカに取り組んだ理由や課題を乗り越えた経験、ガクチカを通じて得た学びなどを丁寧に伝えることが重要です。
今から1ヶ月でガクチカのエピソードを用意する方法も参考にしながら、あなたの魅力が最大限伝わるガクチカを作りましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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