
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.理系のガクチカでは研究活動が強力なアピール材料になる
ガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉であり、エントリーシートや面接ではどの企業からも質問される定番質問です。ガクチカの回答では、課題や困難に直面した時にどのように考え、行動するかが重視されるため、研究の過程やプロセスをアピールできる理系の学生にとっては、力の入れどころの一つでもあります。
文系の学生と比較すると、理解の学生は研究活動に取り組んだ経験が強力なアピール材料となり、専門的な研究テーマや研究内容をわかりやすく伝えることができれば、採用担当者に興味を持って読んでもらうことが可能です。ガクチカのテーマといえば、アルバイトやサークル活動などが人気であり、専門的な研究活動について書ける学生は少ないため、テーマ自体が差別化ポイントになることもメリットです。
ただし、面接での深掘り質問では、研究活動以外に力を入れたことについて問われるケースもあるため、研究活動以外でがんばったことを用意することも大切です。理系の知識を活かせる業界では研究活動を、そうでない業界に応募する時には研究活動以外のテーマでアピールするなど、2種類以上のガクチカを準備して使い分けるのがおすすめです。
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2.企業がガクチカを質問する意図とは?
続いて、エントリーシートや面接で企業がガクチカについて質問する理由について解説していきます。企業の質問意図を踏まえて、企業が求める回答を的確に伝えられるように準備しておきましょう。
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・仕事への取り組み方を知るため
・人柄・価値観を把握するため
これらの2つの質問意図について、順番に解説します。
仕事への取り組み方を知るため
企業は学生のガクチカを見ることで、仕事に対してどのような姿勢で取り組むタイプの人材なのかを見極めようとする意図があります。ガクチカに取り組む姿勢は、そのまま入社後の業務に取り組む姿勢と共通することが多いため、学生の働き方が自社にマッチしているかどうかを確かめようとする考えがあるのです。
たとえば、研究活動で周囲のメンバーと協力しながら課題に取り組んできた学生は、チームワークを重視して業務を進める企業とのマッチ度が高いと判断されます。一方で、自分で考えて自律的に行動できる人材を求めている企業では、一人でコツコツと研究活動に取り組める学生が高い評価を受けるでしょう。
どちらが良い・悪いということはなく、応募する企業での働き方とどれだけマッチしているかが重視されるので、嘘や創作で話を盛ったりすることなく、ありのままの自分をアピールすることが重要になります。
人柄・価値観を把握するため
企業の選考でガクチカを質問する意図として、学生の人柄や価値観を把握したいという考えもあります。研究活動やアルバイト、部活動等の活動に取り組むエピソードには、学生の人間性が表れやすく、どのような性格・個性を持った人物なのかを把握することに役立ちます。実際に企業で働いている採用担当者にとって、同僚として一緒に働きたい人物かどうか、ガクチカのエピソードから見極めようとする意図があるのです。
文系理系を問わずガクチカの回答では、成果や実績よりも過程・プロセスが重要であるとアドバイスされることが多いです。なぜなら、一人ひとりの学生の強みや採用するメリットは、自己PRの回答などで知ることができますが、その学生の人柄や価値観はガクチカの回答でしか伝わってこないことが理由です。
そのためガクチカの回答では、その文章からあなた自身がどんな人柄・価値観の人物なのかが伝わるよう、構成を組み立てる必要があります。
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3.理系のガクチカのテーマで研究活動を選ぶメリット
アルバイト、部活動、サークル活動、留学など、ガクチカで人気のテーマは数多くありますが、理系学生であれば研究活動を第一候補としてガクチカを書くのがおすすめです。なぜなら、研究活動をテーマとすることで、以下のようなメリットが得られるからです。
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・ストーリー形式で過程をアピールしやすい
・採用担当者の興味を引きやすい
・志望動機に結びつけやすい
ガクチカで研究活動について書くメリットについて、一つずつご紹介します。
ストーリー形式で過程をアピールしやすい
理系の研究活動では、卒論や学会発表を目的として日々の研究活動に取り組むケースが多いため、ストーリー形式のガクチカでアピールしやすいというメリットがあります。大きな目標・目的を定め、それを達成するために課題や困難を乗り越えながらがんばってきたエピソードは、ガクチカとして高く評価されます。
アルバイトやサークル活動では、日頃から明確な目標・目的を持って活動に取り組むケースは多くないため、後からこじつけたようなストーリーのガクチカになることも考えられます。しかし研究活動であれば、オリジナリティにあふれ、説得力が高いエピソードをガクチカで伝えることができるのです。
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採用担当者の興味を引きやすい
理系の研究活動は、研究テーマや研究内容が企業の採用担当者にとって興味深いものであることも多く、ガクチカのテーマに据えることで強烈な印象を残せるメリットもあります。専門知識が必要な研究分野の場合には、身近な例を使ってたとえるなど、わかりやすく伝えるための工夫が必要になりますが、採用担当者の興味を引けることは理系の研究活動ならではの利点です。
専門的なテーマをわかりやすく伝えているガクチカは、難しい概念を説明する力や相手の立場になって考える力、論理的に考える力が備わっていると判断され、スキル面でも評価されやすいです。研究活動をわかりやすく伝えるスキルをアピールするためにも、採用担当者の興味を引くガクチカの切り口を考えてみましょう。
志望動機に結びつけやすい
これまでの研究成果を活かせる業界に応募する場合、エントリーシートの志望動機と結びつけてアピールできることも、研究活動をガクチカのテーマに選ぶメリットです。これまでの研究を通じた学びを活かし、研究分野と直結する業界・職種を志望していることをアピールすることにより、一貫性のあるエントリーシートを作成することができます。
志望動機の説得力が増して採用担当者からの好印象につながるほか、「なぜ研究活動に力を入れたのか」という深掘り質問に対しても、論理的な回答を用意することができます。そのため、これまでの研究内容を活かせる仕事に就きたいと考えている方は、積極的に志望動機とリンクさせた回答を作成してみましょう。
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4.理系ならではのガクチカが見つからない場合の対処法
理系学生のガクチカでは、研究活動を取り上げることがおすすすめであることをご紹介してきましたが、研究で目立った成果を残せなかった場合や、研究内容をわかりやすく伝えることが難しい場合などは、研究活動以外のテーマも検討してみると良いでしょう。
ガクチカのテーマを探す時には、以下の3つの方法を使って考えてみると、魅力的なエピソードを用意することができます。
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・企業が求める人物像をもとに考える
・成功体験だけではなく失敗談から考える
・周囲と協力して取り組んだ活動を探す
それぞれ順番に解説していきます。
企業が求める人物像をもとに考える
理系ならではのガクチカが見つからずに困ってしまう場合、応募する企業の「求める人物像」を参考に、エピソードを洗い出してみるのが効果的です。企業のホームページや就職サイトでまとめられている「求める人物像」は、「当社はこんな条件を満たした学生を採用します」というメッセージです。求める人物像に沿ってガクチカをアピールすることで、選考を有利に進めやすくなるでしょう。
たとえば、「途中であきらめることなく最後まで挑戦し続ける、チャレンジ精神を持った学生を歓迎します」などと書かれている企業に応募する際には、資格試験に合格するまで努力してきた経験や、部活動の大会に向けて努力してきた経験などを、ガクチカのテーマに選ぶと良いでしょう。
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成功体験だけではなく失敗談から考える
理系学生のガクチカに書けるエピソードが見つからない場合、過去の成功体験ではなく、失敗談から考えてみるのも効果的です。企業はガクチカの回答を通じて、学生の成果や実績を知りたいわけではなく、学生が物事にどう取り組むのかを把握したいと考えています。そのため華やかな成功体験だけではなく、失敗を乗り越えた経験も強力なアピール材料となるのです。
一例として、部活動でほかのメンバーとの意見の食い違いが起こってしまい、部内で分裂が起こってしまったエピソードを紹介し、その後どうやって関係を修復したのか、当時どう考えて行動したのかを詳しく伝えることで、コミュニケーション力の高さをアピールすることに役立ちます。
一般的にガクチカでは、成功体験を通じて自分をより良く見せたいと考え、失敗談について伝える学生は少ないため、失敗談から入ることがライバルとの差別化にもつながるでしょう。
周囲と協力して取り組んだ活動を探す
ガクチカのテーマは自由に選ぶことが可能で、趣味や一人暮らしの経験をアピール材料とすることも可能です。しかし、企業という組織に入社するためのテストが就活である以上、周囲と協力しながら課題に取り組んだ経験をアピールした方が、選考では有利に働きやすくなります。
アルバイトやサークル活動は、所属している組織の中でどう立ち回り、他者と協力したのかをアピールしやすいことも、ガクチカの回答で人気が集まる理由の一つになっています。資格の取得や留学などをテーマにガクチカを書く場合にも、なるべく周囲と協力しながら課題に取り組んだエピソードを伝えると良いでしょう。
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5.理系のガクチカを効果的にアピールするためのポイント
エントリーシートや面接で、理系のガクチカを効果的にアピールするためには、企業に評価されやすいポイントを踏まえて作成することが重要です。ここではガクチカの効果的なアピールに役立つ3つのコツについて、順番に解説します。
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・5W1Hを意識しながら伝える
・成果よりもプロセスを重視して伝える
・入社後の活かし方を盛り込む
これらのポイントを踏まえながら、あなたの魅力が伝わるガクチカを完成させましょう。
5W1Hを意識しながら伝える
理系に限らずガクチカを高く評価してもらうには、5W1Hを意識した描写により、エピソードの説得力を高めることが重要です。オリジナリティあるガクチカは採用担当者の興味を引きやすく、あなたの人物性がよく表れた回答と判断されるからです。「研究活動をがんばりました」とだけ書いて、具体的な研究テーマや研究内容が伝わってこない内容では、例文をそのまま書き写したのではないかと疑われる原因にもなります。
ガクチカのエピソードの具体性を高めるには、5W1Hを使ってエピソードを描写するのがおすすめです。特に「Why」(なぜ研究活動に取り組んだのか)、「How」(どのように研究活動に取り組んだのか)の部分は、ガクチカでも重視されやすい部分です。「What」(何を研究したのか)を深掘りするだけではなく、WhyやHowの要素を積極的に盛り込むようにしましょう。
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成果よりもプロセスを重視して伝える
ガクチカの回答で企業が重視するのは、華やかな成果や実績ではなく、成果を得るまでのプロセスの部分です。ガクチカのエピソードを通じて、入社後の業務でも企業の売上に貢献してくれることをアピールできれば、選考でも有利に働きます。就活中の学生の中には、ガクチカでいかに成果を出せたのかを重点的に伝える学生が多いため、プロセスをしっかりとアピールできる学生は、それだけでもライバルとの差別化につながります。
もし研究活動の成果についてアピールしたい場合には、ガクチカではなく自己PRの項目で伝えることをおすすめします。成果を強調して採用メリットを感じてもらうための自己PR、プロセスを強調して人柄を知ってもらうためのガクチカというイメージで使い分けながら、あなた自身の魅力をアピールしましょう。
入社後の活かし方を盛り込む
企業に評価されるガクチカに欠かせないのが、ガクチカで得た学びや経験を、入社後の業務で活かそうとする姿勢をアピールすることです。たとえば、研究活動を通じて「最後まで粘り強く取り組むことの重要性を学んだ」とアピールするのであれば、「この学びを入社後にも活かし、担当するシステム開発業務をあきらめることなくやり遂げたい」と書くことにより、高い入社意欲を持った学生という印象を与えることができます。
また、入社後の活かし方を具体的に書くためには入念な企業研究が欠かせないので、より深く企業研究していることのアピールにも直結します。これまで経験してきた過去をアピールするだけではなく、未来のビジョンについてもしっかりと盛り込むようにしましょう。
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6.理系のガクチカを作成する時に気をつけたい注意点
最後に、理系のガクチカを作成する時に押さえておきたい注意点についてもご紹介します。
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・読み手のリテラシーに合わせて専門用語を使う
・嘘や創作でエピソードを書かない
ガクチカが完成した際には、これらの項目に当てはまっていないかをチェックしてみてください。
読み手のリテラシーに合わせて専門用語を使う
研究活動をアピールする理系のガクチカでは、研究内容に関する専門用語を使うことも多いでしょう。専門用語はできるだけ使わずにガクチカを書くようにアドバイスされることも多いですが、重要なのは読み手のリテラシーに合わせて専門用語を使用することです。
たとえば、情報工学についての研究内容は、IT企業に応募する時には専門用語を活用しながらすっきりとまとめる方が、読みやすいガクチカが完成します。一方で、IT業界以外の企業に応募する時には、専門用語をできるだけ使わずに表現した方が、読みやすいガクチカとなるでしょう。
このように読み手に合わせてガクチカの書き方を変えることは、社会人として欠かせないコミュニケーションスキルでもあるので、ぜひ意識してみてください。
嘘や創作でエピソードを書かない
研究活動がテーマのガクチカでは、嘘や創作でエピソードを書かないことにも注意してください。自分をより良く見せようとして、研究成果を誇張したり、嘘が混ざったエピソードを使ったりしてしまうと、嘘がバレた時に内定取り消しを受ける危険性があるからです。
また、本来の自分よりも優れた人物を演出して企業に入社できたとしても、入社後に話を盛っていたことがバレてしまうと、企業内での評価が下がってしまうことも考えられます。内定取り消しや早期退職により、また就活を繰り返すことにならないためにも、嘘・創作を混ぜたガクチカにならないように注意してください。
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まとめ
理系学生のガクチカでは、これまで取り組んできた研究活動が強力なアピール材料となります。企業の質問意図である、あなた自身の人柄や価値観を伝えることに役立ち、仕事への取り組み方をアピールできるテーマでもあるからです。また、ストーリー形式で過程をアピールしやすいことや、志望動機と結びつけやすいことも研究活動を選ぶメリットに挙げられます。
ただし、理系のガクチカをまとめる時には、5W1Hで具体的なエピソードを盛り込むことを心がけ、入社後の活かし方もしっかりと伝えるようにしてください。専門用語は応募企業に合わせて使い分け、嘘や創作を混ぜることなくガクチカを作成して、あなたの魅力を最大限アピールしましょう。
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