
- 1.ガクチカでは一人暮らし経験もアピール材料になる
- 2.企業がガクチカで質問する意図とは?
- 3.ガクチカでアピールしやすい一人暮らし経験のテーマ
- 4.ガクチカで不利にならない一人暮らし経験の書き方
- 5.ガクチカで一人暮らし経験をアピールする時の注意点
- 6.ガクチカで一人暮らし経験をアピールする回答例文
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1.ガクチカでは一人暮らし経験もアピール材料になる
ガクチカで人気の高いテーマと言えば、アルバイト・サークル活動・ゼミ・研究室などが挙げられますが、大学生ならではのガクチカエピソードとして「一人暮らしの経験」をアピールするのも効果的です。大学生にとって、親元を離れて初めて一人暮らしをすることがいかに大変であるかは、採用担当者もよく理解しています。
一人暮らしを続ける中で直面した課題や困難について、あなたの「人となり」が伝わる具体的なエピソードとともに伝えることができれば、ライバルにも負けない強力なアピール材料にもなりえます。また、一人暮らし経験がある方であれば比較的書きやすいテーマなので、ガクチカに書けるエピソードが見つからずに悩んでいる方にもおすすめです。
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2.企業がガクチカで質問する意図とは?
一人暮らし経験についてアピールするガクチカを魅力的に作るためには、まず企業がガクチカを質問する意図について押さえておく必要があります。ここでは企業がガクチカを聞く理由として、次の3つを解説します。
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・人柄・価値観を把握するため
・入社後の働く姿勢をイメージするため
・論理的に伝える力を見るため
これらの質問意図について詳しく解説します。
人柄・価値観を把握するため
企業はガクチカの回答を通じて、学生の「人となり」を詳しく知りたいと考えています。つまり、あなたがどんなモチベーションで課題に取り組むのか、どのような価値観を大事にしているのかを把握したいという意図があるのです。同じエントリーシートでも、自己PRでは学生の強みや採用メリットを知りたい一方で、ガクチカでは人物性を知りたいという目的があります。
学生の人柄や価値観を把握しておくことにより、自社の風土や雰囲気にマッチするかどうかを事前に判断することができます。たとえば、一人でコツコツと物事に取り組むのが得意な学生は、チームで働く社風がある企業では活躍しにくいでしょう。どちらが良い・悪いというわけではなく、学生と企業とのマッチングを成功させるために、ガクチカの回答を参考にしているのです。
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入社後の働く姿勢をイメージするため
ガクチカの具体的なエピソードについて質問することで、その学生が入社後にどのような姿勢で働いてくれるかをイメージしようとする意図もあります。ガクチカを通じて、課題や困難に挑戦する姿勢は、社会人となった後の業務への姿勢と共通するからです。たとえば、計画性を持って一人暮らし生活を送ってきた学生は、入社後も綿密な計画を立てながら仕事に取り組むだろうと判断されます。
特に企業が重視するのは、課題に取り組む中での他者との関わり方についてです。会社の一員として働くということは、同僚や上司、取引先などの他社と協力して働くことを意味しますので、他者とどう関わりながら課題に取り組む学生なのかを重視しています。そのため一人暮らし経験を伝えるガクチカでは、なるべく他者との関わりや組織との関わりについて伝えることがポイントになります。
論理的に伝える力を見るため
ガクチカの回答を通じて、学生の論理的思考力や論理的に伝える力をチェックする企業も多いです。過去の自分の経験について、第三者にもわかりやすく伝える力があれば、営業やプレゼン、上司との相談でもスムーズにコミュニケーションが取れる人物であると判断されます。社会人として必要な基礎的なビジネススキルが身に付いていると評価されるので、選考でも有利に働きやすくなります。
そのためエントリーシートを作成する時には、ガクチカでアピールするエピソードの内容も重要ですが、物事を論理的に伝える書き方・構成を意識することも重要です。エピソードのインパクトを重視するあまり、論理的な文章からかけ離れてしまわないように注意しましょう。
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3.ガクチカでアピールしやすい一人暮らし経験のテーマ
ガクチカのエピソードとして一人暮らし経験をアピールする時には、以下のようなテーマについて書くのがおすすめです。
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・自炊・家事
・節約・貯金
・タスク管理
・時短・作業効率化
これらのテーマについて、どのようにガクチカをまとめれば良いのかをそれぞれ解説しましょう。
自炊・家事
一人暮らしについてのガクチカの中でも、自炊・家事についてのエピソードは使われることの多いテーマです。栄養バランスを考えるための計画性や、毎日挫折せずに続ける継続力、支出を抑えるための情報収集力などをアピールできることがメリットに挙げられます。
自炊・家事のエピソードから上記のような抽象的なスキルを伝え、入社後の業務に活かす姿勢をアピールすることにより、日常の一場面を切り取ったガクチカが強力なアピール材料となるのです。
節約・貯金
一人暮らしにおいて節約・貯金に力を入れたエピソードは、具体的な金額を盛り込むことで具体性が高まるほか、自制心や自己管理能力、お金を計画的に使うための計画力などをアピールできるテーマです。節約・貯金を成功させるためにどのようなプランを考え、どう実行したのか、その結果どのような生活が手に入ったのかを伝えられると、ガクチカの説得力が大きく高まります。
節約した・貯金した事実だけを書いても魅力的なガクチカとは呼べませんので、節約・貯金の過程で学んだことを、入社後にどう活かすかを伝えることが重要です。事前に企業研究へしっかりと取り組み、身につけたスキルや考え方を活かせる業務・役割がないか、調べておくと良いでしょう。
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タスク管理
一人暮らしについてガクチカで回答する時には、タスク管理についてアピールする学生も多いです。学業やアルバイト、部活動、家事など、日々のやるべきことをどのように整理し、優先順位をつけて取り組んできたのかをアピールできるテーマです。企業で働く時には、このタスク管理は必須のスキルの一つとなり、やるべき仕事に優先順位をつけて取り組むことが求められます。
一人暮らし経験についてのガクチカを通じて、タスク管理のトレーニングを重ねて身につけたこと、入社後もマルチタスクで業務をこなしていけることをアピールできれば、ライバルに負けないガクチカが完成します。
時短・作業効率化
一人暮らしの経験の中で、時短・作業効率化に取り組んだことをガクチカでアピールするのもおすすめです。同じ作業をより短い時間で完了させるための工夫や努力は、そのまま業務効率化に活かすことができると判断されれば、採用担当者からの評価は向上します。たとえば、大学の課題への取り組み方を見直して、これまでの半分の時間で課題を提出できるようになったプロセスを説明するガクチカが挙げられます。
「短い時間で買い物を済ませる工夫をしました」「家事にかかる時間を減らしました」など、抽象的な表現のみでアピールした場合、説得力が低くどんな人柄・価値観の学生なのかが伝わりにくくなります。できるだけ数字を使った具体的なエピソードを盛り込みながら、入社後にも活かせる強みを持っていることを伝えましょう。
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4.ガクチカで不利にならない一人暮らし経験の書き方
一人暮らし経験について書いたガクチカは、アルバイトや学業をテーマとしたガクチカと比べて不利になると思われがちです。しかし以下のポイントを踏まえて文章をまとめることにより、ライバルに負けることなく選考を有利に進めるガクチカを作ることができます。
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・ガクチカのフレームワークに沿ってまとめる
・組織との関わりを盛り込む
・得た学びを企業に活かすビジョンを書く
・なぜその活動に取り組んだのかを伝える
これらのポイントについて、一つずつ解説していきましょう。
ガクチカのフレームワークに沿ってまとめる
ガクチカの全体の流れを考える時には、以下のフレームワークに沿ってエピソードや経験談をまとめるのが効果的です。
ガクチカの結論
ガクチカに取り組んだ動機・理由
ガクチカに取り組む上での課題・困難
ガクチカの課題・困難の乗り越え方
ガクチカを通じて得られた学びと活かし方
まずはガクチカの回答で、「私が学生時代に力を入れたのは、一人暮らしでのタスク管理です。」など、伝えたいことの結論をまとめます。続いて、なぜタスク管理に力を入れたのか、きっかけとなる出来事や背景とともに解説し、タスク管理に取り組む中で直面した壁や挫折しそうになったエピソードを紹介しましょう。
その後、どのように壁を乗り越えたのかを説明し、一人暮らし経験から学んだことをまとめ、企業に入社した後もガクチカの学びを活かしたいという意欲に触れて締める流れです。
こちらのガクチカのフレームワークは、一人暮らし経験以外をアピールする場合にも効果的な構成なので、ぜひ押さえておいてください。
組織との関わりを盛り込む
ガクチカのエピソードとして一人暮らし経験をアピールする場合、なるべく組織との関わりを盛り込むことをおすすめします。企業に入社してからは個人で働くのではなく、チームで働くことが基本ですので、組織との関わり方が伝わるガクチカが採用担当者に評価されやすくなります。
たとえば、タスク管理の方法をSNSやブログで発信して多くの人の質問に答えたエピソードや、得意料理をサークルのメンバーに振る舞ったエピソードなどが考えられます。組織の中でどのように立ち回るタイプなのか、組織に対してどのように影響を与えられる人物なのかをアピールして、魅力的なガクチカを作りましょう。
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得た学びを企業に活かすビジョンを書く
ガクチカでアピールする一人暮らし経験は、企業に入社してから活かせる学びとともに伝えると良いでしょう。たとえば、「一人暮らしの中でタスク管理について追求し、優先順位をつけて課題に取り組むことの重要性を学んだ」というエピソードに加えて、「貴社に入社後も、担当する業務の優先順位を常に考えながら、効率的に仕事を進めていきたい」というビジョンを伝えるのがポイントです。
入社後の業務に活かすビジョンを伝えることは、応募企業の事業内容や入社後の働き方について、深く企業研究していることをアピールするチャンスでもあります。具体的な仕事内容や求められる役割とリンクさせながら、ガクチカでの学びをアピールしましょう。
なぜその活動に取り組んだのかを伝える
一人暮らしがテーマのガクチカは、採用担当者の立場からすると、なぜ学業やアルバイトの経験を選ばなかったのかが疑問点となることが多いです。そうした疑問に答えられるよう、なぜ一人暮らしでタスク管理や自炊に力を入れてきたのか、明確に説明できるとなお良いでしょう。
たとえば、受験勉強でタスク管理が苦手だったことが原因で志望校を不合格になってしまったエピソードや、明確な目的に向けて貯金するために自炊をがんばったエピソードなどを伝えられると、説得力の高いガクチカが完成します。
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5.ガクチカで一人暮らし経験をアピールする時の注意点
ガクチカのテーマに一人暮らし経験を選ぶ場合、採用担当者にマイナスの印象を与えて、選考で不利になってしまわないよう、以下の注意点を踏まえておく必要があります。
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・当たり前の活動だけで書き終えない
・社会や組織に貢献する意識を持つ
・インパクトのある出来事や数字を取り入れる
これらの注意点を押さえた上で、一人暮らし経験についてガクチカで回答しましょう。
当たり前の活動だけで書き終えない
就活中の学生の中には、一人暮らしを経験している方は少なくないため、ごく当たり前の活動だけでガクチカを書いてしまうと、採用担当者の印象に残らないエントリーシートになる可能性があります。自炊をがんばったこと、タスク管理に力を入れたことだけを伝えて終わるのではなく、5W1Hを活用して具体的なエピソードを伝えながら、説得力を高めるのがコツです。
ガクチカの回答では、企業はあなたが達成した成果や実績よりも、人柄や価値観などの人物面が重視されます。これまでの経験談について伝えるガクチカで書き終えるのではなく、一人暮らしの中で工夫・努力したことや、一人暮らしを通じて得た学びを重点的に伝えるようにしましょう。
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社会や組織に貢献する意識を持つ
一人暮らし経験についてまとめたガクチカは、チームプレーよりも個人プレーに注目しがちな傾向にありますが、企業に評価されやすいのはチームプレーを伝えるガクチカです。そのため一人暮らし経験をガクチカで書く時には、社会や組織に貢献する意識を持っていることを強調しましょう。
一人暮らしの経験や過去に得てきた学びを、社会や組織のために積極的に活かそうとする姿勢を伝えることで、入社意欲が高く広い視野を持った学生であることをアピールできます。改めて企業研究・業界研究にも取り組みながら、一人暮らし経験と社会人としての働き方をリンクさせたガクチカを作成してみてください。
インパクトのある出来事や数字を取り入れる
一人暮らし経験をガクチカでアピールする場合、できるだけインパクトのある出来事や数字を盛り込むことが望ましいです。ライバルの学生とは違った視点や切り口で一人暮らしの経験をアピールできると、採用担当者の興味を引き、面接でもっと話を聞きたいと思ってもらえるチャンスになるからです。
嘘や創作でエピソードを目立たせるのはNGですが、珍しい体験や数字で伝えられるエピソードがあるのであれば、忘れずにガクチカの回答に書くようにしてください。
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6.ガクチカで一人暮らし経験をアピールする回答例文
最後に、ガクチカで一人暮らし経験をアピールする回答例文について、3つのテーマ別にご紹介します。ガクチカの全体の構成やアピール方法、エピソードの伝え方などの参考にしてみてください。
自炊・家事がテーマのガクチカ例文
私が学生時代に力を入れてきたのは、一人暮らしでの自炊・家事です。私は大学進学を機に実家を離れて一人暮らしを始め、これまでは家族が作ってくれていた食事を、自分で作らなければならない状況に置かれました。一人暮らしを始めた当初は、外食や惣菜ばかりの食生活となり、食費も体重も増える一方でした。
そこで健康面や経済面も考慮して、自炊に力を入れるという目標を決めました。高校時代から計画を立てて行動すること、情報収集することは得意だったため、WEB上の広告やチラシをチェックしながら食材が安くなる曜日や時間帯を調べ、なるべく栄養価のあるものを安く購入して、自炊を続けることを徹底してきました。
その結果、栄養バランスの取れた食事によって日中の集中力が高まり、毎月の支出も抑えられたので、より学業や資格取得の勉強に集中できるようになりました。これまでの一人暮らしでの経験を活かし、貴社に入社後も計画性を持って業務に取り組み、常に情報収集しながら業務効率化を図りたいと考えています。
貯金がテーマのガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたのは、最新のパソコンを購入するために取り組んできた貯金です。授業でノートをまとめ、趣味のプログラミングにも使うための、50万円のパソコンが欲しいと考えたのがきっかけでした。
私はこれまで計画的にお金を使ったり、貯金したりすることが苦手だったため、自分の弱みを克服するためにも、両親を頼ることなく自分で働いたお金だけでパソコンを購入するという目標を立てました。手元にお金があるとつい無駄遣いしてしまう習慣を直すために、自分で限度額を決めたデビットカードを支払いに利用し、日々の支出は家計簿アプリを使って管理することにしました。同時にアルバイトにも力を入れて、学業に影響が出ない範囲でシフトを増やすことで、収入を増やすことにも成功しました。
その結果、貯金しようと決断してから8ヶ月後に50万円の貯金をクリアして、欲しいと考えていたパソコンを購入することができました。こうした一人暮らしでの経験を通じて、計画性を持って課題に取り組む重要性を再確認することができました。貴社に入社後も、任された業務は計画性を持って取り組み、チームメンバーや貴社の売上に貢献していきたいと思います。
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まとめ
ガクチカのテーマとして、一人暮らしで取り組んだことをアピールすることも可能で、一人暮らしの体験談を通じてあなたの人柄・価値観が伝われば、強力なアピール材料となります。自炊・家事や貯金、タスク管理などに取り組む中で、どのように壁を乗り越え、工夫・努力してきたのかを説明することにより、入社後に活躍できる人材であると評価してもらえるからです。
一人暮らしをテーマとして選考で有利になるガクチカを書くためには、ガクチカのフレームワークをもとにエピソードをまとめたり、ガクチカを通じて得られた学びについて伝えることも重要です。ただし、一人暮らしした事実だけを伝えるガクチカでは採用担当者の印象に残りづらいほか、社会や組織との関わりをアピールする必要がある点に注意してください。
本記事で解説してきた書き方のコツや例文をもとに、一人暮らしを効果的にアピールするガクチカを作りましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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