ガクチカで一人暮らしの経験はアピールになる?NG例や例文も紹介!

ガクチカで一人暮らしの経験はアピールになる?NG例や例文も紹介!
就活で必ずといっていいほど聞かれる「ガクチカ」ですが、アルバイトや部活などと比べて一人暮らし経験を語ってよいのか迷う学生も多いのではないでしょうか。

実は、一人暮らしの中で培った工夫や責任感も、工夫次第で立派なアピール材料になります。

そこで本記事では、企業がガクチカを質問する意図や、一人暮らしエピソードがガクチカにならない場合の注意点、不利にならない書き方や構成方法を解説します。さらに、一人暮らし経験をガクチカとして伝える例文や、他に使える経験の例も紹介しているので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ガクチカを作るために今からできること7選!大学3年から強いエピソードを用意するコツ
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1. ガクチカでは一人暮らし経験もアピール材料になる

一人暮らしを続ける中で直面した課題や困難について、あなたの「人となり」が伝わる具体的なエピソードとともに伝えることができれば、ライバルにも負けない強力なアピール材料にもなりえます。

そこで本章では、一人暮らし経験もアピール材料になる理由を3つご紹介します。

自立心をアピールできる

一人暮らしの経験は、親元を離れて生活を成り立たせるための自立心を示す絶好の材料です。

就活におけるガクチカでは「困難に直面した際にどのように考え、乗り越えたか」が重視されます。一人暮らしには、家賃や光熱費の支払い、掃除や食事の準備などをこなさなければなりません。

これらを一つひとつ自分の力で解決してきた経験は、「主体的に行動できる」「責任を持って物事を進められる」といった強みにつながります。企業にとっても再現性のある力として評価されやすい要素といえるでしょう。

計画性をアピールできる

一人暮らしを継続するには、日々の生活費を計画的に管理する必要があります。

特に仕送りが限られている場合やアルバイト収入でやりくりしている場合、無駄遣いを避け、必要な支出を見極める力が身につけることができるでしょう。

ガクチカでは、こうした「予算を立て、優先順位を決め、必要に応じて調整する」経験を具体的に書くことで、計画性をアピールできます。計画性は業務の進行管理やプロジェクト遂行にも直結するスキルです。

そのため、一人暮らしで培った生活の工夫を、社会人としての基礎能力に結びつけて伝えると効果的となります。

自己管理能力をアピールできる

一人暮らしでは、生活のすべてを自分で管理しなければなりません。

体調を崩せば生活全体に支障をきたし、勉強やアルバイトにも影響します。そのため、食事や睡眠に気を配り、規則正しい生活リズムを維持するといった工夫が必要です。

ガクチカでこの経験を語る際は「最初は不規則で体調を崩したが、改善策として食事内容を見直し、睡眠時間を確保した」といった具体的な行動を入れると説得力が増します。

自己管理能力は、社会人として安定した成果を出し続けるために不可欠な強みです。

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2. 企業がガクチカで質問する意図とは?

一人暮らし経験についてアピールするガクチカを魅力的に作るためには、まず企業がガクチカを質問する意図について押さえておく必要があります。ここでは企業がガクチカを聞く理由として、次の3つを解説します。
 

  • ・人柄・価値観を把握するため

  • ・入社後の働く姿勢をイメージするため

  • ・論理的に伝える力を見るため


これらの質問意図について詳しく解説します。

人柄・価値観を把握するため

企業はガクチカの回答を通じて、学生の「人となり」を詳しく知りたいと考えています。つまり、あなたがどんなモチベーションで課題に取り組むのか、どのような価値観を大事にしているのかを把握したいという意図があるのです。同じエントリーシートでも、自己PRでは学生の強みや採用メリットを知りたい一方で、ガクチカでは人物性を知りたいという目的があります。

学生の人柄や価値観を把握しておくことにより、自社の風土や雰囲気にマッチするかどうかを事前に判断することができます。たとえば、一人でコツコツと物事に取り組むのが得意な学生は、チームで働く社風がある企業では活躍しにくいでしょう。どちらが良い・悪いというわけではなく、学生と企業とのマッチングを成功させるために、ガクチカの回答を参考にしているのです。

関連記事:ESで「働く上で大切にしたいこと」を書く時のコツ!今から見つける方法や注意点を解説

入社後の働く姿勢をイメージするため

ガクチカの具体的なエピソードについて質問することで、その学生が入社後にどのような姿勢で働いてくれるかをイメージしようとする意図もあります。ガクチカを通じて、課題や困難に挑戦する姿勢は、社会人となった後の業務への姿勢と共通するからです。たとえば、計画性を持って一人暮らし生活を送ってきた学生は、入社後も綿密な計画を立てながら仕事に取り組むだろうと判断されます。

特に企業が重視するのは、課題に取り組む中での他者との関わり方についてです。会社の一員として働くということは、同僚や上司、取引先などの他社と協力して働くことを意味しますので、他者とどう関わりながら課題に取り組む学生なのかを重視しています。そのため一人暮らし経験を伝えるガクチカでは、なるべく他者との関わりや組織との関わりについて伝えることがポイントになります。

論理的に伝える力を見るため

ガクチカの回答を通じて、学生の論理的思考力や論理的に伝える力をチェックする企業も多いです。過去の自分の経験について、第三者にもわかりやすく伝える力があれば、営業やプレゼン、上司との相談でもスムーズにコミュニケーションが取れる人物であると判断されます。社会人として必要な基礎的なビジネススキルが身に付いていると評価されるので、選考でも有利に働きやすくなります。

そのためエントリーシートを作成する時には、ガクチカでアピールするエピソードの内容も重要ですが、物事を論理的に伝える書き方・構成を意識することも重要です。エピソードのインパクトを重視するあまり、論理的な文章からかけ離れてしまわないように注意しましょう。

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3.   ガクチカでアピールしやすい一人暮らし経験のテーマ

ガクチカのエピソードとして一人暮らし経験をアピールする時には、以下のようなテーマについて書くのがおすすめです。
 

  • ・自炊・家事

  • ・節約・貯金

  • ・タスク管理

  • ・時短・作業効率化


これらのテーマについて、どのようにガクチカをまとめれば良いのかをそれぞれ解説しましょう。

自炊・家事

一人暮らしについてのガクチカの中でも、自炊・家事についてのエピソードは使われることの多いテーマです。栄養バランスを考えるための計画性や、毎日挫折せずに続ける継続力、支出を抑えるための情報収集力などをアピールできることがメリットに挙げられます。

自炊・家事のエピソードから上記のような抽象的なスキルを伝え、入社後の業務に活かす姿勢をアピールすることにより、日常の一場面を切り取ったガクチカが強力なアピール材料となるのです。

節約・貯金

一人暮らしにおいて節約・貯金に力を入れたエピソードは、具体的な金額を盛り込むことで具体性が高まるほか、自制心や自己管理能力、お金を計画的に使うための計画力などをアピールできるテーマです。節約・貯金を成功させるためにどのようなプランを考え、どう実行したのか、その結果どのような生活が手に入ったのかを伝えられると、ガクチカの説得力が大きく高まります。

節約した・貯金した事実だけを書いても魅力的なガクチカとは呼べませんので、節約・貯金の過程で学んだことを、入社後にどう活かすかを伝えることが重要です。事前に企業研究へしっかりと取り組み、身につけたスキルや考え方を活かせる業務・役割がないか、調べておくと良いでしょう。

タスク管理

一人暮らしについてガクチカで回答する時には、タスク管理についてアピールする学生も多いです。学業やアルバイト、部活動、家事など、日々のやるべきことをどのように整理し、優先順位をつけて取り組んできたのかをアピールできるテーマです。企業で働く時には、このタスク管理は必須のスキルの一つとなり、やるべき仕事に優先順位をつけて取り組むことが求められます。

一人暮らし経験についてのガクチカを通じて、タスク管理のトレーニングを重ねて身につけたこと、入社後もマルチタスクで業務をこなしていけることをアピールできれば、ライバルに負けないガクチカが完成します。

時短・作業効率化

一人暮らしの経験の中で、時短・作業効率化に取り組んだことをガクチカでアピールするのもおすすめです。同じ作業をより短い時間で完了させるための工夫や努力は、そのまま業務効率化に活かすことができると判断されれば、採用担当者からの評価は向上します。たとえば、大学の課題への取り組み方を見直して、これまでの半分の時間で課題を提出できるようになったプロセスを説明するガクチカが挙げられます。

「短い時間で買い物を済ませる工夫をしました」「家事にかかる時間を減らしました」など、抽象的な表現のみでアピールした場合、説得力が低くどんな人柄・価値観の学生なのかが伝わりにくくなります。できるだけ数字を使った具体的なエピソードを盛り込みながら、入社後にも活かせる強みを持っていることを伝えましょう。

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4. ガクチカにならない一人暮らしのエピソード

一人暮らしの経験といっても、どのエピソードでもガクチカできるわけではありません。

本章では、ガクチカにならない一人暮らしのエピソードについて3つご紹介します。

体調管理に気を付けた

「体調に気を付けた」という内容だけでは、ガクチカとしては弱い印象になります。

多くの学生が同じ経験をしているため差別化が難しく、具体的な挑戦や工夫が伝わりません。ただ「健康を意識して生活しました」と述べるだけでは、採用担当者に努力の痕跡や成長の過程が伝わり辛いでしょう。

ガクチカとして使うには、体調を崩した失敗やそこから学んだ改善行動など、明確な課題と行動が必要です。単なる習慣や心がけだけでは評価につながりにくい点に注意しましょう。

自炊を頑張った

一人暮らしでの自炊は多くの学生が経験しており、そのままでは差別化できません。

「節約のために自炊を続けた」とだけ書くと、努力や工夫の要素が薄く、ガクチカとしては浅い印象になってしまいます。アピールに変えるには「栄養バランスを意識し、1週間分の献立を立てて買い物や調理を工夫した」など、課題解決の視点を盛り込むことが重要です。

単なる自炊経験を語るのではなく、自分なりの工夫や成長につなげた点を明確にする必要があります。

何事も一人で意思決定した

「すべて自分で決めた」という点は自立心を示すように見えますが、裏を返せば「周囲に相談せず独断で行動した」と受け取られる可能性があります。

また、一人暮らしにおける意思決定の基本は自分自身のみであるため、当たり前のことを言っているという印象になってしまうでしょう。

そのため、自分で一人で意思決定した、行動したといったエピソードをガクチカとして取りあげることはおすすめしません。

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5. ガクチカで不利にならない一人暮らし経験の書き方

一人暮らし経験について書いたガクチカは、アルバイトや学業をテーマとしたガクチカと比べて不利になると思われがちです。しかし以下のポイントを踏まえて文章をまとめることにより、ライバルに負けることなく選考を有利に進めるガクチカを作ることができます。
 

  • ・ガクチカのフレームワークに沿ってまとめる

  • ・組織との関わりを盛り込む

  • ・得た学びを企業に活かすビジョンを書く

  • ・なぜその活動に取り組んだのかを伝える


これらのポイントについて、一つずつ解説していきましょう。

関連記事:150文字のガクチカでESの評価を高めるには?書き方のコツを例文とともに解説

ガクチカのフレームワークに沿ってまとめる

ガクチカの全体の流れを考える時には、以下のフレームワークに沿ってエピソードや経験談をまとめるのが効果的です。

ガクチカの結論
ガクチカに取り組んだ動機・理由
ガクチカに取り組む上での課題・困難
ガクチカの課題・困難の乗り越え方
ガクチカを通じて得られた学びと活かし方

まずはガクチカの回答で、「私が学生時代に力を入れたのは、一人暮らしでのタスク管理です。」など、伝えたいことの結論をまとめます。続いて、なぜタスク管理に力を入れたのか、きっかけとなる出来事や背景とともに解説し、タスク管理に取り組む中で直面した壁や挫折しそうになったエピソードを紹介しましょう。

その後、どのように壁を乗り越えたのかを説明し、一人暮らし経験から学んだことをまとめ、企業に入社した後もガクチカの学びを活かしたいという意欲に触れて締める流れです。

こちらのガクチカのフレームワークは、一人暮らし経験以外をアピールする場合にも効果的な構成なので、ぜひ押さえておいてください。

組織との関わりを盛り込む

ガクチカのエピソードとして一人暮らし経験をアピールする場合、なるべく組織との関わりを盛り込むことをおすすめします。企業に入社してからは個人で働くのではなく、チームで働くことが基本ですので、組織との関わり方が伝わるガクチカが採用担当者に評価されやすくなります。

たとえば、タスク管理の方法をSNSやブログで発信して多くの人の質問に答えたエピソードや、得意料理をサークルのメンバーに振る舞ったエピソードなどが考えられます。組織の中でどのように立ち回るタイプなのか、組織に対してどのように影響を与えられる人物なのかをアピールして、魅力的なガクチカを作りましょう。

得た学びを企業に活かすビジョンを書く

ガクチカでアピールする一人暮らし経験は、企業に入社してから活かせる学びとともに伝えると良いでしょう。たとえば、「一人暮らしの中でタスク管理について追求し、優先順位をつけて課題に取り組むことの重要性を学んだ」というエピソードに加えて、「貴社に入社後も、担当する業務の優先順位を常に考えながら、効率的に仕事を進めていきたい」というビジョンを伝えるのがポイントです。

入社後の業務に活かすビジョンを伝えることは、応募企業の事業内容や入社後の働き方について、深く企業研究していることをアピールするチャンスでもあります。具体的な仕事内容や求められる役割とリンクさせながら、ガクチカでの学びをアピールしましょう。

関連記事:ESの質問「10年後の自分」への効果的な答え方!NG例・注意点も解説

なぜその活動に取り組んだのかを伝える

一人暮らしがテーマのガクチカは、採用担当者の立場からすると、なぜ学業やアルバイトの経験を選ばなかったのかが疑問点となることが多いです。そうした疑問に答えられるよう、なぜ一人暮らしでタスク管理や自炊に力を入れてきたのか、明確に説明できるとなお良いでしょう。

たとえば、受験勉強でタスク管理が苦手だったことが原因で志望校を不合格になってしまったエピソードや、明確な目的に向けて貯金するために自炊をがんばったエピソードなどを伝えられると、説得力の高いガクチカが完成します。

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6. ガクチカで一人暮らしをアピールするときの文章構成

ガクチカで一人暮らしをアピールするとき、以下の文章構成で書くと失敗がなく相手に伝わりやすいガクチカとなります。
 

  • 1. ガクチカが一人暮らしであることを伝える

  • 2. 一人暮らしを始めた背景と課題を伝える

  • 3 課題に対してどのような行動をとったかを伝える

  • 4. 行動した結果を伝える

  • 5. 入社後の活かし方や自己PRでまとめる


各ステップごとに詳しく解説します。

関連記事:エントリーシートの書き方を項目ごとに解説!絶対に押さえたいポイントとは

1. ガクチカが一人暮らしであることを伝える

ガクチカを書く際には、まず題材を明確に伝えることが大切です。

最初に「私が学生時代に力を入れたことは一人暮らしです」と結論から述べましょう。経験そのものは多くの学生がしているため、その後の流れで差をつける必要があります。

序盤でしっかりと一人暮らしをテーマにしていると伝えることで、読み手が内容を理解しやすくなり、その後に続く課題や行動の説明に説得力を持たせられるでしょう。

2. 一人暮らしを始めた背景と課題を伝える

次に背景や困難を提示することで、経験にストーリー性を持たせられます。

例えば「仕送りが限られており、生活費のやりくりが課題だった」と書くと、その後の工夫や努力に必然性が生まれます。

単なる生活習慣の紹介ではなく、困難に直面した状況を明示することで、読み手は「この人は課題解決に取り組んだ」と捉えやすくなるでしょう。

課題を具体的に伝えることが、行動や成果につなげる前提条件となるため、背景と課題は必須の内容です。

3 課題に対してどのような行動をとったかを伝える

背景と課題を示した後は、それに対してどんな行動を取ったかを具体的に説明します。

たとえば「1週間分の献立を立て、まとめ買いをして無駄を減らした」や「アルバイト収入を記録し支出管理を徹底した」といった行動は、工夫や努力を伝える上で効果的です。

抽象的に「頑張った」と書くより、具体的に取り組んだ行動を示すことで説得力が増し、採用担当者に成長過程をイメージしてもらいやすくなります。

4. 行動した結果を伝える

行動を伝えたら、必ずその結果を示しましょう。

例えば「毎月の生活費を1万円削減でき、安定した生活を送れるようになった」や「自炊の習慣が定着し、体調管理にもつながった」といった成果があると、努力の効果が具体的に伝わります。

結果を示さず行動で終わると自己満足で終わった印象になるため、成果を数字や変化で表現することが重要です。結果があることで、経験の価値が一層強調されます。

5. 入社後の活かし方や自己PRでまとめる

最後に、この経験を入社後にどう活かすかを示すと文章全体が締まります。

例えば「一人暮らしを通じて培った計画性や自己管理力を、入社後のスケジュール管理やタスク遂行に活かしたい」と書けば、経験と社会人基礎力を結びつけられるでしょう。

ガクチカは単なる思い出話ではなく、企業にとってのメリットを伝える場です。経験から学んだ力を業務に直結させることで、説得力のあるガクチカになります。

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7. 一人暮らし以外でガクチカ・自己PRになる経験

一人暮らし以外でガクチカ・自己PRになる経験には、以下の3つがあります。
 

  • ・勉強

  • ・アルバイト

  • ・ゼミ


それぞれ詳しく解説します。

関連記事:IT業界向けの自己PRのつくり方|適性・例文・作成手順も解説

勉強

勉強はガクチカや自己PRで取り上げやすい題材です。資格取得を目指して学習計画を立てたり、難易度の高い科目を克服する過程で努力や継続力を示せます。

例えば「半年間、毎日2時間勉強を継続して資格に合格した」という成果は説得力を持たせることが可能です。勉強は自己成長や目標達成の象徴として扱いやすく、努力の過程を伝えることで企業に「粘り強さ」や「計画性」を印象づけられる題材になります。

アルバイト

アルバイト経験は、実務に近いスキルをアピールできる定番の題材です。接客ではコミュニケーション力や対応力、販売では数字への貢献など、企業が求める能力に直結する部分を示せます。

特に「お客様から感謝の言葉をもらった」「店舗売上を〇%改善した」といった具体的成果を書くと、説得力が高まるでしょう。

単なる労働経験にとどめず、自分なりに工夫して成果につなげた点を強調することが重要です。

関連記事:「アルバイトで学んだこと」の答え方でライバルと差をつける方法!効果的なアピールを企業目線で紹介

ゼミ

ゼミや研究活動も、ガクチカや自己PRで有効なテーマです。研究では、課題設定、調査、仮説検証のプロセスを通じて問題解決力や論理的思考力をアピールできます。

例えば「分析方法を改良し発表で高い評価を得た」といった具体的成果は強みになります。また、グループ研究であれば協調性やリーダーシップを示すことも可能です。

学びや研究の成果を社会人基礎力にどう活かせるかを結びに書くと、評価されやすい題材となります。

関連記事:ガクチカでゼミ活動をアピールするポイントとは?コツや構成について解説

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8. ガクチカで一人暮らし経験をアピールする回答例文

最後に、ガクチカで一人暮らし経験をアピールする回答例文について、3つのテーマ別にご紹介します。ガクチカの全体の構成やアピール方法、エピソードの伝え方などの参考にしてみてください。

自炊・家事がテーマのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れてきたのは、一人暮らしでの自炊・家事です。私は大学進学を機に実家を離れて一人暮らしを始め、これまでは家族が作ってくれていた食事を、自分で作らなければならない状況に置かれました。一人暮らしを始めた当初は、外食や惣菜ばかりの食生活となり、食費も体重も増える一方でした。

そこで健康面や経済面も考慮して、自炊に力を入れるという目標を決めました。高校時代から計画を立てて行動すること、情報収集することは得意だったため、WEB上の広告やチラシをチェックしながら食材が安くなる曜日や時間帯を調べ、なるべく栄養価のあるものを安く購入して、自炊を続けることを徹底してきました。

その結果、栄養バランスの取れた食事によって日中の集中力が高まり、毎月の支出も抑えられたので、より学業や資格取得の勉強に集中できるようになりました。これまでの一人暮らしでの経験を活かし、貴社に入社後も計画性を持って業務に取り組み、常に情報収集しながら業務効率化を図りたいと考えています。

貯金がテーマのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたのは、最新のパソコンを購入するために取り組んできた貯金です。授業でノートをまとめ、趣味のプログラミングにも使うための、50万円のパソコンが欲しいと考えたのがきっかけでした。

私はこれまで計画的にお金を使ったり、貯金したりすることが苦手だったため、自分の弱みを克服するためにも、両親を頼ることなく自分で働いたお金だけでパソコンを購入するという目標を立てました。手元にお金があるとつい無駄遣いしてしまう習慣を直すために、自分で限度額を決めたデビットカードを支払いに利用し、日々の支出は家計簿アプリを使って管理することにしました。同時にアルバイトにも力を入れて、学業に影響が出ない範囲でシフトを増やすことで、収入を増やすことにも成功しました。

その結果、貯金しようと決断してから8ヶ月後に50万円の貯金をクリアして、欲しいと考えていたパソコンを購入することができました。こうした一人暮らしでの経験を通じて、計画性を持って課題に取り組む重要性を再確認することができました。貴社に入社後も、任された業務は計画性を持って取り組み、チームメンバーや貴社の売上に貢献していきたいと思います。

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9. まとめ

ガクチカのテーマとして、一人暮らしで取り組んだことをアピールすることも可能で、一人暮らしの体験談を通じてあなたの人柄・価値観が伝われば、強力なアピール材料となります。自炊・家事や貯金、タスク管理などに取り組む中で、どのように壁を乗り越え、工夫・努力してきたのかを説明することにより、入社後に活躍できる人材であると評価してもらえるからです。

一人暮らしをテーマとして選考で有利になるガクチカを書くためには、ガクチカのフレームワークをもとにエピソードをまとめたり、ガクチカを通じて得られた学びについて伝えることも重要です。ただし、一人暮らしした事実だけを伝えるガクチカでは採用担当者の印象に残りづらいほか、社会や組織との関わりをアピールする必要がある点に注意してください。

本記事で解説してきた書き方のコツや例文をもとに、一人暮らしを効果的にアピールするガクチカを作りましょう。

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