
- 1.文字数指定がないガクチカは400文字が目安
- 2.ガクチカの文字数が足りない時の対処法
- 3.ガクチカの文字数をオーバーしてしまう時の対処法
- 4.限られた文字数でガクチカを魅力的に書くためのコツ
- 5.文字数指定のあるガクチカを書く時の注意点
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.文字数指定がないガクチカは400文字が目安
ガクチカの回答で求められる文字数は、企業によって大きく異なるのが一般的です。一通のエントリーシートで複数の企業に応募できるOpenESでもガクチカについての質問が用意されていますが、OpenESでは「400文字以内」と指定されています。
OpenESを使わない企業へのエントリーシートでも、文字数指定がない場合のガクチカは400文字程度を目安に書くことがおすすめです。500文字より多いと長すぎて読む労力が大きくなってしまい、300文字より少ないと自分のアピールポイントをしっかりと伝えることが難しくなるからです。
ただし、400文字はあくまでも企業側の文字数指定がない場合の目安であり、別途文字数の指定がある場合には、そのルールの通りに文章を書く必要があります。
「100文字以内」「200文字程度」は9割以上埋める
ガクチカの文字数指定をチェックする際には、ルールの日本語表現にも注意が必要です。たとえば、「400文字以内」「400文字程度」「400文字以上」では、同じ400文字が使われていてもルールは全く異なります。
もしガクチカの文字数指定で「100文字以内」「200文字程度」などと書かれている場合には、指定の文字数の9割以上を埋めることを徹底しましょう。100文字の指定であれば90文字、200文字の指定であれば180文字以上書くことが望ましいです。
なお、「○○文字以内」と、文字数に上限が定められている場合には、その文字数をオーバーしないように注意する必要があります。
「300文字以上」は指定通りに書く
一方で、「300文字以上」などと文字数の下限が定められている時には、必ず300文字より多い文字数で書かなければなりません。300文字以上と指定されているにも関わらず、「9割書けばいいから、270文字書いて提出しよう」と考えてしまうと、企業側のルールを満たせない学生と判断され、書類選考で不合格となる原因となります。
「400文字以内」「400文字程度」「400文字以上」など、一見するとわかりにくい文字数指定のルールですが、こうした細かなルールもしっかりと確認して文字数を満たせるかどうかが、社会人としてルールを守れるか、細かな部分にも配慮できるかを調べる評価基準となっています。
文字数指定のあるガクチカを書く時には、改めてエントリーシートに記載された文字数のルールを確認してから、下書きを考えるようにしてください。
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2.ガクチカの文字数が足りない時の対処法
文字数に合わせたガクチカを考える時、目安の文字数に届かずに困ってしまう方は少なくありません。ここではガクチカの文字数が不足する場合に、文字数稼ぎで採用担当者の印象を悪くすることなくボリュームを増やすテクニックをご紹介します。
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・具体的なエピソードを掘り下げる
・自分の内面を表現する
・活動から得られた学びと活かし方を書く
それぞれ順番に解説しましょう。
具体的なエピソードを掘り下げる
ガクチカの文字数を補完するためには、具体的なエピソードを深掘りするのが効果的です。ガクチカの質問では、成果や実績よりも活動に取り組む時の姿勢や考え方が重視されるので、エピソードをより具体的に描写することはプラスの評価につながるチャンスとなります。
たとえば、アルバイト先でスタッフのシフト管理を担当したエピソードを書く時には、単にシフト管理を手がけたことを書くことに加えて、店長との会話やスタッフへの声掛け内容、シフトが不足した曜日などを具体的に描写してみると効果的です。
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自分の内面を表現する
ガクチカの文字数を増やすために、あなた自身の内面について表現するのもおすすめです。つまり、ガクチカに取り組んでいる時の自分の感情・心情や、当時思ったことを描写するということです。たとえば、アルバイト先でのシフト管理が大変だったエピソードを紹介する時、「メンバーにもそれぞれ都合があるのだから、強制するような言い方にならないよう注意しないと」と考えてメンバーへの声掛けをしたことを伝えるなど。
こうした自分自身の内面の描写は、ガクチカを通じて人物性を把握したいと考える企業にとっては、まさに知りたいことの一つでもあります。当時の状況を思い出しながら、嘘や誇張が混ざらないように注意しつつ感情・心情を書いてみましょう。
活動から得られた学びと活かし方を書く
ガクチカを書く時には、過去の経験やエピソードについて書くだけで終わりとなってしまう方も多いですが、そこに加えてガクチカで得た学びと入社後の活かし方についても盛り込むと、文字数を増やし企業からの評価を上げるポイントになります。特に入社後の働き方について具体的なビジョンでアピールすることにより、企業の仕事内容や働き方を深く理解していると判断され、好印象につながりやすくなります。
たとえば、「以上のようなアルバイト経験からチームメンバーの調整役の大切さを実感したので、貴社へ入社後も開発チーム全体の潤滑油となれるような存在として貢献していきたいと考えています。」といった書き方が考えられます。
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3.ガクチカの文字数をオーバーしてしまう時の対処法
文字数制限があるガクチカを書く時には、まず文字数を気にせずに下書きを準備して、後から不要な文章を削るという方法を使うことも多いです。しかし文字数が大幅にオーバーしてしまい、調節が難しく感じられることもあるでしょう。その際には、以下のようなポイントを考慮しながら文字数を削減するのがおすすめです。
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・余分な文章をカットする
・より短い言葉に言い換える
・「ですます調」ではなく「だである調」を使う
それぞれの対処法を詳しくご紹介します。
余分な文章をカットする
ガクチカの文字数を減らす第一歩は、なくても伝わる余分な文章をカットすることです。同じ内容の繰り返しとなっている文章や、文章を修飾するための副詞・形容詞、「〜ということ」「〜など」「〜させていただく」といった表現なども、削減すると文字数調整がしやすくなります。
たとえ文字数が多かったとしても、同じような意味の文章の繰り返しで情報量が少ないと、指定文字数をクリアするために文字稼ぎしているガクチカという印象につながってしまいます。そのため削っても意味が伝わる文章は積極的に削ってコンパクトな表現を心がけましょう。
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より短い言葉に言い換える
ガクチカの文字数を減らすテクニックとして、より短い言葉に言い換えるのも効果的です。文章や言葉を削るのではなく、長い単語を短い単語に置き換えるのがポイントです。たとえば「コミュニケーション」であれば「接客」「会話」「やりとり」などの短い単語に言い換えることができるでしょう。「バスケットボール部」のような長い言葉も「部活」で通じる箇所は言い換えてしまうとスマートです。
ただし、「アルバイト」を「バイト」と略したり、「コンビニエンスストア」を「コンビニ」と略すなど、略語を使うのはNGなのでご注意ください。エントリーシートでは略語ではなく正式名称を使うことが、ビジネス文書を作成する上でのマナーです。
「ですます調」ではなく「だである調」を使う
ガクチカの文字数調整では、文末表現を「ですます調」ではなく「だである調」に変更するのもおすすめです。だである調を使うことにより、敬語表現を減らし、文末を短くまとめることが可能になります。たとえば「部活動に参加しました」という表現も、だである調に言い換えることで「部活動に参加した」と、2文字削減することができます。
文章ごとに文末の数文字分をカットできるので、文章量が多いガクチカほど文字数の削減効果が高くなります。ただし、だである調は、ですます調と比べて上から目線の印象を与えることに注意が必要です。また、ガクチカで「だである調」を使うのであれば、自己PRや志望動機などエントリーシートの他の質問への回答でも、だである調に統一する必要がある点に注意しましょう。
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4.限られた文字数でガクチカを魅力的に書くためのコツ
ガクチカの回答は、あなた自身の人柄や価値観をアピールし、企業と相性が良い人物であることを知ってもらうための回答であり、できるだけ長い文章で書いたほうが人物性が伝わりやすくなります。しかしエントリーシートには文字数指定があることが一般的であり、文字数指定がなくとも400文字前後でまとめるのが大切です。
そこで限られた文字数の中でガクチカを魅力的に書くために、以下のポイントを踏まえて作成することをおすすめします。
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・PREP法で文章をまとめる
・成果よりもプロセスに焦点を当てる
・企業の「求める人物像」を踏まえて書く
・数字でインパクトを高める
・深掘り質問でエピソードを補足する
順番に一つずつご紹介していきましょう。
PREP法で文章をまとめる
PREP法とはビジネスシーンで好まれる文章の構成のことを言い、「結論・根拠・具体例・結論」の順番で4つの要素を書く方法です。最初に結論を持ってきて何についてのガクチカを書くのかを読み手に伝え、そのガクチカに取り組んだ理由、具体的なエピソードを紹介。最後にもう一度結論を強調して、ガクチカの説得力を高めるのがポイントです。
短い時間の中で多くの学生のエントリーシートに目を通す採用担当者にとっては、最初に結論が書かれているガクチカは非常に読みやすく、書類審査の負担も軽減されるため好印象になりやすいです。一方で、最後まで読まなければ結論がわからないガクチカは、読み手の負担となって先行で不利になることがあるため注意しましょう。
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成果よりもプロセスに焦点を当てる
ガクチカの回答で企業がチェックしているのは、あなたの人物性の部分です。学生時代に達成した成果や実績については重視しておらず、その成果・実績を得るためにどのように考え、行動したのかを知りたいと考えます。そのため私たちがガクチカを書く時にも、成果や実績中心ではなく、過程やプロセスを中心として文章を書くことがポイントになります。
たとえば、IT系の資格取得に取り組んだことをアピールする時にも、難関資格に合格したことを強調するのではなく、合格までの挫折や失敗、工夫や努力について詳細に伝えるのが効果的です。あなたの強みや企業にとっての採用メリットを伝えるのは、ガクチカではなく自己PRの項目を使いましょう。
企業の「求める人物像」を踏まえて書く
採用担当者にとって魅力的なガクチカを書くためには、企業の「求める人物像」に寄せて書くのも効果的です。たとえば、企業の採用サイトで「協調性のある人物を求めます」と書いているのであれば、これまでの部活動やサークル活動で協調性を発揮してきたエピソードを書くと好印象につながります。
なお、あなた自身の強みが企業の求める人物像とかけ離れている場合には、無理に企業側に寄せる必要はありません。あくまでも企業の求める人物像は、どういった基準でガクチカのエピソードを選ぶかのヒントとして活用しましょう。
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数字でインパクトを高める
限られた文字数の中で魅力的なガクチカを作るためには、数字を使ってインパクトを高めることも効果的です。たとえば、「たくさんの部員」と書くよりも「9人の部員」と書くほうが、文字数を抑えてガクチカのエピソードをまとめることができます。数字は人の目に留まりやすいため、採用担当者の興味を引くことができるメリットもあります。
人数、日付、金額、成績など、数字で表せるものはなるべく数字を使い、印象に残るガクチカとなるように心がけましょう。ただし、インパクトを重視するあまり、数字を持ってアピールするのはNGなのでご注意ください。
深掘り質問でエピソードを補足する
ガクチカのエピソードを具体的に書きたいが文字数が不足してしまう場合、面接での深掘り質問でエピソードを補足する方法も効果的です。100文字〜200文字の短い回答欄でエピソードを詳しく書くスペースがない場合に、面接での深掘り質問でエピソードを詳しく補足するという戦略です。
面接で口頭でガクチカをアピールする際には、抑揚をつけて話すことでより臨場感あるエピソードを伝えることもできます。あなた自身の人物性が伝わるエピソードが記入欄に入り切らない場合には、面接で補うことも視野に入れながら作成してみてください。
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5.文字数指定のあるガクチカを書く時の注意点
最後に、文字数の指定があるガクチカを書く時に気をつけたい注意点について、以下の3つをご紹介します。
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・文字数の過不足は避ける
・事実を誇張・創作しない
・読み手に応じて専門用語を使い分ける
ガクチカの下書きを書き上げた時には、これらのポイントに当てはまってないかを見直してみてください。
文字数の過不足は避ける
ガクチカで文字数が指定されている場合、文字数を守れるかどうかは社会のルールを守れるかどうかを調べる一つの選考となっています。「400文字以上」と指定されているにもかかわらず、ガクチカが380文字しか書かれていない場合には、ルールをよく読まない学生、あるいはルールを破る学生という印象につながる可能性があるのです。
一方で、「400文字以内」と指定されているガクチカで、100文字しか書かれていなければ、エントリーシートを作成する意欲が低く応募への熱意も低い学生とみなされ、選考では不利となります。このように文字数の過不足は、就活が失敗する原因となってしまうため、パソコンで書いた下書きは文字数カウントツールで計算するなど、十分にチェックするようにしてください。
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事実を誇張・創作しない
ガクチカの回答だけに限らず、就活では事実を誇張・創作してアピールするのはNGです。選考を有利に進めるために、本来の自分よりも優秀な学生を演出して就活に臨む方は少ないですが、就活で嘘をつくことはメリットよりもデメリットの方が大きい行為です。
たとえば、内定後に嘘をついていたことがバレてしまえば、内定取り消しとなってしまう危険性があります。また、本来の実力よりも高い実力を見込まれて企業に採用された結果、入社後に実力が低いことがバレてしまい、モチベーションが低下することも考えられます。内定取り消しや早期退職によって二度目の就活となることを避けるためにも、事実を誇張・創作してガクチカを書かないように注意しましょう。
読み手に応じて専門用語を使い分ける
ガクチカを短い文章でまとめるために専門用語を使う、または文字数を増やすために専門用語を平易な言葉に言い換える方は多いですが、専門用語は読み手となる企業に応じて使い分けることが重要です。たとえば、「デバッグ」「ソースコード」「フロントエンド」といった言葉は、IT業界の企業に応募する際には、そのまま使用した方が伝わりやすい文章となります。
一方で、IT業界以外の企業に応募する時には、より簡単な言葉に言い換えた方が伝わりやすくなります。一例として、「ゲーム会社でのデバッグ作業のアルバイトに力を入れました。」という表現ではなく、「ゲーム会社でバグや不具合を探すアルバイトに力を入れました。」という表現に言い換えるケースが挙げられます。
専門用語はエントリーシートでの情報量を増やしながら文字数を減らし、印象的なガクチカを書くことに役立ちますが、あくまでも読み手に伝わりやすいかどうかを考えながら使うことが大切です。
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まとめ
ガクチカの文字数は、一般的に400文字前後が平均的なボリュームであり、文字数指定がない場合には約400文字を目安に書くのがおすすめです。ただし「400文字以内」「400文字程度」「400文字以上」のそれぞれの日本語表現によって、最適な文字数は異なるためルールはしっかりと確認することが大切です。
限られた文字数の中で魅力的にガクチカをアピールするには、成果よりもプロセスに焦点を当てながら書いたり、数字でインパクトを高めたりすることが効果的です。ただし、事実を誇張・創作してエピソードを書くことや、読み手に配慮せず専門用語を使うことは評価を落とす原因になるため注意してください。
本記事で解説してきた文字数を増やす方法・減らす方法も参考にしながら、最適な文字数でガクチカを作成しましょう。
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